「オキュラスクエスト2(Meta Quest 2)の値上げって結局いくらだったの?」「今からでも買える?」と気になっていませんか。2022年8月の大幅値上げから、その後の段階的な値下げ、そして2024年の販売終了まで、価格の動きを時系列で整理しました。プライシー編集部が、いま手に入れる場合の選択肢と相場感までまとめています。

結論
Meta Quest 2は2022年8月に約60%値上げ → 2024年に過去最安 → 在庫限りで販売終了の流れです

128GBモデルは 37,180円 → 59,400円(+22,220円) と一気に上がりましたが、2023〜2024年にかけて段階的に値下げされ、最終的には31,900円まで下がりました。2024年10月のMeta Quest 3S発売を機に生産・販売は終了しており、これから新品を買うなら残在庫を狙うか、後継機のQuest 3Sへ切り替えるのが現実的な選択肢です。

後継機が無難Meta Quest 3S 128GB(公式48,400円)に切り替える → 長く使える
Quest 2にこだわるAmazonの新品残在庫 or 整備済み品を狙う → 3万円前後〜
最安狙い中古市場(メルカリ・ヤフオク等)で探す → 概ね1万〜2万円台

価格推移サマリー(128GBモデル)

時期税込価格動き
2020年10月(発売時/64GB)37,180円発売
2021年8月(128GBに刷新)37,180円64GB廃止
2022年8月1日59,400円+22,220円(大幅値上げ)
2023年6月4日47,300円−12,100円
2024年1月1日39,600円−7,700円
2024年3月21日31,900円−7,700円(過去最安)
2024年10月〜販売終了Quest 3S発売に伴い在庫限り

※ 公式発表ベース。市場実勢価格は店舗・タイミングにより前後します。

オキュラスクエスト2の値上げはいつから?2022年8月の価格改定を解説

オキュラスクエスト2(現Meta Quest 2)の値上げ時期は 2022年8月1日 です。発売から約2年後に、まさかの大幅な価格改定が実施されました。値上げ幅が大きく、当時かなり話題になったので「なぜそこまで上がったの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

2020年10月発売時の価格(当時はOculus Quest 2)

Meta Quest 2は、もともと「Oculus Quest 2」という名称で 2020年10月13日に発売 されました。当時の価格は、64GBモデルが税込37,180円、256GBモデルが税込49,280円という設定で、当時としては「これだけのVR体験がこの価格で?」と驚かれるコスパの良さが特徴でした。

2021年にFacebookがMetaへ社名変更したことに伴い、Oculusブランドも段階的に「Meta Quest」へと改称。製品名も「Meta Quest 2」に変わりました。さらに2021年8月には64GBモデルが廃止され、ストレージが2倍の128GBモデルへ刷新(価格は据え置きの37,180円)。実質的な値下げにも近い動きでした。

2022年8月1日の大幅値上げ|128GBは+22,220円、256GBは+25,120円

そして2022年7月26日、Meta社が公式に Meta Quest 2の価格改定を発表。発表からわずか1週間後の8月1日から、本体価格が一気に引き上げられました。発表直後には公式通販やAmazon、ゲオなどの店頭でも値上げ前の駆け込み購入が起き、一時的に在庫が品薄になる現象も見られました。

モデル旧価格(税込)新価格(2022年8月〜)値上げ幅
Meta Quest 2 128GB37,180円59,400円+22,220円(約60%増)
Meta Quest 2 256GB49,280円74,400円+25,120円(約51%増)

たった一晩で 4万円弱で買えていたVRゴーグルが約6万円に なるという、ガジェット業界でも近年あまり例を見ないインパクトのある値上げでした。「先週まで普通に買えていたのに……」と落胆したユーザーも多かったはずです。

同時にアクセサリーも値上げされ、純正の「Quest 2 Eliteストラップ」は6,819円から7,830円に、バッテリー付きEliteストラップは13,200円から16,070円に引き上げ られました。本体だけでなく周辺機器まで横並びで上がったので、フルセットで揃えようとすると更に負担が増した形です。

