「Kindleには広告あり・広告なしのモデルがある」と聞いて、少しでも安く買える広告ありモデルを探している方も多いのではないでしょうか。しかし2026年7月現在、新品のKindle端末はすべて広告なしモデルに一本化されており、広告ありを選んで購入することはできません。この記事では、広告あり・なしの違いから、なぜ選べなくなったのか、現行モデルの価格まで、プライシー編集部が公式発表と実機レビューをもとに整理しました。
2024年10月の刷新で「Kindle」「Kindle Paperwhite」「Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション」が、2025年7月発売の「Kindle Colorsoft」シリーズも含めてすべて広告なしモデルのみで販売されています。広告ありを希望しても選択肢自体がないため、これから購入するなら価格差を気にする必要はありません。
Kindle「広告あり」はなぜもう選べないのか
Amazonは2024年10月16日、Kindle・Kindle Paperwhite・Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション・Kindle Scribeの新モデルを発表しましたが、この刷新以降のラインナップは全機種が広告なしモデルのみでの販売となっています。2025年7月に発売された「Kindle Colorsoft」シリーズも同様で、Amazon商品ページの商品名にも「広告無し」と明記されています。
実は選択肢が消えたのはもう少し前からです。IT系メディアの取材によれば、Kindle(無印)は2024年2月頃、Kindle Paperwhiteは同3月頃からAmazon.co.jpで広告ありモデルの在庫が確認できなくなっていたとのことです。つまり2024年秋の正式な世代交代を待たず、その半年ほど前から実質的に広告ありモデルの販売は止まっていたことになります。
ネット上には「広告あり・なしどちらがおすすめ?」という比較記事が今でも多く見つかりますが、なかには古い価格のまま更新されていないものもあります。購入を検討する際は、必ず現行モデルの価格・仕様で判断するようにしましょう。
Kindle「広告あり」「広告なし」何が違う?
そもそも「広告あり・なし」で何が変わるのか、実機レビューをもとに整理しておきます。すでに広告ありモデルを持っている方や、中古で購入を検討している方の参考にしてください。
| 比較項目 | 広告あり(旧モデル) | 広告なし(現行モデル) |
|---|---|---|
| 価格(過去の実績) | 広告なしより2,000円安い設定だった | 広告ありより2,000円高い設定だった |
| スリープ・ロック画面 | Amazonのおすすめ本などの広告が表示 | 好きな本の表紙や壁紙を表示 |
| ホーム画面 | 画面下部に小さな広告バナー | 広告バナーなし |
| ロック解除の操作 | スワイプしてロック解除が必要 | ボタンひとつで画面が開く |
| 読書中の画面 | 広告は表示されない | 広告は表示されない |
画面表示だけでなく、起動時の操作性にも違いがあり、広告ありモデルだけロック解除のスワイプ操作がひと手間増えるという実機検証結果も報告されています。
価格差はかつて2,000円だった
広告ありモデルは広告なしモデルより2,000円安く設定されているのが基本でした。「安さより快適さを取るか」の判断基準として、多くの比較記事で紹介されてきたポイントです。
広告が表示されるのはスリープ画面とホーム画面だけ
広告が表示されるのは、電源ボタンを押した直後のスリープ(ロック)画面と、ホーム画面下部の2箇所のみです。本を読んでいる最中の画面には広告あり・なしどちらでも広告は出ません。読書中の集中力を心配する必要はなさそうです。
また表示される内容も、他社サービスの広告ではなくおすすめのKindle本やセール情報など、Amazon(Kindleストア)自身の告知に限られるのも安心材料です。見慣れないジャンルの広告が急に表示される、といった心配はなさそうです。
購入後に「広告あり⇔なし」へ変更することはできない
広告あり・なしは購入時点で確定し、あとから解除したり追加したりすることはできません。すでに広告ありモデルを使っていて広告を消したい場合は、端末を買い直すしか方法がないのが実情です。
なぜ広告ありモデルはなくなったのか
PC Watchの実機比較記事では、「Kindle Paperwhiteも広告ありモデルは廃止されており、Kindleシリーズ全体で方針が変更になったと見られる」と分析されています。単体モデルの仕様変更ではなく、シリーズ全体の販売方針の転換だったようです。
