LIXILは2026年5月18日に価格改定を発表し、8月3日・9月1日・10月1日の受注分から順次実施しています。トイレ・浴室は平均13%程度、エクステリアは15%程度など値上がりしています。「うちのリフォームはいくら影響が出るの?」と気になる方に向けて、分野別・商品別の値上げ幅をまとめました。

結論
LIXILの最新の値上げは、2026年10月1日受注分までで実施済み

2026年5月18日発表の改定は、8月3日・9月1日・10月1日の受注分から順次実施され、すべて適用済みです。分野別の平均は水栓金具8%程度〜エクステリア15%程度。10月1日分より後の新たな発表は、2026年10月7日時点で確認できていません。

LIXILの値上げはいつから?2026年改定の概要

LIXILは2026年5月18日付の公式ニュースリリースで、メーカー希望小売価格の改定を発表しました。2026年7月13日には一部が改定され、商品シリーズ別の率が公表されています。実施時期は分野ごとに3段階です。

実施時期(受注分)対象カテゴリ分野別の平均改定率
実施済み2026年8月3日より水栓金具、トイレ、キッチン、浴室、洗面、タイル平均8〜13%程度
実施済み2026年9月1日より外壁・屋根平均13%程度
実施済み2026年10月1日より住宅サッシ・ドア、インテリア建材、エクステリア、ビルサッシ・カーテンウォール・フロント平均10〜15%程度

改定の理由は、中東情勢の緊迫化などによるコスト高です。LIXILは、サプライチェーン混乱の長期化、エネルギーコストの上昇、原材料・購入資材・部品価格や物流費の高騰を挙げています。今後の社会情勢・為替・原材料価格の急変で、価格が変動する場合があるとも注記しています。

タイル用接着剤だけは2026年6月1日出荷分から改定されています。2026年10月7日時点では、いずれの分野も新価格での発注です。

【商品別】リクシル値上げ幅一覧(2026年)

LIXILの公式発表と、2026年7月13日の一部改定後に公表された商品別の率をもとにまとめました。「自分のリフォームがどのくらい影響を受けるか」の目安にしてみてください。

分野別の平均改定率(2026年5月18日発表・公式)

分野実施時期(受注分)平均改定率
トイレ2026年8月3日平均13%程度
浴室2026年8月3日平均13%程度
水栓金具2026年8月3日平均8%程度
キッチン2026年8月3日平均10%程度
洗面2026年8月3日平均12%程度
タイル2026年8月3日平均12%程度
外壁・屋根2026年9月1日平均13%程度
住宅サッシ・ドア2026年10月1日平均13%程度
インテリア建材2026年10月1日平均13%程度
エクステリア2026年10月1日平均15%程度
ビルサッシ・カーテンウォール・フロント2026年10月1日平均10%程度

以下の商品別の率は、報道によると次のとおりとされています。最終的な価格はLIXILビジネス情報サイトで公開されている公式の改定一覧で確認してください。

水まわり(トイレ・浴室・キッチン・洗面・水栓金具・タイル)

商品シリーズ・品目平均改定率
トイレ(住宅用)サティスG・S平均9%程度
サティスX平均10%程度
フロートトイレ・Jフィット平均10%程度
プレアスLS・アメージュ平均11%程度
一般洋風便器・リフレッシュシャワートイレ平均15%程度
暖房便座・普通便座平均16%程度
浴室スパージュ・リデア平均11%程度
リノビオV・P平均14%程度
リノビオFit平均13%程度
キッチンリシェル・ノクト・シエラ平均8%程度
Tio平均4%程度
セクショナル・ミニキッチン平均10%程度
洗面化粧台クレヴィ平均9%程度
ピアラ平均14%程度
オフト平均10%程度
リフラ・カスタムバニティ平均14%程度
水栓金具単水栓・混合水栓など平均8%程度
タイルエコカラット平均11%程度
床・壁タイル平均11〜13%程度
施工材料・工具(2026年6月1日改定品を除く)平均20%程度

水まわりで特に影響が大きいのは、一般洋風便器・リフレッシュシャワートイレ(15%程度)や暖房便座・普通便座(16%程度)です。一方、キッチンのTioは4%程度にとどまります。

