パリ5大ジュエラーのひとつ、ショーメ(Chaumet)の値上げが続いています。直近では2026年2月19日に主要コレクションで価格改定が実施され、平均で約6%の値上げとなりました。この記事では、2026年5月時点で公表されている最新の値上げ内容・対象コレクション別の旧→新価格・過去の改定履歴・次回の値上げ予想、そして「いま買うべきか待つべきか」の判断ポイントまで、ショーメの値上げに関する情報をまとめてお届けします。
結論|ショーメは2026年2月19日に主要コレクションで平均約6%値上げ
ショーメは2026年2月19日(木)に一部商品の価格改定を実施しました。対象はジョゼフィーヌ(Joséphine)・リアン(Liens)・ビー ドゥ ショーメ(Bee de Chaumet)など、定番の主要コレクションを含む幅広いラインです。値上げ率はアイテムによって差がありますが、平均で約6%前後の改定幅となっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格改定日 | 2026年2月19日(木) |
| 対象 | ジョゼフィーヌ、リアン、ビー ドゥ ショーメ ほか主要コレクション |
| 改定幅 | 平均約6%(アイテム別に3〜7%超) |
| 事前のサイン | 1月22日〜2月19日に「WEB来店予約」サービスを一時停止 |
ショーメは2022年以降ほぼ毎年1〜3回ペースで価格改定を繰り返してきたブランドです。今回の値上げが「最後」というわけではなく、今後も継続する可能性が高い点は前提として押さえておきたいところです。
本記事に掲載する改定後の価格は、ブラリバ(Revalue News Media)が更新日(2026年3月25日)時点のショーメ公式サイト掲載の税込価格を集計したものを参考にしています。価格は予告なく変更される場合があり、サイズや色、素材、仕様によっても変動します。最新情報はショーメ公式サイトや正規ブティックでご確認ください。
【2026年2月19日改定】対象コレクション別の旧→新価格
ここからは、2026年2月19日の価格改定で値上げされた代表的なモデルを、コレクション別に整理してご紹介します。気になっていたアイテムがある方は、改定後の価格と値上げ率をチェックしてみてください。
ジョゼフィーヌ(Joséphine)|エグレット・ロンド・トリオンフ
ジョゼフィーヌは、ナポレオン皇后ジョゼフィーヌにオマージュを捧げた、ショーメを代表するコレクションです。ティアラやエグレット(羽根飾り)を再解釈した上品で華やかなデザインで、婚約指輪・結婚指輪としても根強い人気があります。ブライダル用途を検討している方の関心が特に集まりやすいラインで、今回の値上げではエグレットやロンドのリングが約7%前後上昇しました。
| アイテム(型番) | 素材 | 旧価格 | 新価格 | 値上げ率 |
|---|---|---|---|---|
| エグレット リング(083292) | 18KWG | 997,700円 | 1,068,100円 | 約7.1% |
| ロンド リング(083668) | 18KWG ダイヤモンド | 870,100円 | 930,600円 | 約6.9% |
| ロンド リング(084961) | 18KWG アクアマリン ダイヤ | 793,100円 | 849,200円 | 約7.1% |
| ロンド ネックレス(084379) | 18KWG ダイヤモンド | 979,000円 | 1,047,200円 | 約6.9% |
| ロンド イヤリング(083782) | 18KWG ダイヤモンド | 1,048,300円 | 1,122,000円 | 約7% |
| トリオンフ ドゥ ショーメ バンドーリング(082640) | プラチナ ダイヤモンド | 776,600円 | 822,800円 | 約6% |
とくにエグレット リング(083292)は1点で7万円超の値上げになっており、定番モデルでも一回の改定でまとまった差額が出ているのがわかります。婚約・結婚指輪の検討中の方にとっては、決断のタイミングが直接予算に響く水準です。
リアン(Liens)|リング・ペンダント・ブレスレット
リアンは「絆」を意味するフランス語で、リボンやクロス、ボウのモチーフを軸にしたタイムレスなコレクションです。クロス、タイ、ボウ、ハーモニーなど多彩なデザイン展開で、日常使いからギフトまで幅広く支持されています。今回の改定では、リング・ペンダント・ブレスレットを中心に約7%前後の値上げとなりました。
| アイテム(型番) | 素材 | 旧価格 | 新価格 | 値上げ率 |
|---|---|---|---|---|
| リアン リング(081239) | 18KPG ダイヤモンド | 536,800円 | 574,200円 | 約7% |
