Apple Musicが値上げされたというニュースを聞いて、「いつから?いくら上がったの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。また「このまま使い続けるべきか、乗り換えるべきか」と迷っている方も少なくないはずです。この記事では、値上げの内容と理由を整理した上で、2026年5月時点の最新料金比較とコスト削減策までまとめて解説します。
個人プランが月額980円から1,080円(+100円)、ファミリープランが月額1,480円から1,680円(+200円)に改定されました。学生プランとVoiceプランは変更なしです。2026年5月時点では、SpotifyやAmazon Musicも相次いで値上げしており、Apple Musicは年払い(月換算900円)を選べば主要サービスの中で最安水準になります。
Apple Musicの値上げ内容まとめ【プラン別比較】
Appleは2022年10月25日、Apple Musicの個人プランおよびファミリープランの価格改定を全世界で実施しました。日本でもほぼ同日に新料金が適用されています。
個人プラン:月額980円→1,080円に
最も多くのユーザーが利用している個人プランは、月額980円から1,080円へ100円の値上げとなりました。年払いプランも9,800円から10,800円へ値上げされましたが、月換算にすると900円となり、月払い(1,080円)より引き続きお得に使えます。
ファミリープラン:月額1,480円→1,680円に
最大6人まで共有できるファミリープランは、月額1,480円から1,680円へ200円の値上げとなりました。6人フルに利用すれば1人あたり280円と非常にコスパは高いままです。2人以上で使うなら、個人プランよりもファミリープランのほうが得になります。
学生・Voiceプランは変更なし
学生プラン(月額580円)とVoiceプラン(月額480円)は今回の値上げの対象外でした。ただし、学生プランはこれより以前の2022年6月に月額480円から580円に値上げされています。
同日、Apple TV+は月額600円→900円(+300円)、Apple One個人プランは月額1,100円→1,200円に値上げされました。Apple Music個人プランの年払いも9,800円→10,800円(月換算900円)に変更されています。
なぜApple Musicは値上げされたのか?理由を解説
音楽ライセンスコストの増加が主因
Appleは米メディアの9to5Macの取材に対し、値上げの理由を「ライセンスコストの増加」と説明しています。音楽配信サービスは、楽曲を配信するためにレコードレーベルや権利者へのライセンス料を支払う仕組みになっており、そのコストが上昇したことが今回の値上げに直結しています。
裏を返せば、アーティストやソングライターといった音楽制作側が受け取る収益が改善されるということでもあります。サブスクリプションの普及に伴い、アーティストへの還元率向上を求める声が業界全体で高まっていた背景もありました。
世界的なサブスク値上げの流れ
Apple Musicの値上げは単独の出来事ではありません。動画配信のNetflixやAmazon Prime Videoなども値上げしており、コンテンツ制作コストの上昇やインフレを受けたサブスクリプション値上げは世界的なトレンドとなっています。音楽配信に限っても、Spotifyが2025年8月に値上げ、Amazon Music Unlimitedが2026年3月に値上げと、主要サービスが相次いで料金を改定しました。
2026年5月現在の音楽サブスク料金比較表
Apple Music値上げから3年以上が経過した現在、競合サービスも相次いで値上げを実施しており、料金の勢力図が大きく変わっています。Spotifyは2025年8月に値上げ、Amazon Music Unlimitedは2026年3月に値上げを実施しています。改めて最新の料金を確認してみましょう。
主要サービスの月額料金一覧(2026年5月時点)
| サービス | 個人(月払い) | 個人(年払い) | ファミリー | 学生 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| Apple Music | 1,080円 | 900円相当(10,800円/年) | 1,680円 最大6人 |
580円 | ロスレス対応 |
| Spotify | 1,080円 | — | 1,880円 最大6人 |
580円 | 無料プランあり |
| Amazon Music Unlimited | 1,180円 プライム:1,080円 |
— | 1,980円 | — | Audible特典付き |
| Amazon Music Standard | 1,080円 プライム:980円 |
— | 1,680円 | — | 音楽機能は同等 |
| YouTube Music Premium | 1,280円 | — | 1,680円 最大5人 |
— | YouTube Premium含む |
Spotifyとの月払いの差はなくなりましたが、Apple Musicは年払い(月換算900円)を選べば主要サービスの中で最安水準です。Amazon Music Standardのプライム会員プラン(月額980円)と同等か、それ以下になります。
どのサービスがコスパ最強?
