楽天プレミアムカードには、プライオリティパスのデジタル会員証を無料で発行できる特典があります。2025年1月の仕様変更で年5回の無料制限が設けられましたが、申し込みはオンラインで完結し、発行当日から世界1,400カ所以上の空港ラウンジを使えます。本記事では、対象カード・最新の利用条件・申し込み手順・使い方・損益分岐点まで、2026年6月時点の公式情報をもとに解説します。
2025年1月15日以降、楽天プレミアムカードのプライオリティパスは年間5回まで無料(6回目以降はUS$35/回)。申し込みは「楽天e-NAVI→招待コード取得→Priority Pass公式サイトで登録」の3ステップ。スマホアプリのQRコードを提示するだけで入室できます。年会費11,000円に対し、ラウンジ5回分の価値は約25,000円相当(US$35×5回換算)で、旅行・出張が年2〜3回以上ある方は十分元が取れます。
楽天カードでプライオリティパスが使えるカードはどれ?
楽天カードのラインナップのうち、プライオリティパスに申し込めるのは楽天プレミアムカードと楽天ブラックカードの2種類のみです。楽天カード(一般)・楽天ゴールドカードにはプライオリティパスは付帯しません。
| カード | 年会費 | プライオリティパス | 同伴者 |
|---|---|---|---|
| 楽天プレミアムカード | 11,000円 | 年5回まで無料 | US$35/人(有料) |
| 楽天ブラックカード | 33,000円 | 回数制限なし(無制限) | 2名まで無料、3名以降US$35 |
| 楽天ゴールドカード | 2,200円 | —(付帯なし) | — |
| 楽天カード(一般) | 無料 | —(付帯なし) | — |
家族カードには付帯しません。プライオリティパスは本カード(本会員)のみが申し込めます。家族カード会員は同伴者として有料入室になります。
楽天プレミアムカード:年5回まで無料
年会費11,000円のゴールドカード相当。プライオリティパスのデジタル会員証を無料で発行でき、本人は年5回まで無料でラウンジを使えます。海外旅行・出張が年数回ある方に適しています。楽天市場でのポイント還元率アップや旅行保険(自動付帯)も含め、コストパフォーマンスの高いカードです。
楽天ブラックカード:回数制限なし
年会費33,000円のプレミアムカード。本人は回数制限なく無制限で利用でき、同伴者も2名まで無料です。頻繁に海外へ行く方や、ビジネスクラス旅行が多い方に向いています。楽天プレミアムカードを12か月以上保有し、12か月のカード請求合計が500万円以上の場合に申し込めます。
2025年1月の改悪で何が変わった?最新の利用条件を確認
2025年1月15日に楽天プレミアムカードのプライオリティパス特典が大きく変更されました。改悪と言われることもありますが、内容を正確に把握しておきましょう。
変更前・変更後の比較
| 項目 | 変更前(〜2025年1月14日) | 変更後(2025年1月15日〜) |
|---|---|---|
| 会員証の形式 | 物理メンバーズシップカード | デジタル会員証(アプリ) |
| 楽天プレミアムの無料回数 | 無制限 | 年5回まで無料 |
| 6回目以降の料金 | US$32 | US$35 |
| 同伴者料金(プレミアム) | 3,300円/人 | US$35/人 |
| 利用できる施設 | ラウンジ+レストラン・スパ等 | ラウンジのみ |
利用回数のカウント基準はデジタル会員証の発行日から1年間です。国内・国外どちらのラウンジ利用もカウント対象になります。年5回は意外と少なく感じるかもしれませんが、1回あたりUS$35(約5,000〜5,500円)相当と考えると、年2〜3回でも十分に元が取れます。
デジタル会員証(物理カード廃止)に移行済み
2025年1月15日以降、新規申し込みできるのはデジタル会員証(Priority Passアプリ)のみです。物理のメンバーズシップカードは2025年2月28日で利用終了となりました。現在はスマホアプリのQRコードを提示する方式になっており、申し込み後すぐに発行されるため郵送待ちがなく、むしろ便利になった面もあります。
利用できる施設はラウンジのみ
2025年1月2日より、利用できる施設が「ラウンジ」に限定されました。以前は一部のレストランやスパも対象でしたが、現在は対象外です。Priority Passのアプリまたは公式サイトで施設カテゴリが「ラウンジ」のものだけ無料利用できます。
6回目以降・同伴者料金の請求先と注意点
6回目以降のラウンジ利用料(US$35/回)や同伴者料金は、Priority Pass公式サイトへの登録時に設定したクレジットカードに請求されます。登録できるのは楽天プレミアムカード本人カードのみです。カード明細には「Priority Pass A.P.」という名称で記載されます。
請求はUSドル建てのため、為替レートによって円換算額が変動します。楽天カードの海外事務手数料(国際ブランドにより異なる)も別途かかりますので、頻繁に超過利用する場合は事前に費用感を確認しておきましょう。
楽天プレミアムカードのプライオリティパスはどうやって申し込む?
