ホエイプロテインの原料価格はこの5年で約3倍に高騰し、主要ブランドが軒並み価格改定を繰り返しています。この記事では、主要ブランドが「結局いくらになったのか」を改定前後の価格で整理し、値上がりの原因と安く買うための対策までまとめました。

結論
主要ブランドは2020年比で30〜100%値上がり。2026年も改定が続いています。
値上げ幅
エクスプロージョン3kgは2024年9月の6,399円から11,990円へ(約1.9倍)
原因
ホエイ原料の輸入単価が5年で約3倍(約746円/kg → 約2,234円/kg)
2026年の動き
ザバスは9月以降、価格据え置きで内容量を約11〜22%削減
安く買うなら
10月のプライム感謝祭・11月のブラックフライデーが狙い目

主要ブランドはいくらになったのか【改定前→現在】

まずは「自分が使っているブランドが結局いくらになったのか」を、改定前と現在の価格で並べます。
エクスプロージョン WPC 3kg(公式ストア) 6,399円 11,990円 約1.9倍
マイプロテイン Impact ホエイ 1kg(定価) 3,990円 7,975円 約2.0倍
ザバス ホエイプロテイン100(明治) 980g 800g 実質約18%

エクスプロージョンは2024年9月の6,399円から約1.9倍、マイプロテインは2020年の定価3,990円から約2倍です。ザバスだけ単位が違うのは、2026年9月以降は価格を据え置いたまま内容量を減らす方式だからです(後述)。

「高くなりすぎでは」と感じるのは気のせいではありません。エクスプロージョン3kgの1kgあたり単価は約2,133円から約3,997円に上がっており、1袋あたり5,591円多く払う計算になります。毎月1袋なら年間で約6.7万円の差です。

値上げしていないブランドを探すほうが難しい

ここに挙げた3ブランド以外にも、グロング・VALX・ザ・プロテイン・ビーレジェンド・アルプロンなどが2024年以降に価格改定を実施しています。原料高騰が業界全体に及んでいるため、特定ブランドだけの問題ではありません。

エクスプロージョンの値上げ推移【WPC 3kg】

大容量コスパ枠として人気のエクスプロージョンは、2024年以降に段階的な価格改定を重ねています。WPC 3kgの推移は以下のとおりです。
時期 WPC 3kg 価格 備考
2024年9月2日 改定前 6,399円
2024年9月2日 改定後 6,999円 +600円
2025年7月1日 改定後 7,899円 +900円
2026年6月時点 10,980円 +3,081円
2026年8月13日時点 11,990円 公式ストア・プレーン味

2024年9月の6,399円と比べると約1.9倍です。1kgあたりに直すと約2,133円、1gあたり約4円の水準になります。

Amazonなど他チャネルでは価格が異なります

上の表は公式ストア(プレーン味)の価格です。Amazonでは同じ3kgでもフレーバーや出品者によって価格が変わり、2026年8月13日時点では抹茶オレ味が12,790円でした。購入前に実売価格を確認することをおすすめします。

マイプロテインの値上げ推移【Impact ホエイ 1kg】

海外ブランドで人気の高いマイプロテインは、2017年以降じわじわと定価が上がり続けています。
Impact ホエイ 1kg 定価(税込)
2017年 3,320円
2020年 3,990円
2021年 4,390円
2022年 5,390円
2026年7月時点 7,975円

コロナ前の2020年と比べると約2倍。ただしマイプロテインはセール時の割引率が大きく、定価で買う方はほとんどいません。セールを使えばまだ抑えられます。

定価で買わないための現実的な選択肢

定価は上がり続けていますが、割引幅が最も大きいのは公式サイトのセールです。

  • ゾロ目セール・給料日セール・クリアランスが頻繁に回る
  • 対象商品は半額以下になることも珍しくない
  • Amazonの大型セール(10〜30%オフ)より深く下がるケースが多い
マイプロテイン公式サイトのセールを見る →

ザバス(明治)は9月から実質値上げ【内容量が減ります】

国内シェアトップのザバスは、2026年9月以降に価格を据え置いたまま内容量を減らす方式をとります。店頭価格が変わらないため気づきにくいのですが、g単価では実質的な値上げです。
商品 内容量 削減率
ホエイプロテイン100 各種 980g → 800g 約18%
ホエイプロテイン100 各種 2200g → 1800g 約18%
BIOPRO ホエイプロテイン100 ヨーグルト風味 900g → 700g 約22%
アクア ホエイプロテイン100 各種 800g → 700g 約13%
ホエイプロテイン100 マルチビタミン&ミネラル 900g → 800g 約11%
ジュニアプロテイン ココア味 840g → 700g 約17%

対象は粉末プロテイン14品で、明治の2026年7月28日のリリースで公表されました。あわせて栄養食品17品とプロテインシェイカーなど5品は、2026年9月1日納品分から出荷価格が約5〜20%改定されます。

