「もう10年以上使っているし、そろそろ電話機を変えた方がいいのかな…」と思っている方は多いのではないでしょうか。固定電話機は故障しない限り長く使い続けられる家電ですが、使い続けるうちに知らず知らず不便な思いをしていることもあります。このページでは、固定電話機の買い替えタイミング・失敗しない選び方・注意点をわかりやすく解説します。

結論
固定電話機の買い替え、どう判断する?
年数が気になる 一般的に10年前後が買い替えの目安。使用頻度が高いほど劣化は早まります
不具合が出てきた 音が聞こえにくい・ボタンが反応しない・充電が持たない→替え時のサイン
機能を充実させたい 迷惑電話対策・コードレス・FAXなど、今の機種より格段に便利になります

買い替えの際は、①コードレスか有線か、②FAX機能の有無、③迷惑電話対策機能、④光回線との互換性を事前に確認しておきましょう。

固定電話機の寿命は?買い替えの目安年数

家庭用電話機の寿命の目安

家庭用の固定電話機には法律で定められた寿命はありませんが、メーカー各社の補修用部品の保有期間や実際の故障発生状況をもとに、一般的に10年前後が買い替えの目安とされています。もちろん使用頻度が低ければさらに長く使えることもありますし、逆に毎日ヘビーに使っている環境では8年程度で不具合が出てくることもあります。

特にコードレス電話機の場合、子機のバッテリーは3〜5年ほどで劣化し、充電が持たなくなるケースが多いです。「バッテリーだけ交換すれば使える」と思いがちですが、対応バッテリーが入手できるかどうかはメーカー・機種によって異なります。製造終了から5〜7年が過ぎると部品入手が難しくなりますので、この点も念頭に置いておきましょう。

項目目安
家庭用固定電話機(本体)の買い替え目安10年前後
コードレス子機のバッテリー寿命3〜5年
メーカーの補修用部品保有期間(目安)製造終了後5〜7年
ビジネスフォンの税法上の耐用年数6年

ビジネスフォン(業務用)の場合

オフィスで使うビジネスフォンは税法上の耐用年数が6年、実際の寿命は10年程度とされています。業務用の場合は専門業者によるメンテナンスや買い替えが必要になることが多く、家庭用とは別のノウハウが求められます。業務用のビジネスフォン買い替えについては専門業者にご相談ください。

買い替えのサイン|こんな症状が出たら替え時

「まだ使えているから大丈夫」と思っていても、実は気づかないうちに通話品質が落ちていることがあります。以下のような症状が出始めたら、買い替えを検討するタイミングです。

通話品質・音声のトラブル

  • 相手の声が小さくなった・聞こえにくくなった
  • 通話中にザーッという雑音が入るようになった
  • コードレスの場合、電波が弱くなって途切れることが増えた
  • 呼び出し音が小さくなった、または鳴らないことがある

本体・子機の不具合

  • ボタンを押しても反応しないことがある
  • 子機の充電が1時間も持たなくなった(以前は丸1日使えた)
  • 液晶画面の表示がおかしい・暗くなった
  • 子機を充電台に置いても「充電中」のランプが点かない

修理 vs 買い替えの判断基準

こうした症状が出た場合、「修理」と「買い替え」どちらを選ぶべきでしょうか。以下の判断グリッドを参考にしてみてください。

今すぐ買い替えを検討
  • 使用期間が10年以上
  • 複数の箇所に不具合がある
  • 修理対応期間を過ぎている
  • 子機バッテリーが入手不可
  • 迷惑電話対策機能が欲しい
修理・様子見でもOK
  • 使用期間が5年以下
  • 不具合は1箇所だけ
  • 修理費用が安く見積もれる
  • 現行品の保証期間内