申し込みはすべてオンラインで完結します。所要時間は10〜15分ほど。事前に楽天e-NAVIのID・パスワードと、登録するメールアドレスを手元に用意しておくとスムーズです。
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1
楽天e-NAVIにログインして招待コードを取得
楽天e-NAVIにログインし、「各種お申し込み」→「プライオリティ・パスのお申し込み」から招待コードを受け取ります。楽天プレミアムカードの本会員であることが確認されると、専用の招待コードが発行されます。
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2
Priority Pass公式サイトで登録
Priority Passの登録ページを開き、招待コードを入力します。氏名・メールアドレス・パスワードを設定して登録完了。このメールアドレスとパスワードがアプリのログイン情報になります。
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3
Priority Passアプリをダウンロード・ログイン
App StoreまたはGoogle PlayからPriority Passの公式アプリをダウンロードします。ステップ2で設定したID・パスワードでログインすると、「カード」タブにQRコードが表示されます。これがデジタル会員証です。
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4
ラウンジでQRコードを提示して入室
空港のラウンジ受付でアプリのQRコードと当日の搭乗券を提示するだけです。スキャン後に入室できます。申し込み後5〜10営業日ほどでアプリへの反映が完了します(即日の場合もあります)。
招待コードが表示されない場合の対処法
楽天e-NAVIで招待コードのメニューが見つからない場合は、以下を順番に確認してみてください。
- 対象カードを確認:ログインしているカードが楽天プレミアムカード(本会員)であることを確認。家族カードでは発行できません。
- 反映待ち:新規入会直後や切り替え直後は、システムへの反映に半日〜数日かかることがあります。
- ブラウザのキャッシュをクリア:別のブラウザやシークレットモードで試すと表示される場合があります。
- 楽天カードサポートに問い合わせ:上記を試しても解決しない場合は、カード裏面の電話番号へ問い合わせください。
プライオリティパスで空港ラウンジはどう使う?当日の流れ
「初めてラウンジを使うけど、受付でスムーズにできるか心配…」という方は多いですよね。手順はシンプルなので、一度やれば慣れます。
当日に必要なもの
| 必要なもの | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| デジタル会員証(QR) | Priority Passアプリの「カード」タブ | スクリーンショットは不可。必ずアプリで表示 |
| 搭乗券 | 当日の便名・出発時刻が記載のもの | 紙でもモバイルでも可 |
| パスポート(任意) | 氏名照合が必要なラウンジも | 国際線は持参しておくと安心 |
アプリでQRコードをスムーズに表示するコツ
通信が不安定な空港でも慌てないよう、搭乗前に一度アプリを開いてQRコードをキャッシュしておくのがおすすめです。機内モードでもQRコードが表示できるか自宅で確認しておくと安心です。電池切れも注意が必要なので、モバイルバッテリーを携行する習慣をつけましょう。
出発の1〜2週間前に申し込みを済ませておきましょう。Priority Passアプリへの反映に5〜10営業日かかる場合があります。旅行直前に申し込むと当日間に合わないことも。余裕を持って準備するのがベストです。
利用回数の確認方法
残り何回無料で使えるかは、Priority Passアプリの履歴画面で確認できます。合わせて楽天プレミアムカードの利用明細も確認しておくと、誤計上があった場合にすぐ気づけます。なお、利用料金は「Priority Pass A.P.」という名称でカード明細に記載されます。
年5回の無料利用で年会費の元は取れる?損益分岐点を計算
「年5回に制限されたなら、もう年会費を払う意味がないのでは?」という声もよく聞きます。実際に数字で確認してみましょう。
1回あたりの価値と損益分岐点
