QUICPay(クイックペイ)は、スマホやカードをかざすだけで支払いが完了する便利な電子マネーです。「設定方法がわからない」「実際にどう使えばいいの?」という方のために、この記事ではiPhoneとAndroidそれぞれの設定手順と店頭での使い方をステップ形式でわかりやすく解説します。
QUICPay(クイックペイ)とは?かざすだけで払える電子マネー
QUICPayは、2005年にJCBが開始した非接触型の電子マネーサービスです。スマートフォンやカード・キーホルダーを専用端末にかざすだけで支払いが完了するため、財布から現金やカードを取り出す手間が省け、レジでの会計がスムーズになります。
最大の特徴は事前チャージが不要なこと。紐付けたクレジットカードやデビットカードから直接引き落とされる仕組みなので、残高不足を気にせず使えます。2025年9月末時点では、全国約358万カ所の加盟店で利用できます。
QUICPayとQUICPay+の違い
QUICPayには「QUICPay」と「QUICPay+」の2種類があります。現在スマホで使う場合はほぼQUICPay+ですが、それぞれの違いを押さえておきましょう。
| 項目 | QUICPay(カード型) | QUICPay+(スマホ型) |
|---|---|---|
| 利用デバイス | 専用カード・キーホルダー | iPhone(Apple Pay)・Android(Google Pay) |
| 対応カード種別 | クレジットカードのみ | クレジット・デビット・プリペイド |
| 1回あたりの上限 | 2万円(税込) | 上限なし(カードの限度額に従う) |
| 利用可能店舗 | QUICPayマークの店舗 | QUICPay・QUICPay+両方のマークの店舗 |
ポイント:スマホで使う場合はQUICPay+が適用されるため、2万円の上限を気にせず使えます。日常的な買い物であればほとんどのケースでスマホ決済が便利です。
QUICPayが使える場所
QUICPay(またはQUICPay+)のロゴが掲示されている店舗で利用できます。使える場所のジャンルは幅広く、日常のほとんどの支払い場面をカバーしています。
- コンビニ:セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ など
- スーパー:イオン、ダイエー、イズミヤ、マックスバリュ、イトーヨーカドー など
- ドラッグストア・飲食店・カフェ
- タクシー・ガソリンスタンド・自動販売機・百貨店
お近くで使える加盟店は、QUICPay公式の加盟店検索から現在地や駅名で確認できます。
QUICPayの設定方法【iPhone(Apple Pay)編】
iPhoneでQUICPayを使うには、「ウォレット」アプリにQUICPay対応のカードを登録します。設定は数分で完了します。
事前確認:QUICPay対応カードを用意する
すべてのカードがQUICPayに対応しているわけではありません。以下の代表的なカードがQUICPayに対応しています。
- JCBカード全般(JCB カード W、JCB カード S など)
- 楽天カード(Apple Pay経由)
- セゾンカード・アメリカン・エキスプレスカード
- au PAYカード、PayPayカード(iPhoneのみ)、オリコカードなど
注意:三井住友カード、dカード、イオンカードなどはQUICPayに対応していません(iDとして登録されます)。お手持ちのカードの対応状況はQUICPay公式の対応カード一覧でご確認ください。
対応デバイスは、iPhone 7以降(2016年以降に発売されたモデル)です。
iPhoneへの設定手順
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1ウォレットアプリを起動する
iPhoneのホーム画面またはアプリライブラリから「ウォレット」アプリを開きましょう。
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2「追加」または右上の「+」をタップ
「クレジットカードなど」を選択し、「続ける」をタップします。
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3カード情報を読み取る
カメラが起動したら、枠内にカードを収めて自動読み取りします。ナンバーレスカードの場合は「手動で入力」をタップしてカード番号等を入力してください。
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4本人確認(SMS認証など)を行う
カード発行会社による確認があります。SMSや電話での認証コード入力などの指示に従ってください。
-
5規約に同意して完了
「このカードはQUICPayマークの掲示があるお店で利用できます」と表示されれば設定完了です。
