マッカランの値上げが続き、「いつから・いくら値上がったのか」「今後も上がるのか」と気になっている方は多いのではないでしょうか。本記事では、2025年4月実施の公式価格改定を中心に、銘柄別の新旧定価・値上げ理由・実売価格の実態・今後の動向まで詳しく解説します。
2025年4月1日(火)出荷分から値上げが実施されました。サントリーが2024年11月8日に発表した価格改定で、ザ・マッカラン5銘柄が対象となり、値上げ率は8%〜約45%となっています。
シェリーオーク12年(税込14,850円)・ダブルカスク12年(税込10,890円)など比較的手に届きやすい銘柄も値上がりしており、特に長期熟成ボトルほど値上げ幅が大きいのが特徴です。
銘柄別 値上げ前後の定価一覧(2025年4月改定)
今回の価格改定では、マッカランの定番シリーズ5銘柄が対象となりました。全て2025年4月1日出荷分からの改定です。熟成年数が長いほど値上げ率が大きくなっているのがポイントです。
| 銘柄 | 旧定価(税別) | 新定価(税別) | 税込新定価 | 値上げ率 |
|---|---|---|---|---|
| シェリーオーク 12年 | 12,500円 | 13,500円 | 14,850円 | +8% |
| ダブルカスク 12年 | 9,040円 | 9,900円 | 10,890円 | +9.5% |
| シェリーオーク 18年 | 52,000円 | 62,000円 | 68,200円 | +19.2% |
| シェリーオーク 25年 | 280,000円 | 360,000円 | 396,000円 | +28.6% |
| シェリーオーク 30年 | 550,000円 | 796,000円 | 875,600円 | +44.7% |
上記は希望小売価格(税別)です。実際の店頭・ECサイト販売価格とは異なる場合があります。最新の実売価格はプライシーでご確認ください。
30年の値上げ幅は旧定価から25万円超と非常に大きく、高酒齢ボトルほど価格改定の影響が顕著です。一方、12年クラスは比較的値上げ率が抑えられており、入門・日常用として選ぶ場合でも影響は最小限といえます。
ザ・マッカラン シェリーオーク 12年
マッカランを代表するフラッグシップボトルです。100%オロロソシェリー樽で12年以上熟成させた原酒のみを使用し、ドライフルーツやバニラの豊かな風味が特徴。今回の値上げ幅は+8%と5銘柄の中では最も抑えられており、税込14,850円が現行の定価です。
ザ・マッカラン ダブルカスク 12年
アメリカンオークとヨーロピアンオークの2種類のシェリー樽で熟成させたボトルです。シェリーオーク12年よりもライトで飲みやすく、マッカラン入門として選ばれることの多い銘柄。税込10,890円と比較的手頃な価格帯を維持しています。
ザ・マッカラン シェリーオーク 18年
18年以上熟成した原酒のみを使用したプレミアムボトルです。深いマホガニー色と、ドライフルーツ・チョコレートが複雑に絡み合う芳醇な香りが特徴。今回の値上げは旧定価から11,000円(税込)の上昇で、税込68,200円と贈答用高級品の水準になっています。
マッカランの定価はどれだけ上がった?過去12年の推移と2年間の急騰
マッカランの値上げは2025年が初めてではありません。18年を例に取ると、過去12年間で定価は約5倍以上に上昇しており、その高騰ペースは特に近年急激になっています。
| 時期 | 定価(税込) | 変化 |
|---|---|---|
| 2013年3月以前 | 12,600円 | 基準値 |
| 2015年4月 | 23,760円 | 約2倍 |
| 2016年4月 | 29,160円 | — |
| 2020年頃 | 33,000円前後 | — |
| 2023年3月 | 45,056円 | — |
| 2024年4月 | 57,200円 | — |
| 2025年4月(現在) | 68,200円 | 約5.4倍 |
2013年頃には「ちょっと贅沢なギフト」として1万円台で購入できたマッカラン18年ですが、現在は税込68,200円。かつての価格を知る方からすれば、隔世の感があるのではないでしょうか。特に2022年以降は毎年のように大幅な価格改定が行われており、上昇のペースが加速しています。
2年間でどれだけ上がった?2023年→2025年の累積値上がり一覧
