「ETCカードを使いたいけど、クレジットカードは作りたくない」「クレジットカードの審査が不安…」そんな方に朗報です。実は、クレジットカードなしでもETCカードを作る方法があります。この記事では、クレジットなしでETCカードを発行できる仕組みと具体的な作り方を、最新情報をもとに詳しく解説します。

結論
クレジットカードなしでETCカードは作れます

高速道路6社が共同発行する「ETCパーソナルカード」を使えば、クレジットカードなしでETCカードを持てます。与信審査は不要ですが、年会費1,257円(税込)とデポジット(保証金)が必要です。

個人の方 ETCパーソナルカードを申し込む → 年会費1,257円 + デポジット最低3,000円〜
法人・個人事業主 ETCコーポレートカードまたは法人ETCカードを利用 → 別途出資金等が必要
クレカ審査OKな方 クレジットカード付帯型ETCカードが年会費無料・デポジット不要でお得

クレジットなしのETCカードは3種類ある

クレジット機能がないETCカードは、主に3種類あります。対象者や費用が異なるので、自分に合ったものを選びましょう。

カード名 対象者 年会費 / 手数料 デポジット ETC割引
ETCパーソナルカード 個人 1,257円(税込) 最低3,000円〜 ○(クレカ付帯型と同等)
ETCコーポレートカード 法人・個人事業主 629円(税込)/枚 銀行保証等が必要な場合あり ○(大口・多頻度割引あり)
法人ETCカード
(高速情報協同組合等)
法人・個人事業主 550〜880円(税込)/枚/年 + 事務手数料(走行料金の5〜8%) 出資金10,000円/社(退会時返金) ○(ETCマイレージ選択可)

個人でクレジットカードなしのETCカードを作るなら、ETCパーソナルカード一択です。法人・個人事業主向けには別の選択肢もありますが、この記事では個人向けのETCパーソナルカードを中心に解説します。

ETCパーソナルカードとは?東/中/西日本高速道路・首都高速・阪神高速・本四高速の6社が共同で発行するETCカードです。クレジットカードを持っていない方や、クレジットカードを増やしたくない方でも、デポジットを預けることで発行できます。

ETCパーソナルカードの作り方(申込手順)

ETCパーソナルカードはインターネットだけで手続きが完結しません。申込書の郵送が必須です。流れを確認しておきましょう。

STEP 1:申込書を入手する

申込書の入手方法は3通りあります。

  1. 1
    Web(最も簡単)

    ETCパーソナルカードWebサービスにアクセスし、必要事項を入力して申込書をA4用紙に印刷します。封筒キットも一緒に印刷できます。

  2. 2
    電話で郵送請求

    ETCパーソナルカード事務局や各道路会社のお客さまセンターに電話すると、紙の申込書を郵送してもらえます。プリンターをお持ちでない方に便利です。

  3. 3
    高速道路のサービスエリアで入手

    インフォメーションがあるSAで申込書を入手できます。ただし在庫がない場合もあるため、事前確認がおすすめです。

STEP 2:申込書に必要事項を記入して郵送する

申込書に住所・氏名・有料道路の月平均利用額などを記入し、本人確認書類のコピーを同封して事務局に郵送します。

本人確認書類 必要なコピー
運転免許証 住所変更なし → 表面のみ
住所変更あり → 両面
マイナンバーカード 表面のみ(裏面の個人番号が記載された面は不可)

郵送先は「〒222-8519 ETCパーソナルカード事務局」で、郵便番号と宛名だけで届きます。未成年の場合は、親権者の同意書と続柄が確認できる住民票等も別途必要です。

STEP 3:デポジット(保証金)を振り込む

事務局が申込書を確認すると、デポジットの払込用紙が郵送されてきます。届いたらコンビニで振り込みましょう(28万円以下はコンビニ専用、30万円以上はゆうちょ銀行)。

デポジットは通行料金の先払いではありませんデポジットは保証金です。通行料金はデポジットから引き落とされるのではなく、毎月27日に指定口座から後払いで引き落とされます。デポジットは解約時に精算後返金されます。

STEP 4:カードが郵送されて届く

デポジットの入金が確認されると、ETCパーソナルカード公式によると入金確認後、約2週間でカードが届きます。届いた当日からすぐに高速道路で利用できます。なお、ETC車載器(別途購入が必要)のセットアップも忘れずに行いましょう。

申込から受取までの全体の流れ① 申込書を郵送する
↓ 審査・確認後、デポジットの払込用紙が届く
② 払込用紙でコンビニ(またはゆうちょ)にデポジットを振り込む
↓ 入金確認後、約2週間でカードが届く(公式発表)
③ カード到着・即日利用開始
※ ETC車載器(別途必要)への事前セットアップが完了していることを確認してください

支払いは毎月27日に口座振替前月の通行料金と年会費が、申込時に指定した銀行口座から自動的に引き落とされます。引き落とし日が銀行の休業日の場合は翌営業日になります。

デポジットはいくら必要?計算方法と目安

ETCパーソナルカードで一番気になるのが、デポジット(保証金)ではないでしょうか。「いくら必要?」と思っている方のために、計算方法と目安をわかりやすく解説します。

デポジット額の決め方

デポジット額は、「月平均利用額 × 4ヶ月分」が基本の計算式です。たとえば月に5,000円分の高速道路を使う場合、5,000円 × 4 = 20,000円のデポジットが必要です。

2023年3月1日からは少額利用者向けのデポジット区分が新設され、月の利用額が少ない方はより少ない金額から始められるようになりました。

デポジット目安早見表

月750円以下の利用
3,000円
最少額(2023年3月〜)
月1,250円以下の利用
5,000円
少額利用者向け
月2,500円以下の利用
10,000円
少額利用者向け
月5,000円以下の利用
20,000円
一般的な利用者
月7,500円以下の利用
30,000円
月10,000円以下の利用
40,000円

