「オランダって物価が高そう…」旅行前にそう感じる方は多いのではないでしょうか。ヨーロッパのなかでもアムステルダムは特に観光客に人気の都市ですが、実際の物価水準は日本と比べてどのくらい違うのか、気になりますよね。この記事では、食費・交通費・宿泊費・観光費を中心に、2026年5月時点(1EUR=184円)の最新データをもとに詳しく解説します。
オランダの物価は日本よりどれくらい高い?
一言でまとめると、外食・交通・宿泊はおおよそ日本の2〜3倍、スーパーでの食料品は1.3〜1.5倍程度が目安です。ヨーロッパのなかでもオランダは物価水準が高い部類に入り、とくにアムステルダム中心部は宿泊費の高騰が著しくなっています。
カテゴリ別 日本との比較早見表(2026年5月・1EUR=184円)
| カテゴリ | 日本の目安 | オランダの目安 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| スーパー 食パン(800g) | 約200円 | 約276円(€1.50) | 約1.4倍 |
| カフェのコーヒー1杯 | 約500円 | 約920〜1,380円(€5〜7.5) | 約2倍 |
| ランチ(外食1人) | 約1,000〜1,500円 | 約2,760〜4,600円(€15〜25) | 約2〜3倍 |
| ディナー(外食1人) | 約2,000〜3,000円 | 約4,600〜7,360円(€25〜40) | 約2〜3倍 |
| 市内交通 1回乗車 | 約220円(東京) | 約626円(€3.40) | 約3倍 |
| ホテル1泊(中級クラス) | 約15,000〜20,000円 | 約22,080〜46,000円(€120〜250) | 約1.5〜2倍 |
| 主要観光スポット入場料 | 約1,000〜2,000円 | 約3,036〜4,600円(€16.5〜25) | 約2〜3倍 |
為替レートについて:この記事の価格換算は2026年5月時点の1EUR=184円をもとにしています。為替レートは日々変動するため、旅行前に最新レートをご確認ください。
「高い」のはどのカテゴリ?
外食・宿泊・交通は日本の2〜3倍と負担が大きい一方で、スーパーでの食料品は思ったほど高くないと感じる方が多いようです。農業大国でもあるオランダでは、野菜・パン・乳製品などが比較的安く手に入ります。旅の予算を抑えるなら、「外食を減らしてスーパーを活用する」のが最大のポイントです。
食費の物価|スーパーと外食で大きな差がある
オランダの食費は、スーパーで買うか外食するかで大きく変わります。旅行者にとっても、この差を知っておくだけで予算の立て方がぐっと楽になりますよ。
スーパーマーケットの食料品価格(Albert Heijn・Jumbo)
オランダ最大のスーパーチェーンはAlbert Heijn(アルバート・ハイン)です。やや割高ですが品揃えが豊富で観光客にも使いやすく、アムステルダム市内に多数店舗があります。より安く買いたい場合はLidlやDirkを利用するとよいでしょう。
| 商品 | 価格(EUR) | 円換算 |
|---|---|---|
| 食パン(約800g) | €1.50 | 約276円 |
| ビール(0.5L瓶) | €1.50〜1.80 | 約276〜331円 |
| ペットボトル水(1.5L) | €0.40〜0.60 | 約74〜110円 |
| テイクアウトサンドイッチ | €3〜5 | 約552〜920円 |
スーパーでテイクアウト用のサンドイッチやサラダを買えば、€4〜6(約736〜1,104円)でランチを済ませることも可能です。外食の半額以下に抑えられることも多いので、ぜひ活用してみてください。
地元グルメでプチ節約:オランダ名物のハーリング(生ニシンの酢漬け)は屋台で€5〜7(約920〜1,288円)と手頃。アムステルダム名物のフリッツ(揚げポテト)は€5前後で、ボリューム満点のおやつになります。観光地を歩きながら食べられるので、食費節約にもぴったりです。
外食・レストランの相場
アムステルダム市内のレストランは、カジュアルな店でも1人あたりランチ€15〜25(約2,760〜4,600円)、ディナー€25〜40(約4,600〜7,360円)が相場です。観光地に近い店や人気エリアではさらに割高になることも珍しくありません。
節約ヒント:ランチは日替わりセット(「Dagschotel」)を提供している店を選ぶと、ディナーより割安に食事できます。観光地から少し離れた地元民が通うエリアの飲食店も、価格が抑えめで雰囲気もよいのでおすすめです。
カフェ・テイクアウトの相場
コーヒー1杯は€3〜5(約552〜920円)が目安です。観光エリアのおしゃれなカフェでは€6〜7.5(約1,104〜1,380円)になることもあります。ちなみにオランダは自転車大国で、街中を走りながらテイクアウトコーヒーを飲む文化も根付いています。地元感覚で街の雰囲気を楽しみましょう。
交通費の物価|1回乗車は割高、パス活用が鉄則
アムステルダムの市内交通はGVB(アムステルダム市交通局)が運営するトラム・バス・メトロで構成されています。1回乗車の料金が€3.40(約626円)と割高なため、複数日滞在する方は複数日パスの利用がおすすめです。