プライオリティパスを個人で加入する場合(プレステージ会員)、年会費はUS$469(約7万円)かかります。楽天プレミアムカードなら年会費11,000円でこの特典が付帯するため、それだけでも大きなメリットです。
| 利用回数(年) | ラウンジ価値(US$35換算) | 年会費(11,000円)との比較 |
|---|---|---|
| 1回 | 約5,000円相当 | 年会費の元は取りにくい |
| 2回 | 約10,000円相当 | ほぼ拮抗(他の特典も考慮を) |
| 3回 | 約15,000円相当 | 年会費を上回る(お得) |
| 5回(満回) | 約25,000円相当 | 約14,000円のプラス |
※ US$35を1ドル=145円で換算した目安です。為替レートにより変動します。海外事務手数料は含みません。
年3回以上ラウンジを使う方なら、プライオリティパス特典だけで年会費の元が取れます。加えて楽天プレミアムカードには、楽天市場でのポイント還元率アップ・海外旅行保険の自動付帯・楽天証券のクレカ積立1%還元など、ラウンジ以外の特典も豊富です。これらを合わせると年に1〜2回の旅行でも十分プラスになるでしょう。
同伴者ありの場合のコスト計算
同伴者(家族や友人)を連れていく場合は注意が必要です。楽天プレミアムカードでの同伴者はUS$35/人かかります。2人で行くと1回あたり約5,000円の出費になるので、同伴者が増えるほどコスパが下がります。家族全員でラウンジを使いたい場合は、楽天ブラックカード(同伴2名まで無料)の取得も選択肢の一つです。
よくある質問
いいえ、使えません。楽天ゴールドカード(年会費2,200円)にはプライオリティパスは付帯していません。国内空港のカードラウンジが年2回まで無料で使える特典はありますが、海外ラウンジには対応していません。海外ラウンジを利用したい場合は楽天プレミアムカード(年会費11,000円)への切り替えが必要です。
楽天プレミアムカードの場合、デジタル会員証の有効期限は発行日から1年間で、更新には楽天e-NAVIから再申請が必要です(自動更新されません)。有効期限はPriority Passアプリの会員証画面で確認できます。楽天ブラックカードは自動更新されます。
はい、使えます。Priority Passは国内空港でも利用可能です。ただし、国内ラウンジの利用も年5回の無料回数にカウントされます。楽天プレミアムカードには別途「カード会社の国内空港ラウンジ」特典(国内36空港が対象)もあるため、使い分けを検討してみてください。国内ラウンジにはPriority Passではなく楽天プレミアムカードのカードラウンジ特典を使うと、5回の無料回数を節約できます。
はい、2025年1月15日より物理カードの新規申し込みは終了しています。現在はPriority Passアプリのデジタル会員証のみです。アプリ内でQRコードを表示してラウンジ受付にかざすだけで入室できます。既存の物理カードも2025年2月28日で利用終了となっています。
新しい端末にPriority Passアプリをインストールし、同じアカウント(メールアドレス・パスワード)でログインすれば、そのままデジタル会員証を引き継げます。ログイン情報を忘れた場合はPriority Pass公式サイトのパスワードリセット機能で対応できます。旅行前に新端末で動作確認しておくことをおすすめします。
まとめ
楽天プレミアムカードのプライオリティパス まとめ
- 対象カード:楽天プレミアムカード(年5回無料)・楽天ブラックカード(無制限)の本会員のみ
- 利用条件:2025年1月以降、年5回まで無料(6回目以降US$35/回)。利用施設はラウンジのみ
- 申し込み:楽天e-NAVIで招待コード取得 → Priority Pass公式で登録 → アプリをダウンロード
- 使い方:アプリのQRコードと搭乗券を受付で提示するだけ。出発1〜2週間前の申し込みを推奨
- お得度:年3回以上使えば年会費の元が取れる。プレステージ会員(年約7万円)相当の特典が11,000円で付帯
- 更新:楽天プレミアムカードは1年後に楽天e-NAVIから再申請が必要(自動更新なし)
2025年の仕様変更で利用回数に制限がつきましたが、旅行・出張が年2〜3回以上ある方にとって楽天プレミアムカードはまだ十分お得なカードです。申し込みはオンラインで完結し、アプリを使ったデジタル会員証は郵送待ちもないため、旅行が決まったら早めに申し込んでおくことをおすすめします。