デポジット額はETCパーソナルカード公式のシミュレーターでも計算できます。利用額がデポジット額を超えると一時的に利用停止になるため、余裕を持った設定がおすすめです。

まず「3,000円」から始められます高速道路をたまにしか使わない方は、最少の3,000円からスタートできます。利用が増えてきたら後から増額の申請も可能です(増額完了まで時間がかかるため、早めに申請しましょう)。

ETCパーソナルカードのメリット・デメリット

ETCパーソナルカードを検討しているなら、メリットとデメリットを両方把握しておきましょう。

メリット
  • クレジットカードの与信審査が不要
  • クレカ付帯型ETCと同じETC割引が適用される(深夜割引・休日割引等)
  • ETCマイレージサービスに登録できる(無料・任意)
  • マイレージ登録で平日朝夕割引が利用可能(ETCマイレージへの無料登録が必要)
  • 貯まったポイントで通行料金を支払える
  • デポジット最低額が3,000円まで引き下げ(2023年〜)
デメリット
  • 年会費1,257円が必ずかかる(利用なしでも)
  • デポジットの初期費用が必要
  • 申込が郵送のみ(オンライン完結不可)
  • 発行にかかる時間は「申込書郵送 → 払込用紙到着 → デポジット振込 → 入金確認後約2週間」と複数ステップある
  • ETC利用のみ(ショッピング機能なし)

クレジット付帯型ETCカードと比べると年会費と発行費用の差が大きいのが正直なところです。ただし、クレジットカードの審査が通らない方や、クレジットカードを増やしたくない方には選びやすい選択肢です。

クレジット付きETCカードとどちらが向いているか

実はクレジットカードの審査を通過できる方であれば、クレジットカード付帯型のETCカードのほうがお得な場合が多いです。どちらが自分に向いているのか、以下の基準で判断してみてください。

ETCパーソナルカードが向いている人
  • クレジットカードを持っていない
  • クレジットカードの審査が不安・過去に落ちた経験がある
  • クレジットカードの枚数を増やしたくない
  • ETCの通行料金とその他の支払いを分けて管理したい
  • 学生・若年層でクレジット契約を避けたい
クレジット付帯型ETCカードが向いている人
  • クレジットカードの審査に自信がある
  • 年会費を安く抑えたい(年会費無料のカードが多い)
  • クレジットカードのポイントを貯めてお得に使いたい
  • 発行手続きをオンラインで完結させたい
  • デポジットの初期費用を避けたい

「クレカ審査が不安」なら楽天カードやイオンカードが比較的通りやすいですクレジットカードの中でも審査が比較的緩やかといわれるカードがあります。年会費無料でETCカードも発行できる組み合わせも多いので、ETCパーソナルカードと比較検討してみてもよいでしょう。

よくある質問

QETCパーソナルカードは審査なしで作れますか?

はい、クレジットカードのような与信審査はありません。年齢確認など利用規約に基づく審査はありますが、過去に金融事故がある方でも基本的に発行できます。デポジット(保証金)を預けることで発行が可能です。

QETCパーソナルカードの年会費はいくらですか?

ETCパーソナルカード公式によると、年会費は1,257円(税込)です。有料道路の利用有無にかかわらず、毎年請求されます。カードを紛失した場合の再発行費用も同額の1,257円(税込)です。

Qデポジットはいつ返ってきますか?

ETCパーソナルカードを解約する際に、すべての料金の精算が完了したうえで返金されます。ETCパーソナルカード事務局に解約を申し出て、所定の手続きを経てから返金となります。

QETCパーソナルカードはETCマイレージサービスに登録できますか?

はい、登録できます。通行料金に応じてポイントが貯まり、貯まったポイントは通行料金の支払いに使えます。平日朝夕割引を受けるには、ETCマイレージサービスへの登録が必要です。インターネットから登録できます。

Qクレジットカードを持っていない学生でも申し込めますか?

申し込み可能ですが、未成年の場合は親権者の同意書と、申込者と親権者の続柄が確認できる書類(住民票等)が必要です。また、申し込みには運転免許証またはマイナンバーカードが必要です。

まとめ

クレジットカードなしのETCカード まとめ

  • クレジットカードなしでETCカードは作れる。個人ならETCパーソナルカードが選択肢
  • 与信審査は不要だが、年会費1,257円(税込)デポジット(最低3,000円〜)が必要
  • 申込書の郵送が必須。発行までデポジット入金後約2週間かかる
  • ETC割引・ETCマイレージサービスはクレジット付帯型ETCカードと同様に使える
  • クレジットカードの審査が通るなら、年会費無料のクレジット付帯型ETCカードのほうがコスト面でお得

ETCパーソナルカードは、クレジットカードを作れない・作りたくない方にとって心強い選択肢です。デポジットや年会費はかかりますが、審査不要で誰でも発行しやすいのが最大のメリットです。高速道路をたまにしか使わない方は、最低3,000円のデポジットから始められるので、思ったよりも手軽に作れますよ。

もしクレジットカードの審査に問題がないなら、年会費無料でポイントも貯まるクレジット付帯型ETCカードも比較検討してみてください。

高速料金の値動きをチェックしよう

プライシーでは、ETC車載器などカー用品の価格推移もチェックできます。スマートフォン専用アプリで、いつでもお得な価格を把握しましょう。

プライシーを無料で使ってみる

記事の内容は執筆時点の情報を基にしています。掲載している価格・日程・仕様等は変更になる場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。