GVBの基本料金
| チケット種別 | 料金(EUR) | 円換算 |
|---|---|---|
| 1回乗車(60分有効) | €3.40 | 約626円 |
| 1日パス(24時間) | €10.00 | 約1,840円 |
| 2日パス(48時間) | €16.00 | 約2,944円 |
| 3日パス(72時間) | €21.50 | 約3,956円 |
3日パスは1日パス3枚分(€30)と比べると約28%お得で、3日以上滞在するなら最もコスパが高くなります。パスはGVBの公式アプリ・自動券売機・観光案内所などで購入できます。クレジットカード(Visa/Mastercard)のタッチ決済にも対応しており、1回乗車ごとに€3.40が引き落とされます。
交通・観光パスの比較
| パス名 | 価格 | 円換算 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| GVB 1日パス(24h) | €10.00 | 約1,840円 | GVB市内交通のみ(トラム・バス・メトロ) |
| GVB 3日パス(72h) | €21.50 | 約3,956円 | 市内3日間乗り放題。市内観光のみに最もコスパが高い |
| Amsterdam Travel Ticket(ATT)3日 | €34 | 約6,256円 | GVB全路線+スキポール空港↔市内のNS列車含む。空港移動がある旅行者向け |
どれを選ぶべき?:市内観光のみで空港移動が別の場合はGVB 3日パス(€21.50)が最もお得です。空港からの移動込みならAmsterdam Travel Ticket(ATT)が1枚でカバーできます。なお、ATTにはNS列車(オランダ鉄道)が含まれますが、ロッテルダムなどアムステルダム市外への長距離移動は別途料金がかかります。
アムステルダムは自転車天国:市内の多くの場所は自転車でも快適に移動できます。レンタサイクルは1日€12〜15(約2,208〜2,760円)程度で借りられ、交通費の節約にもなります。ただし自転車レーンを走る現地のサイクリストは非常に速いので、注意しながら乗りましょう。
宿泊費の物価|アムステルダムは特に高騰
アムステルダムの宿泊費は西ヨーロッパのなかでも特に高く、観光需要の高さから年々上昇が続いています。中心部(運河沿い・中央駅周辺)に泊まると特に高くなりますが、少し郊外や近隣都市に宿泊するだけでコストを大幅に抑えられます。
ホテルグレード別の相場(アムステルダム中心部)
| グレード | 1泊あたり(EUR) | 円換算 |
|---|---|---|
| ホステル・バジェットホテル | €80〜120 | 約14,720〜22,080円 |
| 中級ホテル(3〜4★) | €120〜250 | 約22,080〜46,000円 |
| 高級ホテル(4〜5★) | €250〜400以上 | 約46,000〜73,600円以上 |
シーズンによる変動に注意:夏(7〜8月)はピークシーズンで、上記相場から50〜100%高くなることがあります。また、チューリップシーズン(3〜5月)もキューケンホフ観光客で需要が高まります。オフシーズン(1〜2月)は中級ホテルで€100〜180(約18,400〜33,120円)程度まで下がることも。
節約テクニック:近隣都市に宿泊する
アムステルダムの宿泊費が高すぎると感じたら、電車で30〜40分のロッテルダムやユトレヒトへの宿泊も検討してみましょう。これらの都市では同グレードのホテルが€60〜150(約11,040〜27,600円)程度で見つかることも多く、日帰りでアムステルダムへ移動することも十分可能です。
観光費・入場料の物価
アムステルダムには世界屈指の美術館・博物館が集中しています。ゴッホ美術館や国立美術館(Rijksmuseum)は入場料が€25(約4,600円)と、日本の主要美術館の2〜3倍ほどです。事前にオンライン予約が必須の施設が多いので、旅行前の準備が欠かせません。
主要スポットの入場料一覧
| スポット | 入場料(大人) | 円換算 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ゴッホ美術館 | €25 | 約4,600円 | オンライン購入のみ |
| 国立美術館(Rijksmuseum) | €25 | 約4,600円 | オンライン必須・18歳以下無料 |
| アンネ・フランクの家 | €16.50 | 約3,036円 | 毎週火曜10時発売・要事前予約 |
| キューケンホフ花畑 | €21.50(オンライン) €25(当日) |
約3,956〜4,600円 | 3〜5月のみ開園 |
| 運河クルーズ(1時間) | €20前後 | 約3,680円前後 | 水上からアムステルダムの街並みを楽しむ定番体験 |
チケットは必ず事前購入を:ゴッホ美術館・アンネ・フランクの家は当日券を販売していません。特にアンネ・フランクの家は訪問希望日の6週間前の火曜10時(アムステルダム時間)にチケットが発売され、すぐ売り切れます。旅程が決まったら早めに手配しましょう。
観光パスの比較
