「韓国は物価が安い」と聞いて旅行を計画したら、意外と高かった——そんな経験をした方も増えています。2026年現在、韓国の物価は円安とインフレの影響でかつてとは大きく変わっています。この記事では、日本と比較しながら韓国の物価を徹底解説。旅行費用のシミュレーションや節約術まで、予算計画に役立つ情報をまとめました。
2026年5月時点で、韓国(ソウル)の物価は日本(東京)とほぼ同じか、カテゴリによってはやや高い水準です。おしゃれカフェは日本より高く、交通費は安い傾向があります。為替レートの影響もあり、「韓国=激安」というイメージは現在では当てはまりません。旅行予算は日本国内旅行と同等以上で計画しておくのがおすすめです。
韓国の物価は高い?安い?日本と比較した結論
まず気になるのは「結局、韓国は安いの?高いの?」という点ですよね。結論から言うと、2026年現在の韓国(ソウル)の物価は、日本(東京)の約1.0〜1.2倍程度です。項目によって安いものも高いものもあるため、一概には言えないのが正直なところです。
以下の表で、主要な費目を日本と比較してみましょう。なお、為替レートは1ウォン≈0.11円(2026年5月時点の目安。レートは日々変動します)で計算しています。
✅ ウォン→円のかんたん計算術
現地の価格を素早く日本円に換算したいときは「ゼロをひとつ取って、ちょっと足す」が便利です。
- 1,000ウォン ≒ 約110円
- 10,000ウォン ≒ 約1,100円
- 100,000ウォン ≒ 約11,000円
メニューや値札を見てさっと計算できるので、ぜひ覚えておいてください。
| 費目 | 韓国(ウォン) | 韓国(円換算目安) | 日本(目安) | 比較 |
|---|---|---|---|---|
| ミネラルウォーター(500ml) | 1,000〜1,200W | 約110〜132円 | 約110〜130円 | 同程度 |
| キンパ(韓国のり巻き)1本 | 約4,300W | 約473円 | 約600円(海苔巻き) | 韓国が安め |
| サムギョプサル(1人前) | 16,000W〜 | 約1,760円〜 | 約2,000円〜 | 同程度 |
| カフェコーヒー(おしゃれ系) | 5,500〜7,000W | 約605〜770円 | 約450〜600円 | 韓国が高め |
| スタバ アメリカーノ(トール) | 4,700W | 約517円 | 約495円 | 韓国が高め |
| ビッグマック | 5,500W | 約605円 | 約480円 | 韓国が高め |
| 地下鉄(基本運賃・T-money) | 1,400〜1,550W | 約154〜170円 | 約178円〜(東京メトロ) | 韓国が安め |
| バス(市内幹線) | 1,300W | 約143円 | 約210円〜(都バス) | 韓国が安め |
| タクシー初乗り | 4,800W | 約528円 | 約500円(東京) | 同程度 |
| ホテル(スタンダード・1泊) | 100,000W〜 | 約11,000円〜 | 約12,000円〜(都内) | 同程度 |
| 景福宮 入場料 | 3,000W | 約330円 | (皇居東御苑:無料) | 同程度 |
表を見ると「生活インフラ(交通費)は安く、トレンド(おしゃれカフェ・外食)は高め」という傾向が見えてきます。特に、インスタ映えするカフェや焼肉・チキンなどの定番グルメを楽しもうとすると、日本より高くなるケースも珍しくありません。
⚠️ 為替レートにご注意ください
本記事内の円換算は「1ウォン≈0.11円」を基準としています。実際のレートは日々変動しますので、旅行前に最新レートをご確認ください。レートが円安方向に動くほど、韓国での出費は割高に感じられます。
カテゴリ別|韓国の物価を徹底解説
「とはいえ、具体的にどのくらいかかるの?」という疑問にお答えするために、カテゴリ別にもう少し詳しく見ていきましょう。
食費・外食の物価
韓国グルメはたしかに魅力的ですが、費用面では要注意です。ローカルな食堂であれば日本と同等かむしろリーズナブルですが、おしゃれカフェや人気飲食店は日本の感覚より高くなりがちです。
| メニュー | 価格(ウォン) | 円換算目安 |
|---|---|---|
| キンパ 1本 | 約4,300W | 約473円 |
| サムギョプサル(焼肉)1人前 | 16,000W〜 | 約1,760円〜 |
| サムゲタン(参鶏湯)1人前 | 18,000W〜 | 約1,980円〜 |
| スタバ アメリカーノ(トール) | 4,700W | 約517円 |
| おしゃれカフェのドリンク | 5,500〜7,000W | 約605〜770円 |
