スマホでマイナンバーカードやSuicaなどのICカードをかざしたときに、見慣れない「このNFCタグをサポートしているアプリはありません」というメッセージが表示されて驚いた方も多いのではないでしょうか。この記事では、エラーが表示される原因と、状況別にすぐ試せる対処法をわかりやすく解説します。

結論
「NFCタグをサポートしているアプリはありません」は多くの場合、心配しなくて大丈夫です

マイナンバーカードの読み取り中にこのメッセージが一瞬表示されても、数秒で自動的に消えれば手続きへの影響はありません。マイナポータルの公式FAQでも「そのまま手続きを続行してよい」と案内されています。頻繁に表示されて困る場合は、原因に応じた対処法を後ほどご紹介するので、当てはまるケースを探してみてください。

「このNFCタグをサポートしているアプリはありません」とは?

「このNFCタグをサポートしているアプリはありません」は、スマホのNFC機能がICタグ(マイナンバーカードやSuica、nanacoなど非接触ICカードに内蔵されているチップ)を読み取ろうとしたものの、その情報を処理できるアプリが見つからなかったときに表示されるシステムメッセージです。

「エラー」という言葉から不安になってしまいますが、実際にはスマホやカードが壊れたわけではなく、「読み取りはできたけれど、対応するアプリがなかった」ことを知らせているだけの通知であるケースがほとんどです。表示されるタイミングによって意味合いが変わってくるので、まずは自分がどのケースに当てはまるか、次の章で確認してみましょう。

なお、機種によっては「このタグに対応するアプリがインストールされていません」のように、少し違う文言で表示されることもあります。原因も対処法もほぼ同じなので、この記事の内容がそのまま参考になります。

エラーが表示される3つの主な原因

「このNFCタグをサポートしているアプリはありません」が表示される背景には、主に3つの原因があります。順番に見ていきましょう。

①対応アプリが見つからない(マイナンバーカード認証・本人確認アプリなど)

マイナポータルや各種本人確認アプリでマイナンバーカードを読み取る際、アプリ側がカードの読み取り待機状態になっていないタイミングでカードをかざしてしまうと、一時的にこのメッセージが表示されることがあります。おサイフケータイの設定自体に不備があるケースもあるので、心当たりのある方は設定を見直してみましょう。

②スマホケース内のICカード(Suica・nanaco・WAON等)を誤読している

手帳型のスマホケースなど、カードを収納できるポケットが付いたケースを使っている場合、その中に入れているSuicaやnanaco、WAON、楽天Edyなどの非接触ICカードにスマホが反応してしまうことがあります。NFC機能がオンの状態でICタグ内蔵カードがスマホの近くにあると、頻繁にカードを読みに行ってしまい、対応するアプリが見つからずこのメッセージが繰り返し表示されるという仕組みです。

この状態を放置すると、「読み取り→エラー」の動作が繰り返されるため、電池を余分に消費したり、スマホが熱を持ったりすることがあります。心当たりがある方は、次の章の対処法を試してみてください。

③タグの規格がスマホと非対応

NFCタグにはいくつかの規格があり(Type1〜4やFeliCaなど)、まれにスマホが対応していない規格のタグを読み取ろうとした際にも同じメッセージが表示されることがあります。日常的な利用でこのケースに当てはまることは多くありませんが、自作のNFCタグを使っている場合などは、タグとスマホの規格が合っているか確認してみましょう。

【ケース別】今すぐできる対処法

マイナンバーカード認証中に出た場合→続行してOK

マイナポータルやマイナンバーカードを使った本人確認の最中にこのメッセージが表示された場合は、基本的にそのまま操作を続けて問題ありません。デジタル庁が運営するマイナポータルの公式FAQでも、次のように案内されています。

表示されたまま数秒待っても消えない場合は、一度カードをスマホから離し、かざす位置を少しずらしてもう一度試してみてください。

うまく読み取れないときは、スマホケースを外してからカードをゆっくり近づけ、数秒動かさずに待つのがコツです。ケースが厚いタイプだと電波が届きにくくなり、読み取りに時間がかかることがあります。