| リアン ブレスレット(083974) | 18KPG マラカイト ダイヤ | 294,800円 | 315,700円 | 約7.1% |
| リアン ハーモニー ブレスレット(085007) | 18KPG カーネリアン ダイヤ | 374,000円 | 400,400円 | 約7.1% |
| リアン ペンダント(082215) | 18KWG ダイヤモンド | 606,100円 | 649,000円 | 約7.1% |
| リアン ハーモニー ペンダント(085434) | 18KPG ダイヤモンド | 495,000円 | 530,200円 | 約7.1% |
リアンはギフト需要が高く、エングレービング対応のハーモニーシリーズなど特別感のあるラインも豊富です。30万円〜60万円台のミドル価格帯が中心なので、贈り物として検討している方にとっては値上げの影響を実感しやすい価格帯ではないでしょうか。
ビー ドゥ ショーメ(Bee de Chaumet)|リング・ペンダント・イヤリング
ビー ドゥ ショーメは、ミツバチの巣を表すハニカム(六角形)モチーフをグラフィカルに表現したコレクションです。リング同士を重ねるとモチーフがぴったり合わさる遊び心があり、メンズ向けアイテムも増えてきています。エントリーモデルが10万円台後半からあり、ショーメ入門としても選ばれやすいラインです。
| アイテム(型番) | 素材 | 旧価格 | 新価格 | 値上げ率 |
|---|---|---|---|---|
| リング(081930) | 18KWG | 177,100円 | 189,200円 | 約6.8% |
| リング(081885) | 18KYG | 166,100円 | 178,200円 | 約7.3% |
| リング(081890) | 18KWG ダイヤモンド | 476,300円 | 509,300円 | 約6.9% |
| ペンダント(085823) | 18KYG ダイヤモンド | 348,700円 | 372,900円 | 約6.9% |
| ペンダント(085525) | 18KWG ダイヤモンド | 563,200円 | 602,800円 | 約7% |
| フープイヤリング(085475) | 18KYG ダイヤモンド | 713,900円 | 763,400円 | 約6.9% |
| ブレスレット(083438) | 18KYG ダイヤモンド | 870,100円 | 930,600円 | 約6.9% |
エントリー帯のリング(081885)でも、18KYGの素材コストが押し上げ要因となり約7.3%と全体平均を上回る値上げ率になっています。地金価格の影響が、より素材コスト比率の高いシンプルラインに表れた形です。
上記の価格はブラリバ(Revalue News Media)が更新日時点のショーメ公式サイト掲載価格を独自集計した参考値です。ショーメは商品単位の値上げ率を公式には発表していないため、率は編集部集計値となります。サイズ・素材・仕様により実際の価格は異なる場合があるため、購入前には必ず正規ブティックで最新の価格をご確認ください。
ショーメ値上げ履歴|2021年〜2026年の価格改定推移
ショーメの値上げが「今回だけ」ではなく構造的なものであることは、過去5年の履歴を見ればはっきりします。2022年は年3回、2023年は1回、2024年は2回、2025年は1回、2026年は2月時点で1回と、ほぼ毎年複数回のペースで改定が続いています。5年間で延べ9回の改定が積み重なってきた計算になり、定番モデルでは数十万円単位の価格差が生まれているケースもあります。
- 2021年7月 約5% コロナ禍以降のジュエリー業界全体の値上げサイクルが本格化
- 2022年3月 約8〜9% この年は3月・6月・9月の年3回改定。歴代でも最も大きな波となった年
- 2022年6月 約10〜15% 円安進行と原材料高騰が重なり、一段と高い改定幅に
- 2022年9月 約13〜20% アイテムによっては20%に迫る大幅改定。年間累計で大幅な価格上昇
- 2023年3月15日 約8〜12% 前年ほど頻繁ではないが、依然として一桁台後半〜10%超の改定幅
- 2024年3月14日 約7%前後 改定幅はやや落ち着く。ただし継続的な値上げトレンドは変わらず
- 2024年9月10日 約6%前後 年内2回目の改定。アイテムによっては最大7%との情報も
- 2025年5月13日 平均約6% 公式アナウンスでは「一部商品を対象に平均6%の値上げ」を発表
- 2026年2月19日 平均約6% 最新の改定。ジョゼフィーヌ・リアン・ビー ドゥ ショーメなどが対象