ザバスはこれまでも値上げを重ねています

今回の内容量削減の前にも、ザバスは出荷価格の改定を繰り返してきました。「価格の値上げ」に「量の削減」が積み上がる形になります。

時期 対象 値上げ幅
2024年10月1日 ホエイプロテイン17品 出荷価格6%値上げ
2025年2月〜順次 粉末プロテイン40品目 約10〜11%値上げ
2025年6月1日 プロテインバー3品目 約9〜10%値上げ
2026年6月1日出荷分〜 粉末プロテイン17品・プロテインバー4品 6〜28%値上げ
「値上げしていない」と思ったら内容量を見てください

価格表示が変わらないため、棚の前では値上げに見えません。パッケージの内容量表示(980g→800gなど)を確認し、g単価で比べると実際の負担増が分かります。

グロング・VALX・その他ブランドの価格改定

上記3ブランド以外も、2024年以降に相次いで価格改定を実施しています。

グロング(GronG)

コスパで人気の国産ブランド・グロングは、2024年から2026年にかけて5回の価格改定を実施しています。
改定日 備考
2024年9月30日 一部ホエイプロテイン価格改定
2025年6月3日 WPI原料高騰を受けた改定
2025年12月8日 一部ホエイプロテイン価格改定
2026年3月3日 年内追加値上げの可能性にも言及
2026年6月22日 追加価格改定を実施

VALX・ザ・プロテイン・レイズ ほか

VALX(バルクス)は2026年に複数回の価格改定を公表しています。中山きんに君プロデュースのザ・プロテインは2026年1月15日にPREMIUMシリーズの価格改定と一部商品の終売を発表し、2026年2月2日から実施しました。

このほかレイズ・ビーレジェンド・アルプロン・ニチガ・ウマテインなども2024年以降に価格改定を実施しており、業界全体で値上げの波が続いています。

値上げ後も販売量は増加傾向

日本ネット経済新聞の報道(2026年2月)によると、値上げラッシュが続くにもかかわらず各社の販売量は増加傾向にあります。健康意識の高まりから「高くなっても買い続ける」消費者が多いことがうかがえます。

なぜプロテインは値上がりし続けるのか?【3つの原因】

原因は1つではなく、複数の要因が重なっています。

世界的なたんぱく質需要の急拡大

プロテイン価格高騰の最大の要因は、世界的なたんぱく質需要の急拡大です。中国やインドをはじめとする人口大国で健康意識やフィットネスブームが広がり、プロテイン消費が急増しています。

ホエイ原料の供給不足と価格高騰

需要が急増する一方で、供給は追いついていません。エクスプロージョンの公式発表によると、ホエイ原料価格は昨対比200%以上に高騰しています。 特にWPI(ホエイプロテインアイソレート)は製造できるメーカーが限られており、少しの需要変動で供給が逼迫しやすい構造的な問題があります。

円安による輸入コスト増

ホエイ原料の多くは海外から輸入されるため、円安・ドル高の影響を直接受けます。明治のプレスリリースでも、原油価格高騰による物流コストや包装材価格の上昇と合わせて値上げの理由として挙げられています。 つまり「原料そのものが高い」+「輸入コストも高い」+「物流コストも高い」という三重苦が続いています。構造的な問題であり、一時的な要因ではない点が深刻です。
原料価格は5年で約3倍

主原料・ホエイパウダーの輸入平均単価は、2021年1月の約746円/kgから2026年1月には約2,234円/kgまで上昇しました。メーカーが価格改定を行う際も「原材料価格の高騰」を理由に挙げるケースがほとんどで、原料が高くなれば遅かれ早かれ製品価格に反映されます。

プロテインはいつ安くなる?安く買うための対策

値上がりが続くとはいえ、買い方を工夫すれば出費は抑えられます。

一番安くなる時期はAmazonの大型セール

プロテインの年間最安値が出やすいのは、Amazonの大型セール期間中です。
セール名 時期 特徴
プライム感謝祭 毎年10月 次回の狙い目。プライム会員限定
ブラックフライデー 毎年11月 会員不要で参加できる大型セール
プライムデー 毎年7月 年間最安値になりやすい。プライム会員限定

2026年のプライムデーは7月10日〜13日に終了しているため、次に狙えるのは10月のプライム感謝祭です。プロテインは未開封なら賞味期限が長い(1年以上)ので、セール時の底値でまとめ買いしておくのが最もお得です。

底値の基準も上がっています

プライシーで価格チャートを追いかけていると、定価の値上がりとは別に「セール時の底値」も年々切り上がっているのが見えてきます。

エクスプロージョン3kgは2025年のブラックフライデーで7,579円まで下がりましたが、通常価格が11,990円になった今、同じ水準まで戻ることは考えにくい状況です。「いくらなら買いか」の基準自体を、今の価格帯に合わせて更新しておく必要があります。

