「シンガポールって物価が高い」と聞いたことはありませんか?確かに世界でも有数の高物価都市ですが、ホーカーセンター(屋台)を活用すれば日本と同水準の食費でも旅ができます。この記事では食費・交通費・観光費から旅行の総費用目安まで、旅行前に知っておきたいシンガポールの物価情報を2026年5月時点の最新データでまとめました。

結論
シンガポールの物価は日本の約1.2〜1.5倍。でも工夫次第でリーズナブルに旅できる

全体的に日本より割高ですが、屋台(ホーカー)なら1食S$5〜10(約600〜1,200円)と日本並みの感覚で食べられます。MRT(地下鉄)も1乗車S$0.99〜3.57と安く、LCC+バジェットホテル利用の節約プランなら2泊3日・1人約9〜11万円、大手航空+中級ホテルの標準プランで約14〜20万円が目安です。1SGD≒120円(2026年5月時点)で計算してみてください。

シンガポールの物価は日本と比べてどのくらい高い?

世界有数の高物価都市・シンガポール

シンガポールはEconomist Intelligence Unit(EIU)の2024年世界生活費ランキングで第2位に位置する、世界屈指の高物価都市です。家賃・外食・外国産食品などは日本より明らかに高く、特に都心のレストランや輸入食品の価格差は大きめです。

ただし2025年のCPI(消費者物価指数)上昇率は0.9%(シンガポール統計局)と、2024年の2.4%から大幅に落ち着いてきており、物価の急激な上昇は一段落しています。

「高い」と「安い」が共存する物価構造

シンガポールの物価の特徴は、「高い部分」と「驚くほど安い部分」がはっきり分かれている点です。ざっくりと整理すると次のようになります。

カテゴリ 日本との比較 ポイント
ホーカーセンターの食事 ほぼ同等〜やや安い 1食S$5〜10。ローカルフードはリーズナブル
MRT・バスの交通費 同等〜やや安い 1乗車S$0.99〜3.57
カフェ・フードコート やや高い(1.2〜1.5倍) スタバS$7.10、マックセットS$8.65
レストラン(外食) 高い(1.5〜3倍) カジュアルでS$20〜40、高級店はS$100超
ホテル宿泊費 高い(1.5〜3倍) 中級でも1泊S$100〜200
家賃(在住者) 非常に高い(3〜8倍) 1BRコンドで月S$3,500〜5,000

具体的な価格で日本と比べると?

「1.2〜1.5倍」と言われてもピンとこない方のために、日常的なアイテムで直接比較してみましょう。項目によって差がかなり開いているのが分かりますよ。

商品・サービス シンガポール 日本(参考)
ミネラルウォーター(500ml) S$1〜2(約120〜240円) 約100〜150円
ランチ(ホーカー) S$5〜10(約600〜1,200円) 約700〜1,000円
カフェラテ(スタバ) S$7.10(約850円) 約650円
ビッグマックセット S$8.65(約1,040円) 約750〜900円
MRT初乗り S$0.99(約120円) 約180円
タクシー初乗り S$4〜5(約480〜600円) 約500〜730円

こうして並べてみると、「交通費はむしろ安い」「ホーカーなら日本とほぼ同じ」という実感が湧いてきませんか?旅行では食事と移動が大半の出費を占めるので、賢く選べば体感物価は思ったより低いことが多いです。

💡 税金・サービス料に注意

シンガポールではGST(消費税)9%と、多くのレストランでサービス料10%が加算されます(合計+19%)。テーブル席のある飲食店はメニュー価格より2割近く高くなる場合があるので、会計時に驚かないよう覚えておきましょう。

シンガポールの食費の目安【ホーカーvsレストラン比較】

シンガポール旅行で最も「得」できるのが食事です。ホーカーセンターと高級レストランでは価格が10倍以上違うこともあります。自分のスタイルに合った選択ができるよう、カテゴリ別の価格をまとめました。

※ 以降の円換算は 1SGD=約120円 を目安にしています(2026年5月時点の参考値)

ホーカーセンター(屋台)の価格

ホーカーセンターはシンガポールの国民食文化の象徴。清潔に管理された屋内型の屋台集合施設で、1食S$5〜10(約600〜1,200円)で本格的なシンガポール料理が楽しめます。旅行者にも強くおすすめしたいグルメスポットです。