注意:修理するよりも買い替えた方が安くなるケースがほとんどです。修理対応期間(製造終了後5〜7年)を過ぎると、部品がなく修理できない場合もあります。

固定電話機の選び方|失敗しないポイント

いざ買い替えを決めても、電話機の種類は多く「どれを選べばいいの?」と迷いますよね。押さえるべきポイントは5つです。

コードレス vs 有線|用途別の選び方

現在販売されている固定電話機の主流は「コードレスタイプ」です。子機を持って家中どこでも電話を取れるのが大きなメリットですよね。一方、「有線タイプ(コード付き)」は電源不要・停電時でも使えるという安心感があります。

タイプメリットデメリットこんな方に価格帯目安
コードレス(親機+子機) 家中どこでも取れる・子機を増設できる 充電が必要・停電時に使えない場合がある 2階以上で電話を取りたい方・子機を増やしたい方 7,000円〜25,000円程度
有線(コード付き) 停電時でも使える・充電不要 電話機の場所から動けない 災害対策を重視する方・シンプルに使いたい方 2,000円〜8,000円程度

プライシー編集部より:最近の家庭では圧倒的にコードレスが人気です。コードレスなら子機を複数台設置でき、2階の寝室や台所でも着信に気づきやすくなります。ただし停電が心配な方は、有線タイプを1台残しておくのもよいでしょう。

FAX機能は必要か?

FAXを日常的に使っている方はFAX付きの電話機(複合機)を選びましょう。パナソニックの「おたっくす」シリーズが定番です。一方、FAXをほとんど使わない場合は、FAXなしのコードレス電話機の方がコンパクトで価格も抑えられます。「たまにFAXを受け取ることがある」という程度であれば、スマホのFAXアプリや宅急便のFAX受け取りサービスで代替できるケースも増えています。

迷惑電話・振り込め詐欺対策機能

最近の固定電話機には迷惑電話や振り込め詐欺を防ぐ機能が充実しています。高齢のご家族がいるご家庭では、ぜひ迷惑電話対策機能付きの機種を選んでください。主な機能は以下の通りです。

  • 番号非通知拒否:非通知着信を自動でブロック
  • フリーダイヤル拒否:0120・0800からの着信をブロック
  • 通話録音機能:着信前に「録音します」とアナウンス。詐欺犯罪の抑止効果あり
  • 見守り機能:一定時間電話がないと自動でアラートを発信(シャープの一部機種)

子機の数・対応範囲

コードレス電話機を選ぶ際は、子機を何台使うかも確認しましょう。パナソニックの多くの機種は最大6台まで子機を増設できますが、機種によって最大台数は異なります。2階建て以上の家や広い家では、子機を複数台設置しておくと便利です。

スマホ連携・ドアホン接続

最新の固定電話機には、スマートフォンを子機として使えるWi-Fi連携機能や、インターホン(ドアホン)と接続して電話機で来客対応できるタイプも登場しています。外出先からスマホで自宅の着信を確認したいという方には、こうした連携機能が便利ですよ。

買い替え時の注意点|光回線・子機・設置方法

光回線(ひかり電話)との互換性

「光回線に替えたから電話機も変えないといけない?」と心配される方もいますが、一般的なアナログ電話機はひかり電話でもそのまま使えます。ただし、ISDNデジタル専用機やビジネスフォン(主装置が必要な電話機)は対応していない場合があります。

1
光回線の導入時に提供される「光ルーター(ホームゲートウェイ)」を確認

光ルーターの背面や側面に「TEL」または「電話」と書かれたモジュラー差込口があります。

2
電話機のモジュラーコードをそのポートに接続するだけ

アナログ電話機(市販のコードレス・有線電話機)はここに差し込むだけで使えます。特別な工事は不要です。

3
ナンバーディスプレイを使う場合は対応機種が必要

ひかり電話でナンバーディスプレイのオプションを利用する場合は、ナンバーディスプレイ対応の電話機が必要です。現行の多くの機種は対応しています。

光回線を新たに契約・乗り換える場合は料金の見直しも一緒に行うのがおすすめです。プライシーでは各社のインターネット回線の価格比較もサポートしています。

子機だけ買い替えられる?