| コンビニコーヒー | 1,000〜1,500W | 約110〜165円 |
食費の1日の目安は約5,000〜10,000円程度と考えておくとよいでしょう。ローカル食堂やコンビニを上手に使えば節約になりますし、カフェや焼肉でがっつり楽しむ日には少し多めに見ておくといいですよ。
💡 プライシー編集部から一言
ソウルのカフェは「映える空間を楽しむ場所」として定着しています。ドリンク1杯が770円になっても、それが旅の思い出の一部と考えると納得感があるかもしれませんね。予算内でメリハリをつけて使うのがポイントです。
交通費(地下鉄・バス・タクシー)
交通費こそ、韓国旅行で最もコスパを感じられるカテゴリです。
- 地下鉄:T-money(交通系ICカード)利用で基本運賃1,400〜1,550ウォン(約154〜170円)。東京メトロの約178円と比べてもかなりお得です
- バス(市内幹線):一律1,300ウォン(約143円)。東京の都バス(約210円)より大幅に安く移動できます
- タクシー初乗り:4,800ウォン(約528円)と、東京(約500円)とほぼ同じ水準です
ソウル観光では地下鉄とバスを組み合わせることで、移動費を大幅に節約できます。T-moneyカードは現地のコンビニや駅で購入・チャージ可能ですので、到着したらすぐに準備しておきましょう。
ホテル・宿泊費
ホテル代は日本と大きく変わりません。立地のいい明洞(ミョンドン)や東大門(トンデムン)エリアのスタンダードクラスのホテルで1泊約100,000ウォン(約11,000円)〜が相場です。東京の同クラスのホテルとほぼ同じ感覚で計算しておくと安心です。もちろんゲストハウスや格安ホテルを選べばさらに抑えられますし、高級ホテルは青天井です。
観光・アクティビティ費
有名観光スポットの入場料は日本と比べても「同等か安め」のものが多いです。
- 景福宮(キョンボックン):大人3,000ウォン(約330円)と非常にリーズナブル。さらに、韓服(ハンボク)着用で入場無料になります!
- Nソウルタワー展望台:21,000ウォン(約2,310円)。東京タワーのメインデッキ(約2,100円)とほぼ同じ価格帯です
ショッピング・コスメ
オリーブヤングなどのコスメショップでのお買い物は、多くの商品が日本より安く手に入ることが多いです。また、タックスリファンド(税金還付)制度を活用すれば、15,000ウォン(約1,650円)以上の購入から免税手続きができます(2024年ルール改定後)。お土産にスーパーを使うと、韓国海苔(20袋入り)が約9,000ウォン(約990円)など、観光地のお土産屋より安くまとめ買いできますよ。
韓国の物価が上がった2つの理由
「以前は韓国がもっと安かったのに」と感じる方も多いのではないでしょうか?その感覚は正しいです。ここでは、物価が上がった背景を分かりやすく説明します。
①インフレ(国内物価の継続的な上昇)
韓国国内では、最低賃金の大幅引き上げに伴う人件費の増加や、エネルギーコストの高騰などの影響で、近年インフレが続いています。2026年3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比+2.2%と、中央銀行目標(2%)をわずかに上回る水準が続いています。
さらに注目すべきは長期的な物価上昇の幅です。2019年〜2023年の累積物価上昇率は韓国が約31.8%、一方の日本は約13.7%と、韓国のほうが2倍以上のスピードで物価が上がっています。スターバックスのアメリカーノが2025年1月に4,700ウォンに値上げされるなど、身近なところでも値上がりが実感できます。
②円安ウォン高の影響
日本人旅行者にとって見逃せないのが為替の影響です。以前は「1万円で10,000ウォン以上」だった時代と比べると、現在は円安が進行し、100円で約900〜950ウォン程度と交換できる量が減っています。
つまり、韓国国内の物価が上がっている上に、円の価値が下がっているという「ダブルパンチ」を受けているのが現状です。この2つが重なることで、日本人が韓国に行くと体感的に「高い!」と感じやすくなっています。
✅ 旅行前にチェックを忘れずに
為替レートは旅行の費用に直結します。出発前にレートを確認しておき、予算に余裕を持たせて計画しておくと安心です。プライシーアプリでも価格比較ができますので、事前のチェックに役立ててみてください。
韓国旅行の費用目安|日数別シミュレーション
「実際に韓国旅行するといくらかかるの?」という疑問に、日数別の費用目安でお答えします。
2泊3日の費用に幅があるのは、ショッピングや食事のグレード次第で大きく変わるためです。ショッピングがメインの旅行なら10万円以上の予算を想定しておくと安心です。お土産代やコスメ代は別途予算を確保しておきましょう。
