インドビザの申請方法を徹底解説|e-Visaの取得手順・料金・必要書類【2026年最新】

インドは観光・出張を問わず、日本国籍者であっても事前のビザ取得が必須の国です。取得方法は「e-Visa(電子ビザ)」「大使館での通常ビザ」「アライバルビザ」の3通りがありますが、短期の観光・商用ならオンラインで完結するe-Visaが基本になります。この記事では、e-Visaの料金や必要書類、申請の手順、よくあるトラブルの対処法まで、2026年7月時点の最新情報でまとめました。

結論
迷ったら「e-Visa」でOK。目的別の選び方はこちら

インドビザは目的と滞在日数によって選ぶべき方式が変わります。まずは自分がどれに当てはまるか確認しましょう。

観光・短期出張 オンラインで完結するe-Visaを選ぶ。30日・1年・5年の観光ビザは日本国籍なら基本25米ドル。
長期滞在・就労・留学 e-Visaの対象外のため在日インド大使館・総領事館での通常ビザを申請する。
e-Visaが間に合わなかった場合の保険 対象6空港限定のアライバルビザもあるが、運用が不安定なため過度な依存は非推奨。

インドビザは必要?3つの取得方法と選び方

日本国籍者がインドに入国する場合、観光・乗り継ぎ・出張のいずれの目的であっても、原則として事前のビザ取得が必要です。取得方法は大きく分けて3つあり、それぞれ申請場所・審査期間・対応目的が異なります。

3方式の比較表

方式申請場所審査期間の目安向いている人
e-Visa(電子ビザ)インド政府公式サイト(オンライン)通常72時間以内観光・短期商用・医療目的の渡航者
通常ビザ(紙ビザ)在日インド大使館・大阪総領事館数営業日〜(内容による)長期滞在・就労・留学など
アライバルビザ対象空港到着時のカウンター当日(数分〜30分程度)e-Visaが間に合わなかった場合の最終手段

短期観光・出張ならe-Visaが基本

おすすめの選び方

大使館へ出向く必要がなく、パソコンやスマホから自宅で申請から支払いまで完結するe-Visaが、観光・商用の短期渡航では最も現実的な選択肢です。次のH2から、e-Visaの料金・必要書類・申請手順を順に解説します。

インドe-Visaの種類と料金【2026年最新】

e-Visaは渡航目的別に複数のカテゴリーが用意されています。一般の旅行者・出張者が使うのは主に観光(e-Tourist Visa)・商用(e-Business Visa)・医療(e-Medical Visa)の3種類です。

e-Visaの主な種類

  • e-Tourist Visa:観光、友人・親族訪問、短期ヨガ受講など
  • e-Business Visa:商談、会議参加、展示会参加、事業立ち上げなど
  • e-Medical Visa/e-Medical Attendant Visa:インドでの治療目的・付き添い
  • e-Conference Visa:国際会議への出席

料金表(日本国籍・e-Tourist Visa)

e-Tourist Visaには30日・1年・5年の3種類があり、いずれも複数国籍で共通料金です。日本国籍の場合、2026年7月時点の料金は以下のとおりです。

種類入国回数料金(4〜6月)料金(7〜3月)
30日 e-Tourist Visaダブルエントリー(2回)10米ドル25米ドル
1年 e-Tourist Visaマルチプルエントリー25米ドル25米ドル
5年 e-Tourist Visaマルチプルエントリー25米ドル25米ドル

料金体系が同じであれば、再訪の可能性を考えて1年または5年ビザを選んでおくと結果的にお得になるケースが多いです。1回限りの短期訪問と決まっている場合は30日ビザでも十分対応できます。なお、1年・5年ビザは1回の滞在が最長180日まで、かつ1暦年あたりの滞在日数にも制限があります。

支払い方法と手数料

決済はクレジットカード(VISA・Mastercard)またはPayPalに対応しています。銀行振込や現金は利用できません。

  • クレジットカード決済:ビザ料金に加えて別途3%のサービス手数料
  • PayPal決済:ビザ料金に加えて別途4%のサービス手数料
支払い時の注意

決済が3回連続で失敗すると、その申請のApplication IDがブロックされます。また、審査の結果ビザが却下された場合でも、ビザ料金・サービス手数料は返金されません。カード情報の入力ミスに注意しましょう。

e-Visa申請に必要な書類・パスポート条件

申請をスムーズに進めるには、事前に必要書類とパスポートの条件を確認しておくことが重要です。特に写真とパスポートのデータは規格が細かく決まっており、条件を満たさないとアップロード時にエラーになります。

