新京成電鉄の値上げはいつから?運賃・定期代の改定額と理由まとめ【2023年10月実施】
新京成電鉄は2023年(令和5年)10月1日から運賃を改定しました。1995年以来約28年ぶりの値上げで、初乗り運賃はICカードで20円、きっぷで20円の引き上げ。この記事では、いつから・いくら上がったのか、値上げの理由、定期代への影響、そして2025年4月の京成電鉄との合併後の現状まで、確認済みの情報をまとめています。
新京成電鉄の値上げはいつから?
新京成電鉄の運賃値上げは2023年(令和5年)10月1日に実施されました。消費税率変更によるものを除くと、1995年(平成7年)10月以来、約28年ぶりの運賃改定です。
申請から認可・実施までの経緯
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12023年2月17日国土交通大臣へ旅客運賃の上限変更認可を申請
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22023年5月23日運輸審議会が「認可することが適当」と答申
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32023年6月2日国土交通大臣が認可。新京成電鉄が実施運賃を届出
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42023年10月1日新運賃を実施。28年ぶりの値上げ
国が認可した上限額はすべての区間で一律20円の値上げでしたが、新京成電鉄は利用者の負担を考慮し、初乗り区間(1〜5km)以外は上限より10円安い実施運賃を届け出ました。
値上げ後の運賃(区間別一覧)
2023年10月1日以降の普通旅客運賃(大人)を区間別にまとめます。
きっぷ運賃(10円単位)
| 営業キロ | 改定前(〜2023年9月) | 改定後(2023年10月〜) | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|
| 1〜5km(初乗り) | 150円 | 170円 | +20円 |
| 6〜9km | 180円 | 190円 | +10円 |
| 10〜13km | 200円 | 210円 | +10円 |
| 14〜17km | 220円 | 230円 | +10円 |
| 18〜22km | 240円 | 250円 | +10円 |
| 23〜27km(全線最長) | 270円 | 280円 | +10円 |
| ※子ども運賃は大人の半額(10円単位で切り捨て)。18〜22km帯は公式発表数値をもとに算出。最新運賃は京成電鉄公式サイトでご確認ください。 | |||
ICカード運賃(1円単位)
| 営業キロ | 改定前(〜2023年9月) | 改定後(2023年10月〜) | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|
| 1〜5km(初乗り) | 147円 | 167円 | +20円 |
| 10〜13km | 199円 | 209円 | +10円 |
| 全線上限(23〜27km) | 262円 | 272円 | +10円 |
| ※ICカード運賃は1円単位。全区間の詳細は京成電鉄公式サイトの運賃表をご確認ください。 | |||
ICカード利用がおトク:きっぷより3〜8円安くなります。PASMOやSuicaをご利用ください。
定期代はいくら上がった?
定期運賃の平均改定率は13.1%(普通運賃の11.7%より高め)。通勤定期の平均割引率は39.9%から38.8%に引き下げられました。通学定期の割引率は改定前と同じ67.7%に据え置かれています。
通勤定期(大人・1ヶ月)
| 営業キロ | 改定前 | 改定後 | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|
| 1〜5km | 5,560円 | 6,240円 | +680円 |
| 10〜13km | 7,130円 | 7,810円 | +680円 |
| 23〜27km(全線最長) | 9,540円 | 10,420円 | +880円 |
通学定期(大人・1ヶ月)
| 営業キロ | 改定前 | 改定後 | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|
| 1〜5km | 2,990円 | 3,290円 | +300円 |
| 10〜13km | 3,860円 | 4,160円 | +300円 |
| 23〜27km(全線最長) | 5,140円 | 5,550円 | +410円 |
3ヶ月定期・6ヶ月定期も同様の比率で値上がりしています。通学定期は改定率が通勤より抑えられており、学生への配慮がうかがえます。
値上げの理由
コロナ禍で3期連続の営業損失
新京成電鉄がコロナ禍で受けた打撃は深刻で、令和2年度(2020年度)に約12億円、令和3年度(2021年度)に約5億円の営業赤字を計上しました。
さらに、テレワークの普及や沿線の生産年齢人口の減少により、コロナ禍前の利用人員まで回復しない見通しとなり、このまま現行運賃を維持することが困難と判断されました。
老朽設備への安全投資
値上げの理由として、設備の老朽化への対応も大きな要因です。具体的には以下の投資計画が挙げられています。
- 昭和末期〜平成初期に導入した8800形車両の代替(更新)を定期的・継続的に実施
- 既存車両のVVVF機器更新による省エネ化
- 全車両への防犯カメラ設置
- 鎌ケ谷市内の連続立体交差化事業
- 老朽化した駅のリニューアル
国土交通省の認可資料によれば、新京成電鉄は2022〜2026年度の5年間で安全対策に約137億円の投資計画を立てていました。
今回の認可には「令和11年3月31日まで」の期限が設けられており、改定後の令和6〜8年度(2024〜2026年度)の収支実績が国に確認されます。
2025年4月〜「京成松戸線」として存続
2023年の運賃値上げから約1年半後、新京成電鉄は大きな変化を迎えました。
2025年4月1日、新京成電鉄は親会社の京成電鉄に吸収合併され、新京成線は「京成松戸線」(京成津田沼〜松戸間)として生まれ変わりました。駅ナンバリングはKS66〜KS88に変更されています。
合併後に変わったこと・変わらないことをまとめると以下の通りです。
| 項目 | 変更内容 |
|---|---|
| 路線名 | 新京成線 → 京成松戸線 |
| 駅ナンバリング | 新規採番(KS66〜KS88) |
| 運賃 | 変更なし(2023年10月改定の運賃を継続) |
| ダイヤ | 変更なし |
| 車両デザイン | 京成仕様に順次変更予定 |
| 駅名 | 変更なし |
京成電鉄の他路線(千原線を除く)とは運賃体系が別設定になっているため、松戸線内のみ利用の場合は2023年10月から変わらない運賃が続いています。なお、京成電鉄の他線との乗り継ぎ割引(大人10円引き)は合併後も継続されています。
よくある質問
はい、引き続きご利用いただけます。ただし、2025年4月1日より新京成電鉄は京成電鉄に吸収合併され、路線名が「京成松戸線」に変わっています。駅名やダイヤ、運賃はそのまま変わっていません。
2026年5月時点で、次回の値上げについての公式発表はありません。2023年の認可には令和11年(2029年)3月31日までの期限が設けられており、期間内の収支実績が確認されます。今後の動向については京成電鉄の公式発表をご確認ください。
通学定期の平均割引率は改定前後で変わらず、67.7%に据え置かれました。一方、通勤定期の割引率は39.9%から38.8%に引き下げられています。
松戸〜京成津田沼間(26.5km)の現在の運賃は、ICカードで272円、きっぷで280円です(大人普通運賃)。2023年10月の改定以降、変更はありません。
はい、子ども運賃も同様に値上がりしています。子ども運賃は大人の半額(10円単位で切り捨て)です。たとえば初乗り区間(1〜5km)は、大人きっぷ170円の半額で80円(改定前は75円)となっています。
この記事のまとめ
- 新京成電鉄の値上げは2023年10月1日から。1995年以来約28年ぶりの運賃改定
- 初乗り(1〜5km)は20円値上げ、それ以外の区間は10円値上げ(平均改定率12.4%)
- 通勤定期は月額680〜880円の値上がり。通学定期の割引率(67.7%)は据え置き
- 値上げの理由はコロナ禍での営業損失と、老朽設備への安全投資(5年で約137億円計画)
- 2025年4月1日に京成電鉄と合併し「京成松戸線」に。運賃・ダイヤ・駅名は変更なし
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