「プロテインがまた値上がりしている…」と感じている方は多いのではないでしょうか。実際、ホエイプロテインの原料価格はこの5年で約3倍に高騰し、各メーカーが相次いで価格改定を実施しています。この記事では、プロテインの価格推移を具体的なデータで整理し、値上がりの原因から安く買うための対策まで、まとめてお伝えします。
プロテインは2020年から2026年にかけて、主要ブランドで30〜100%値上がりしています。原料のホエイパウダーの輸入単価は5年で約3倍(約746円/kg → 約2,234円/kg)に上昇しており、2026年も値上げが続いています。
少しでも安く買うには、Amazonの大型セール(プライムデーやブラックフライデー)を活用するのが最も確実です。プライシーアプリで価格推移をチェックし、底値のタイミングで購入するのがおすすめです。
プロテインの価格推移【2020年〜2026年の値上げまとめ】
まずは「どのくらい上がったのか」を具体的に見ていきましょう。プロテインの値上がりは、原料レベルと製品レベルの両方で起きています。
ホエイプロテイン原料の輸入単価推移
プロテインの主原料・ホエイパウダーの輸入平均単価は、2021年1月の約746円/kgから2026年1月には約2,234円/kgまで上昇しました。5年間で約3倍です。
特に2023年後半から上昇ペースが加速しており、2026年はさらに急騰しています。この原料価格の高騰が、各メーカーの相次ぐ値上げの直接的な原因になっています。
なぜ「原料価格」が重要?
プロテイン製品の価格は原料のホエイパウダー価格に大きく左右されます。メーカーが価格改定を行う際も「原材料価格の高騰」を理由に挙げるケースがほとんどです。原料が高くなれば、遅かれ早かれ製品価格に反映されます。
主要ブランドの値上げ推移一覧
代表的なプロテインブランドの値上げ推移をまとめました。どのブランドも例外なく、2024年以降に複数回の価格改定を実施しています。
| ブランド | 代表商品 | 価格推移の概要 |
|---|---|---|
| マイプロテイン | Impact ホエイ 1kg | 2020年 定価3,990円 → 2026年 定価7,975円(約2倍) |
| ザバス(明治) | ホエイプロテイン100 | 2024年10月に6%、2025年2月に約10〜11%値上げ |
| グロング | ホエイプロテイン100 1kg | 2024年9月〜2026年3月の間に4回の価格改定 |
| エクスプロージョン | WPC 3kg | 2024年9月 6,399円 → 2025年7月 7,899円 |
| VALX | ホエイプロテイン 1kg | 2026年1月15日に価格改定を実施 |
| ザ・プロテイン | PREMIUMシリーズ | 2026年1月に価格改定+一部商品終売 |
特にマイプロテインの値上がり幅は大きく、コロナ前と比べて定価は約2倍以上になっています。ただしセール時の割引率も大きいため、実売価格で見ると差はやや縮まります。
ほかにも、ビーレジェンド・アルプロン・ウマテインなど多くの国産ブランドが2024年以降に価格改定を実施しており、「値上げしていないブランドを探すほうが難しい」というのが2026年4月時点の状況です。
「実際の販売価格がどう動いているか」は、プライシーの価格チャートで確認できます。定価だけでなく実売価格の推移を把握しておくと、買い時の判断がしやすくなりますよ。以下の商品カードでは、主要プロテインのリアルタイムの価格推移チャートを見ることができます。
なぜプロテインは値上がりし続けるのか?【3つの原因】
なぜこれほどプロテインは値上がりしているのでしょうか。原因は1つではなく、複数の要因が重なっています。
世界的なたんぱく質需要の急拡大
プロテイン価格高騰の最大の要因は、世界的なたんぱく質需要の急拡大です。中国やインドをはじめとする人口大国で健康意識やフィットネスブームが広がり、プロテイン消費が急増しています。
さらに注目すべきは、GLP-1受容体作動薬(オゼンピックなど)を中心とした体重管理治療の普及によって、たんぱく質摂取の重要性が再認識されていることです。スポーツやボディメイクの文脈を超えて、医療・健康分野からもプロテイン需要が加速しています。
ホエイ原料の供給不足と価格高騰
需要が急増する一方で、供給は追いついていません。エクスプロージョンの公式発表によると、ホエイ原料価格は昨対比200%以上に高騰しています。
特にWPI(ホエイプロテインアイソレート)は製造できるメーカーが限られており、少しの需要変動で供給が逼迫しやすい構造的な問題があります。原料の奪い合いが起きている状態と言えるでしょう。
円安による輸入コスト増
