スマホの動作が重い、バッテリーの減りが早い、タッチの反応が悪い——そんなときに疑いたいのが「バックグラウンドアプリ」です。この記事では、iPhone・Android それぞれで今バックグラウンドで動いているアプリを確認する方法と、不要なアプリを終了・制限する手順を、画面操作の順番通りに解説します。あわせて「バックグラウンドアプリを整理してもタッチの反応が直らない」というケースの考え方もまとめました。

結論
バックグラウンドアプリを確認するには?

お使いの端末によって操作方法が異なります。まずはご自身の端末に合わせて確認してみてください。

iPhoneの方 ホームボタンの有無で操作が変わります → マルチタスク画面(アプリ履歴)を表示して確認
Androidの方 アプリ履歴ボタンまたは画面下からのスワイプで表示 → 設定>バッテリーでも詳細確認が可能

バックグラウンドアプリとは?確認したほうがいい理由

バックグラウンドアプリとは、画面に表示されていない状態でも裏側で処理を続けているアプリのことです。メッセージの受信確認や音楽再生、位置情報の取得などがその代表例で、こうした動作自体は珍しいものではありません。

ただし、バックグラウンドで動くアプリの数が増えすぎると、次のようなサインが出てくることがあります。心当たりがあれば、確認してみる価値がありそうです。

  • スマホ全体の動作が重い、アプリの切り替えにもたつきを感じる
  • バッテリーの減りが以前より早くなった
  • Wi-Fi なしの通信量(ギガ)が想定より多く減っている
  • タッチ操作の反応が悪い・押しても反応が遅れる

特に最後の「タッチの反応が悪い」は見落とされがちですが、複数のアプリが裏側でメモリやCPUを使っていると、画面のタッチ操作を受け付ける処理が遅れることがあります。もちろんタッチ不良の原因はそれだけではないので、この記事の後半で切り分け方も紹介します。

【iPhone】バックグラウンドアプリを確認する方法

iPhoneには「今バックグラウンドで動いているアプリだけ」を一覧表示する機能はありません。代わりに、次の2つの方法を組み合わせて状況を把握します。

マルチタスク画面(アプリ履歴)を表示する

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ホームボタンがある機種:ホームボタンを2回連続で押します。

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ホームボタンがない機種(iPhone X以降):画面の下端から上に向かってスワイプし、画面中央あたりで指を止めます。

どちらの操作でも、最近使ったアプリのサムネイルが横並びで表示されます(ソフトバンク公式サポート)。

注意:この画面は「バックグラウンドで動作中のアプリ一覧」ではありません

マルチタスク画面に表示されるのは、あくまで「最近使ったアプリの履歴」です。表示されているからといって、そのアプリが今も裏側で処理を続けているとは限らず、多くのアプリは表示後すぐに一時停止状態になります。Appleのソフトウェア責任者も、アプリを裏で終了させてもバッテリーの改善にはつながらないと過去に説明しています(CNBC報道)。「今どれくらいバッテリーや処理を使っているか」を正確に知りたい場合は、次の設定画面から確認するのが確実です。

設定>バッテリーで実際の使用状況を確認する

「設定」アプリ →「バッテリー」の順にタップすると、その日のバッテリー残量の推移に加えて、「すべてのバッテリー使用状況を表示」をタップすることで過去8日間分のアプリ別使用状況を確認できます(Apple公式サポート)。使用時間が長い割に自分ではあまり開いていないアプリがあれば、それがバックグラウンドで動いている可能性が高いアプリです。

【iPhone】不要なアプリの終了とバックグラウンド更新の設定

マルチタスク画面からアプリを終了する

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マルチタスク画面を表示します(表示方法は前の章の通りです)。

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終了したいアプリのサムネイルを、下から上に向かってはらいます。これでそのアプリが終了します(ソフトバンク公式サポート)。

先ほどの注意点の通り、日常的に全アプリを終了させる必要はありません。特定のアプリだけ動作がおかしい・フリーズ気味というときの対処法として使うイメージで十分です。

「Appのバックグラウンド更新」のオン・オフを確認する

アプリごとにバックグラウンドでの更新を許可するかどうかは、「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド更新」から確認・変更できます。ここでは「Wi-Fiとモバイル通信」「Wi-Fiのみ」「オフ」の3つから選べるほか、アプリごとに個別でオン・オフを切り替えることも可能です。

普段あまり使わないのに通知だけは来てほしいアプリは「Wi-Fiのみ」、使用頻度が低いアプリはオフにする、といった使い分けがおすすめです。

【Android】バックグラウンドアプリを確認する方法

アプリ履歴(マルチタスク画面)を表示する

ナビゲーションの設定によって操作方法が異なります。

  • 3ボタンナビゲーション:画面下部の四角いボタン(履歴ボタン)をタップします。
  • ジェスチャーナビゲーション:画面の下端から上に向かってスワイプし、途中で止めます。