2025年の価格改定は単独ではなく、2023年から続く値上げの「積み重ね」です。直近2年間(2023年→2025年)の累積で比較すると、その上昇幅は一目で驚くレベルになっています。
| 銘柄 | 2023年定価(税込) | 2025年新定価(税込) | 2年間の値上げ率 |
|---|---|---|---|
| シェリーオーク 12年 | 10,989円 | 14,850円 | +35.1% |
| ダブルカスク 12年 | 9,944円 | 10,890円 | +9.5% |
| シェリーオーク 18年 | 45,056円 | 68,200円 | +51.4% |
| シェリーオーク 25年 | 220,000円 | 396,000円 | +80.0% |
| シェリーオーク 30年 | 386,496円 | 875,600円 | +126.5% |
2023年から2025年のわずか2年間で、30年ボトルは定価が2倍以上に。「少し前まで30万円台だったのに」という声も聞かれるほどで、長期熟成品の価格高騰ペースは明らかに加速しています。
※2023年の価格は各社公開情報をもとにした参考値です。
マッカランが値上げするのはなぜ?3つの理由
マッカランの価格高騰は単なる一時的な価格調整ではなく、複数の構造的な要因が重なった結果です。サントリーは公式プレスリリースでFOB価格(現地製品価格)や輸送費等のコスト上昇を値上げの理由として挙げています。
① シェリー樽の供給不足
マッカランの品質を支える最大の要素が、シェリー樽熟成へのこだわりです。マッカランが使用するシェリー樽は、スペインのヘレス地方で調達したオーク材を自社管理のもとで製作しており、木材の伐採・乾燥・製樽・シーズニング(シェリー酒を詰めて樽に風味を染み込ませる工程)まで含めると、1つの樽が完成するまでに約6年の歳月が必要です。
世界的なウイスキー需要の高まりにより、良質なシェリー樽の確保競争は年々激化しています。樽の調達コスト上昇が、そのまま製品価格に反映される形になっています。
② 世界的なマッカラン需要の高まり
マッカランは世界のシングルモルト市場においてトップクラスの知名度を誇り、アジア富裕層を中心にステータスシンボルとしての需要が根強く続いています。世界的なウイスキーブームにより需要が供給を常に上回る状態が続いており、特に長期熟成品は生産量に絶対的な限界があります。
需要増に対応するための原酒は10年以上前に仕込まれたものであり、今から増産を決定しても、市場に届くまでには長い年月がかかります。この構造的な需給ギャップが、価格上昇の大きな要因となっています。
③ 円安・輸入コストの上昇
マッカランはスコットランドで製造されて日本へ輸入される商品のため、為替レートの変動が価格に直接影響します。近年の円安傾向により輸入コストは大幅に上昇しており、これに加えて船舶輸送費・ガラス瓶製造コスト・倉庫保管費用など、サプライチェーン全体にわたるコスト増加も重なっています。
サントリーも「FOB価格や輸入に伴う輸送費などのコストアップ影響を、企業努力だけで吸収することは極めて厳しい状況」と説明しており、やむを得ない価格改定であることを公式に認めています。
定価より安く買える?プライシーで見る実売価格の実態
「定価68,200円のマッカラン18年、本当にその価格で買わないといけないの?」と思っている方もいるのではないでしょうか。実は、現在のマッカラン18年は市場で「定価割れ」が起きています。
2023年ごろのウイスキーブーム時には、18年の市場実売価格が定価の57,200円を上回る55,000〜65,000円(プレミア価格)で取引されていました。しかし2025年以降は、並行輸入品の増加や投機需要の後退によって市場に在庫が増え、実売価格は49,000〜59,000円前後と、定価68,200円を大きく下回る水準で推移しています。
プライシーはAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングの価格をリアルタイムで比較・追跡できるアプリです。実売価格のチャートを確認することで、今が買い時かどうかを判断できます。
ただし12年クラスは需要が安定しているため、定価割れは起こりにくい状況です。上で表示したプライシーの商品カードから、今現在の実売価格をご確認いただけます。
値上げ後のマッカランを少しでも安く買うには?