ホエイ原料の多くは海外から輸入されるため、円安・ドル高の影響を直接受けます。明治のプレスリリースでも、原油価格高騰による物流コストや包装材価格の上昇と合わせて値上げの理由として挙げられています。
つまり、「原料そのものが高い」+「輸入コストも高い」+「物流コストも高い」という三重苦の状態が続いています。メーカーが値上げせざるを得ない構造的な問題であり、一時的な要因ではない点が深刻です。
2026年は関税リスクも
2026年はトランプ関税の影響で、さらに輸入コストが上がる可能性が指摘されています。日本のプロテイン市場にどの程度影響があるかは不透明ですが、原料の大半を輸入に頼っている以上、注視しておく必要がありそうです。
主要ブランドの価格改定履歴【2024〜2026年】
ここからは、主要ブランドの具体的な価格改定をタイムライン形式で見ていきます。「自分が使っているブランドがどれくらい値上げしたか」をチェックしてみてください。
ザバス(明治)
国内プロテイン市場でトップシェアのザバスは、2024年以降に複数回の値上げを実施しています。
| 時期 | 対象 | 値上げ幅 |
|---|---|---|
| 2024年10月1日 | ホエイプロテイン17品 | 出荷価格6%値上げ |
| 2025年2月〜順次 | 粉末プロテイン40品目 | 約10〜11%値上げ |
| 2025年6月1日 | プロテインバー3品目 | 約9〜10%値上げ |
マイプロテイン
海外ブランドの中でも人気の高いマイプロテインは、2020年以降じわじわと定価が上がり続けています。
| 年 | Impact ホエイ 1kg 定価(税込) |
|---|---|
| 2017年 | 3,320円 |
| 2018年 | 3,730円 |
| 2019年 | 3,860円 |
| 2020年 | 3,990円 |
| 2021年 | 4,390円 |
| 2022年 | 5,390円 |
| 2026年現在 | 7,975円 |
コロナ前の2020年と比べると約2倍。ただし、マイプロテインはセール時の割引率が大きいため、定価で買う方はほとんどいません。セールをうまく活用すればまだお得に購入できます。
グロング(GronG)
コスパで人気の国産ブランド・グロングは、2024年から2026年にかけて4回の価格改定を実施しています。
| 改定日 | 備考 |
|---|---|
| 2024年9月30日 | 一部ホエイプロテイン価格改定 |
| 2025年6月3日 | WPI原料高騰を受けた改定 |
| 2025年12月8日 | 一部ホエイプロテイン価格改定 |
| 2026年3月3日 | 年内追加値上げの可能性にも言及 |
エクスプロージョン(X-PLOSION)
大容量コスパ枠として人気のエクスプロージョンも値上げが続いています。WPC 3kgの価格推移は以下の通りです。
| 時期 | WPC 3kg 価格 |
|---|---|
| 2024年9月2日改定前 | 6,399円 |
| 2024年9月2日改定後 | 6,999円 |
| 2025年7月1日改定後 | 7,899円 |
VALX・ザ・プロテイン ほか
VALXは2026年1月15日に価格改定を実施。中山きんに君のザ・プロテインも2026年1月にPREMIUMシリーズの価格改定と一部商品の終売を発表しました。プロテイン市場全体で値上げの波が止まらない状況です。
値上げ後も販売量は増加傾向
日本ネット経済新聞の報道(2026年2月)によると、値上げラッシュが続くにもかかわらず各社の販売量は増加傾向にあります。健康意識の高まりから「高くなっても買い続ける」消費者が多いことがうかがえます。
プロテインの価格推移を自分でチェックする方法
プロテインの値上がりが続く今、「いつが買い時か」を判断するには、実売価格の推移を自分でチェックできる手段を持っておくことが大切です。
プライシーアプリで実売価格の推移を確認する
プライシーは、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングなど複数ECサイトの価格を横断比較できるアプリです。気になるプロテインの価格推移チャートをひと目で確認でき、「今の価格が高いのか安いのか」を過去のデータと比べて判断できます。
プライシーアプリをインストール(iOS / Android対応。スマホ専用アプリです)
気になるプロテインを検索して商品ページを開く
価格推移チャートを確認。過去の最安値や値動きのパターンが一目でわかります
値下げ通知を設定して買い時を逃さない
プライシーには値下げ通知機能もあります。気になるプロテインをお気に入りに登録しておけば、値下げやクーポンが出たタイミングでプッシュ通知が届きます。Amazonの大型セール開始時にも通知してくれるので、うっかりセールを見逃すこともありません。
PCで確認したい場合は?