いずれの操作でも、最近使ったアプリの一覧が表示されます(Android公式サイト)。

設定からアプリごとの使用状況を確認する

「設定」→「アプリ」(機種により「アプリと通知」)から個別のアプリを選ぶと、バッテリー使用量やモバイルデータの使用量、バックグラウンドでのデータ使用が許可されているかどうかを確認できます。Android は機種・メーカーによってメニュー名や階層が多少異なりますが、「アプリ」+「バッテリー」または「データ使用量」という並びを探すのが基本です。

もっと詳しく見たい方向け:開発者向けオプション

「設定」→「デバイス情報」→「ビルド番号」を7回連続タップすると「開発者向けオプション」が有効になり、「実行中のサービス」からより詳細なプロセス単位の情報を確認できます。ただし設定項目を誤って変更すると動作が不安定になることがあるため、普段の確認には前述のアプリ履歴・設定画面で十分です。

【Android】バックグラウンドアプリの終了・制限方法

アプリを個別に終了する

アプリ履歴画面で終了したいアプリを上にスワイプするか、カード上部の「×」をタップすると終了できます。

「バックグラウンドでのデータ使用」をオフにする

「設定」→「アプリ」→対象アプリ→「データ使用量」(または「モバイルデータ」)から、バックグラウンドでのデータ使用をオフにできます。通信量だけを抑えたい場合はこちらが手軽です。

データセーバー・バッテリーセーバーを使う

個別に設定するのが面倒な場合は、まとめて制限できる機能を使うのも一つの方法です。

データセーバー:「設定」→「ネットワークとインターネット」→「データセーバー」から有効化できます(Google Pixelヘルプ)。有効にすると、モバイルデータ接続時は基本的に画面を開いているアプリだけが通信するようになります。バックグラウンドでの通信を許可したいアプリは、同じ設定画面から個別に「無制限のデータアクセス」を許可することも可能です。

バッテリーセーバーも同様に、バックグラウンドでの動作を制限してバッテリー消費を抑える機能です。長時間の外出時など、充電がすぐにできない場面で活用してみてください。

バックグラウンドアプリを整理しても重いなら、買い替えの価格をチェック

ここまでの確認・整理をしても動作の重さが改善しない場合、端末自体が今のアプリの負荷に対して古くなってきているサインという可能性もあります。買い替えを考え始めている方向けに、現行モデルから型落ちモデルまでの価格を並べてみました。プライシーでは価格の推移をチャートで確認できるので、値下がりのタイミングを見ながら検討できます。

バックグラウンドアプリを整理しても不調が直らないときは

バッテリーの減りが早い場合

アプリを整理してもバッテリー消費が改善しない場合は、バッテリー自体の劣化が進んでいる可能性があります。設定>バッテリー>バッテリーの状態から最大容量を確認してみてください。

タッチの反応が悪い場合の切り分け

バックグラウンドアプリが多くメモリを圧迫していると、タッチ操作を受け付ける処理が遅れ、反応が鈍く感じられることがあると複数のiPhone修理系メディアが説明しています(FIREBIRD)。まずはアプリの整理や再起動を試し、それでも改善しない場合は、画面の物理的な破損や結露、基板の不具合といったハードウェア側の原因を疑う必要があります(スマートクリア)。

こんな場合はハードウェアが原因の可能性があります

アプリの整理・再起動をしても特定の位置だけタッチが効かない、画面にひび割れや浮きがある、水濡れ・結露の心当たりがある——こうした場合は、ソフト面の対処では解決しないことが多いため、早めにApple公式サポートや修理店への相談を検討してみてください。

よくある質問

バックグラウンドアプリは全部終了してもいい?

基本的には無理に全部終了させる必要はありません。Appleのソフトウェア責任者も、アプリを裏で終了させてもバッテリーの改善にはつながらないとコメントしています。動作がおかしいアプリだけをピンポイントで終了させる、という使い方がおすすめです。

バックグラウンド更新(Appのバックグラウンド更新)をオフにするとどうなる?

アプリを開いていない間の自動更新が止まるため、通知が届くタイミングが遅れたり、次にアプリを開いたときに最新情報の読み込みに時間がかかったりすることがあります。バッテリーや通信量を優先したいアプリだけ個別にオフにするのがおすすめです。

Androidで勝手にアプリが増えるのはなぜ?

通知の受信やウィジェット表示、自動起動の許可設定などが理由で、意識せずバックグラウンドで動くアプリが増えていくことがあります。設定からアプリごとの権限や自動起動の許可を見直すことで、増えすぎを防ぎやすくなります。

バックグラウンドアプリを整理してもタッチが反応しない場合は?

アプリの整理・再起動をしても改善しない場合は、画面の物理的な破損や結露、基板の不具合といったハードウェア側の原因が考えられます。特定の位置だけ反応しない、画面にひび割れがあるといった症状があれば、早めにApple公式サポートや修理店へ相談することをおすすめします。

まとめ

この記事のポイント

  • iPhoneはマルチタスク画面+設定>バッテリーの2つを組み合わせて確認する
  • Androidはアプリ履歴画面+設定>アプリ/データ使用量で確認する
  • マルチタスク画面は「履歴」であって「動作中の一覧」ではない点に注意する
  • 整理しても改善しない不調は、バッテリー劣化やハードウェアの問題も疑う

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