2021年〜2026年を俯瞰すると、たとえば2021年以降の値上げで、アイテムによっては2年で20万円近く価格が上がっているケースも報告されています。「あと数年待てば落ち着くだろう」と楽観できる状況ではない、というのが過去履歴から読み取れる現実的な見方ではないでしょうか。
次回ショーメ値上げはいつ?2026年9月前後の予測と根拠
結論からお伝えすると、次回の値上げ時期はショーメ公式から発表されていません(2026年5月17日時点)。ただし、過去のサイクルから一定の予測は立てられます。
過去の改定サイクルから読み解く次回タイミング
ショーメは2022年以降、おおむね春(3月)と秋(9月)に価格改定を実施する傾向があります。直近5年の改定月をならべると、2024年は3月と9月、2025年は5月、2026年は2月と、上半期に1回・下半期に1回というパターンが繰り返されてきました。
このサイクルに当てはめると、2026年2月の改定の次は、半年後の2026年9月前後に再び改定が入る可能性があります。複数の二次ソースでも「次回は2026年9月頃」との見方が共有されています。
値上げのサインとなる「サイト・予約メンテナンス」
もうひとつ覚えておきたいのが、値上げの「事前サイン」です。2026年2月の改定時には、1月22日〜2月19日にかけてWEB来店予約サービスが一時停止されました。これは値上げ前の駆け込み予約集中を避けるためで、ショーメに限らずハイブランド各社で見られる傾向です。
公式サイトのメンテナンス告知や、WEB来店予約のサスペンドが入ったら、近日中の価格改定を示すサインの可能性があります。気になっているアイテムがある方は、こうした告知も定期的にチェックしておくと安心です。
「次回9月」はあくまで過去サイクルからの予想です。為替や原材料相場の急変動次第では、前倒し・後ろ倒しの可能性もあります。最終的な購入判断は、必ずショーメ公式の最新発表に基づいて行ってください。
ショーメが値上げを続ける4つの理由
「なぜここまで頻繁に値上げするの?」と感じている方も多いのではないでしょうか。ショーメの値上げは単発的な事情ではなく、複数の構造的要因が絡み合っています。背景を理解しておくと、次回以降の改定にも冷静に対応しやすくなります。
1. 金・プラチナなど原材料価格の高騰
もっとも直接的な要因は、ジュエリーの主要素材である金・プラチナ・ダイヤモンドの価格上昇です。田中貴金属の2026年5月15日時点の小売価格は1グラムあたり26,145円で、過去最高水準で推移しています。さらに金価格は2020年比で約3倍に達したとの指摘もあります。
ハイジュエリーは18K(金75%含有)やプラチナを大量に使うため、地金相場の上昇がほぼそのまま原価増に直結します。素材コストの比率が高いシンプルラインほど、値上げ率も大きくなる傾向があります。
2. 円安進行による輸入コスト上昇
パリ発のショーメは、日本国内の販売価格がユーロ建ての本国価格に左右されます。2022年以降、1ユーロ130円台から180円台へと急激な円安が進行し、これが国内価格を強く押し上げてきました。
一度引き上げられた価格は、為替が円高に振れたとしても値下げに反映されることは稀です。為替リスクが「ある」というより、「価格にビルトインされた」状態と捉えるのが現実的な見方になります。
3. フランス熟練職人の人件費と技術継承
ショーメはパリ・ヴァンドーム広場のアトリエで、ティアラやハイジュエリーを熟練職人による手作業で制作していることで知られています。フランス国内の最低賃金引き上げやインフレに加え、高度な技術を持つ職人の確保と、次世代への技術継承にかかるコストも価格に反映されています。
機械的に効率化できない「サヴォワール・フェール(職人技)」が価格の根幹にあるため、人件費の上昇は構造的な値上げ要因として継続しやすい部分です。
4. LVMHグループのブランド価値戦略
ショーメは1999年にLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)グループの傘下に入ったブランドです。LVMHは75以上のメゾンを擁し、年間売上が800億ユーロを超える世界最大級のラグジュアリーグループで、傘下ブランド全体で定期的な価格改定を行う戦略をとっています。
つまりショーメの値上げは、単独の判断というより、グループ全体の価格戦略の一環という性格も持っています。「希少性と高級感を維持するための意図的な値上げ」という側面があるため、原材料や為替が安定したとしても、値上げサイクル自体は続く可能性が高いと考えられます。
値上げ時代のショーメ|購入・売却の判断ポイント
値上げが続く前提で、ショーメをどう買うか・どうするかを考えるパートです。「気になっているから今すぐ買う」も、「いったん待つ」も、どちらも正解になり得ます。大事なのは自分の状況に合った判断ができることです。
「今買う/待つ/代替検討」の判断フロー