プライシーはスマホ専用アプリのため、PCでは利用できません。PCで価格推移を確認したい場合は、価格.comの商品ページで最安値・平均価格の推移グラフを見ることができます。
プロテインを少しでも安く買うための対策
値上がりが続くとはいえ、買い方を工夫すれば出費を抑えることは十分可能です。ここでは効果が大きい方法を3つ紹介します。
Amazonの大型セールを活用する
プロテインを最安値で買うなら、Amazonの大型セールが最も確実です。特に以下のセールは割引率が大きくなりやすい傾向があります。
| セール名 | 時期 | 特徴 |
|---|---|---|
| プライムデー | 7月 | 年間最安値になりやすい。プライム会員限定 |
| プライム感謝祭 | 10月 | プライムデーに次ぐ割引率 |
| ブラックフライデー | 11月 | プロテインも対象になることが多い |
セール時にまとめ買いしておくのが最もお得です。プロテインは未開封なら賞味期限が長い(1年以上)ので、まとめ買いとの相性が良い商品です。
ECサイトを横断比較する
同じプロテインでもAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングで価格が異なることはよくあります。ポイント還元も含めると、実質価格に大きな差が出ることも。プライシーを使えば複数ECの価格を一発で比較できるので、最安値のサイトをすぐに見つけられます。
「見せかけ値引き」にご注意
セール時に「○%OFF」と表示されていても、実はセール直前に価格を吊り上げているケースがあります。価格推移を確認して本当にお得かどうかを見極めましょう。
ソイプロテインなど代替プロテインを検討する
ホエイプロテインの高騰が続く中、ソイプロテイン(大豆由来)に切り替える選択肢もあります。ソイプロテインはホエイに比べて原料コストが安いため、価格が比較的安定しています。
吸収速度や味の好みでホエイを選ぶ方が多いですが、「とにかくたんぱく質を安く摂りたい」という方にはソイプロテインも検討の価値がありますよ。
よくある質問
2026年4月時点では、値下がりする兆しはありません。グロングは2026年3月の価格改定で「年内に追加で価格を引き上げる可能性がある」と言及しています。世界的なたんぱく質需要の拡大と原料供給の逼迫が続く限り、値上がり傾向は続く見込みです。
g単価(1gあたりの価格)で比較すると、エクスプロージョンやグロングなどの国産ブランドがコスパに優れています。ただし、セール時のマイプロテインもg単価が大幅に下がるため、タイミング次第では最安になることもあります。詳しくはプライシーのコスパランキング記事をご覧ください。
一般的にソイプロテインはホエイプロテインより価格が安い傾向にあります。ホエイの原料(乳清)が世界的に高騰している一方、大豆はホエイほど供給が逼迫していないためです。価格差は商品やブランドによりますが、g単価で2〜3割程度安くなるケースが多いです。
まとめ
この記事のポイント
- ホエイプロテインの原料価格は5年で約3倍に高騰し、各メーカーが相次いで値上げを実施
- 値上がりの主因は世界的なたんぱく質需要の急拡大、原料供給の逼迫、円安の三重苦
- 2026年も値上げ傾向は続いており、年内追加値上げの可能性も
- Amazonの大型セール(プライムデー・ブラックフライデー)の活用が最も効果的な節約策
- プライシーアプリで価格推移を確認し、底値で購入するのがおすすめ
プロテインの値上がりはすぐには止まりそうにありませんが、価格推移を把握して賢く買い物すれば、出費を最小限に抑えることは十分可能です。まずは気になるプロテインの価格チャートをチェックしてみてはいかがでしょうか。
