「ビスコがなんか高くなった…」と感じている方は多いのではないでしょうか。実は江崎グリコは2023年・2024年と2年連続でビスコの値上げを実施しました。この記事では、いつ・いくら値上げされたか、その理由、さらに気づきにくい「ステルス値上げ」の歴史まで、公式発表をもとに徹底解説します。
江崎グリコは2023年2月・2024年2月の2回にわたり値上げを実施。2023年2月に108円→120円(+12円)、2024年2月にさらに120円→130円(+10円)となりました。また、2023年2月には価格改定と同時に内容量削減(ステルス値上げ)も行われています。
ビスコの値上げ一覧(2023年・2024年)
江崎グリコが公式に発表した価格改定をもとに、ビスコの値上げをまとめました。いずれも原材料費・エネルギーコストの高騰が理由です。
2024年2月:3〜13%値上げ
2023年12月1日のグリコ公式発表によると、2024年2月1日の出荷分以降、ビスコを含む菓子類91品目の出荷価格が3〜13%値上げされました。
| 発表日 | 値上げ適用日 | 改定率 | 主な対象 |
|---|---|---|---|
| 2023年12月1日 | 2024年2月1日出荷分より | 3〜13% | ビスコ各種を含む菓子類91品目 |
この改定でビスコの税別参考小売価格は120円→130円に変わりました。2023年に続く2年連続の値上げとなり、ファンからも驚きの声が上がりました。
2023年2月:7〜13%値上げ+内容量削減(ステルス値上げ)
2022年11月21日のグリコ公式発表によると、2023年2月1日の出荷分よりビスコ各種15品目が7〜13%値上げされました。さらに注目すべきは、2月7日出荷分より一部商品の内容量が10〜14%削減されたことです。
| 発表日 | 値上げ適用日 | 内容量変更日 | 価格改定率 | 内容量削減率 |
|---|---|---|---|---|
| 2022年11月21日 | 2023年2月1日出荷分より | 2023年2月7日出荷分より | 7〜13% | 10〜14%(2品目) |
税別参考小売価格は108円→120円へ。さらに一部商品では内容量の削減まで同時に実施されました。「値段が上がった上に、量まで減った」という実質的な二重の値上げです。詳しくはこのあとの「ステルス値上げ」セクションで解説します。
ご注意:上記の参考小売価格は「出荷価格」の改定率をもとにした目安です。実際の店頭価格は販売店によって異なり、ドラッグストアやスーパーでは参考小売価格より安く販売されている場合もあります。
なぜビスコは値上がりが続くの?理由を公式発表から解説
原材料費・エネルギーコストの高騰
グリコの公式プレスリリースでは、値上げの理由を次のように説明しています。
「食品市場を取り巻く環境において、多くの原材料費・エネルギーコスト等の価格上昇の影響を受けて、なお一層厳しさを増す状況にあります」(グリコ公式発表より)
ビスコの主原料である小麦・砂糖・乳製品は、ウクライナ情勢の影響や円安などにより2022年頃から急騰しました。これに加え、工場での電気・ガス代といったエネルギーコストも大幅に上昇。これらのコストを吸収しきれなくなったため、価格改定を余儀なくされたのです。
なぜ値上げが止まらないのか
2023年・2024年と2年連続の値上げになった理由は、コスト高騰が単発ではなく継続しているからです。グリコは「経営の合理化や効率化だけで吸収することは、非常に困難な状況」と説明しており、コスト削減努力だけでは補いきれない水準にまで原価が上昇しています。
ビスコに限らず、ポッキー・プリッツなど多くの定番お菓子も同時に値上げされており、菓子業界全体の課題といえるでしょう。
ビスコの価格推移まとめ(2000年代〜現在)
ビスコの税別参考小売価格の推移をまとめました。2000年代初頭の100円から2024年の130円へ、約30%の値上がりです(内容量削減による実質値上げはさらに大きい)。
| 時期 | 税別参考小売価格 | 変更内容 | ソース |
|---|---|---|---|
| 〜2005年頃 | 100円 | — | 各種報道・消費者記録※ |
| 2005年頃 | 105円 | リニューアルに伴う改定 | 各種報道・消費者記録※ |
| 2008年頃 | 105円(据置) | ステルス値上げ:4パック→3パックへ(内容量約25%削減) | 各種報道・消費者記録※ |
| 2020年10月 | 108円 | 15年ぶりリニューアル・クリーム25%増量・3円値上げ | 日経ほか |
| 2023年2月1日〜 | 120円 | 7〜13%値上げ(+内容量削減) | グリコ公式PDF |
| 2024年2月1日〜 | 130円(現在) | 3〜13%値上げ | グリコ公式PDF |
※2005年以前のデータは公式プレスリリースが確認できていないため、当時の報道・消費者記録をもとにした情報です。
2000年代初頭の100円と比べると、2024年現在の130円は+30円(+30%)の値上がりです。さらに2008年のステルス値上げ(内容量削減)を加味すると、1枚あたりのコストは実質それ以上に上がっています。「じわじわと値上がりしているな」と感じるのは、決して気のせいではありませんよね。
2020年のリニューアル時は「クリームを25%増量した上で3円値上げ」という形でした。量が増えての値上げだったため、消費者の受け止め方も比較的穏やかでした。しかし2023年・2024年の値上げは量の変化なし(むしろ一部は削減)での純粋な値上げとなっています。
ビスコのステルス値上げ(内容量削減)の全履歴