値上がりが続くマッカランですが、プライシーを活用することで定価より安く入手できる可能性があります。具体的な方法をご紹介します。
① プライシーで実売最安値を確認する
プライシーのアプリでマッカランを検索すると、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングの現在価格を一覧で比較できます。特に18年以上の長期熟成品は、タイミングによって定価を大きく下回る価格で出ていることがあります。「この価格以下になったら通知してほしい」という価格アラート機能も便利です。
② 価格アラートで買い時を見逃さない
プライシーの価格アラートを設定しておけば、設定した価格を下回ったときにスマートフォンへ通知が届きます。毎日チェックする必要がなく、お気に入りのボトルが値下がりしたタイミングを自動で教えてくれるため、忙しい方にも重宝します。
③ 正規販売店の抽選に参加する
大手百貨店やサントリーと直接取引のある正規販売店が実施する抽選販売に参加するのも一つの方法です。定価での購入チャンスとなりますが、倍率が高く確実ではありません。正規品であることが保証されるため、ギフト用途などには向いています。
- 近い将来に贈り物として使う予定がある
- 実売が定価割れしている18年が気になっている
- さらなる値上げ前に手元に置きたい
- すぐに飲む予定はなく価格優先
- 定価割れ銘柄をプライシーアラートで追いたい
- 12年を普段使いしていて少しでも安く買いたい
マッカランの値上げはいつまで続く?今後の価格動向
「今後もマッカランは値上がりするのか」は多くの方が気にされるところです。現時点ではサントリーから2026年以降の価格改定についての公式発表はありませんが、複数の要因から今後も緩やかな上昇傾向が続く可能性が高いと見られています。
エドリングトン・グループ(マッカランの製造元)とサントリー(日本での販売元)はいずれも高級化路線を明確に打ち出しており、販売数量より単価を上げることでブランド価値を維持する戦略をとっています。シェリー樽の供給不足という構造的な問題も短期間では解消されないため、定価の引き上げは続くと予想されます。
一方で、現在起きている18年の「定価割れ」現象は、出荷調整や販売チャネルの見直しなどで解消される可能性もあります。定価が下がることは考えにくいですが、実売価格は市場の需給バランスによって変動するため、プライシーで実売推移を確認することが重要です。
長期的な視点では、シェリー樽原酒の希少性がさらに高まるにつれ、25年・30年などの長期熟成品の価値は上昇していく可能性が高いでしょう。一方で12年・18年は流通量が比較的安定しているため、急激なプレミアム化は起きにくいと見られています。
旧ボトルの価値は?2018年リブランディング前のマッカランについて
マッカランは2018年に大規模なリブランディングを実施し、ラベルデザインや製品ラインナップを一新しました。リブランディング以前の「旧ボトル」——とくに蒸留年(ヴィンテージ年)が記載された18年(1996年蒸留など)や、かつてマッカランが使用していた「ゴールデンプロミス」品種の大麦で造られた時代のオールドボトルは、コレクターやウイスキーファンの間でプレミア価値がつく傾向があります。手元に古いボトルをお持ちの方は、現行品の定価とは別の市場価値があることを覚えておいてください。
まとめ:マッカランの値上げポイント
マッカラン値上げのポイント
- 2025年4月1日出荷分から値上げ実施。サントリーが2024年11月に発表。対象は5銘柄で値上げ率は8%〜約45%
- 熟成年数が長いほど値上げ幅が大きく、30年は旧定価から約25万円の値上げ(+44.7%)
- 値上げの理由は「シェリー樽の供給不足」「世界的な需要増」「円安・輸入コスト上昇」の3つ
- マッカラン18年は定価割れが発生中。実売は49,000〜59,000円前後と定価(68,200円)を下回る場合がある
- プライシーで実売価格をリアルタイム比較・アラート設定することで、値下がりを逃さず購入できる
プライシーで実売価格をチェック
Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングの価格をリアルタイム比較。定価より安く買えるタイミングを逃さないためにプライシーをご活用ください。
プライシーで価格を確認するよくある質問
2025年4月1日(火)出荷分から実施されています。サントリーが2024年11月8日に発表した価格改定で、ザ・マッカランの5銘柄(シェリーオーク12年・ダブルカスク12年・シェリーオーク18年・25年・30年)が対象となりました。
2025年4月以降の希望小売価格は税込68,200円(税別62,000円)です。旧定価は税込57,200円でしたので、約19.2%(税込11,000円)の値上げとなっています。なお、実売価格は市場の需給によって定価を下回る場合もあります。最新の実売価格はプライシーでご確認ください。
ECサイト(Amazon・楽天等)では、時期や出品者によって定価を下回る価格で販売されることがあります。特にマッカラン18年は2025年以降「定価割れ」が起きており、実売で49,000〜59,000円前後の価格が見られます。プライシーで複数サイトの価格を比較・アラート設定しておくと、安いタイミングを逃さず購入できます。
サントリーからは2026年以降の値上げについて現時点で公式発表はありません。ただし、シェリー樽の供給不足・世界的な需要増・円安といった値上げ要因は解消されていないため、中長期的には定価上昇傾向が続く可能性が高いと見られています。最新情報はサントリー公式サイトでご確認ください。
