「TOTOのウォシュレットやユニットバスがまた値上がりしたの?」「いつから、いくら上がるの?」——そんな疑問にまとめてお答えします。この記事では、TOTOの最新値上げ情報(2025年10月改定・2026年12月改定〜2026年8月時点)から値上げの理由、2022年以降の価格改定の歴史、そして購入・リフォームの判断材料までをまとめました。
2026年7月31日発表の最新の価格改定は、2026年12月1日受注分から適用されます。対象は衛生陶器(平均+13%)、システムトイレ(+9%)、ウォシュレット(+10%)、水栓金具(+8%)、ユニットバス・システムバス(+8%)、洗面化粧台(+9%)、その他商品(+9%)です。その前の改定は2025年4月11日に発表され、2025年10月1日受注分から適用されました(衛生陶器+5%等)。2026年4月のナフサショックでユニットバスが受注停止となり、段階的再開を経て6月9日に全製品の受注を全面再開しました(6月8日TOTO発表)。2022年から続く値上げラッシュは2026年12月の改定でも止まっておらず、リフォームを検討中の方は早めの行動が得策です。
TOTOはいつ値上げした?最新の改定日と改定率一覧
TOTOの価格改定は「受注日」ベースで適用されます。2026年12月1日受注分・2025年10月1日受注分・2024年8月1日受注分の3回分を詳しくまとめました。
2026年12月1日受注分からの改定(2026年7月31日発表)
TOTOは2026年7月31日のプレスリリースで、同年12月1日受注分からの価格改定を発表しました。過去4回の改定より改定率が高い商品区分が多いのが特徴です。
| 対象商品カテゴリ | 平均改定率 |
|---|---|
| 衛生陶器 | 13% |
| システムトイレ | 9% |
| ウォシュレット(一体形便器・シートタイプ) | 10% |
| 水栓金具 | 8% |
| ユニットバス・システムバス | 8% |
| 洗面化粧台 | 9% |
| その他商品 | 9% |
2025年10月1日受注分からの改定(2025年4月11日発表)
TOTOは2025年4月11日のプレスリリースで、同年10月1日受注分からの価格改定を発表しました。改定理由について同社は「調達コストなどの外部環境は依然として先行き不透明な状況が続いており、企業努力だけでは対応することは困難な状況となっています」と説明しています。
| 対象商品カテゴリ | 平均改定率 |
|---|---|
| 衛生陶器(トイレ便器等) | +5% |
| ウォシュレット(一体形便器・シートタイプ) | +3% |
| 水栓金具 | +2% |
| ユニットバス・システムバス | +3% |
| 洗面化粧台 | +2% |
なお、システムキッチンは今回の改定対象に含まれていません。
2024年8月1日受注分からの改定(2024年2月29日発表)
その前の改定は2024年2月29日に発表され、同年8月1日受注分から適用されました。この改定では水栓金具が特に大きく値上がりしました。
| 対象商品カテゴリ | 平均改定率 |
|---|---|
| 衛生陶器 | +5% |
| ウォシュレット(一体形便器・シートタイプ) | +3% |
| 水栓金具 | +11% |
| ユニットバス・システムバス | +2% |
| 洗面化粧台 | +3% |
| システムキッチン | +3% |
💡「受注分」とはどういう意味?
「○○年○月1日受注分から」というのは、TOTOに注文が入った時点で価格が適用されることを意味します。例えば2025年10月1日改定では、適用日より前に発注が確定していれば旧価格が適用されました。2026年12月1日受注分の新改定についても、実際にはリフォーム会社経由の発注になるため、価格を固定したい場合は早めに施工業者へ相談することをおすすめします。
TOTOが値上げする理由
「なぜ何度も値上げするの?」と感じている方も多いのではないでしょうか。TOTOの値上げには、大きく2つの要因があります。
原材料費・調達コストの高騰
衛生陶器に使われる陶土・釉薬、ウォシュレットの電子部品・プラスチック原料、金属製の水栓金具など、TOTOの製品は多種多様な原材料で構成されています。2022年以降、エネルギー価格の高騰や円安の進行により、これらの調達コストが継続的に上昇しています。
TOTOも「全社をあげて生産性の向上、合理化によるコストダウン、諸経費の削減に取り組んできました」(公式プレスリリースより)と企業努力を続けていますが、外部環境の悪化をカバーしきれない状況が続いています。
2026年ナフサショックと建材値上げ連鎖(最新情報)
2026年4月には新たな問題が発生しました。中東・ホルムズ海峡の情勢緊迫によりナフサ(石油化学の基礎原料)が不足し、TOTOは2026年4月13日にユニットバスの新規受注を一時停止。4月20日以降は段階的に再開し、2026年6月9日に全製品の受注を全面再開しました(6月8日発表)。この一件は住宅設備業界全体に波紋を広げました。
ナフサ不足の影響は断熱材・ルーフィング・塩ビ管など建材全般にも及んでいるとされ、TOTOのユニットバスにも今後の追加改定リスクが残っています。
TOTOの価格改定の歴史(2022〜2026年)
TOTOは2022年以降、ほぼ毎年のペースで価格改定を実施しています。2022年の改定から現在まで5回の価格改定が行われており、2022年から2026年の5回の改定を合計すると製品によっては累計20%以上の値上がりとなっています(各改定の公表改定率の単純加算値)。特に2023年8月の改定は複数の商品区分で二桁の改定率となり、住宅設備業界全体に衝撃を与えました。
