パイロットコーポレーションは2026年5月1日、万年筆・ボールペン等の価格改定を2026年7月1日付で実施すると発表しました。カスタム74(10金)は¥27,500→¥38,500と約40%の値上げとなります。この記事では全モデルの改定前後の価格一覧、カスタム74の価格推移、値上げの理由と今後の買い時判断を2026年5月現在の最新情報でまとめています。
パイロット万年筆、2026年7月1日に価格改定
パイロットコーポレーションは2026年5月1日の公式お知らせにて、万年筆・シャープペンシル・ボールペン等の価格改定を発表しました。発効日は2026年7月1日(Namikiブランドは2026年10月1日)です。
主要モデルの改定後価格(税込)は以下のとおりです。
- カスタム74(10金)FKKN-12SR:¥27,500 → ¥38,500(+40%)
- カスタム74(14金)FKKN-14SR:¥33,000 → ¥44,000(+33%)
- キャップレス FC-3MS:¥49,500 → ¥52,800(+7%)
- エリート95S FES-1MM:¥27,500 → ¥33,000(+20%)
- カートリッジインキ IRF-12S(12本):¥440 → ¥550(+25%)
⚠️ 値上げ前の購入を検討している方へ
2026年6月30日までは旧価格での購入が可能ですが、人気モデルは在庫が品薄になる可能性があります。プライシーの価格チャートで最安値を確認しながら、早めの検討をおすすめします。
【2026年7月1日付】万年筆・インクの改定前後価格一覧
以下の価格表はパイロット公式価格表PDF(2026年7月1日付)をもとに作成しています。すべて税込価格です。
カスタムシリーズの新旧価格
| モデル | 品番 | 改定前(税込) | 改定後(税込) | 変化率 |
|---|---|---|---|---|
| カスタム845 | FKV-5MR | ¥110,000 | ¥132,000 | +20% |
| カスタム 槐(えんじゅ) | FKV-5MK | ¥99,000 | ¥110,000 | +11% |
| カスタム823 | FKK-3MRP | ¥55,000 | ¥66,000 | +20% |
| カスタム743 | FKK-3000R | ¥49,500 | ¥60,500 | +22% |
| カスタム ヘリテイジSE | FKVH-3MR | ¥39,600 | ¥44,000 | +11% |
| カスタム742 | FKK-2000R | ¥38,500 | ¥49,500 | +29% |
| カスタム ヘリテイジ912 | FKVH2MR | ¥38,500 | ¥49,500 | +29% |
| カスタム ヘリテイジ92 | FKVH15SRS | ¥33,000 | ¥44,000 | +33% |
| カスタム74(14金) | FKKN-14SR | ¥33,000 | ¥44,000 | +33% |
| カスタム74(10金) | FKKN-12SR | ¥27,500 | ¥38,500 | +40% |
| カスタム ヘリテイジ91 | FKVHN-12SR | ¥27,500 | ¥38,500 | +40% |
カスタムシリーズの中でも、カスタム74(10金)は+40%と最大幅の値上げとなります。2019年以前は¥11,000だったことを考えると、7年間で3.5倍近い水準になりました。
キャップレスシリーズの新旧価格
| モデル | 品番 | 改定前(税込) | 改定後(税込) | 変化率 |
|---|---|---|---|---|
| キャップレスLS | FCLS-35SR | ¥55,000 | ¥60,500 | +10% |
| キャップレス | FC-3MS | ¥49,500 | ¥52,800 | +7% |
| キャップレス 絣 | FCN-2MR | ¥35,200 | ¥38,500 | +9% |
| キャップレス・デシモ | FCT-15SR | ¥30,800 | ¥33,000 | +7% |
キャップレスシリーズの値上げ幅は+7〜10%と比較的抑えられています。カスタムシリーズに比べるとインパクトは小さいですが、絶対額はすでに高価格帯ですので、気になる方は7月前に確認しておくとよいでしょう。
その他モデル(エリート95S・カヴァリエ)
