楽天ANAマイレージクラブカードは、楽天カードにANAマイレージクラブの機能が加わった1枚4役のクレジットカードです。「楽天カードと何が違うの?」「ANAマイルを効率よく貯めたいけど、このカードで大丈夫?」という疑問を持つ方に向けて、特徴・メリット・デメリット・コース選択の判断基準を徹底解説します。

結論
楽天ANAマイレージクラブカード、向いているのはこんな人
マイル派 普段の買い物でANAマイルを自動積算したい・手続きの手間を省きたい
ポイント派 楽天市場でのお買い物が多い・ANAマイルと楽天ポイントを状況に応じて使い分けたい
楽天カード検討中 これから楽天カードを作るなら、ANAマイレージクラブ機能をまとめて持ちたい

楽天ANAマイレージクラブカードとは?基本スペックと特徴

楽天ANAマイレージクラブカードは、楽天カード・楽天ポイントカード・楽天Edy・ANAマイレージクラブカードの4つの機能が1枚に集約されたクレジットカードです。まずはカードの基本スペックを確認しましょう。

項目 内容
年会費 初年度無料。2年目以降は年1回のカード利用で550円(税込)が無料
国際ブランド Visa・Mastercard・JCB(3ブランドから選択)
ポイント還元率 楽天ポイントコース:100円=1ポイント(1.0%)
マイル還元率 ANAマイルコース:200円=1マイル(0.5%)※自動積算
楽天市場での還元 最大3倍(通常ポイント+楽天カード利用通常ポイント+特典ポイント)
海外旅行傷害保険 最高2,000万円(利用付帯)
家族カード 無料(最大2枚)
ETCカード 年会費550円(楽天会員ランクがプラチナ以上で無料)
入会特典 最大5,000ポイント(通常2,000pt+期間限定3,000pt)+ANA楽パック(航空券+宿)クーポン4,000円相当(新規申し込み時)
申し込み資格 18歳以上(高校生を除く)

ANAマイレージクラブとは? ANAが運営するマイレージプログラムです。カードに会員番号(お客様番号)が記載されており、フライトやショッピングでマイルを貯めて特典航空券などと交換できます。楽天ANAマイレージクラブカードにはこの会員番号が印字されているため、別途AMCカードを用意する手間が省けます。

このカードが向いている人・向いていない人

✓ 向いている人
  • ANAマイルを日常的な買い物で貯めたい
  • 楽天市場をよく利用する
  • ANA国内線をたまに使う
  • 年会費を極力抑えたい
  • マイルと楽天ポイントを1枚で使い分けたい
✗ 向いていない人
  • ANA便に頻繁に搭乗してボーナスマイルを稼ぎたい
  • カードデザインや番号レス(ナンバーレス)にこだわる
  • 年会費無料のまま楽天カードを持ち続けたい
  • ANAカードファミリーマイルで家族とマイルを合算したい
  • AMEXブランドを希望する

楽天カードとの3つの違い

「楽天カードと楽天ANAマイレージクラブカード、どっちを選べばいいの?」という疑問はよく聞きます。結論から言うと、違いは大きく3つです。

1
ANAマイレージクラブカード(AMC)機能が付帯

通常の楽天カードにはない最大の特徴が、ANAマイレージクラブカードの機能です。カード券面にANA会員番号(お客様番号・10桁)が記載されているため、別途AMCカードを持ち歩く必要がありません。ANAの国内線搭乗時にスキップサービス(後述)を使うには、このカードが便利です。

2
ANAマイルコースで自動積算ができる

通常の楽天カードでANAマイルを貯めるには、楽天ポイントを貯めてから手動でANAマイルへ交換する手順が必要です(月上限20,000ポイント、処理期間3〜4週間)。一方、楽天ANAマイレージクラブカードなら「ANAマイルコース」を選択することで、買い物のたびに自動でANAマイルが積算されます。交換の手間なく、翌月15日頃にはマイルが口座に反映されます。

3
年会費が「条件付き無料」になる

楽天カードは永年年会費無料ですが、楽天ANAマイレージクラブカードは年1回のカード利用で年会費(550円)が無料になる仕組みです。1度でも使えば翌年の年会費はかかりませんが、まったく使わない年が生じると550円が発生します。また、楽天カードはAMEXブランドも選べますが、楽天ANAマイレージクラブカードはVisa・Mastercard・JCBの3ブランドのみです。