米国でも100ドル値上げ|日本だけの円安要因ではない世界同時改定

この価格改定は日本だけでなく、米国でも実施されています。米国では128GBが299ドル→399ドル(+100ドル)、256GBが399ドル→499ドル と、こちらもおよそ100ドルの値上げ。グローバルで一斉に行われた価格改定だったわけです。

つまり、日本の値上げ幅が特に大きかった背景には、米国本社での原価事情に加えて、後で見ていく「円安」も乗ったという二重構造になっています。

なぜオキュラスクエスト2は値上げされた?3つの理由を整理

「VRゴーグルが急に60%も上がるなんて、何があったの?」と思いますよね。Meta社の公式説明と、業界メディアの分析を突き合わせると、大きく3つの理由が見えてきます。

理由1:原材料・半導体不足による製造コストの上昇

Meta社は値上げの理由について、公式ブログで 「製造・出荷にかかるコストの上昇に対応するため」 と明言しています。2021年から2022年にかけては、半導体不足や原材料価格の高騰が世界的に深刻化していた時期でした。

VRヘッドセットは、ディスプレイ・センサー・SoC(プロセッサ)といった半導体部品の塊。原価が上昇すれば、薄利商品ほどダイレクトに影響を受けます。

理由2:急激な円安(2022年は1ドル=140円突破)

もうひとつ大きかったのが為替の動きです。2022年は急激な円安が進んだ年で、2022年8月29日には1ドル=139円近辺 と140円台目前まで円安が進行。値上げ実施直後の 9月1日には1ドル=140円台へ突入し、約24年ぶりの水準 となりました。

米国本社で同じ100ドル値上げしたとしても、輸入時のレートが大きく動けば日本円ベースの価格はさらに膨らみます。「米国は+100ドルだったのに、日本は2万円以上上がった」 理由のひとつが、この円安です。

理由3:Meta社のVR事業赤字とハード逆ザヤ問題

3つ目はMeta社の事業構造です。Meta社のVR/AR部門「Reality Labs」は当時、巨額の赤字を計上していました。2022年第1四半期だけで約30億ドル(当時のレートで約4,000億円)規模の営業損失 を出しており、日経クロステックの分析では、Meta社がQuest 2を販売するほど赤字が膨らむ「逆ザヤ」状態だった と指摘されています。

VRヘッドセットを安く普及させて、その後ソフト課金やメタバースで回収する……というビジネスモデル自体が、想定より時間がかかっていた状況でした。短期的には赤字拡大ペースを緩める必要があり、値上げに踏み切らざるを得なかった面も大きいわけです。

編集部メモ:値上げ事例は他のゲーム機でも

Quest 2に限らず、同時期にはPS5も世界的な値上げを発表し、円安・原材料高の影響を受けたデバイスは少なくありませんでした。「Quest 2だけが特殊だった」のではなく、当時のグローバルなコスト環境がVR・ゲーム機の価格設定を直撃していた、と捉えると理解しやすいかと思います。

値上げ後の動き|2023〜2024年の値下げと販売終了までの流れ

2022年の値上げで「もうQuest 2は手が届かないかも……」と感じた方も多かったと思いますが、実際にはその後、段階的に値下げされていきました。値上げ → 値下げ → 販売終了までの流れを時系列で整理しておきます。

2022年8月1日
大幅値上げ(128GB:37,180円 → 59,400円)

原材料高・円安・事業赤字の影響で、約60%の値上げに踏み切ったタイミング。

2023年3月
256GB版とMeta Quest Proが先行値下げ

Meta Quest ProがUS$1,499→$999と約7万円値下げ、Quest 2 256GB版も約1万円の値下げが実施。「値上げが行きすぎだった」ことが半年で表面化した形に。

