ニッカウイスキーは2024年4月2025〜2026年にわたって順次値上げを実施しています。竹鶴・余市・宮城峡などプレミアム銘柄は最大約56%の大幅値上げとなり、ブラックニッカシリーズも約10%の引き上げが続いています。この記事では、銘柄ごとの旧価格→新価格と実施時期を一覧で整理しました。

結論
ニッカウイスキーの値上げ、2026年5月時点の最新状況

ニッカウイスキーの値上げは大きく3段階で実施されています。

  • 2024年4月1日〜:竹鶴・余市・宮城峡が約56%増、フロム・ザ・バレルなど多数が5〜15%増
  • 2025〜2026年実施予定:ブラックニッカシリーズ・ハイニッカが約10%増(2025年9月のシステム障害により延期。2026年5月現在、実施時期は未発表
  • 2024年4月(参考):ブラックニッカクリア・ディープブレンド・ハイニッカも同時に約10%増

【2024年4月実施】値上げ対象銘柄と新旧価格

アサヒビールは2023年12月19日に2024年4月値上げを発表し、竹鶴ピュアモルト・シングルモルト余市・シングルモルト宮城峡・フロム・ザ・バレルなどを2024年4月1日出荷分から値上げしました(後述の「参考:2024年4月の大幅値上げ」も同日実施分です)。プレミアム銘柄を中心とした大幅な改定で、愛飲家の方には特に気になる内容ではないでしょうか。

銘柄 容量 旧価格(税別) 新価格(税別) 値上げ率
竹鶴ピュアモルト 700ml 4,500円 7,000円 約+55.6%
シングルモルト余市 700ml 4,500円 7,000円 約+55.6%
シングルモルト宮城峡 700ml 4,500円 7,000円 約+55.6%
フロム・ザ・バレル 500ml 2,800円 3,200円 約+14.3%
ザ・ニッカ 700ml 6,500円 8,500円 約+30.8%
スーパーニッカ 700ml 2,800円 3,200円 約+14.3%
ニッカセッション 700ml 3,800円 4,200円 約+10.5%
ブラックニッカスペシャル 700ml 1,350円 1,490円 約+10.4%

※2024年4月1日出荷分からのメーカー希望小売価格(税別)。実売価格は店舗・ECによって異なります。

竹鶴ピュアモルト

ニッカウイスキーを代表するブレンデッドモルトウイスキーです。余市蒸溜所と宮城峡蒸溜所の原酒をブレンドした一本で、2024年4月の値上げでは4,500円→7,000円(税別)と約56%の大幅値上げとなりました。スモーキーながらもフルーティな味わいで、プレゼントにも人気の銘柄です。

シングルモルト余市

北海道・余市蒸溜所で作られるシングルモルトで、ピートのスモーキーな香りが特徴です。同じく2024年4月に4,500円→7,000円(税別)へと値上げされました。余市はニッカの創業者・竹鶴政孝が「スコットランドに最も近い気候」と選んだ地で仕込まれており、世界的な評価も高い銘柄です。

シングルモルト宮城峡

宮城・仙台の宮城峡蒸溜所が生み出す、華やかでフルーティなシングルモルトです。余市とは対照的なキャラクターを持ち、飲み比べを楽しむ方も多いですよね。2024年4月に余市と同様、4,500円→7,000円(税別)へ値上げされています。

フロム・ザ・バレル

アルコール度数51.4%というハイプルーフが特徴の人気銘柄です。500mlと小ぶりながらコスパの高さで知られ、国内外のウイスキーファンから支持されています。2024年4月の値上げでは2,800円→3,200円(税別)と約14%の値上げにとどまりました。ただし、元々の人気から市場価格はメーカー希望小売価格を大きく上回るプレミア価格になることも多い銘柄です。

【2025〜2026年実施】ブラックニッカシリーズ・ハイニッカの値上げ

アサヒビールは2025年6月18日、ブラックニッカシリーズ・ハイニッカなど26品目を2025年11月1日出荷分から値上げすると発表しました。しかし、その後にシステム障害が発生し、実施が延期されています。

値上げ延期の経緯(2025年9月のシステム障害)