複数の美術館を回るなら、I amsterdam City Cardの利用も検討する価値があります。美術館入場・交通機関利用・一部アトラクションが含まれるパスですが、価格は変動するため公式サイトで最新情報をご確認ください。美術館を3〜4か所以上回るなら元が取れる可能性があります。
オランダ旅行の予算シミュレーション
旅行スタイル別の目安費用をまとめました。いずれも現地滞在費のみで、往復航空券は含んでいません。1EUR=184円で換算しています。
1日あたりの目安費用
交通: 24hパス(€10)
食費: スーパー中心(€25)
観光: 1か所(€25)
交通: 24hパス(€10)
食費: 外食1〜2回(€50)
観光: 1〜2か所(€25〜50)
交通: タクシー含む(€20)
食費: レストラン中心(€80)
観光: 複数か所(€50)
日程別の旅行費用シミュレーション
| 日程 | 節約型 | 標準型 | 贅沢型 |
|---|---|---|---|
| 3泊5日 | 約9万円 (宿3泊+食費5日+交通+観光) |
約17万円 | 約27万円以上 |
| 5泊7日 | 約14万円 | 約27万円 | 約42万円以上 |
往復の航空券は日本からアムステルダム(スキポール空港)まで、時期により7万〜20万円程度が目安です。合計の旅行費用として3泊5日なら節約型で約16〜20万円〜、標準型なら約24〜30万円〜とイメージしておくとよいでしょう。
物価を抑えるコツ
オランダの物価は高いとはいえ、使い方次第でかなり節約できます。旅行スタイル別に具体的なコツをまとめました。
食費の節約
最大の節約ポイントは食費です。朝食と昼食はスーパーのテイクアウトで済ませ、夕食だけレストランを楽しむスタイルにすると、食費を1日€30〜40(約5,520〜7,360円)程度に抑えられます。Albert Heijnのセルフレジは24時間使える店舗もあり、早朝でも買い物しやすいです。
交通費の節約
3日間アムステルダムに滞在するなら72時間パス(€21.50)がダントツのコスパです。1回ずつ乗るより大幅に安くなります。また、天気が良い日は徒歩やレンタサイクル(1日€12〜15)で移動するのもよい選択肢です。市内の見どころは比較的集中しているので、自転車でも十分回れます。
宿泊費の節約
アムステルダム中心部の宿泊費を抑えるには、オフシーズン(1〜2月)を狙うか、ロッテルダム・ユトレヒト・ハーグから日帰りするのが効果的です。早めの予約(3〜6ヶ月前)も重要で、同じホテルでも予約タイミングによって30〜50%価格差が出ることがあります。
両替・決済のコツ
オランダはキャッシュレス化が進んだ国で、トラム・レストラン・ショッピングなどほぼあらゆる場面でクレジットカード(Visa/Mastercard)が使えます。現金をほとんど持たなくても旅行できるので防犯面でも安心です。両替が必要な場合は、日本の空港で換えるより現地のATMで引き出す(海外キャッシングまたは海外対応デビットカード)ほうがレートが有利なことが多いです。
オランダ旅行の準備に役立つアイテム
旅行前に準備しておきたいアイテムをご紹介します。オランダは日本とコンセント形状(Cタイプ)が異なるため、変換プラグは必須です。
この記事のまとめ
- オランダの物価は外食・交通・宿泊が日本の2〜3倍、スーパーの食料品は1.3〜1.5倍程度
- GVBの3日パス(€21.50)は市内観光に最もコスパが高い
- ゴッホ美術館・Rijksmuseum・アンネ・フランクの家はオンライン事前予約が必須
- 3泊5日の目安:節約型約9万円、標準型約17万円(現地滞在費のみ)
- スーパー活用・近隣都市宿泊・オフシーズン利用が主な節約策
他の人気旅行先の物価と比べてみたい方は、以下の記事も参考にしてください。
よくある質問
はい、全体的には日本より高めです。とくに外食・交通・宿泊は日本の2〜3倍ほどかかります。一方、スーパーでの食料品は1.3〜1.5倍程度で、外食に比べると割安です(2026年5月・1EUR=184円換算)。
日本と比べて1.3〜1.5倍ほどですが、外食と比べると大幅に安く抑えられます。パン(800g)が€1.50(約276円)、ビール(0.5L)が€1.50〜1.80(約276〜331円)程度です。Albert Heijnのボーナスカードを活用すると割引が受けられます。
宿泊・交通・食費・観光を含めた目安として、節約型で約15,000〜22,000円、標準型で約30,000〜50,000円が目安です。往復航空券は別途7〜20万円ほどご用意ください(時期によって変動します)。
主な節約方法は3つです。①スーパーマーケット(Albert Heijn・Lidl等)での食料品購入を活用する、②GVBの複数日パスを利用して交通費を抑える、③ロッテルダムやユトレヒトなど近隣都市に宿泊してアムステルダムへ日帰りする、が効果的です。
日本の約2〜3倍が相場です。カジュアルなランチで1人€15〜25(約2,760〜4,600円)、ディナーで€25〜40(約4,600〜7,360円)が目安です。観光地から少し離れた地元の店や、ランチセット(Dagschotel)を選ぶと割安になりますよ。
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