2023年6月4日
128GBが47,300円、256GBが53,900円へ

Meta Quest 3の発表に合わせて、128GBモデルも約1万円の値下げ。値上げ後の59,400円から12,100円下がりました。

2024年1月1日
128GBが39,600円、256GBが46,200円へ

年明けと同時に7,700円の値下げ。値上げ前の37,180円にかなり近づきました。

2024年3月21日
128GBが過去最安の31,900円に

主要オンラインストアで一斉に31,900円へ値下げ。発売当初(37,180円)よりも安い、過去最安価格となりました。

2024年10月15日〜
Meta Quest 3S発売とともに販売終了へ

新型の Meta Quest 3S(48,400円〜)発売に合わせて、Quest 2とQuest Proは販売終了。生産は終了し、在庫がなくなり次第販売が終わる体制に。

こうしてみると、2022年8月の高値(59,400円)はピークだった ことがよく分かります。Meta社としても「上げすぎて売れない」ことが見えたため、Quest 3発表のタイミングで一気に巻き戻し、最終的には発売当初より安い水準に着地させた形です。

とはいえ販売終了の流れは止まっていません。今からQuest 2を狙うなら、「新品在庫が残っているうちに」「Quest 3 / Quest 3Sとの比較も踏まえて」検討する必要があります。

今オキュラスクエスト2を買うべき?Quest 3 / Quest 3Sと比較した結論

「過去最安まで下がったとはいえ、今からQuest 2を買って後悔しない?」というのは一番気になるところだと思います。現行モデルのQuest 3S・Quest 3と並べて整理してみます。

モデル公式価格(税込)位置づけ販売状況
Meta Quest 2 128GB過去最安31,900円
※終売前の参考
旧世代エントリー販売終了・残在庫のみ
Meta Quest 3S 128GB48,400円現行エントリー(事実上のQuest 2後継)現行販売中
Meta Quest 3S 256GB64,900円現行エントリー(大容量)現行販売中
Meta Quest 3 128GB69,300円現行ハイエンド在庫完売次第終了予定
Meta Quest 3 512GB81,400円現行ハイエンド(大容量)現行販売中

Quest 2と現行モデルでは、世代が1つ違うだけで「カラーパススルー(MR対応)」「より高解像度のディスプレイ」「より上位のSnapdragonチップ」など、体験の差が明確にあります。「とにかく安くVR入門」を最優先するならQuest 2の残在庫もありですが、長く使うなら現行のQuest 3Sのほうが満足度は高くなりがちです。

用途別の選び方

Quest 2でもアリな人
  • とにかく初期費用を抑えてVRデビューしたい
  • 主にVR動画視聴・既存のQuestゲームが目的
  • 2〜3年使えれば十分と割り切れる
  • 残在庫を3万円前後で押さえられる
Quest 3S / Quest 3が向いている人
  • これから長く(4〜5年以上)使いたい
  • MR(複合現実)やパススルー機能を使いたい
  • VRChat等で長時間装着するので画質・装着感重視
  • 今後の新作タイトルでも快適に遊びたい

Quest 2の現行モデル並列比較(参考)

現行のQuest 3 / Quest 3Sの実勢価格は、各モールでセール時に下がることがあります。プライシーの価格チャートで「今が買い時かどうか」を確認してから決めると、無駄打ちが減らせます。

オキュラスクエスト2(Meta Quest 2)を安く買う方法と中古相場

「それでもQuest 2を選びたい」という方向けに、なるべく安く・安心して入手するための選択肢を整理します。新品の在庫が縮小しているため、選択肢は 新品残在庫 / 公式整備済み品 / 中古市場 の3つに大きく分かれます。

新品在庫を狙う(Amazon・楽天の残在庫)

Meta社の生産は終了していますが、Amazonや楽天、量販店オンラインストアには、まだ在庫として残っている分があります。値段は店舗・出品者で大きくバラつくため、 「過去最安31,900円」を一つの目安 として、それを大きく超える価格になっていないかチェックするのが安全です。

整備済み品(リファービッシュ)という選択肢

Amazonには、Meta公式系の 整備済み品(Refurbished) ラインナップもあります。完全な新品ではないものの、動作チェック・クリーニング済みで保証が付くため、純粋な中古よりも安心感が高い選択肢です。

中古市場の相場(メルカリ・ヤフオク・買取店)

