LIXILは2026年4月・5月に建材・設備機器の価格を改定しました。水栓金具が平均15%、キッチンが平均6%と、水まわりを中心に幅広い製品が値上がりしています。「うちのリフォームはいくら影響が出るの?」と気になっている方に向けて、商品別の値上げ幅を一覧でまとめました。

結論
LIXILは2026年4月・5月に2段階で価格改定を実施済み

2026年4月1日受注分より水まわり製品(水栓金具・トイレ・キッチン・浴室・洗面・タイル・エクステリア)が値上がり。2026年5月1日受注分より住宅サッシ・ドアが値上がりしています。値上げ幅は商品カテゴリにより平均3〜15%程度です(一部は20%超)。インプラス・リプラス・リフレムは今回の値上げ対象外です。

LIXILの値上げはいつから?2026年改定の概要

LIXILは2025年11月7日付で公式ニュースリリースを発表し、2026年に2段階でメーカー希望小売価格の改定を実施しました。改定の内容は以下のとおりです。

実施時期対象カテゴリ代表的な改定率
実施済み2026年4月1日受注分より 水栓金具、トイレ、キッチン、浴室、洗面、タイル、エクステリア、ビルサッシなど 平均3〜15%程度
実施済み2026年5月1日受注分より 住宅サッシ・ドア、金属サイディング 平均5〜20%程度

インプラス・リプラス・リフレムは今回の改定対象外です。内窓リフォームを検討中の方は、この3シリーズについては今回の値上げの影響を受けません。

水まわり製品は2026年4月から、住宅の窓・サッシ系は2026年5月からと、2段階で順次新価格が適用されています。リフォームを今から検討する場合は、いずれの製品カテゴリも新価格での発注となる点をご注意ください。

【商品別】リクシル値上げ幅一覧(2026年)

LIXILの公式発表をもとに、商品カテゴリ別の改定率をまとめました。「自分のリフォームがどのくらい影響を受けるか」の目安にしてみてください。

水まわり(水栓金具・トイレ・キッチン・浴室・洗面)

商品カテゴリ主な品番・シリーズ平均改定率
水栓金具 単水栓・混合水栓・電気温水器など全般 平均15%程度
キッチン リシェル 平均8%程度
ノクト・シエラS・セクショナル 平均4%程度
ミニキッチン 平均11%程度
キッチンパネル(サンウォーレ・ME) 平均12%程度
トイレ(住宅用) アメージュシャワートイレ・アメージュ便器 平均3%程度
Jフィット 平均1%程度
洗面化粧台 ルミシス・クレヴィ 平均5〜7%程度
エスタ・どこでも手洗 平均7〜12%程度
浴室 リデア・リノビオV/P・リノビオFitなど 平均3%程度
タイル エコカラットプラス(3%)、床・壁タイル(5%) 平均3〜5%程度

水まわりで特に影響が大きいのは水栓金具の平均15%値上げです。キッチンの水栓部分だけで数千〜1万円程度の価格上昇になる場合があります。

建具・外構(住宅サッシ・ドア・エクステリア)

商品カテゴリ主な品番・シリーズ平均改定率
住宅サッシ・ドア アトモスII・ATU・LWなど主要品 平均10%程度
セレクトサッシ 平均15%程度
天窓 平均20%程度
上記以外の住宅サッシ・ドア全商品 平均5%程度
エクステリア フェンス・門扉・カーポート・テラス・デッキなど 平均5%程度
金属サイディング 本体・役物 平均5%程度

インプラス・リプラス・リフレムは今回の値上げ対象外です。住宅省エネ補助金の対象になっている内窓製品のため、「補助金+現行価格」で検討できます。

その他(ビルサッシ・マンションドアなど)

商品カテゴリ平均改定率
ビルサッシ・カーテンウォール 平均7%程度
マンションドア 平均4%程度
フロント(フロンテック形材・ビューフロント) 平均5%程度

なぜLIXILは毎年値上げ?価格改定が続く理由

LIXILの公式発表によると、今回の価格改定の背景は以下のとおりです。

  • 原材料費の高騰:鉄・アルミ・プラスチック樹脂などの原材料が継続的に値上がりしています
  • 購入資材・部品費の上昇:製造に使う部品や購入部材のコストが上昇しています
  • 物流費の高騰:運送コストの上昇が製品価格に転嫁されています
  • 市場需要の仕様変化:省エネ性能の高い製品への移行により、製造コストが上昇しています

LIXILは「企業努力のみで対応することが困難な状況」と公式に表明しています。この数年、同様の理由で毎年のように価格改定を重ねており、先が見通せない状況が続いているとのことです。

LIXILだけでなく、住宅設備業界全体のトレンドです。タカラスタンダードは2026年4月から、サンゲツは2026年7月から、東リも2026年7月から値上げを予定しています。リフォーム費用全体が上昇傾向にある点を念頭に置いておくとよいでしょう。

リクシル値上げの推移|2024〜2026年まとめ

「LIXIL製品がどんどん高くなっている気がする…」と感じている方は正しい認識です。LIXILは2022年以降、原材料高騰を主な理由に毎年のように価格改定を重ねています。