頻繁に表示されて困る場合→NFCをオフにする

モバイル決済やマイナンバーカード認証を普段使わないのに何度もこのメッセージが出て煩わしい場合は、NFC機能自体をオフにしてしまうのが手っ取り早い解決策です。

1

設定アプリを開く

2

「接続済みのデバイス」(機種によっては「デバイス接続」)をタップ

3

「接続の設定」→「NFC」を選択

4

NFCのスイッチをオフにする

Googleウォレットのヘルプでも、設定アプリの[接続済みのデバイス]→[接続設定]→[NFC]から操作する手順が案内されています。

機種によってメニューの名称や場所が多少異なります。見当たらない場合は、設定画面の検索窓で「NFC」と入力すると早く見つかります。

モバイルSuicaなど非接触ICを使っている場合→ケース内配置を見直す

一方で、モバイルSuicaやおサイフケータイを日常的に使っている方は、NFCをオフにすると決済自体ができなくなってしまいます。この場合はNFCをオフにするのではなく、スマホケースの中のICカードとスマホの間に電磁波干渉防止シートを挟む、またはカードの収納位置を離すといった対策がおすすめです。

電磁波干渉防止シートやICカードセパレーターを使うと、ケースに入れたままでも誤読によるエラーを抑えやすくなります。価格の推移も合わせてチェックしてみてください。

それでも解決しないときに試すこと

上記を試しても改善しない場合は、以下も合わせて確認してみてください。

  • スマホを再起動する
  • マイナポータルやおサイフケータイ関連アプリなど、NFCを使うアプリを一度終了してから開き直す
  • NFC読み取りに関わるアプリのキャッシュをクリアする

iPhoneでも同じエラーは出る?

結論から言うと、iPhoneで「このNFCタグをサポートしているアプリはありません」と全く同じ文言のメッセージが表示されることは一般的ではありません。iPhoneでマイナンバーカードなどがうまく読み取れない場合は、エラーメッセージが出ないまま読み取りが完了しない、という形でつまずくケースが多いようです。

デジタル庁の資料では、対処法として次のような点が案内されています。

  • カードをiPhone上部にぴったり当てて、動かさずにしばらく待つ
  • スマホケースを外してから試す
  • 充電ケーブルやイヤホンなど、接続機器を外す

【関連】NFCタグを自分でも使ってみたい方へ

ここまではエラーメッセージのトラブルシューティングを中心に解説してきましたが、NFCタグ自体は正しく使うととても便利なアイテムです。書き込み可能なNFCタグを使えば、スマホをかざすだけでWi-Fi接続やアプリ起動、名刺代わりのURL表示などができます。

よくある質問

メッセージが表示されても操作を続けて大丈夫ですか?

マイナンバーカードの読み取り中であれば問題ありません。数秒で自動的に消え、手続きはそのまま進められます。

電池の減りが早くなったり、スマホが熱くなったりするのはなぜですか?

スマホケース内のICカードを繰り返し読みに行っている場合、その動作が電池消費や発熱の原因になっていることがあります。干渉防止シートの利用やケース内のカード配置の見直しがおすすめです。

このエラーが出るとマイナンバーカードは壊れますか?

いいえ、カードやスマホが破損するものではありません。あくまで「対応するアプリが見つからない」ことを知らせる通知です。

iPhoneでも同じエラーは出ますか?

同じ文言のメッセージが表示されることは一般的ではありません。iPhoneで読み取れない場合は、エラー表示のないまま読み取りが完了しないケースが多いです。

NFCタグは自分で書き込みできますか?

はい。市販の書き込み可能なNFCタグと対応アプリを使えば、URLやWi-Fi設定などの情報を自分で書き込めます。

まとめ

  • 「このNFCタグをサポートしているアプリはありません」は多くの場合、心配のいらない通知です
  • マイナンバーカード認証中なら、数秒待てばそのまま手続きを続けてOKです
  • 頻繁に出て困るときはNFCをオフに、モバイルSuicaなどを使うならケース内配置を見直しましょう
  • 解決しないときは再起動・アプリの終了・キャッシュクリアを試してみてください

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