アメックスゴールドの年会費が値上がりしたと聞いて、「いつから?いくらになったの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。実は、個人向けのゴールドプリファードと法人向けのビジネスゴールドで、それぞれ異なるタイミングで値上げが行われています。この記事では、両カードの値上げの概要・理由・追加特典を整理し、「継続か解約か」の判断材料までまとめました。

結論
アメックスゴールドの年会費値上げ、2種類のカード別に確認を
個人カード ゴールドプリファードに刷新、31,900円→39,600円(2024年2月20日〜)
法人カード ビジネスゴールドが値上げ、36,300円→49,500円(2025年3月4日〜)
どちらも年会費の引き上げと引き換えに、宿泊特典・ホテルメンバーシップなど高付加価値の特典が追加されています。継続すべきかどうかは、その特典を活用できるかどうかが判断のカギです。

アメックスゴールドの年会費値上げ概要(個人・法人)

まずは個人カードと法人カード、それぞれの値上げ内容を比較表で確認しておきましょう。

カード 旧年会費 新年会費 値上げ幅 改定日
ゴールドプリファード(個人) 31,900円 39,600円 +7,700円 2024年2月20日
ビジネスゴールド(法人) 36,300円 49,500円 +13,200円 2025年3月4日

いずれも税込価格です。特に法人向けのビジネスゴールドは1万円を超える大幅な引き上げとなっており、既存会員への適用は2025年5月21日以降の引き落とし分からでした。

ゴールドプリファード(個人カード)31,900円→39,600円:2024年2月改定

2024年2月20日、旧・アメックスゴールドカードは「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード」としてリニューアルされました。カード本体がプラスチックからメタル(金属製)に変わり、年会費は31,900円から39,600円へ値上げされています。

旧カードをすでに持っていた方は、カードを更新するタイミングで自動的に新カードへ切り替わります。名前も変わっていますが、アメックスゴールド系の個人カードとして位置づけは同じです。

補足:旧アメックスゴールドカード(プラスチック版)は新規申し込みを終了しており、現在はゴールドプリファードのみが申し込み可能です。

ビジネスゴールド(法人カード)36,300円→49,500円:2025年3月改定

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは、2025年3月4日(火)に年会費を36,300円から49,500円へ引き上げました。値上げ幅は13,200円と、個人カードに比べてかなり大きな改定です。

既存会員への適用は、2025年5月21日(水)以降に引き落とされる年会費分から。この日以降の更新分から新料金が適用されているため、ビジネスゴールドをお持ちの方はすでに新しい料金体系に切り替わっているはずです。

年会費が値上がった理由

「なぜこんなに値上がりしたの?」と感じた方も多いと思います。アメックスが公式に発表した内容と実態をもとに、値上げの背景を整理します。

特典・サービスの大幅強化

値上げの最大の理由は、年会費に見合う高付加価値特典を新たに追加したことです。個人向けのゴールドプリファードでは年間最大10,000円のトラベルクレジットや無料宿泊特典(フリーステイギフト)が、ビジネスゴールドでは年間最大2泊分の無料宿泊が使えるビジネスフリーステイギフトが追加されました。

これらの特典を額面換算すると、年会費の引き上げ分を十分に上回ることが多く、「値上げしてでも特典を使いたい顧客を取り込む」というアメックスの戦略が見えてきます。国内外でプレミアムカードの年会費が引き上げられる流れは、他のカード会社でも起きており、アメックスだけの特殊事情ではありません。

カードのメタル化と高付加価値化

ゴールドプリファードでは、カードの素材がプラスチックからメタル(金属製)に変わりました。重量感のある金属製カードは所有感が高く、「プレミアムカード」としてのブランド価値を上げる狙いがあります。

ビジネスゴールドについても、単なる決済機能だけでなくホテルメンバーシップやコンシェルジュサービスを加え、法人カードとしてのポジションをよりプレミアム寄りにシフトしています。年会費を引き上げることで「利用価値の高い顧客層」に絞り込む戦略とも読み取れます。

値上げで追加された主な新特典

値上げと引き換えに追加された特典を整理します。これらをどれだけ使いこなせるかが、継続判断の分かれ目になります。

ゴールドプリファード(個人)の追加特典

特典名 内容 条件・備考
フリーステイギフト 対象ホテル1泊無料(1名分) 年間200万円以上のカード利用が条件。対象ホテル43軒
トラベルクレジット 年間最大10,000円分の旅行費用を補助 ホテル・航空券などの旅行関連利用が対象
家族カード無料枠拡大 無料の家族カードが1枚→2枚に 3枚目以降は年会費19,800円(税込)
メタルカード化 プラスチック→金属製カードに変更 デザイン・素材のアップグレード

特に注目したいのはフリーステイギフトです。年間200万円という利用条件は高めですが、対象ホテルには国内の有名ホテルが含まれており、1泊の価値によっては年会費の差額7,700円をはるかに超える恩恵を受けられます。月17万円弱の利用が条件となるため、日常的にカードを使いこなしている方には現実的な水準といえるでしょう。

値上げ分7,700円の回収イメージ(個人カード):

トラベルクレジット10,000円を使い切るだけで値上げ分を回収できます。さらに、旧カードで家族カード2枚目の年会費(19,800円)を払っていた方は、2枚無料になったことで実質的にはむしろ安くなるケースも。フリーステイギフト(1泊20,000円以上相当)を組み合わせれば、元は取りやすい設計です。