パスポートの条件

  • 残存有効期間が入国時点で6か月以上あること
  • 査証欄(スタンプ用ページ)に2ページ以上の余白があること
  • ICチップ付きの機械読み取り式パスポートであること

残存期間や余白ページが足りない場合は、e-Visaを申請する前にパスポートの更新・切替を済ませておく必要があります。

証明写真・パスポートPDFの規格

アップロード物形式サイズ・条件
証明写真JPEG正方形(350×350px以上)、10KB〜1MB、背景は白または明るい単色、顔・耳・首・肩が正面から写っていること
パスポート顔写真ページPDF解像度350px以上、300KB程度を目安に(大きい場合は圧縮)、文字・顔写真が鮮明に読み取れること
アップロードでつまずいたら

スマートフォンでそのまま撮影した写真は正方形比率になっていないことが多く、そのままではエラーになりがちです。証明写真機やオンラインのリサイズ・圧縮ツールで規格に合わせてから申請するとスムーズです。

インドe-Visaオンライン申請の手順

申請はインド政府公式サイトから、6ステップ前後のフォーム入力で進みます。途中で「Temporary Application ID」が発行されるため、中断しても再開可能です。

申請前の準備

公式サイト以外からは申請しない

e-Visaは政府公式サイト(indianvisaonline.gov.in)からのみ申請できます。高額な手数料を上乗せする偽サイト・類似サイトが報告されているため、URLを必ず確認してから手続きを始めてください。

申請の流れ(6ステップ)

1

基本情報の入力

国籍・パスポート種別・到着予定空港・生年月日・ビザの種類(30日/1年/5年など)を選択します。

2

申請者情報・パスポート情報の入力

氏名・性別・出生地・学歴・パスポート番号など、パスポート記載内容と一致させて入力します。

3

住所・家族・職業情報の入力

現住所、両親の氏名・国籍、現在の職業や勤務先などを入力します。

4

渡航歴・SAARC諸国渡航歴の入力

過去のインド訪問歴、直近3年間のSAARC加盟国(パキスタン、バングラデシュ、スリランカ等)への渡航有無を回答します。

5

セキュリティ質問への回答

逮捕歴・国外退去歴などについてYes/Noで回答します。初期値が「Yes」になっている項目があるため、該当しない場合は必ず「No」に変更しましょう。

6

写真・書類のアップロードと決済

証明写真とパスポートPDFをアップロードし、内容を最終確認したうえでクレジットカードまたはPayPalで支払います。

審査期間・申請タイミングの目安

項目目安
審査〜承認までの期間通常72時間以内(混雑期は数日かかる場合あり)
申請可能な最短タイミング出発の4日前まで(ただし直前申請は非推奨)
30日ビザの申請開始可能日入国予定日の30日前から
1年・5年ビザの申請開始可能日入国予定日の120日前から

審査には余裕を持ちたいところです。出発の2〜4週間前までに申請を終えておくと、万一の不備や追加確認にも対応しやすくなります。承認されるとメールでETA(電子渡航認証)が届くので、A4用紙にカラー印刷して渡航時に持参してください。

入国できる空港・港と入国後の手続き

e-Visaで入国できるのは、政府が指定した空港・海港・一部の陸路国境に限られます。指定外の地点を使う場合は通常ビザが必要になるため、渡航前に必ず確認しましょう。

e-Visa対応の主な空港

デリー、ムンバイ、チェンナイ、ベンガルール、コルカタ、ハイデラバード、ゴア(ダボリム/モパ)、アーメダバードなど、日本からの直行便・経由便で利用される主要空港を含む約30空港が対応しています。そのほかコーチン、ジャイプール、バラナシ、アムリトサルなども対応済みです。海港はムンバイ・コーチン・チェンナイなど、陸路はラクサウル・ルパイディハなど一部の国境地点のみが対応しています。最新の指定リストは変更される可能性があるため、出発前にインド政府公式サイトで確認してください。

e-Arrival Card(電子入国カード)も忘れずに

2025年10月から入国カードもオンライン化

インドでは2025年10月1日より、紙のアライバルカード(入国カード)から、オンライン申告の「e-Arrival Card」への切り替えが始まっています。インド到着72時間前を目安に、内務省入国管理局の専用サイトから申請できます。移行期間中は紙の入国カードも併用できますが、e-Visaの申請とあわせて済ませておくと空港での手続きがスムーズです。