建材・外構(外壁・屋根・サッシ・ドア・インテリア・エクステリア)

商品シリーズ・品目平均改定率
外壁・屋根(9月1日)Danサイディング平均14%程度
WALL-J平均10%程度
T・ルーフ平均5%程度
ココエコ平均20%程度
住宅サッシ・ドア(10月1日)主要シリーズ(EW・TW・サーモス・玄関ドア ジエスタ2/グランデル2など)平均10%程度
インプラス・リプラスなどのリフォーム窓、リシェントなどのドア平均10%程度
上記を除く住宅サッシ・ドア全商品平均20%程度
インテリア建材(10月1日)建具(ラフィスを除く)・造作材・収納平均12%程度
ラフィス平均15%程度
木質床材(カタログ品)上代+4,000円
リノバ うわばReフロア上代+3,000円
エクステリア(10月1日)フェンス・車庫まわり・庭まわり平均15%程度
門まわり・ガーデン他・ウォール他平均20%程度
公共品平均10%程度

ビル用(ビルサッシ・マンションドアなど)

商品カテゴリ平均改定率
マンションドア平均4%程度
PRESEA-H・TW・RF、SAMOS-H RF平均5%程度
フロンテック製品平均9%程度
PRO-SE・PRESEA-S・カーテンウォール・フロンテック形材平均10%程度

なぜLIXILは毎年値上げ?価格改定が続く理由

LIXILの公式発表によると、今回の価格改定の背景は以下のとおりです。

  • 中東情勢の緊迫化:サプライチェーンの混乱が長期化しています
  • エネルギーコストの上昇:製造にかかるエネルギー費用が上がっています
  • 原材料・購入資材・部品価格の高騰:製造に使う材料や部品のコストが上昇しています
  • 物流費の高騰:運送コストの上昇が製品価格に転嫁されています

LIXILは、今後の社会情勢・為替・原材料価格の急変によっては価格が変動する場合があるとも公式に注記しています。この数年、同様の理由で毎年のように価格改定を重ねており、先が見通せない状況が続いています。

LIXILだけでなく、住宅設備業界全体のトレンドです。タカラスタンダード、サンゲツ、東リなども2026年に値上げを発表しています。リフォーム費用全体が上昇傾向にある点を念頭に置いておくとよいでしょう。

リクシル値上げの推移|2024〜2026年まとめ

「LIXIL製品がどんどん高くなっている気がする…」と感じている方は正しい認識です。LIXILは2022年以降、原材料高騰を主な理由に毎年のように価格改定を重ねています。

2025年4月改定(2024年11月発表)
水まわりで大幅な値上げ。洗面は平均40%超の改定も
住宅サッシ・玄関ドア:3〜12%
トイレ:平均23%程度(1〜167%)
水栓金具:平均8%程度(3〜53%)
浴室:平均6%程度
キッチン:平均6%程度
洗面:平均40%程度(2〜156%)
エクステリア:平均8%程度
2026年4月〜5月改定(2025年11月発表)← 今回
水栓金具が再び15%値上げ。サッシ系も最大20%上昇
水栓金具:平均15%程度キッチン:平均6〜8%程度
トイレ(住宅用):平均3〜6%程度
洗面:平均5〜12%程度
浴室:平均3%程度
住宅サッシ・ドア(一部):平均10〜20%程度
エクステリア:平均5%程度

2025年4月の改定では洗面が平均40%超という大幅な値上げがありました。2026年は4月〜5月実施分に続き、5月発表分が8月〜10月に順次実施されています。分野別ではエクステリア(平均15%程度)が最も高くなっています。

今後さらに値上がりする可能性はあります。LIXILは公式に、今後の社会情勢次第で価格が変動する場合があると注記しています。10月1日分より後の新たな発表は、2026年10月7日時点で確認できていません。「いつかやりたい」リフォームは、早めに動くほど費用を抑えやすい状況です。