気になるのは価格の推移です。Kindle(無印)を例に見ると、2019年発売の第10世代は広告なしで10,980円、2022年発売の第11世代は広告なしで12,980円だったのに対し、2024年発売の現行モデルは広告なし一本化のうえで19,980円まで上がっています。
| 発売年(世代) | 広告あり | 広告なし |
|---|---|---|
| 2019年(第10世代) | 8,980円 | 10,980円 |
| 2022年(第11世代) | 10,980円 | 12,980円 |
| 2024年(現行モデル) | 販売終了 | 19,980円(一本化) |
出典:PC Watch「マイナーチェンジしたKindle、2024年モデルの進化ポイントをチェックしてみた」
「安い広告ありモデルがなくなった分、実質的な値上げになった」と感じる方もいるかもしれません。値上げの理由についてはKindle値上げの記事でも詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
【機種別】今買えるKindleは全機種「広告なし」のみ
2026年7月時点でAmazon.co.jpから購入できる現行Kindleラインナップを、価格が安い順にまとめました。いずれも商品名に「広告なし」または「広告無し」と明記されている、広告なし一本化後のモデルです。価格推移は各カードのチャートで確認できます。
| モデル | 価格(税込) | 発売時期 |
|---|---|---|
| Kindle(無印) | 19,980円 | 2024年10月 |
| Kindle Paperwhite | 27,980円 | 2024年10月 |
| Kindle Paperwhite シグニチャーエディション | 32,980円 | 2024年10月 |
| Kindle Colorsoft | 39,980円 | 2025年7月 |
| Kindle Colorsoft シグニチャーエディション | 44,980円 | 2025年7月 |
| Kindle Scribe(2026年モデル・32GB) | 89,980円 | 2026年6月出荷開始 |
少しでも安く買いたい場合は、価格が変わらないぶん「いつ買うか」がより重要になります。Amazonのセール時期に合わせて購入すれば、広告なし一本化後の価格でも実質的にお得に購入できます。
広告ありモデルを中古で安く買うことはできる?
新品の販売チャネルには広告ありモデルはもう流通していませんが、フリマアプリやオークションサイトなど中古市場では、過去に販売されていた広告ありモデルを今でも見かけることがあります。
中古端末を検討する場合は、バッテリーの劣化状況や保証の有無を必ず確認しましょう。Amazon公式の保証は新品購入時が前提のため、中古品では基本的に対象外になります。初期化の可否や付属品の有無もあわせてチェックしておくと安心です。
「多少古くてもいいから広告ありで安く済ませたい」という場合を除けば、現行モデルは価格自体が広告なし基準になっているため、無理に中古の広告ありモデルを探すメリットは以前ほど大きくないかもしれません。
よくある質問
できません。広告あり・なしは購入時点で確定する仕様のため、あとから広告だけを非表示にする方法は用意されていません。広告を消したい場合は、広告なしモデルへの買い替えが必要です。
表示されません。広告が表示されるのはスリープ(ロック)画面とホーム画面下部の2箇所のみで、本を開いて読んでいる間は広告あり・なしどちらのモデルでも画面に広告は出ません。
外観だけでは判別できません。電源を入れてスリープ画面に広告が出るかどうかで確認するか、設定画面の「端末情報」欄に表示される端末のタイプで確認する方法があります。中古品を購入する際は、出品者に確認しておくと安心です。
別物です。ここで紹介した「広告あり・なし」は端末のスリープ画面やホーム画面に表示されるハードウェア側の仕様で、Kindle Unlimitedは読み放題の月額サブスクリプションサービスです。Kindle Unlimitedの解約方法は別記事にまとめています。
まとめ
- ✓2026年7月現在、Kindleの新品はすべて広告なしモデルに一本化されており、広告ありは選べません
- ✓広告は購入後に変更できないため、迷う必要はなく現行モデルの価格でそのまま検討して大丈夫です
- ✓価格は19,980円のKindle無印から89,980円のKindle Scribeまで幅広く、用途に合わせて選べます
- ✓少しでも安く買うなら、セール時期を狙うのが現実的な選択肢です
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