ご自身の立場に近い方を選んで、次のアクションを考えてみてください。
- 購入予算が確保できていて、欲しいモデルが明確
- 婚約・結婚など期限のあるイベントが控えている
- サイズや在庫の問題で「待つ=買えなくなる」可能性がある
- 次回9月予想の値上げ幅を許容できないと感じる
- 予算が足りず、無理に組むと家計を圧迫する
- デザインや素材で迷っていて、結論が出ていない
- 他ブランドや別コレクションを比較しきれていない
- 中古・型落ち・他社の同価格帯を検討する余地がある
婚約指輪・結婚指輪を検討している場合は、相場感を把握したうえでショーメに進む方が判断ブレが少なくなります。プライシーが過去にまとめた相場記事や予算別の選び方記事も参考にしてみてください。
ハイブランドジュエリー横断で比較する視点
値上げはショーメに限った話ではありません。ジュエリーブランドは2021年以降、年1〜3回ペースで軒並み値上げを繰り返しており、「ショーメから他ブランドに乗り換えれば値上げを避けられる」という単純な構図にはなっていません。
ただし、改定幅やタイミングはブランドごとに違うため、「いつ・どの程度」を横断的に把握しておくと、自分の購入タイミングを冷静に判断できます。プライシーでは他のハイブランド・ジュエリーブランドの値上げ動向もまとめているので、横並びで比較してみるのもおすすめです。
すでにショーメを所有している方にとっては、「定価上昇=買取相場の押し上げ」というプラス側面もあります。新品価格の上昇と金・プラチナ相場の高止まりが重なり、中古市場でも人気コレクションは比較的高値が付きやすい状況です。使う頻度が下がっているアイテムがあれば、相場が高い時期に査定を受けてみるのもひとつの選択肢ではないでしょうか(査定額は状態・付属品の有無で大きく変わるため、複数社で比較するのがおすすめです)。
ショーメ値上げに関するよくある質問
直近の価格改定は2026年2月19日(木)に実施されました。ショーメ公式サイトの「価格改定と来店予約 一時停止のお知らせ」で告知され、ジョゼフィーヌ・リアン・ビー ドゥ ショーメなどの主要コレクションが対象です。
2026年2月19日の改定では、主要コレクション平均で約6%の値上げとなりました。型番別では約3%〜7%超まで幅があり、素材コスト比率が高いシンプルラインのほうが値上げ率が大きい傾向があります。なお、率はメディア各社の独自集計値で、ショーメ公式は個別品目の率を発表していません。
2026年5月時点で、次回の値上げ時期はショーメ公式からは発表されていません。ただし、過去のサイクル(半年〜1年ごとの改定)に当てはめると、2026年9月前後に再び改定が入る可能性があります。あくまで予想であり、為替や原材料相場次第で前倒し・後ろ倒しもあり得ます。
主な要因は4つあります。(1)金・プラチナなど原材料価格の高騰、(2)ユーロ/円の円安進行、(3)フランス熟練職人の人件費上昇、(4)LVMHグループのブランド価値戦略です。短期間で解消するタイプの要因ではないため、構造的な値上げ傾向は当面続くと考えられます。
欲しいモデルが明確で予算も確保できているなら、次回改定前の購入は数万円単位の差額を回避する有効な選択です。一方、迷っている段階で焦って決めると後悔につながりやすいので、「決まっているか」を判断軸にするのがおすすめです。中古市場や他ブランドとの比較も並行して検討すると、判断の精度が上がります。
2026年2月の改定では、コレクション単位の極端な差はなく、いずれも約6〜7%台が中心です。ただし型番別で見ると、素材コスト比率が高い18KYGのシンプルなリングなどで7%を超えるケースもあります。「コレクション単位」より「型番・素材単位」で比較するのが現実的です。
まとめ|ショーメの値上げ動向を押さえて後悔しない選択を
この記事のポイント
- ショーメは2026年2月19日に主要コレクションで平均約6%値上げを実施
- 対象はジョゼフィーヌ、リアン、ビー ドゥ ショーメなど主要ライン
- 2021年以降、年1〜3回ペースで改定が続く構造的な値上げトレンド
- 次回は公式未発表だが、過去サイクルからは2026年9月前後の予想が有力
- 背景は原材料・為替・人件費・LVMHグループ戦略の複合要因
- 購入は「目的が明確かどうか」を軸に、待つ・代替・売却も含めて判断
ハイブランドジュエリーの値上げは、ショーメに限らず業界全体の流れです。だからこそ、最新の改定内容と過去のサイクルを押さえたうえで、自分のタイミングで動けるよう準備しておくことが大切ではないでしょうか。気になるアイテムがある方は、まずは正規ブティックで最新価格を確認しつつ、他ブランドの動向もあわせてチェックしてみてください。
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