💡 航空券は旅費の中で最大の変動要因
LCCを利用すれば航空券を30,000円台に抑えられるケースもありますが、時期によっては50,000円以上になることも。早めの予約・平日出発(火〜水曜)でお得になりやすいです。旅行が決まったらすぐに航空券を予約するのが節約の第一歩です。
韓国旅行を賢く節約するコツ
物価が上がったとはいえ、工夫次第で費用は抑えられます。実際に効果的な節約方法をご紹介します。
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1航空券はLCC+早期予約で勝負
韓国行きのLCC(格安航空会社)を使えば、往復30,000円台も狙えます。特に火曜・水曜出発は週末より安い傾向があります。旅行が決まったら即予約が鉄則です。フライト時間は約2時間半なのでLCCでも十分快適です。
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2T-moneyカードで地下鉄・バスをフル活用
タクシーは1回で地下鉄の3〜4回分の運賃になります。T-moneyカードをコンビニや駅で入手してチャージすれば、交通費を大幅に節約できます。ソウル市内の移動に使えるだけでなく、一部のコンビニでも使えるので便利です。
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3カフェはコンビニコーヒーと使い分ける
韓国のコンビニ(GS25やCUなど)のコーヒーは1杯1,000〜1,500ウォン(約110〜165円)と格安で美味しいです。観光メインの日はコンビニコーヒー、ゆっくりしたい日におしゃれカフェと使い分けると出費を抑えられます。
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4景福宮は韓服(ハンボク)を着て無料入場
景福宮は韓服(ハンボク)を着ると入場料(3,000ウォン)が無料になります。近くでハンボクをレンタル(約2,000円前後〜)すれば映える写真も撮れて入場料もタダ。実質お得な観光コースになります。
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5タックスリファンドとスーパーの活用
1店舗で15,000ウォン(約1,650円)以上の買い物で免税手続きができます(2024年改定後)。お土産はスーパーやドラッグストアを使うと、観光地のお土産屋より安くまとめて買えます。韓国海苔やラーメンはスーパーが断然お得です。
よくある質問
2026年現在、韓国(ソウル)の物価は日本(東京)とほぼ同水準か、カテゴリによってはやや高い状況です。おしゃれカフェや外食費は日本より高くなりやすい一方、交通費は韓国のほうがかなり安い傾向があります。
1人あたり約80,000〜120,000円が目安です。航空券(LCC往復)に30,000〜50,000円、ホテル2泊に約22,000円、現地費用(食費・交通・お土産)に30,000〜50,000円かかります。ショッピングを楽しみたい方は多めに予算を見ておきましょう。
主に2つの理由があります。①韓国国内のインフレ(最低賃金引上げによる人件費増・エネルギーコスト上昇で、2019年比の物価上昇率は約31.8%)と、②円安ウォン高の進行です。日本人が韓国で買い物をすると、この両方の影響を受けて割高に感じやすくなっています。
ローカル食堂メインであれば1日5,000〜7,000円程度が目安です。おしゃれカフェや焼肉などを楽しみたい場合は1日8,000〜10,000円ほど見ておくと安心です。コンビニや屋台を活用することで節約も可能です。
まとめ
📋 韓国の物価まとめ(2026年5月時点)
- 韓国(ソウル)の物価は日本(東京)とほぼ同水準か、やや高め。「激安」は過去の話
- おしゃれカフェ・外食は日本より高く、交通費(地下鉄・バス)は圧倒的に安い
- インフレと円安ウォン高のダブルパンチが続いており、今後も油断は禁物
- 2泊3日の旅行費用の目安は1人あたり約80,000〜120,000円
- LCC利用・T-money活用・タックスリファンドで賢く節約できる
「韓国は安い」というイメージで旅行計画を立てると、現地で予算オーバーになってしまうケースが増えています。日本国内旅行と同等の予算感で計画を立てておくのがおすすめです。
旅行前に価格の比較をしっかり行い、賢く予算を組み立てて、韓国旅行を思いっきり楽しんでくださいね。
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