2025年9月29日、アサヒビールはサイバー攻撃によるシステム障害に見舞われました。これにより出荷・物流などの業務に大きな影響が出たため、同年10月9日に11月予定だった値上げの延期を発表しています。

2026年5月現在の状況

アサヒビール公式では延期後の実施日が「未定」となっており、2026年5月時点でも確定発表を確認できていません。購入を検討されている方は、最新情報をアサヒビール公式サイトでご確認ください。

銘柄 容量 現行価格(税込) 値上げ後(税込) 値上げ率
ブラックニッカクリア 700ml 1,089円 1,199円 約+10.1%
ブラックニッカリッチブレンド 700ml 1,606円 1,771円 約+10.3%
ブラックニッカディープブレンド 700ml 1,815円 2,002円 約+10.3%
ハイニッカ 720ml 1,452円 1,606円 約+10.6%

※メーカー希望小売価格(税込)。実施時期は2026年5月現在未発表。

ブラックニッカクリア

スッキリとしたクリアな味わいで、ハイボールに最適なエントリーモデルです。コンビニや量販店でも広く販売されているため、普段から愛飲している方も多いのではないでしょうか。2024年4月には900円→990円(税別)に値上げ済みで、今回はさらに1,089円→1,199円(税込)への引き上げが予定されています。

ブラックニッカリッチブレンド

ビターチョコのような深みある甘さが特徴の中間モデルです。クリアより少し上の価格帯で、ロックや水割りを楽しみたい方に選ばれています。今回の値上げで1,606円→1,771円(税込)となる予定です。

ブラックニッカディープブレンド

深みのある甘みとスモーキーな余韻が特徴の一本です。ブラックニッカシリーズの中では最も個性的な味わいで、ウイスキーを飲み慣れてきた方に支持されています。今回の値上げで1,815円→2,002円(税込)と、初めて税込2,000円を超える価格水準になります。

ハイニッカ

竹鶴政孝が「大衆に愛されるウイスキーを」と作り上げた、ニッカの伝統銘柄です。1,452円→1,606円(税込)への引き上げが予定されており、日常使いしている方には少し痛い値上げですよね。

【参考】2024年4月に実施された値上げ(ブラックニッカ・ハイニッカ)

竹鶴・余市・宮城峡などプレミアム系と同時に、ブラックニッカシリーズ・ハイニッカも2024年4月1日出荷分から値上げされています。こちらも合わせて確認しておきましょう。

銘柄 容量 旧価格(税別) 新価格(税別) 値上げ率
ブラックニッカクリア 700ml 900円 990円 +10.0%
ブラックニッカリッチブレンド 700ml 1,330円 1,460円 約+9.8%
ブラックニッカディープブレンド 700ml 1,500円 1,650円 +10.0%
ハイニッカ 720ml 1,200円 1,320円 +10.0%

※2024年4月1日出荷分からのメーカー希望小売価格(税別)。

ブラックニッカクリアを例に取ると、2023年以前(税別900円)→ 2024年4月(税別990円→税込1,089円)→ 次回値上げ後(税込1,199円)と、2段階で約33%超の値上げが続いていることになります。

ニッカウイスキーが値上げした理由

アサヒビールは公式発表で、値上げの理由として主に3つを挙げています。

  1. 包装資材を含む原材料価格の高騰:国際的な穀物・エネルギー価格の上昇、円安による輸入コストの増加が直接的なコストアップ要因となっています。
  2. 物流費などコスト上昇の継続:ドライバー不足や燃料費高騰を背景に、物流コストが持続的に上昇しています。
  3. 蒸溜所・工場への積極的な設備投資:国内メディア報道によると、ニッカウヰスキーは余市・宮城峡蒸溜所への大規模投資を実施しており、2023年の生産数量は2015年比で70%増となるなど、品質と生産体制の強化を続けています。
  4. 世界的なジャパニーズウイスキーブームによる需要増:余市・宮城峡・竹鶴は国際的なウイスキーコンペティションで多数受賞し、海外需要が急拡大しています。ウイスキーの熟成には最低でも数年、プレミアム銘柄では10年以上かかるため、今の需要増に生産が追いつかず、原酒の希少性が高まっています。これがプレミアム銘柄の大幅値上げに直結しています。