コードレス電話機の子機のみが壊れた場合、子機だけを追加・交換できるのか気になりますよね。子機のみの買い替えは、同メーカー・同シリーズの増設子機のみ対応しています。異なるメーカーの子機を使い回すことは基本的にできません。

また、同じパナソニックやシャープの製品でも、世代(シリーズ)が異なると対応しない場合があります。購入前にメーカーのサポートページで「増設できる子機の品番」を確認するか、カスタマーサポートに問い合わせてみてください。

注意:子機だけを安く購入しても使えない場合があります。古い機種の増設子機は製造終了になっていることも多いため、親機ごと買い替えた方がコスト的にも機能的にも得なケースがほとんどです。

設置・接続の方法

固定電話機の設置・接続は難しくありません。基本的な手順は以下の通りです。アナログ回線(普通の電話回線)の場合は、壁のモジュラーコンセントに直接電話機のコードを差すだけ。光回線の場合は前述の通り、光ルーターのTELポートに接続します。

今すぐ買えるおすすめの固定電話機

プライシーで価格推移を確認できる、現行品のおすすめ固定電話機を紹介します。迷ったらまずコードレスタイプから選んでみてください。価格チャートで「今が買い時かどうか」もチェックできますよ。

価格帯の目安:コードレス電話機(子機1台付き)は7,000〜25,000円程度。FAX付きモデルは15,000〜30,000円程度が相場です。詐欺対策・見守り機能が充実した機種は15,000〜20,000円前後が中心です。

コードレスタイプ

FAX付きタイプ

よくある質問

光回線に切り替えたら電話機も変える必要がありますか?

一般的なアナログ電話機はひかり電話でもそのまま使えます。光ルーター(ホームゲートウェイ)のTELポートに電話コードを接続するだけで利用できます。ただし、ISDN専用のデジタル電話機やビジネスフォンは使えない場合があります。ナンバーディスプレイを使いたい場合は対応機種が必要です。

子機だけ買い替えることはできますか?

同メーカー・同シリーズの増設子機のみ追加可能です。異なるメーカー・異なる世代の子機は基本的に使えません。また古い機種の場合、対応増設子機がすでに製造終了になっていることも多いため、親機ごと買い替えた方がよいケースがほとんどです。

固定電話はいつか廃止されますか?

NTTのアナログ電話回線(PSTN)は2024年1月からIP網(光回線ベース)への完全移行が始まっています。ただし電話番号はそのまま引き継がれ、従来のアナログ電話機もほとんどの場合そのまま使えます。「固定電話がなくなる」わけではなく、仕組みが変わっていくイメージです。

古い電話機はどう処分すればよいですか?

固定電話機は「小型家電回収」の対象になっていることが多く、市区町村の回収ボックスや家電量販店の回収サービスを利用できます。一部の家電量販店では新しい電話機を購入する際に古い電話機を引き取ってもらえる場合もあります。詳しくはお住まいの市区町村や購入店舗にお問い合わせください。

まとめ

固定電話機の買い替え まとめ

  • 買い替えの目安は一般的に10年前後。音が聞こえにくい・ボタンが反応しない・充電が持たないなどのサインが出たら替え時
  • 現在の主流はコードレスタイプ。FAXが必要な方はFAX付きモデル(おたっくす等)を選ぼう
  • 高齢のご家族がいる家庭は迷惑電話・詐欺対策機能付きの機種を選ぶのがおすすめ
  • 光回線(ひかり電話)との互換性はほぼ問題なし。光ルーターのTELポートに差し込むだけでOK
  • 子機のみの買い替えは同メーカー・同シリーズのみ対応。古い機種は部品入手が難しいため親機ごと買い替えがおすすめ

買い替えを検討中の方は、プライシーの価格チャートで各機種の価格推移を確認してみてください。今が安いかどうかをひと目でチェックできますよ。

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※価格情報・製品情報は2026年4月22日時点のものです。最新の情報はAmazonおよびメーカー公式サイトでご確認ください。