ビジネスゴールド(法人)の追加特典

特典名 内容 条件・備考
ビジネスフリーステイギフト 対象ホテルに無料宿泊 年間300万円→1泊、500万円→2泊(1泊約20,000円相当)
ホテルメンバーシップ 西武プリンスホテルズ ゴールドメンバー資格 プリンスホテルでの優待・特典を受けられる
ポケットコンシェルジュ10%還元 高級レストランの予約サービスで10%オフ 年間最大10,000円相当の割引

ビジネスゴールドの値上げ幅は13,200円と大きいですが、年間300万円以上をカードで使う法人・個人事業主なら、ビジネスフリーステイギフト1泊分(約20,000円相当)だけで値上げ分を回収できる計算になります。経費の多い方ほど恩恵が大きい設計です。

活用のコツ:ビジネスゴールドのフリーステイギフトは「月25万円以上のカード利用」で年300万円の条件を達成できます。経費をまとめてカード払いにしている方は意識してみてください。

継続すべき人・解約を検討すべき人

値上げ後のアメックスゴールドを継続するかどうかは、「特典を実際に使える環境かどうか」がポイントです。シンプルな判断基準を整理しました。

値上げ後も継続すべき人の特徴

継続すべき人
  • 年間200万円以上カードを使う(個人)
  • 年間300万円以上カードを使う(法人)
  • 年に1回以上ホテルに泊まる機会がある
  • トラベルクレジットを使える旅行習慣がある
  • プライオリティパス(年2回無料)や国内空港ラウンジ(13空港)を活用したい
  • プリンスホテルをよく利用する(法人)
  • 高級レストランの予約を活用したい(法人)
解約を検討してもよい人
  • 年間カード利用額が100万円以下
  • ホテルや旅行をほとんど使わない
  • 年会費以外の特典をあまり活用していない
  • ポイント還元率だけで選ぶなら他のカードで代替できる

解約・乗り換えを検討してもよい人の特徴

アメックスゴールドの特典は「使ってこそ元が取れる」設計です。宿泊特典・トラベルクレジット・コンシェルジュを活用しない方にとっては、年会費だけが負担になってしまいます。

解約を検討する際は、保有ポイントの失効解約後のサービス停止タイミングに注意が必要です。解約前にメンバーシップ・リワードのポイントを使い切るか、別の用途に移行しておくことをおすすめします。解約手続きの詳細は以下の記事も参考にしてみてください。

よくある質問

ゴールドプリファードと旧アメックスゴールドは別カードですか?

実質的にはリニューアル版(後継カード)です。2024年2月20日以降、旧アメックスゴールドカード(プラスチック)の新規申し込みは終了し、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード(メタル製)に統一されました。旧カードをお持ちの方は、カード更新のタイミングで自動的にゴールドプリファードに切り替わります。

ビジネスゴールドの値上げはいつから適用されましたか?

新年会費49,500円(税込)は2025年3月4日(火)以降の新規申し込み分から適用されています。既存会員については、2025年5月21日(水)以降に引き落とされる年会費分から新料金が適用されました。

フリーステイギフトの対象ホテルはどこですか?

ゴールドプリファードのフリーステイギフトは、アメックスが指定する国内ホテル43軒(2026年5月時点)が対象です。具体的なホテル名はアメックス公式サイトの「フリー・ステイ・ギフト」ページで確認できます。対象ホテルは変更になる場合があるため、利用前に最新の公式情報をご確認ください。

ゴールドプリファードの家族カードの年会費はいくらですか?

ゴールドプリファードでは、家族カードが最大2枚まで無料(年会費0円)で発行できます。3枚目以降は1枚につき年会費19,800円(税込)が必要です。旧アメックスゴールドでは無料の家族カードが1枚だったため、2枚無料になった点は実質的な改善といえます。

解約するとメンバーシップ・リワードのポイントはどうなりますか?

カードを解約すると、メンバーシップ・リワードに貯まっているポイントは失効します。解約前に、ポイントをギフトカードや商品と交換するか、マイルへ移行するなどして使い切ることをおすすめします。解約手続きはアメックスの会員専用デスクへの電話で行えます。

この記事のまとめ

  • ゴールドプリファード(個人)は2024年2月20日に31,900円→39,600円(+7,700円)に値上げ
  • ビジネスゴールド(法人)は2025年3月4日に36,300円→49,500円(+13,200円)に値上げ
  • 値上げと引き換えに、宿泊特典・トラベルクレジット・ホテルメンバーシップ等が追加
  • 年間200万円以上(個人)/300万円以上(法人)使う方なら、特典で値上げ分を回収できる
  • 特典を使わない方は、解約前にポイントを使い切るよう注意

クレジットカードの特典やキャンペーンをもれなく活用するなら、プライシーアプリが便利です。カードに関連した価格情報やポイント還元の機会を見逃さないよう、ぜひチェックしてみてください。

特典・キャンペーン情報をもっと賢くチェック

プライシーアプリ(iOS / Android)では、価格の推移や還元タイミングを一目で確認できます。

プライシーアプリを無料で使う →

記事の内容は執筆時点の情報を基にしています。掲載している価格・日程・仕様等は変更になる場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。