メニュー SGD 円換算(参考)
チキンライス(海南鶏飯) S$4〜6 約480〜720円
ラクサ(スパイシーヌードル) S$5〜8 約600〜960円
バクテー(肉骨茶) S$8〜12 約960〜1,440円
チャークェイテオ(炒め麺) S$5〜7 約600〜840円
カヤトースト+コーヒーセット S$5〜6 約600〜720円
ミネラルウォーター(1.5L) S$1.5〜3 約180〜360円

フードコート・カフェの価格

フードコートはホーカーよりやや高く、1食S$8〜15(約960〜1,800円)が目安です。ショッピングモール内に多く、エアコンが効いた環境で食べられるのが魅力。スターバックスなどのカフェチェーンは日本より1〜2割高めです。

メニュー SGD 円換算(参考)
フードコート(1食) S$8〜15 約960〜1,800円
スターバックス トールラテ S$7.10 約850円
マクドナルド ビッグマックセット S$8.65 約1,040円

レストランの価格帯

テーブルサービスのあるカジュアルレストランは1人S$20〜40(約2,400〜4,800円)、高級レストランになるとS$80〜200以上(約9,600〜24,000円以上)かかります。GST+サービス料で約19%が加算される点も忘れずに。特別なディナー以外はホーカーやフードコートをメインにするのが節約の基本です。

スーパー・コンビニの食料品価格

ホテルの近くにあるスーパー(FairPrice、Coldstorage)での買い物は旅の節約に役立ちます。現地で生活実感を確かめる意味でも、ぜひのぞいてみてください。

品目 SGD 円換算(参考)
牛乳(1L) S$3.5〜5 約420〜600円
卵(10個) S$3〜5 約360〜600円
ミネラルウォーター(1.5L) S$1.5〜3 約180〜360円

シンガポールの交通費(MRT・バス・タクシー)

シンガポールは公共交通機関が発達しており、MRT(地下鉄)とバスを使えば主要観光地のほとんどに移動できます。旅行者にとっては、交通費を大幅に抑えやすいカテゴリです。

MRT(地下鉄)の料金

MRTは距離に応じて料金が変わる仕組み(距離制運賃)で、1乗車S$0.99〜3.57(約120〜430円)が目安です。2025年12月の料金改定後の値です。ICカード「EZ-Link」を使うとチケット購入の手間が省け、割引も受けられます。また平日7:45前の乗車はS$0.50引きになる早朝割引も活用できますよ。

バスの料金

バスもMRTと同じEZ-Linkカードで乗車でき、料金体系はほぼ同様です。MRTが通っていないエリアへの移動や、街の景色を楽しみながら移動したいときに便利です。

タクシー・Grabの料金

タクシーは初乗りS$4〜5(約480〜600円)から、Grab(配車アプリ)はS$10〜30(約1,200〜3,600円)程度です。深夜・雨天時はサーチャージが加算される場合があります。短距離でもGrabのほうが料金の予測がしやすくて便利です。

交通手段 料金(SGD) 円換算(参考) 備考
MRT・バス(EZ-Link) S$0.99〜3.57 約120〜430円 距離制。旅行者の主要移動手段
シンガポール・ツーリストパス(1日) S$17 約2,040円 MRT・バス乗り放題
シンガポール・ツーリストパス(2日) S$24 約2,880円 同上
シンガポール・ツーリストパス(3日) S$29 約3,480円 同上
タクシー(初乗り) S$4〜5 約480〜600円 時間帯・車種により変動
Grab(配車アプリ) S$10〜30 約1,200〜3,600円 距離・需要により変動
💡 ツーリストパスは本当にお得?