比較項目 楽天カード 楽天ANAマイレージクラブカード
年会費 永年無料 年1回利用で無料(550円)
国際ブランド Visa/Mastercard/JCB/AMEX Visa/Mastercard/JCB
ポイント還元率 1.0% 1.0%(楽天ポイントコース)
マイル還元率(ANA) 0.5%(手動交換必要) 0.5%(ANAマイルコースで自動積算)
AMCカード機能 なし あり(会員番号が券面に記載)
カードデザイン ナンバーレス・多種デザイン対応 旧来型のみ(ナンバーレス不可)
楽天カードとの2枚持ち 不可(同一人物では1枚のみ)

ポイント→マイル手動交換のデメリット 楽天カードでも楽天ポイントをANAマイルに交換できますが、月上限20,000ポイント(10,000マイル相当)・1回5,000ポイントまで・処理に3〜4週間と制約が多く手間がかかります。マイルを効率よく貯めるなら、自動積算できるANAマイルコースの方が圧倒的に便利です。

楽天ANAマイレージクラブカードのメリット

このカードのメリットは主に6つです。一つひとつ確認してみましょう。

①年会費が実質無料

初年度無料・年1回の利用で2年目以降も無料

初年度は年会費が無料です。2年目以降も、前年に1回でもカードを使えば550円が免除されます。コンビニでの少額決済でも条件を満たせるので、実質的に年会費無料と考えてよいでしょう。

②ANAマイルが買い物で自動的に貯まる

200円ごとに1マイル。交換手続き不要でマイル口座に自動反映

ANAマイルコースを選ぶと、カード利用額200円ごとに1マイルが自動で積算されます(マイル還元率0.5%)。毎月手動で交換する手間がなく、翌月15日頃にはANAマイル口座に反映されるのが大きな強みです。年間100万円の利用で約5,000マイルが積算できます。

③フライトでもマイルが貯まる

ANA・スターアライアンス便のフライトでもマイルが積算される

ANAマイレージクラブカード機能付帯のため、ANA便やスターアライアンス加盟航空会社(ルフトハンザ、ユナイテッドなど)のフライトでもマイルが貯まります。普段の買い物で貯めたマイルとフライトで貯めたマイルを一つの口座にまとめて管理できます。

④ANAスキップサービスが使える

チェックインなしで直接保安検査場へ進める(国内線のみ)

ANA国内線の「スキップサービス」が利用できます。空港カウンターでの搭乗手続きを省略し、カードのICチップを端末にかざすだけで保安検査場へ直行できます。出発前の慌ただしい時間を短縮できる便利なサービスです。

⑤海外旅行傷害保険が最高2,000万円付帯

利用付帯で最高2,000万円の海外旅行傷害保険が無料で付く

海外旅行中のケガや病気に対する保険が無料で付帯しています(利用付帯)。保険を適用するには、旅費の一部(交通費など)をこのカードで決済する必要があります。保険内容は死亡後遺障害2,000万円・傷害治療200万円・疾病治療200万円など、年会費無料カードとしては充実した内容です。

⑥楽天市場で最大3倍のポイント還元

楽天市場での購入時は最大3倍(楽天カードと同等)

楽天市場での購入時は、通常ポイント1倍+楽天カード利用通常ポイント1倍+楽天カード利用特典ポイント1倍の合計最大3倍のポイントが貯まります。楽天モバイルなどの楽天サービスを活用すれば、SPU(スーパーポイントアッププログラム)でさらに還元率を上げることも可能です。

⑦ANAマイレージモール経由でマイルの二重取りができる

ANAマイレージモール経由で楽天市場を利用すると、カード利用分+モール経由分の二重取りが可能

ANAが運営する「ANAマイレージモール」は、ジョーシン・楽天市場・三越伊勢丹オンラインストアなど多数のショップが参加するオンラインモールです。このモールを経由して楽天市場で買い物をし、楽天ANAマイレージクラブカードで決済すると、カード利用分のマイル(またはポイント)+モール経由分のマイルを同時に獲得できます。楽天市場をよく使う方は、ぜひブックマークしておきましょう。

楽天ANAマイレージクラブカードのデメリット・注意点

魅力的なカードですが、申し込み前に知っておきたいデメリットもあります。「これが自分にとってどの程度影響するか」をチェックしておきましょう。

①ボーナスマイル・継続マイルがない

ANA公式カードには搭乗ボーナスや毎年の継続ボーナスマイルがある

ANA公式カード(ANA一般カードなど)は、ANA便搭乗時にフライトマイルの10%相当がボーナスとして積算されたり、カード継続時に毎年ボーナスマイルがもらえます。楽天ANAマイレージクラブカードはこれらのボーナスがないため、ANA便に頻繁に乗る方には不向きです。