2025年4月改定(2024年11月発表)
水まわりで大幅な値上げ。洗面は平均40%超の改定も
住宅サッシ・玄関ドア:3〜12%
トイレ:平均23%程度(1〜167%)
水栓金具:平均8%程度(3〜53%)
浴室:平均6%程度
キッチン:平均6%程度
洗面:平均40%程度(2〜156%)
エクステリア:平均8%程度
2026年4月〜5月改定(2025年11月発表)← 今回
水栓金具が再び15%値上げ。サッシ系も最大20%上昇
水栓金具:平均15%程度キッチン:平均6〜8%程度
トイレ(住宅用):平均3〜6%程度
洗面:平均5〜12%程度
浴室:平均3%程度
住宅サッシ・ドア(一部):平均10〜20%程度
エクステリア:平均5%程度

2025年4月の改定では洗面が平均40%超という大幅な値上げがありました。2026年の改定では水栓金具(15%)とサッシ系(一部20%超)が目立ちます。2年間で水栓金具は合計20%以上値上がりしていることになり、これはリフォーム費用に無視できない影響を与えています。

今後さらに値上がりする可能性はあります。LIXILは公式に「今後も先が見通せない」と表明しており、原材料・物流費の高止まりが続く限り、価格改定が繰り返される可能性を否定できません。「いつかやりたい」と思っているリフォームは、早めに動くほど費用を抑えやすい状況です。

値上げ後の今、できる対策

2026年4月・5月の値上げはすでに実施されています。「値上げ前に発注を…」と思っていた方には残念なお知らせですが、まだ対策できることがあります

2026年5月時点の発注状況

現在(2026年5月)の時点では、すべてのLIXIL製品が新価格での発注となります。ただし、LIXILのネットショップやリフォームショップが在庫処分セールを行っていることがあるため、価格比較を怠らないようにしましょう。

今すぐリフォームを進めるべき人
  • 今後もさらなる値上がりが懸念される水栓・サッシを交換予定
  • 住宅省エネ補助金(先進的窓リノベ)の申請期限が近い
  • 老朽化で機能が劣化しており、生活に支障が出ている
少し待って情報収集する人
  • 緊急性はなく、次のタイミングを見極めたい
  • 中東情勢など原材料価格の動向を見守りたい
  • 複数業者から見積もりをとり、相見積もりで費用を抑えたい

住宅省エネ補助金と組み合わせる節約術

値上がりした状況でも、国の補助金制度を活用することで実質的な負担を抑えられます。2026年も住宅省エネキャンペーンが継続されており、特に窓リフォームで恩恵を受けやすい状況です。

  • 先進的窓リノベ2026:内窓(インプラスなど)・断熱窓への交換で最大100万円の補助
  • インプラス・リプラス・リフレムは今回の値上げ対象外のため、補助金と組み合わせると実質負担をかなり抑えられます
  • 補助金の申請は施工業者が行うため、LIXIL対応の工務店・リフォーム会社に相談するのが近道です

相見積もりで工事費の差額を埋める方法も有効です。製品の定価は値上がりしても、工事費は業者によって差があります。複数業者に見積もりを依頼して、工事費込みの総額で比較するのが賢い対策です。

よくある質問

LIXILはなぜ毎年値上げするの?

原材料(鉄・アルミ・樹脂など)の価格高騰と物流費の上昇が主な理由です。LIXILは公式発表で「企業努力のみで対応することが困難な状況」と説明しています。2022年以降、円安による輸入コストの上昇も重なり、毎年のように価格改定を繰り返しています。今後も原材料市場の動向次第では追加の値上げが行われる可能性があります。

2026年4月以降の発注は新価格になる?

はい、2026年4月1日受注分より水まわり製品、2026年5月1日受注分より住宅サッシ・ドアが新価格での発注になっています。現在(2026年5月)はすべての対象製品で新価格が適用されています。なお、改定率が「受注ベース」で適用されるため、在庫品があれば旧価格で購入できる場合もあります。

値上げの影響が最も大きい製品は何ですか?

改定率が最も高いのは水栓金具(平均15%程度)です。住宅サッシの一部(セレクトサッシ15%・天窓20%程度)も大きな影響があります。逆に住宅用トイレのアメージュシリーズは3%程度と比較的軽微です。なお、非住宅用製品では和風便器(79%)や業務用調理台(78%)など特殊品が大幅に上がっていますが、一般住宅のリフォームへの影響は限定的です。

インプラスなどの内窓も値上げ対象ですか?

インプラス・リプラス・リフレムの3シリーズは今回の価格改定の対象外です。これらは住宅省エネ補助金(先進的窓リノベ2026)の対象製品でもあるため、補助金を活用した内窓リフォームは値上げの影響なく検討できます。ただし、今後の改定で対象に含まれる可能性はゼロではないため、補助金申請と合わせて早めに動くことをおすすめします。

まとめ

LIXILの2026年値上げ まとめ

  • 2026年4月1日より水まわり製品(水栓金具・トイレ・キッチン・浴室・洗面など)が値上がり
  • 2026年5月1日より住宅サッシ・ドアが値上がり(主要品は平均10〜20%程度)
  • 最も値上がり率が高いのは水栓金具(平均15%程度)
  • インプラス・リプラス・リフレムは今回の改定対象外
  • 補助金(先進的窓リノベ2026)との組み合わせで実質負担を抑えられる
  • 2024年・2025年と毎年値上がりが続いており、今後も価格上昇の可能性あり

値上げが続く状況でも、補助金の活用・相見積もりなど対策は取れます。「具体的にいくらになるか?」はリフォーム内容によって異なるため、早めに業者への相談・見積もり依頼を行うことをおすすめします。プライシーではこうした値上げ情報も随時追跡していますので、気になる商品の価格推移もぜひチェックしてみてください。

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