1日の移動回数が多ければツーリストパスが便利ですが、観光スポットを2〜3か所しか回らない日はEZ-Linkのほうが安上がりになることも。1日の予定を考えてから決めるのがおすすめです。

シンガポールの観光費・入場料

シンガポールは無料で楽しめるスポットも多い一方、テーマパークや有名スポットの入場料はやや高め。事前に予算を把握しておくと計画を立てやすいです。

主要観光スポットの入場料一覧

スポット 大人(SGD) 円換算(参考) 備考
ユニバーサルスタジオ・シンガポール(USS) S$83〜85 約9,960〜10,200円 子供(4〜12歳)S$62〜64(2026年3月時点)
マリーナベイサンズ展望台(スカイパーク) S$32 約3,840円 子供・学生・65歳以上はS$28
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(屋外) 無料 スーパーツリーを外から見るだけなら無料
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(ドーム2館) S$53 約6,360円 フラワードーム+クラウドフォレスト共通
ナイトサファリ S$49〜56 約5,880〜6,720円 購入場所により変動。公式サイトで要確認

無料で楽しめるスポット

シンガポールには無料で満喫できる見どころも豊富にあります。予算を抑えたいときでも、十分に旅の満足度を高められますよ。

  • マリーナベイサンズ前のウォーターフロント:夜のライトアップが絶景。無料で見られます
  • ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの屋外エリア:スーパーツリーの外観は入場無料
  • チャイナタウン・リトルインディア・アラブストリート:異文化が混在する街歩きを無料で楽しめます
  • マーライオン公園:無料で見学可能。定番の記念撮影スポット
  • ヘンダーソン・ウェーブ(吊り橋):無料で渡れる観光スポット

シンガポール旅行の総費用目安(2泊3日・3泊4日)

航空券・宿泊・食費・交通費・観光費をまとめて試算しました。ぜひ旅行計画の参考にしてみてください。

2泊3日の旅行費用

節約プラン
約9〜11万円
1人あたり(東京発・LCC利用)
  • 航空券(LCC往復)約44,000〜50,000円
  • ホテル(2泊)約12,000〜19,000円
  • 食費(ホーカー中心)約6,000〜9,000円
  • 交通費(パス含む)約4,000〜6,000円
  • 観光費約14,000〜16,000円
  • Wi-Fi・SIM代約3,000〜4,000円
  • お土産代約5,000〜8,000円
標準プラン
約14〜20万円
1人あたり(東京発・大手航空会社)
  • 航空券(大手往復)約78,000〜110,000円
  • ホテル(2泊)約24,000〜48,000円
  • 食費(ミックス)約12,000〜20,000円
  • 交通費約5,000〜8,000円
  • 観光費約15,000〜20,000円
  • Wi-Fi・SIM代約3,000〜4,000円
  • お土産代約10,000〜20,000円
⚠️ 費用はあくまで目安です

航空券の料金は時期・予約タイミングにより大きく変動します。特にGWや年末年始はLCCでも料金が上がりますので、早めの予約が節約のポイントです。また宿泊費も場所や時期で幅があります。

3泊4日の旅行費用

3泊4日になると、より多くの観光スポットを楽しめます。費用は1人あたり約13万円〜(標準プラン)が目安です。ゆったりとシンガポールを満喫したい方は、3泊以上の計画がおすすめです。

航空券の相場(東京発)

航空会社の種類 往復料金の目安 飛行時間
LCC(格安航空会社) 約44,000円〜 約6〜7時間
大手航空会社(シンガポール航空等) 約78,000〜130,000円 約6〜7時間(直行便)

生活費で見るシンガポール(移住・在住者向け)

移住や長期滞在を検討している方向けに、月々の生活費の目安をご紹介します。旅行者の感覚とは大きく異なる部分があるので、参考にしてみてください。

家賃・住居費の相場

シンガポールで最も家計を圧迫するのが家賃です。政府系のHDB(公団住宅)でも3LDKで月S$2,500〜3,200(約30〜38万円)、都心部のコンドミニアム(1LDK)になるとS$3,500〜5,000(約42〜60万円)以上が相場です。日本の都市部と比べても3〜5倍以上の水準で、移住を考える際の最大の関門になります。

平均賃金と月々の生活費目安

項目 金額(SGD) 円換算(参考) 備考
月収中央値(フルタイム) S$5,500/月 約660,000円/月 CPF含む。2024年MOM発表
EP(就労ビザ)最低月収要件 S$5,600/月 約672,000円/月 2025年〜の基準
単身者月額生活費(家賃込み) S$3,000〜5,000/月 約36〜60万円/月 住む場所・生活スタイルにより変動

月収の中央値がS$5,500(約66万円)という数字を見ると高く感じますが、家賃だけでその大半が消えることも珍しくありません。移住を考える場合は、収入見込みと家賃のバランスを慎重に試算することをおすすめします。