月払い定価だけで見るとApple Music(1,080円)とSpotify(1,080円)は横並び、Amazon Musicは値上げ後に最も高い水準(Unlimited非プライムは1,180円)となりました。しかし実態は、利用環境や支払い方法によって逆転します。
たとえばiPhoneユーザーであれば、AirPodsとのシームレスな連携、Siriでの音声操作、ロスレスオーディオ・空間オーディオへの追加料金なしのアクセスなど、Apple Musicの使い勝手の良さは他サービスより一歩抜けています。コスト面でも年払いを使えばSpotifyより安くなりますので、iPhoneユーザーが乗り換えるメリットは薄いかもしれません。
Apple Musicを安く使う方法
値上げ後も工夫次第でApple Musicをお得に使い続けることができます。有効なコスト削減策を順番に紹介します。
個人プランの年払いは10,800円/年(月換算900円)で、月払い(1,080円×12ヶ月=12,960円)と比べて年間2,160円お得です。Spotifyの月払い(1,080円)よりも安くなりますので、長期利用を考えているなら、まずこれを検討してみてください。
大学・短大・専門学校・高等専門学校の学生なら月額580円の学生プランが利用できます。通常月額900円のApple TV+も無料で付いてくるため、実質的な価値は非常に高いプランです。UNiDAYSでの学生認証が必要で、在学証明を定期的に更新する必要があります。
月額1,680円を最大6人でシェアできるファミリープランは、2人以上で使う場合に圧倒的にコスパが高くなります。2人なら1人あたり840円、6人なら1人あたり280円と、個人プランの年払いよりさらに安くなります。各自のApple IDは独立しており、再生履歴やライブラリが混ざることはありません。
Apple Music + iCloud+(月額130円〜)+ Apple TV+(月額900円)を別々に契約している方は、Apple One個人プラン(月額1,200円)にまとめると数百円の節約になるケースがあります。iCloudの容量を増やしたいと思っている方は計算してみる価値があります。
まだApple Musicを試していない方向けに、1ヶ月間の無料体験が用意されています。体験期間中に解約すれば料金はかかりません。「設定」→「Apple IDの名前」→「サブスクリプション」からいつでも解約できます。
無料体験終了後は自動的に有料プランに切り替わります。試しに登録したらすぐに解約手続きをしておくと、体験期間中は使いながら、自動更新を防ぐことができます。
乗り換えを検討するなら:環境別おすすめ判断
Apple Musicの値上げを機に他サービスへの乗り換えを検討している方もいるかもしれません。ただ、どのサービスが合っているかは使用環境によって大きく変わります。
- iPhoneやMac、AirPodsをメインで使っている
- ロスレス音質・空間オーディオを楽しみたい
- Siriで音楽を操作したい
- 年払いに変更して節約できる
- すでに大量のプレイリストや「好み学習」が蓄積されている
- AndroidやWindowsメインで使っている
- 無料プランで十分なときはSpotifyが選択肢
- Amazonプライム会員ならAmazon Music Standardが月額980円で使える
- YouTube Premiumに加入済みならYouTube Musicが実質追加料金なし
- 友人とプレイリストを共有したい(Spotify得意分野)
iPhone・Apple製品ユーザーはApple Musicのまま継続が最適
iPhoneやAirPodsを使っている場合、Apple Musicとの相性の良さは他サービスと比べものになりません。AirPodsを耳に当てると自動的に再生・一時停止される「自動再生停止」機能、iPhone・iPad・Mac・Apple Watchすべてで同じライブラリが同期される点は、Appleエコシステムの中ではApple Musicの独壇場です。
Android・Windowsユーザーはどう選ぶ?
AndroidやWindowsをメインで使っている場合、Apple Musicのアドバンテージが小さくなります。Siri連携もなく、他のAppleデバイスとの同期メリットも薄れるため、SpotifyやAmazon Music Standardといった選択肢も十分検討に値します。Spotifyは強力なレコメンド機能と豊富な共有機能が魅力で、Amazon Music StandardはAmazonプライム会員なら月額980円(2026年5月時点)と割安です。
Amazon Echoを使っているならAmazon Musicも選択肢
家にAmazon EchoシリーズのスマートスピーカーがあるならAmazon Musicとの相性は抜群です。「アレクサ、〇〇をかけて」という声掛けで瞬時に再生できます。Amazon Musicのロスレス音質はApple Musicと同等水準ですので、音質派にも対応できます。
Apple Music値上げに関するよくある質問
2022年10月25日に値上げが実施されました。個人プランが月額980円から1,080円(+100円)、ファミリープランが月額1,480円から1,680円(+200円)に変更されています。学生プランとVoiceプランは変更なしです。
値上げ前の料金に戻すことはできません。ただし、個人プランの年払い(10,800円/年)を選べば月換算900円となり、値上げ前の月払い(980円)よりも安くなります。
2025年8月にSpotifyも月額980円から1,080円に値上げされたため、現在は月払いで同額です。Apple Musicの年払い(月換算900円)を選べばSpotifyより安くなります。
はい。Android端末でもApple Musicアプリをインストールして利用でき、料金プランはiOSと同じです。ただし、Siriとの連携やAirPodsとのシームレスな連携はiOS/Appleデバイスのみの機能となります。
Apple社から公式な予告は出ていません(2026年5月現在)。ただし、世界的なインフレやライセンスコストの上昇傾向を考えると、将来的に再び値上げが行われる可能性はあります。年払いは前払いとなりますので、値上げ前に年払いに切り替えておく「駆け込み年払い」という節約術もあります。
この記事のまとめ
- ✓Apple Musicは2022年10月25日に個人プランが月額980円→1,080円、ファミリープランが1,480円→1,680円に値上げ
- ✓値上げの理由はライセンスコストの増加。学生プランとVoiceプランは変更なし
- ✓2026年5月現在、SpotifyもAmazon Musicも値上げ済みでApple Musicとほぼ同水準
- ✓年払い(10,800円/年)に変更すれば月換算900円で主要サービス最安水準に
- ✓iPhoneユーザーは継続がおすすめ。AndroidユーザーはSpotifyやAmazon Musicも選択肢