②ANAマイルの有効期限が3年

ANAマイルコースを使うと有効期限が3年になる。楽天ポイントは実質無期限

ANAマイルの有効期限は積算月から36ヶ月(3年)です。ANAマイルコースでは自動積算と同時に有効期限のカウントが始まります。一方、楽天ポイントは年1回以上使うか貯めれば失効しないため、楽天ポイントコースを選んでポイントを保有し続けた方が長期的にマイルを貯めやすい場合もあります。

3年でマイルが失効しないために ANAマイルコースを選ぶなら、3年以内に目標マイル数(国内線特典航空券は最低12,000マイル〜)を達成することを意識しましょう。年間5,000マイル前後の積算スピードで考えると、2〜3年での航空券交換が現実的なプランです。

③カードデザインが旧式・ナンバーレス不可

券面番号ありの旧デザインのみ。ミッキーマウスなどのコラボデザインも選べない

通常の楽天カードはナンバーレス化やさまざまなコラボデザインに対応していますが、楽天ANAマイレージクラブカードは2色(ブラック・ピンク)のみで旧式デザインです。カードデザインを重視する方は注意が必要です。

④楽天カードとの2枚持ちは不可

楽天ANAマイレージクラブカード保有者は楽天カードとの2枚目を作れない

楽天カードは通常2枚目(別ブランド)を申し込めますが、楽天ANAマイレージクラブカード・楽天銀行カード・楽天カードアカデミーの保有者は対象外です。このカード1枚で楽天カードの全機能が使えるため実質的な支障はありませんが、ブランドを分けたい方には制約となります。

⑤家族マイル合算(ANAカードファミリーマイル)は対象外

家族それぞれのマイルを合算して特典航空券に使う制度に対応していない

ANA公式カード会員向けの「ANAカードファミリーマイル」サービスは、家族全員のマイルを合算して特典航空券と交換できます。楽天ANAマイレージクラブカードはANA発行の「ANAカード」ではないため、このサービスの対象外です。家族でマイルを貯めて旅行したい方はご注意ください。

ANAマイルコースと楽天ポイントコース、どちらを選ぶべきか?

楽天ANAマイレージクラブカードには2つのコースがあります。どちらを選ぶかで、ポイントの貯め方・使い方が大きく変わります。

ポイント派向け
楽天ポイントコース
1.0%

100円=1ポイント。楽天市場・コンビニ等で使える汎用性が高い。マイルへの交換も可能(2pt→1マイル)。

比較項目 ANAマイルコース 楽天ポイントコース
還元率 マイル0.5%(自動) 楽天ポイント1.0%
マイルへの交換 自動(手続き不要) 手動(月上限20,000pt・1回5,000pt)
有効期限 積算から3年(36ヶ月) 楽天ポイントのまま保有→実質無期限
楽天ポイントの使い道 楽天市場ではポイントで支払い可 楽天市場・コンビニ・ポイント加盟店等
楽天会員ランクへの影響 ランクに反映されない場合あり 楽天ポイントが貯まるためランクアップしやすい

ANAマイルコースを選ぶべき人

ANAマイルコースがおすすめ
  • とにかくANAマイルを効率よく貯めたい
  • 毎回手動で交換するのが面倒
  • 3年以内に特典航空券を使う見込みがある
  • 楽天ポイントはあまり使わない
楽天ポイントコースがおすすめ
  • 楽天市場での買い物が多い
  • 3年以上かけてゆっくりマイルを貯めたい
  • 楽天会員ランクを維持・アップしたい
  • 期間によってポイントとマイルを使い分けたい

コース変更はいつでもOK ANAマイルコースと楽天ポイントコースは、楽天e-NAVIからいつでも切り替えられます。「まず楽天ポイントコースで使ってみて、マイルを積極的に貯めたくなったらANAマイルコースに変更する」という使い方も可能です。