| 受注開始日 | 発表日 | 主な改定率 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2022年10月1日〜 | 2022年1月28日 | ウォシュレット2〜13%程度 | 公式プレスリリース |
| 2023年8月1日〜 | 2023年1月31日 | 非公表(商品区分ごとの改定率のみ公式発表) | 公式プレスリリース |
| 2024年8月1日〜 | 2024年2月29日 | 水栓金具+11%、衛生陶器+5%ほか | 公式プレスリリース |
| 2025年10月1日〜 | 2025年4月11日 | 衛生陶器+5%、ウォシュレット+3%ほか | 前回改定 |
| 2026年12月1日〜 | 2026年7月31日 | 衛生陶器13%、システムトイレ9%、ウォシュレット10%、水栓金具8%、ユニットバス・システムバス8%、洗面化粧台9%、その他商品9% | 現行発表・最新改定 |
⚠️ 2026年追加値上げに注意
2026年7月31日、TOTOはユニットバス・システムバスを含む2026年12月1日受注分からの価格改定(衛生陶器13%、システムトイレ9%、ウォシュレット10%、水栓金具8%、ユニットバス・システムバス8%、洗面化粧台9%、その他商品9%)を正式発表しました。これは2026年4月のナフサショックを含む原材料価格高騰が理由の一つです。リフォームを検討中の方は、工務店やリフォーム会社に早めに相談しておくことをおすすめします。
TOTOウォシュレット・トイレの価格推移をプライシーで確認する
「値上がりしているって言うけど、実際にどのくらい上がっているの?」そんな疑問には、実際の価格推移データが一番の答えです。プライシーでは年間1億件以上の価格データをもとに、Amazonでのウォシュレット価格の推移をグラフで確認できます。気になる商品を以下からチェックしてみてください。
TOTO値上げ前にすべきこと・今後の見通し
「今すぐ買うべき?それとも少し待ったほうがいい?」——よく寄せられる質問です。状況によって判断が変わりますので、下の表を参考にしてください。
- トイレが10年以上経過していて不具合が出始めている
- ユニットバスのリフォームを近々予定している
- 2026年度の補助金を活用したい(予算先着順)
- 追加値上げ前に価格を固定したい
- 設備は問題なく動いていてリフォームは数年先
- 次の公式発表(改定率・時期)を確認してから判断したい
- 物件購入の契約前で具体的な設備選定がまだ
住宅省エネ2026補助金との組み合わせ
国土交通省が推進する「住宅省エネ2026キャンペーン」では、省エネリフォーム(給湯器・断熱改修・内窓設置等)に対して補助金が支給される予定です。予算に達し次第受付終了となる先着順のため、リフォームを検討中の方は住宅省エネ2026キャンペーン公式サイトで最新情報を確認してみてください。
ウォシュレット(シャワートイレ)単体は補助金対象外のケースが多いですが、給湯器や断熱改修と組み合わせたリフォームであれば、総費用を抑えながら設備の刷新ができます。工務店やリフォーム会社に「省エネ補助金を使った一括リフォーム」の見積もりを依頼してみるのもよい方法です。
よくある質問
2026年7月31日、TOTOは2026年12月1日受注分からの新たな価格改定を正式発表しました(衛生陶器13%、システムトイレ9%、ウォシュレット10%、水栓金具8%、ユニットバス・システムバス8%、洗面化粧台9%、その他商品9%)。これは2026年4月のナフサショックによるユニットバス受注停止(6月9日に全面再開)を経ての改定です。なお2026年8月3日には組み合わせ便器「ピュアレストEX」とウォシュレット一体形便器「GG-800/GG」もモデルチェンジで発売されています。今後の価格動向はTOTO公式サイトや各種リフォームメディアで随時チェックしてください。
はい、「受注分」ベースの改定なので、適用日(例:2025年10月1日)より前にメーカーへの発注が確定していれば旧価格が適用されます。ただし、実際には工務店やリフォーム会社経由での発注になるため、施工業者への依頼はできるだけ早めに済ませておくことをおすすめします。
製品グレードやシリーズによって異なるため一概には言えませんが、両社ともほぼ同じペースで値上げを実施しています。LIXILは2026年8月3日受注分から浴室(製品により6〜17%、代表的なリノビオFitは13%程度)・水栓金具(平均8%程度)・タイル(平均12%程度)を、さらに2026年9月1日受注分から外壁・屋根、2026年10月1日受注分からサッシ・ドア・エクステリア等の建材を順次値上げすると公式発表しています。どちらが安いかは具体的なモデルを比較するのが確実で、プライシーのような価格比較ツールで実勢価格を確認するのがおすすめです。
Amazonでは定価より安く購入できる場合があります。ただし、ウォシュレットは取り付け工事が必要なため、Amazon購入後に別途工事費が発生します。トータルコストで比較する場合は、工事込みのリフォーム会社見積もりとAmazon価格+工事費の合計を比較するのがポイントです。
直近の値上げラッシュは2022年10月受注分からはじまりました。その後2023年8月、2024年8月、2025年10月、2026年12月(衛生陶器13%等)と毎年のように改定が続いており、2022年比で製品によっては累計20%以上の値上がりになっているケースもあります。