補足:設定したカードの下に「QUICPay」と表示されることを確認しましょう。「iD」と表示された場合は、そのカードはiDとして登録されています。
QUICPayの設定方法【Android(Google Pay)編】
AndroidでQUICPayを使うには、「Googleウォレット」アプリにカードを登録します。ただし、AndroidはiPhoneと異なりおサイフケータイ(FeliCa)対応機種でないと使えないため、まず確認が必要です。
事前確認:おサイフケータイ対応かチェックする
AndroidでQUICPayを使うには、端末がFeliCa(フェリカ)チップを搭載している必要があります。以下の方法で確認してください。
- スペック表に「おサイフケータイ対応」または「FeliCaチップ搭載」と記載されているかを確認する
- 端末の設定アプリや製品ページで確認する
注意:海外メーカー製(Samsung Galaxy の一部、Xiaomi、OPPOなど)のスマホは、日本向けモデルでもFeliCa非対応の場合があります。必ず事前に確認しましょう。Googleの要件はAndroid 5.0以上かつおサイフケータイアプリ 6.1.5以上です。
Androidへの設定手順
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1Googleウォレットアプリを起動する
「Googleウォレット」アプリを開きます。インストールされていない場合はGoogle Playからインストールしてください。
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2「+ウォレットに追加」をタップ
「クレジットやデビットカード」→「新しいクレジットカードかデビットカード」と進みます。
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3カード情報を読み取る
カメラでカードを読み取ります。ナンバーレスカードは手動で入力してください。
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4本人確認を行う
SMSなどで確認コードを受け取り、入力します。カード発行会社の指示に従ってください。
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5「QUICPayのメインカード」として登録確認
「GoogleウォレットでQUICPayを利用できます」と表示されたら「続行」をタップ。「支払い方法」画面でカードの下に「QUICPayのメインカード」と表示されれば完了です。
補足:QUICPayのメインカードに設定できるのは1枚だけです。変更したい場合は既存のカードを「無効にする」してから新しいカードを登録してください。
QUICPayでの支払い方法・使い方
設定が完了したら、実際にお店で使ってみましょう。支払いの基本的な流れはシンプルで、「クイックペイで」と伝えて、かざすだけです。
iPhone(Apple Pay)で支払う手順
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1レジで「クイックペイで」と伝える
店員さんにQUICPayで支払う旨を伝えましょう。
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2サイドボタンをダブルクリックして認証
Face ID搭載機種はサイドボタンをダブルクリック→顔認証。Touch ID搭載機種はホームボタンをダブルクリック→指紋認証を行います。
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3「リーダーにかざしてください」の表示でかざす
画面に表示が出たら、レジの専用端末にiPhoneをかざします。
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4「QUICPay♪」の音で完了
音と画面の「完了」表示を確認したら支払い終了です。
Android(Google Pay)で支払う手順
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1レジで「クイックペイで」と伝える
店員さんにQUICPayで支払う旨を伝えましょう。
-
2スマホを読み取り機にかざす
AndroidはiPhoneと異なり、アプリを起動したり画面ロックを解除する必要はありません。そのまま背面を読み取り機にかざすだけです。
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3「QUICPay♪」の音で完了
音が鳴ったら支払い完了です。とても速いのが特徴ですね。
カード型で支払う手順