「ステルス値上げ」とは、価格は据え置きまたは微増にとどめつつ、内容量を削減することで実質的な値上げを行う手法です。ビスコには過去に2度の大きなステルス値上げがあります。
2023年2月:内容量10〜14%削減
グリコ公式PDFによると、2023年2月7日出荷分よりビスコ各種2品目の内容量が10〜14%削減されました。この年は価格改定(7〜13%値上げ)と内容量削減が同時に行われたため、実質的な値上げ幅はさらに大きくなっています。
実質値上げを計算すると…たとえば「価格10%値上げ+内容量10%削減」が同時に起きた場合、内容量1gあたりのコストは約22%増になります。表面上の値上げ率だけでは見えにくい値上げが進んでいますよね。
2008年頃:4パック→3パックへ(実質約33%の値上げに相当)
2008年頃、ビスコはそれまでの4パック入りから3パック入りへ変更されたとされています(当時の価格105円は据え置き)。1パック単位で見れば変化なしですが、1箱あたりの内容量は約25%削減。価格を変えずに内容を減らすという、最もわかりにくいステルス値上げです。
仮に価格が同じまま内容量だけが3/4になった場合、1枚あたりの単価は約33%値上がりしたことになります。「ビスコは4パック入りだったはず…」と記憶している方がいるのは、この変更を経験しているからかもしれません。
ご注意:2008年の変更は公式プレスリリースが確認できていないため、当時の報道や消費者の記録をもとにした情報です。正確な時期や詳細については公式発表をご確認ください。
2025年以降のビスコ値上げ情報・今後の見通し
2025年2月のグリコ改定について
2024年12月に江崎グリコは2025年2月1日出荷分より菓子類87品目を2〜32%値上げすると発表しました。ただし、この対象一覧の菓子類にはポッキー・カプリコ・GABAなどが含まれているものの、ビスコは明示されていません。
2025年2月時点では、ビスコの参考小売価格は2024年2月改定の税別130円が継続しているものと思われます。2026年5月現在、グリコからビスコの追加値上げに関する公式発表は確認されていません。
今後さらに値上がりする可能性は?
原材料費・エネルギーコストの高止まりが続く限り、追加の値上げが完全にないとは言い切れません。過去の傾向として、グリコは年末〜年初に翌年の価格改定を発表することが多いため、動向が気になる方は公式ニュースをチェックするとよいでしょう。
プライシーのアプリでは、Amazonでのビスコの価格推移をリアルタイムで確認できます。値下がりが起きたときに通知してもらうことで、お得なタイミングを逃さず買えますよ。
今のビスコを少しでも安く買う方法
値上がりが続くビスコを少しでもお得に買うための方法をご紹介します。
ドラッグストア・ディスカウント店を活用する
ビスコの実売価格は販売店によって大きく異なります。参考小売価格は税別130円ですが、コンビニでは税込143円前後のところ、ドラッグストアや業務スーパー、ディスカウントショップでは1箱100円台前半で販売されているケースも珍しくありません。近くの店舗を比較してみましょう。
Amazonのまとめ買い・セールを活用する
Amazonではビスコを10箱・20箱単位でまとめ買いすると、1箱あたりのコストを抑えられる場合があります。またAmazonタイムセールやプライムデーなどのセール期間中は、さらにお得になることも。以下にプライシーで価格推移を確認できる主要商品を掲載しています。
プライシーで値下がり通知を受け取る
プライシーは年間1億件以上の価格データを持つ価格比較アプリ(スマホのみ)です。ビスコをウォッチリストに登録しておくと、Amazonで値下がりやクーポンが出たときにプッシュ通知が届きます。「気づいたらセールが終わっていた」を防げますよ。
まとめ
ビスコ 値上げのまとめ
- 2000年代初頭は税別100円 → 2024年は130円と、約30%の値上がり(内容量削減の実質値上げを含めるとさらに大きい)
- 2023年2月:税別108円→120円に値上げ(7〜13%)、同時に内容量も10〜14%削減(ステルス値上げ)
- 2024年2月:税別120円→130円に値上げ(3〜13%)。2年連続の値上げ
- 理由はいずれも原材料費・エネルギーコストの高騰
- 2008年頃にも4パック→3パックのステルス値上げ(内容量約25%削減)があった
- 2026年5月現在、ビスコの参考小売価格は税別130円が続いている
- お得に買うにはドラッグストア比較・Amazonまとめ買い・プライシーの通知活用が有効
ビスコは1933年発売の超ロングセラー商品です。90年以上愛されてきた商品だからこそ、値上がりへの関心も高まりますよね。プライシーを使って、少しでも安いタイミングを見逃さないようにしてみてください。
よくある質問
直近では2023年2月1日出荷分から7〜13%値上げ(税別108円→120円相当)、2024年2月1日出荷分からさらに3〜13%値上げ(税別120円→130円相当)されています。2023年2月7日出荷分からは一部商品で内容量の削減(10〜14%)も行われました。
公式発表が確認できているものとしては、2023年2月7日出荷分よりビスコ各種2品目の内容量が10〜14%削減されています(グリコ公式PDF参照)。また2008年頃には4パック入りから3パック入りへの変更があったとされていますが、こちらは公式プレスリリースの確認ができていない情報です。
グリコは「原材料費・エネルギーコスト等の価格上昇が継続しており、経営の合理化や効率化だけで吸収することは非常に困難」と説明しています。小麦・砂糖・乳製品などの原材料価格と、工場稼働に必要なエネルギーコストが高止まりしているため、価格への転嫁が続いている状況です。