2026年5月時点での中古相場(編集部観測)は、状態にもよりますが 概ね1〜2万円台中心 という水準です。Quest 3S発売後の手放しが増えた影響もあり、状態が良い個体でも2万円台前半で見つかるケースがあります。

ただし、中古は付属品の有無(コントローラー、充電ケーブル、フェイスクッション等)やストラップの劣化、Metaアカウントの紐づけ状態など、確認すべき点が多めです。価格だけで飛びつかず、出品コメントを丁寧にチェックすることをおすすめします。

中古購入時の注意点

過去にMetaアカウントが紐づいたまま出品されている個体だと、初期化や再ペアリングに手間取ることがあります。「初期化済み」「アカウント解除済み」と明記されている出品を選ぶと、トラブルが減らせます。

アクセサリーは別途必要に

Quest 2の純正Eliteストラップも、2022年8月に6,819円から7,830円へ値上げされた後、2024年3月の値下げで4,070円まで下がりました。装着感を改善したい場合は、純正・サードパーティ含めて検討してみると快適度が上がります。

オキュラスクエスト2の値上げに関するよくある質問

オキュラスクエスト2は今でも使えますか?

はい、現時点では引き続き使えます。Meta社CTOのボズワース氏は「販売終了後もサポートを継続する」方針を表明しており、ゲーム・アプリの動作も基本的に維持されています。ただし、新作タイトルでは推奨機種からQuest 2が外れていくケースが増えているため、長く使いたい場合はQuest 3 / Quest 3Sも視野に入れておくと安心です。

2022年に上がった分はもう完全に戻りませんか?

本体については、2024年3月に128GBモデルが31,900円まで下がり、値上げ前(37,180円)よりむしろ安い水準になりました。アクセサリー類も2024年3月に大幅値下げされています。ただし販売終了に伴い、今後は新品在庫が薄くなり、店舗によっては逆に強気の価格設定になる可能性もあります。早めの判断が安全です。

Meta Quest 2とOculus Quest 2は同じ製品ですか?

はい、同じ製品です。発売時の名称は「Oculus Quest 2」でしたが、2021年にFacebookがMetaへ社名変更したのに合わせて、ブランド名も「Meta Quest」へ移行しました。本体パッケージや型番表記が「Oculus〜」になっているモデルもありますが、機能・スペックは同じです。

値上げのときアクセサリー類も上がりましたか?

はい、2022年8月の本体値上げと同時に、純正のEliteストラップやキャリーケース等のアクセサリーも値上げされました。Quest 2 Eliteストラップは6,819円→7,830円、バッテリー付きEliteストラップは13,200円→16,070円という改定が行われています。その後、2024年3月にこれらも大幅値下げされ、Eliteストラップは4,070円まで下がりました。

Quest 3 / Quest 3Sも今後値上げされますか?

現時点(2026年5月)でMeta社からの値上げ発表はありません。むしろQuest 3は2024年9月に値下げされ、Quest 3Sも48,400円という戦略的な価格で展開中です。ただし、為替や原材料コスト次第で再び価格改定が入る可能性はゼロではないため、欲しいモデルがあるなら「現在の価格水準が確保されているうち」に検討するのがおすすめです。

まとめ:オキュラスクエスト2の値上げと、今からの選び方

  • 値上げは2022年8月1日。128GBは37,180円→59,400円(+22,220円)、256GBは49,280円→74,400円(+25,120円)と大幅改定でした。
  • 背景は原材料・半導体高、急激な円安、Meta社のVR事業赤字(逆ザヤ)の3つが重なったもの。
  • その後、2023年6月・2024年1月・2024年3月と段階的に値下げされ、最終的に128GBは過去最安31,900円まで到達。
  • 2024年10月のMeta Quest 3S発売を機にQuest 2とQuest Proは販売終了し、現在は残在庫と中古中心の市場に。
  • これからVRデビューするなら、後継機のQuest 3Sが第一候補。それでもQuest 2を選ぶ場合は、新品残在庫・整備済み品・中古の3択から、価格と保証のバランスで判断するのがおすすめです。

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