| モデル | 品番 | 改定前(税込) | 改定後(税込) | 変化率 |
|---|---|---|---|---|
| エリート95S | FES-1MM | ¥27,500 | ¥33,000 | +20% |
| カヴァリエ | FCAN-5SR | ¥7,700 | ¥8,800 | +14% |
インク・カートリッジ・消耗品
| 製品 | 品番 | 改定前(税込) | 改定後(税込) | 変化率 |
|---|---|---|---|---|
| 一般書記用インキ 30ml | INK-30 | ¥550 | ¥880 | +60% |
| 一般書記用インキ 350ml | INK-350 | ¥1,980 | ¥2,200 | +11% |
| 万年筆用顔料インキ 強色 30ml | INK-30TW | ¥1,100 | ¥1,430 | +30% |
| カートリッジインキ 12本入 | IRF-12S | ¥440 | ¥550 | +25% |
| カートリッジインキ 5本入 | IRF-5S | ¥220 | ¥330 | +50% |
| 万年筆クリーニングセット | FOS-5S | ¥880 | ¥1,100 | +25% |
消耗品の値上げも見逃せません。一般書記用インキ30mlは¥550→¥880と+60%と、万年筆本体よりも大きな値上げ幅になっています。カートリッジを頻繁に補充する方は、まとめ買いを検討してみてください。なお、色彩雫シリーズについては、2024年10月の価格改定で50mlボトルが¥1,650→¥1,980(+20%)に値上がりしています。2026年7月の公式価格表には色彩雫の記載がなく、今回の改定対象外または別途発表の可能性があります。現在の価格は50mlボトルが¥1,980です。最新情報はパイロット公式サイトをご確認ください。
代表モデルで見るパイロット万年筆の価格推移
「最近急に高くなった気がする」と感じている方も多いのではないでしょうか。代表モデルであるカスタム74を例に、価格推移を振り返ってみましょう。
カスタム74の価格推移(2019〜2026年)
| 改定時期 | 改定後価格(税込) | 前回比 | 2019年比 |
|---|---|---|---|
| 〜2018年末 | ¥11,000 | — | — |
| 2019年1月 | ¥13,200 | +20% | 基準 |
| 2024年1月 | ¥17,600 | +33% | +33% |
| 2024年10月 | ¥22,000 | +25% | +67% |
| 2025年10月 | ¥27,500 | +25% | +108% |
| 2026年7月(予定) | ¥38,500 | +40% | +192% |
2019年のカスタム74は¥13,200でした。それが2026年7月には¥38,500と、7年間で約2.9倍(2018年末比では約3.5倍)にまで上昇しています。特に2024年以降は毎年改定が続いており、「また値上げか」と感じている方も少なくないはずです。
過去の主な価格改定まとめ
| 改定日 | 対象製品 | 発表ページ |
|---|---|---|
| 2019年1月1日 | 万年筆・シャープペンシル等(一部) | 公式発表 |
| 2024年1月1日 | 万年筆・ボールペン等(一部) | 公式発表 |
| 2024年10月1日 | 万年筆・シャープペンシル・ボールペン・修正用品 | 公式発表 |
| 2025年10月1日 | 万年筆・シャープペンシル・ボールペン等 | 公式発表 |
| 2026年7月1日 | 万年筆・シャープペンシル・ボールペン等 | 公式発表 |
2024年以降は毎年(2024年1月・10月・2025年10月・2026年7月)と連続して価格改定が実施されています。かつては数年に一度だった改定が、年複数回ペースになっているのが現状です。
パイロット万年筆が値上がり続ける理由
パイロットコーポレーションの公式発表では、値上げの理由として「合理化によるコスト削減に努めたが、原材料価格やエネルギー費等の高騰により現行価格の維持が困難になった」と説明しています。具体的な背景として、以下の3点が挙げられます。
① 原材料コストの高騰金やプラチナなどの貴金属を使用するペン先は、素材価格の影響を直接受けます。金相場は2024〜2026年にかけて高止まりが続いており、10金・14金ペン先を使用するモデルのコスト増が特に大きくなっています。カスタム74(10金)の値上げ幅が+40%と突出しているのも、この影響が大きいと考えられます。