ECサイトを横断比較する

同じプロテインでもAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングで価格が異なることはよくあります。ポイント還元も含めると実質価格に大きな差が出ることも。複数ECの価格を一発で比較すれば、最安値のサイトをすぐ見つけられます。
「見せかけ値引き」にご注意

セール時に「○%OFF」と表示されていても、セール直前に価格を吊り上げているケースがあります。価格推移を確認して本当にお得か見極めましょう。

なお、ブランドによってはECモールより公式サイトのほうが安いこともあります。特にマイプロテインは公式のセール割引率が大きいため、モール横断で比べるときは公式の価格も一緒に見ておくと判断を誤りません。

ソイプロテインなど代替を検討する

ホエイの高騰が続く中、ソイプロテイン(大豆由来)に切り替える選択肢もあります。ソイはホエイに比べて原料コストが安く、価格が比較的安定しています。吸収速度や味の好みでホエイを選ぶ方が多いですが、「とにかくたんぱく質を安く摂りたい」という方には検討の価値があります。

プロテインの価格推移を自分でチェックする方法

値上がりが続く今、「いつが買い時か」を判断するには実売価格の推移を自分で確認できる手段を持っておくと役立ちます。

プライシーアプリで実売価格の推移を確認する

プライシーは、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングなど複数ECサイトの価格を横断比較できるスマホアプリです。気になるプロテインの価格推移チャートを確認でき、「今の価格が高いのか安いのか」を過去のデータと比べて判断できます。値下げ通知を設定しておけば、値下げやクーポン、セール開始のタイミングでプッシュ通知が届きます。
プライシー 価格推移が見られる
無料 iOS / Android対応・スマホ専用
アプリを入れる
1

気になるプロテインを検索して商品ページを開く

2

価格推移チャートを確認。過去の最安値や値動きのパターンが一目でわかります

3

ウォッチリストに登録しておけば、値下げやセール開始時に通知が届きます

よくある質問

プロテインの値上がりはいつ終わる?+

明確な「終わり」の時期は現時点では見通しにくい状況です。ホエイ原料の世界的な奪い合いが続いており、供給が需要に追いつく兆しは2026年後半から出始めているという見方もありますが、大幅な値下がりは期待しにくいというのが業界の共通認識です。

グロングは2026年3月の改定で「年内に追加値上げの可能性あり」と明言し、実際に6月22日に追加改定を実施しました。短期的な値下がりを待つより、セールのタイミングでまとめ買いする方が現実的です。

プロテインは今後も値上がりする?+

2026年8月時点でも値上がり基調が続いています。グロングは2026年6月22日に追加の価格改定を実施し、ザバスは2026年9月以降に粉末プロテイン14品の内容量を約11〜22%削減します。世界的なたんぱく質需要の拡大と原料供給の逼迫が続く限り、値上がり傾向は継続する見込みです。

価格が変わっていないのに量が減っているのはなぜ?+

価格を据え置いたまま内容量を減らす「実質値上げ」が行われているためです。明治は2026年9月以降、ザバスの粉末プロテイン14品について内容量を約11〜22%削減すると公表しています。棚の前では値上げに見えないため、パッケージの内容量表示を確認し、g単価で比較すると実際の負担増が分かります。

コスパがいいプロテインはどれ?+

g単価(1gあたりの価格)で比較すると、エクスプロージョンやグロングなどの国産ブランドがコスパに優れています。ただしセール時のマイプロテインもg単価が大幅に下がるため、タイミング次第では最安になることもあります。

ソイプロテインはホエイより安い?+

一般的にソイプロテインはホエイプロテインより価格が安い傾向にあります。ホエイの原料(乳清)が世界的に高騰している一方、大豆はホエイほど供給が逼迫していないためです。価格差は商品やブランドによりますが、g単価で2〜3割程度安くなるケースが多いです。

まとめ

この記事のポイント

  • エクスプロージョン3kgは6,399円→11,990円(約1.9倍)、マイプロテイン1kgは約2倍に
  • ザバスは2026年9月以降、価格据え置きで内容量を約11〜22%削減(実質値上げ)
  • 原因はホエイ原料の高騰・世界的な需要拡大・円安の三重苦
  • 次に狙えるセールは10月のプライム感謝祭と11月のブラックフライデー
  • 底値の基準も上がっているため、今の価格帯に合わせて買い時を判断する

プロテインの値上がりはすぐには止まりそうにありませんが、価格推移を把握して買い時を選べば出費は抑えられます。まずは自分が使っているブランドの現在価格と、過去のセール時の底値を確かめてみてください。

プロテインの価格推移をチェックしよう

プライシーなら、気になるプロテインの価格推移がひと目でわかります。値下げ通知を設定しておけば、買い時を逃しません。

プライシーで価格をチェック