QUICPay機能付きのカード(クレジットカード一体型等)をお持ちの方は、財布から取り出してレジの端末にかざすだけです。暗証番号の入力もサインも不要で、スムーズに支払いできます。カード型のQUICPayには以下の種類があります。
- クレジットカード一体型:QUICPay機能が組み込まれたクレジットカード。最もオーソドックスなタイプ。
- 専用カード型:QUICPay機能のみを持つ専用カード。クレジットカードに紐付けて使います。
- キーホルダー型:カードより小さく鍵に付けられるタイプ。財布を出さずに支払えて便利です。
注意:カード型・キーホルダー型は1回2万円(税込)が上限です。2万円を超える買い物はスマホ決済(QUICPay+)またはクレジットカード払いをご利用ください。
スマートウォッチで支払う方法
Apple Watch(アップルウォッチ)でもQUICPayを使えます。iPhoneのウォレットアプリに登録したカードが自動的にApple Watchでも利用可能になります。店頭でApple Watchのサイドボタンをダブルクリックして認証し、端末にかざすだけで支払い完了です。スマホを取り出す必要もないため、両手が塞がっているときや急いでいるときにとても便利です。
QUICPayのメリット・デメリット
便利なQUICPayですが、使う前にメリットとデメリットの両方を知っておくと安心です。
メリット
- 支払いがスムーズ:かざすだけで完了。現金や通常のクレジットカード払いより格段に速く、レジが混んでいるときでもスムーズです。
- クレジットカードのポイント・マイルが貯まる:QUICPayで支払った金額は紐付けたカードの利用分として計上されるため、カードのポイントやマイルが通常通り貯まります。
- セキュリティが高い:カード番号や暗証番号を他人に見られるリスクがありません。スマホを紛失・盗難された場合も、Face IDや指紋認証があるため不正利用されにくい構造です。
デメリット・注意点
- カード型は1回2万円(税込)まで:カード型・キーホルダー型は1回の支払い上限が2万円です。高額商品の購入には別の支払い方法が必要です。なお、スマホ(QUICPay+)を使えばこの上限はありません。
- すべての店舗で使えるわけではない:QUICPayのロゴマークがある店舗でのみ利用可能です。利用前に店頭で確認しておきましょう。
- 一括払いのみ:分割払いやリボ払いには対応していません。これはQUICPayの仕組み上の制約です。
まとめ:QUICPayの支払い方法
QUICPay(クイックペイ)支払い方法 まとめ
- QUICPayはJCB提供の非接触型電子マネー。チャージ不要で、かざすだけで支払い完了
- iPhoneはウォレットアプリ(Apple Pay)、AndroidはGoogleウォレットに対応カードを登録するだけで設定完了
- 店頭では「クイックペイで」と伝え、端末にかざすだけ。暗証番号・サイン不要
- スマホ決済(QUICPay+)は2万円の上限なし。紐付けたカードのポイントも貯まる
- 全国約358万カ所で利用可能(2025年9月末時点)。コンビニ・スーパー・飲食店など幅広く対応
QUICPayを上手に活用することで、日々のお買い物をよりスムーズにキャッシュレス化できます。設定は5〜10分あれば完了しますので、ぜひ試してみてください。
なお、お得な商品をいつでも最安値で購入するには、価格変動の追跡が重要です。プライシーアプリを使えば、AmazonなどのECの価格推移をチェックして、値下がりをお知らせするプッシュ通知を受け取ることができます。
よくある質問
どちらも非接触型の後払い電子マネーですが、提供会社が異なります。QUICPayはJCBが提供し、JCBカードや楽天カード等と組み合わせて使います。iDはNTTドコモが提供し、三井住友カードやdカード等と組み合わせて使います。対応しているカードによってどちらが使えるかが決まります。詳しくは関連記事をご確認ください。
QUICPayはクレジットカード等に紐付けた後払い型の電子マネーで、事前チャージは不要です。一方、SuicaはJR東日本が提供する交通系ICカードで、事前にチャージした残高で支払う前払い型です。QUICPayは残高を気にせず使えますが、Suicaは交通機関の利用にも対応しています。
QUICPay公式サイトの「対応カード発行会社一覧」でご確認ください。また、ウォレットアプリ(iPhone)またはGoogleウォレット(Android)にカードを登録してみることで、対応しているかどうかをすぐに確認することもできます。
カード型・キーホルダー型のQUICPayは1回2万円(税込)が上限です。ただし、Apple Pay(iPhone)やGoogle Pay(Android)で使う「QUICPay+」は上限がなく、紐付けたカードの限度額まで利用できます。高額な買い物をする場合はスマホ決済を利用しましょう。
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