② エネルギー・物流コストの上昇製造工場の電気代・ガス代の上昇に加え、国内外の物流コスト増も価格に転嫁されています。日本のものづくり全体で同様の課題が続いており、文具メーカーに限らず多くの業種で値上げが相次いでいます。
③ 円安の影響原材料の一部は輸入品が使われており、円安が続く環境ではコストが押し上げられます。2024年以降の急ピッチな値上げは、円安が加速した時期と重なっています。
値上げ後の最安値をプライシーで確認する
「値上げ後でも少しでも安く買いたい」という方に便利なのが、プライシーの価格推移チャートです。Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどの価格をリアルタイムで比較でき、過去の最安値との比較や、値下がりしたタイミングのプッシュ通知も受け取れます。
以下に人気モデルの商品カードを掲載します。チャートで価格推移を確認しながら、購入タイミングを見極めてみてください。
今後の見通しと買い時判断
「2026年7月の値上げ後、さらに値上がりする可能性はあるのか」と気になっている方も多いはずです。現時点では次回の改定は発表されていませんが、過去のパターンを参考にしてみましょう。
過去パターンから見ると、次回改定は2027年以降の可能性
2024〜2026年は毎年(または年複数回)改定が続いていますが、改定幅が大きくなるほど次の改定まで間隔が開く傾向も見られます。2026年7月の改定幅が+7〜40%と大きいことを踏まえると、2026年中の追加改定は現時点では考えにくいでしょう。ただし、原材料・為替動向によっては予告なく改定が行われる可能性もあります。
- 2026年6月30日までに旧価格で入手したい
- カスタム74・カスタムヘリテイジ92など値上げ幅が大きいモデルを検討中
- カートリッジインキを定期購入しており、まとめ買いでコストを抑えたい
- 長く使い続けるつもりで、今が投資のタイミングと考えている
- 予算がまだ届かず、入門モデルで練習中
- キャップレスなど値上げ幅が小さいモデルを検討中
- 次回のAmazonセール(プライムデー等)での割引を期待している
- 具体的なモデルがまだ決まっていない
いずれにしても、2026年7月1日を過ぎると全モデルで旧価格には戻りません。欲しいモデルが決まっている方は、7月前に在庫状況と最安値をプライシーで確認しておくとよいでしょう。
よくある質問(FAQ)
2026年7月1日から新価格が適用されます(Namikiブランドは2026年10月1日)。2026年5月1日にパイロットコーポレーションが公式発表しました。
公式発表では「合理化によるコスト削減に努めたが、原材料価格やエネルギー費等の高騰により現行価格の維持が困難になった」と説明されています。具体的には、金などの貴金属価格の高止まり・エネルギーコスト上昇・円安の影響が主な要因と考えられています。
2026年5月現在、カスタム74(10金・FKKN-12SR)の税込価格は¥27,500です。2026年7月1日以降は¥38,500に改定されます。14金ペン先モデル(FKKN-14SR)は現在¥33,000、改定後は¥44,000となります。
2026年7月以降の追加値上げは現時点では発表されていません。ただし、2024年以降は毎年のように改定が行われているため、今後も改定が続く可能性は否定できません。欲しいモデルが決まっている方は、7月1日の値上げ前に旧価格で購入するのが賢明です。プライシーの価格チャートで最安値を確認してから購入されることをおすすめします。
まとめ
パイロット万年筆 2026年7月値上げ まとめ
- ✓ パイロットは2026年7月1日(Namikiは10月1日)から万年筆等の価格を改定
- ✓ カスタム74(10金)は¥27,500→¥38,500(+40%)と最大幅の値上げ
- ✓ カスタム74は2018年末比で約3.5倍(¥11,000→¥38,500)に上昇
- ✓ 消耗品も値上がり。一般書記用インキ30mlは+60%(¥550→¥880)
- ✓ 値上げ理由は原材料・エネルギーコスト高騰と円安。2024年以降は毎年改定が続く
- ✓ 旧価格での購入は2026年6月30日まで。プライシーで最安値を確認して購入を