ウイスキーは仕込みから出荷まで数年〜数十年かかるため、今まさに熟成中の原酒の価値が将来的な価格に影響します。原材料費・製造費・需要の3つが同時に動いている今は、「値上げが一時的なもの」ではなく、業界構造として定着しつつあると見ておく必要があるかもしれません。

サントリーウイスキーの値上げ状況も気になる方はこちらもどうぞ。

今後の価格動向とプライシーで最安値をチェックする方法

原材料コストの高止まりや円安が続く限り、ウイスキー全体の価格は当面上昇傾向が続く見通しです。特に竹鶴・余市・宮城峡のようなプレミアム銘柄は、世界的なジャパニーズウイスキーブームによる需要増も重なり、今後も値上がりが予想されます。

一方で、実際の店頭・EC価格はメーカー希望小売価格と必ずしも一致しません。Amazonや楽天では時期によってセール価格になることもありますし、逆にプレミア価格になることも。「いつ・どこで買うか」が節約のカギになります。

ニッカウイスキー値上げ まとめ

  • 2024年4月1日〜:竹鶴・余市・宮城峡が約56%増、フロム・ザ・バレルなどが5〜15%増。ブラックニッカ各シリーズ・ハイニッカも10%増
  • 2025〜2026年実施予定:ブラックニッカクリア・リッチブレンド・ディープブレンド・ハイニッカが約10%増。2025年9月のサイバー攻撃によるシステム障害で延期中(2026年5月現在、実施時期未発表)
  • 値上げの背景:原材料高騰・物流費上昇・設備投資に加え、世界的なジャパニーズウイスキーブームによる原酒需要増が重なっている
  • 今後の見通し:構造的な値上げ傾向が続くと予想される。プライシーアプリで価格推移を監視し、安いタイミングを逃さないのが得策

プライシーアプリで価格推移を確認する方法

  • 買いたい銘柄の価格チャートを確認して「今が安いのか高いのか」を判断できます
  • Amazon・楽天・Yahoo!など複数ECの価格を一括比較できます
  • 値下がり・クーポン発生時にプッシュ通知が届くので、値段が落ちたタイミングを逃しません
  • スマートフォン(iOS / Android)から無料で利用できます

ニッカウイスキーの最安値を逃さずチェック

プライシーアプリなら、余市・竹鶴・ブラックニッカなどの価格推移をグラフで確認できます。値下がり通知を設定しておけば、Amazonセール時に自動でお知らせ。

プライシーアプリを無料で使う

コスパの高いウイスキーをお探しの方はこちらもご参考に。

よくある質問

ニッカウイスキーはいつ値上げされましたか?

2024年4月1日出荷分から竹鶴・余市・宮城峡・フロム・ザ・バレルなど多数が値上げされました。また2025年6月にブラックニッカシリーズ・ハイニッカの2025年11月実施値上げが発表されましたが、同年9月のシステム障害により延期となり、2026年5月現在も実施時期は未発表となっています。

値上げ対象のニッカウイスキーはどれですか?

2024年4月の値上げでは、竹鶴ピュアモルト・シングルモルト余市・シングルモルト宮城峡・フロム・ザ・バレル・ザ・ニッカ・スーパーニッカ・ニッカセッション・ブラックニッカ各シリーズ・ハイニッカなど幅広い銘柄が対象となりました。2025〜2026年実施予定の値上げでは、ブラックニッカクリア・リッチブレンド・ディープブレンド・ハイニッカの4品目(26品目のうち国産ウイスキー4ブランド)が対象となっています。

ニッカウイスキーはなぜ値上げしたのですか?

アサヒビールは主な理由として、①包装資材を含む原材料価格の高騰、②物流費などコスト上昇の継続、③蒸溜所・工場への積極的な設備投資の3点を挙げています。特に余市・宮城峡蒸溜所への大規模投資による生産体制の強化が、プレミアム銘柄の大幅な価格改定につながったとされています。

2025年に発表された値上げが延期されたのはなぜですか?

2025年9月29日にアサヒビールがサイバー攻撃によるシステム障害に見舞われたためです。出荷・物流などの業務に大きな影響が出たことから、2025年10月9日に11月予定だった値上げの延期を発表しました。2026年5月現在、新たな実施日は発表されていません。