シンガポール旅行で物価を賢く抑えるコツ

高物価のシンガポールでも、コツを知っていれば出費をかなり抑えられます。編集部がおすすめする実践的なポイントをご紹介します。

  • 1
    ホーカーセンターを積極的に利用する地元の人も毎日通うホーカーは、旅行者にも安くておいしい最高の選択肢。衛生状態も整備されているので安心して利用できます。チャイナタウン・コンプレックスやマックスウェル・フードセンターが特に有名です。
  • 2
    市内の両替所でレートの良い店を選ぶ空港(チャンギ)の両替所はレートがやや低め。ラッフルズプレイス「The Arcade」、オーチャード「Lucky Plaza」、チャイナタウン「People's Park Complex」など市内の両替所がおすすめです。到着後は最低限の両替に留め、市内で換金しましょう。
  • 3
    クレジットカードを活用する(現金は最低限に)レストラン・ホテル・ショッピングモールではほぼ全てカード払いが可能です。外貨手数料が低いトラベル系クレジットカードを使えば両替コストも抑えられます。現金はホーカーやローカルな屋台用に少額(S$20〜30)あれば十分です。
  • 4
    無料の観光スポットをうまく組み合わせるマーライオン・ガーデンズ屋外エリア・チャイナタウン・リトルインディアなど無料で楽しめるスポットが充実しています。有料スポット(USSなど)と無料スポットをバランスよく組み合わせると観光費を抑えられます。
  • 5
    チップは不要。サービス料・GSTを確認するシンガポールではチップは不要です。ただしレストランではGST9%+サービス料10%が加算される場合があります。メニューに「++」と書かれていれば税・サービス料別途の合図です。
  • 6
    MRTの早朝割引を活用する平日の7:45前にMRTに乗ると、S$0.50引きになる早朝割引があります。観光スポットの開館時間に合わせて早めに動くと、混雑も避けられて一石二鳥です。

よくある質問

シンガポールでチップは必要ですか?

シンガポールではチップの習慣は基本的にありません。多くのレストランやホテルには、GST(消費税9%)とサービス料10%が請求金額に含まれているためです。無理に渡す必要はありませんので、安心してください。

シンガポールの両替はどこが良いですか?

レートが良いとされるのは、ラッフルズプレイス「The Arcade」、オーチャードロード「Lucky Plaza」、チャイナタウン「People's Park Complex」です。空港(チャンギ)にも両替所はありますが、市内より若干レートが低め。到着後に最小限の両替をして、市内で換金するのがおすすめです。

シンガポールはクレジットカードで払えますか?

シンガポールはキャッシュレス化が進んでおり、ほぼすべてのホテル・レストラン・ショッピングモールでVISA・Mastercardが使えます。ホーカーセンターなど一部の屋台では現金のみの場合もありますが、そのような場所ではS$10〜20程度あれば十分です。

1シンガポールドルは今いくら(円)ですか?

2026年5月時点では1SGD≒115〜123円前後で推移しています。為替レートは日々変動しますので、旅行前に最新レートをご確認ください。この記事内の円換算は1SGD=約120円を目安にしています。

まとめ:シンガポールの物価と旅費の目安

この記事のポイント

  • シンガポールの物価は日本の約1.2〜1.5倍。世界生活費ランキング2位(EIU 2024年)の高物価都市
  • ホーカーセンターなら1食S$5〜10(約600〜1,200円)と日本同水準の食費で旅行できる
  • MRT・バスは1乗車S$0.99〜3.57(約120〜430円)。3日券S$29(約3,480円)の観光パスも便利
  • 2泊3日(1人)の旅行費用目安は節約プランで約9〜11万円、標準プランで約14〜20万円(Wi-Fi代・お土産代含む)
  • チップ不要。市内の両替所を活用し、クレジットカードを上手に使えばさらに節約できる
  • 1SGD≒115〜123円(2026年5月時点)。旅行前に最新為替レートを必ず確認しておこう

シンガポールは確かに物価の高い都市ですが、賢く立ち回れば十分リーズナブルに旅行できます。特にホーカーセンターでのグルメ体験は「安くておいしい」が両立する、シンガポール旅行の醍醐味のひとつ。ぜひ現地の食文化を楽しんでみてください。

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