楽天ANAマイレージクラブカードの申し込み・切り替え方法

新規申し込み手順

1
楽天カード公式サイト(キャンペーンページ)にアクセス

楽天ANAマイレージクラブカードのキャンペーンページから「お申し込み」ボタンをクリックします。楽天会員にログインしてから申し込むとスムーズです。

2
必要事項を入力して申し込む

氏名・住所・勤務先・年収などを入力します。申し込み条件は「18歳以上(高校生を除く)」のみで、特に厳しい条件はありません。

3
審査結果を待つ

審査はオンラインで行われ、通常数日以内に結果が通知されます。

4
カードを受け取り、コースを設定する

カードが届いたら楽天e-NAVIにログインし、ANAマイルコースか楽天ポイントコースを選択します(デフォルトは楽天ポイントコース)。

楽天カードからの切り替え方法

既に楽天カードをお持ちの方は、新規申し込みではなく「切り替え」という手続きになります。

1
楽天e-NAVIにログイン

会員サービスサイト「楽天e-NAVI」にアクセスします。

2
「お申込み(カード/サービス)」→「カードのお申込み」→「カードの追加・切り替え」を選択

メニューから楽天ANAマイレージクラブカードを選択します。

3
審査通過後、新しいカードを受け取る

切り替えでも審査が行われます。カードが届くまで1〜2週間程度かかります。

切り替え時の注意点まとめ

注意点 詳細
切り替え手数料がかかる 楽天カードから切り替える場合、1,100円(税込)の手数料が発生します。一方、解約してから新規申し込みすると手数料は不要ですが、入会特典を活用できます(ただし新規扱いになるため時間がかかります)。
カード番号が変わる 切り替え後はカード番号が変更されます。サブスクリプション等の自動引き落とし先の更新が必要です。
楽天Edyの残高は引き継ぎ不可 旧カードの楽天Edy残高は新カードに移せません。切り替え前に使い切るか、移行手続きを取ってください。
入会キャンペーン対象外 「切り替え」の場合、新規入会特典(最大5,000ポイント)は適用されません。入会特典を狙う場合は、旧カードを解約後に新規申し込みを検討してください。
切り替えできないカードがある 楽天プレミアムカード・楽天ゴールドカード・楽天カードアカデミーからは直接切り替えができません。退会後の再申し込みが必要です。

よくある質問(FAQ)

楽天カードと楽天ANAマイレージクラブカードは2枚持ちできますか?

できません。楽天カードの「2枚目のカード」サービスは、楽天ANAマイレージクラブカード保有者は対象外です。楽天ANAマイレージクラブカードには楽天カードの全機能が含まれているため、実質的な支障はほとんどありません。

審査の難易度はどのくらいですか?

楽天カードと同等の審査基準が適用されます。申し込み条件は「18歳以上(高校生を除く)」のみで、学生・アルバイト・主婦の方も申し込みができます。ただし過去にクレジットカードの返済遅延がある場合は審査が厳しくなる可能性があります。

楽天ANAマイレージクラブカードにゴールドカードはありますか?

ありません。楽天ANAマイレージクラブカードは一般カードのみの展開です。ゴールドやプレミアムグレードのサービスを希望する場合は、「楽天ゴールドカード」や「楽天プレミアムカード」と無料のANAマイレージクラブカード(アプリ版も可)を組み合わせる方法をご検討ください。

家族カードはありますか?年会費はかかりますか?

あります。本会員カード1枚につき最大2枚の家族カードを発行でき、家族カードの年会費は無料です。なお家族カードで獲得した楽天ポイントは本会員に付与されます(期間限定ポイントは各自に付与)。

ANAカードとの違いは何ですか?

楽天ANAマイレージクラブカードはANA発行の「ANAカード」ではなく、楽天カード株式会社が発行する楽天カードにANAマイレージクラブ機能が付帯したものです。そのため、ANAカード限定の特典(搭乗ボーナスマイル・ANAカードファミリーマイル等)は受けられません。一方、楽天ポイントとの連携・楽天市場での高還元は楽天ANAカードならではの強みです。

ANAマイルコースと楽天ポイントコースはいつでも変更できますか?

はい、楽天e-NAVIからいつでもコース変更ができます。ANAマイルコース⇔楽天ポイントコースの双方向で切り替え可能です。ライフスタイルに合わせて柔軟に変更してみてください。

楽天ANAマイレージクラブカード まとめ

  • 4機能が1枚に集約:楽天カード・楽天ポイントカード・楽天Edy・ANAマイレージクラブカードをまとめて持てる
  • 年会費は実質無料:年1回のカード利用で550円が免除される
  • ANAマイルコースで自動積算:200円=1マイルが自動でANAマイル口座に積算(翌月15日頃)
  • ANAスキップサービスが使える:国内線の搭乗手続きをスキップして保安検査場へ直行
  • 海外旅行傷害保険が最高2,000万円付帯(利用付帯)
  • ボーナスマイルなし:ANA公式カードにある搭乗ボーナスやカード継続ボーナスは付与されない
  • ANAマイルの有効期限は3年:ゆっくり貯めたい方は楽天ポイントコースの方が有利な場合も
  • 楽天カードとの2枚持ちは不可・カードデザインは旧式のみ

楽天ANAマイレージクラブカードは、普段の買い物でANAマイルを手間なく積み上げたい方や、楽天サービスを活用している方に特におすすめのカードです。フライト頻度が高くボーナスマイルを重視する方はANA公式カードを検討してみてください。

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