値上げ後の今、できる対策

2026年8月・9月・10月の値上げはすでに実施されています。「値上げ前に発注を…」と思っていた方には残念なお知らせですが、まだ対策できることがあります。

2026年10月時点の発注状況

2026年10月7日時点では、すべてのLIXIL製品が新価格での発注となります。ただし、LIXILのネットショップやリフォームショップが在庫処分セールを行っていることがあるため、価格比較を怠らないようにしましょう。

今すぐリフォームを進めるべき人
  • 今後もさらなる値上がりが懸念されるため、水まわりやサッシの交換を早めに済ませたい
  • 住宅省エネ補助金(先進的窓リノベ)の申請期限が近い
  • 老朽化で機能が劣化しており、生活に支障が出ている
少し待って情報収集する人
  • 緊急性はなく、次のタイミングを見極めたい
  • 中東情勢など原材料価格の動向を見守りたい
  • 複数業者から見積もりをとり、相見積もりで費用を抑えたい

住宅省エネ補助金と組み合わせる節約術

値上がりした状況でも、国の補助金制度を活用することで実質的な負担を抑えられます。2026年も住宅省エネキャンペーンが継続されており、特に窓リフォームで恩恵を受けやすい状況です。

  • 先進的窓リノベ2026:内窓(インプラスなど)・断熱窓への交換で最大100万円の補助
  • インプラス・リプラスなどのリフォーム窓は、報道によると平均10%程度の改定とされています。サッシ・ドアの中では上げ幅が小さい部類なので、補助金と組み合わせると実質負担を抑えやすくなります
  • 補助金の申請は施工業者が行うため、LIXIL対応の工務店・リフォーム会社に相談するのが近道です

相見積もりで工事費の差額を埋める方法も有効です。製品の定価は値上がりしても、工事費は業者によって差があります。複数業者に見積もりを依頼して、工事費込みの総額で比較するのが賢い対策です。

よくある質問

LIXILはなぜ毎年値上げするの?

原材料・部品価格やエネルギーコスト、物流費の高騰が主な理由です。2026年5月18日の発表では、中東情勢の緊迫化によるサプライチェーン混乱の長期化も挙げられています。この数年は毎年のように価格改定を繰り返しています。

2026年8月以降の発注は新価格になる?

はい、8月3日受注分より水まわり・タイル、9月1日より外壁・屋根、10月1日よりサッシ・ドア・インテリア建材・エクステリア・ビル用が新価格です。2026年10月7日時点では、すべての対象製品で適用されています。受注ベースの適用のため、在庫品は旧価格で買える場合もあります。

値上げの影響が最も大きい製品は何ですか?

分野別の平均では、エクステリアが15%程度で最も高く、トイレ・浴室・サッシ・ドアなどが13%程度で続きます。商品別では、報道によると門まわりと、主要シリーズ以外の住宅サッシ・ドア全商品が平均20%程度とされています。

インプラスなどの内窓も値上げ対象ですか?

報道によると、インプラス・リプラスなどのリフォーム窓も2026年10月1日受注分から平均10%程度の改定とされています。今回は対象外ではありません。先進的窓リノベ2026などの補助金を活用すると、実質負担を抑えられます。

まとめ

LIXILの2026年値上げ まとめ

  • 2026年5月18日発表の価格改定が、2026年8月3日・9月1日・10月1日の受注分から順次実施済み
  • 水まわり・タイルは8月3日、外壁・屋根は9月1日、サッシ・ドア・インテリア建材・エクステリア・ビル用は10月1日から
  • 分野別の平均はエクステリアが最も高い15%程度、トイレ・浴室・サッシ・ドアなどが13%程度
  • インプラス・リプラスなどのリフォーム窓も平均10%程度の改定とされている
  • 補助金(先進的窓リノベ2026)との組み合わせで実質負担を抑えられる
  • 10月1日分より後の新たな改定発表は、2026年10月7日時点で確認できていない

値上げが続く状況でも、補助金の活用・相見積もりなど対策は取れます。「具体的にいくらになるか?」はリフォーム内容によって異なるため、早めに業者への相談・見積もり依頼を行うことをおすすめします。プライシーではこうした値上げ情報も随時追跡していますので、気になる商品の価格推移もぜひチェックしてみてください。

価格の値下がりをいち早くキャッチ

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