よくあるトラブルと対処法

インドe-Visaの申請は入力項目が多く、サイトの動作も不安定になりがちです。事前によくあるトラブルを把握しておけば、当日慌てずに対処できます。

入力・アップロードエラー

  • ブラウザはMicrosoft EdgeまたはGoogle Chromeを推奨(Safariでは正しく表示されない場合がある)
  • 保存後に再ログインすると住所欄に引用符(")が自動追加される不具合が報告されている。表示されていたら削除する
  • 写真・パスポートPDFのアップロードエラーは、規格(サイズ・解像度・ファイル形式)を満たしていないケースが大半
  • エラーが解消しない場合は、控えておいたTemporary Application IDで時間を置いて再ログインする

承認が遅い・却下された場合

72時間を過ぎても承認メールが届かない場合は、まず迷惑メールフォルダ(Gmailはプロモーションタブ)を確認しましょう。公式サイトの「Visa Status Enquiry」ページでApplication IDとパスポート番号を入力すれば、審査状況を確認できます。却下された場合、ビザ料金・手数料は返金されないため、申請内容に不備がなかったか確認したうえで再申請するか、大使館での通常ビザ申請を検討してください。

e-Visa以外の選択肢

大使館での通常ビザ

長期滞在・就労・留学目的など、e-Visaの対象外となる渡航では、在日インド大使館または大阪総領事館で通常ビザ(紙ビザ)を申請します。英語でのやり取りが基本となるほか、内容によっては取得までにe-Visaより時間がかかる場合があります。急ぎでの渡航や英語に不安がある場合は、e-Visaでの取得を優先的に検討するとよいでしょう。

アライバルビザの現状(不安定・非推奨)

「あるにはある」が過度な期待は禁物

制度上、日本国籍者はデリー・ムンバイ・チェンナイ・ハイデラバード・コルカタ・ベンガルールの6空港に限り、到着時にアライバルビザを取得できる枠が用意されています。ただし実際の運用は空港・時間帯によって差があり、カウンターに担当者が不在で対応してもらえなかったという報告も見られます。「必ず入国したい」場合は、事前にe-Visaまたは通常ビザを取得しておくのが安全です。

この記事のまとめ

  • 短期の観光・商用ならe-Visaが基本。料金は日本国籍で25米ドル前後(30日ビザは4〜6月のみ10米ドル)
  • パスポートは残存6か月以上・査証欄余白2ページ以上が必須条件
  • 審査は通常72時間以内。出発2〜4週間前までの申請が安心
  • 2025年10月開始のe-Arrival Cardも忘れずに申請する
  • 長期滞在・就労は大使館での通常ビザ、アライバルビザは最終手段と考える

よくある質問

申請から入国までどのくらい余裕を見ればいい?

審査自体は通常72時間以内ですが、混雑期の遅延や不備による再申請のリスクを考えると、出発の2〜4週間前までに申請を済ませておくと安心です。30日ビザは入国30日前から、1年・5年ビザは入国120日前から申請できます。

e-Visaが却下されたらどうすればいい?

却下された場合、支払い済みのビザ料金・手数料は返金されません。まず入力内容や書類の不備がなかったかを確認し、再申請するか、時間に余裕があれば在日インド大使館・総領事館での通常ビザ申請に切り替えることを検討してください。

ビジネス目的でも観光e-Visaで入国できる?

商談・会議参加・展示会参加などの業務目的で渡航する場合は、e-Business Visaを申請します。観光目的のe-Tourist Visaでは、現地での就労や商用活動は認められていません。

アライバルビザだけで入国することはできる?

制度としては日本国籍者向けの枠がありますが、対象は6空港のみで、運用が空港・時間帯によって不安定という報告が多くあります。確実に入国したい場合は、事前にe-Visaまたは通常ビザを取得しておくことをおすすめします。

申請サイトで住所欄に変な記号が出るのはなぜ?

SafariやChromeで保存後に再ログインすると、住所欄などに引用符(")が自動的に追加される不具合が報告されています。表示されていたら削除してから申請を進めてください。Microsoft Edgeでは発生しにくいとの報告もあります。

記事の内容は執筆時点の情報を基にしています。掲載している価格・日程・仕様等は変更になる場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。