「はま寿司がいつの間にか値上がっていた」「前より高くなった気がする」——そんな声を最近よく耳にしますよね。実はここ数年、はま寿司は複数回にわたって価格改定を実施しており、2026年5月26日からはまぐろ等4品が110円→132円に値上げされたばかりです。この記事では、いつ・何が・いくら値上がったのかをわかりやすくまとめ、値上げの理由や節約術もご紹介します。
はま寿司の値上げはいつから?価格改定の全履歴
はま寿司(運営:ゼンショーホールディングス)が価格改定を本格化させたのは2022年頃からです。段階的に値上げが行われており、2024年〜2025年で特に大きな変化がありましたのでまとめてご紹介します。
2022年5月26日:高価格帯のみ初値上げ
はま寿司にとって創業以来初となる主力商品の値上げがこのタイミングでした。ただし、このときは高価格帯の一部のみが対象で、当時の「110円(税込)皿」という看板価格は守られていました。
| 対象 | 旧価格(税抜) | 新価格(税抜) | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|
| 高価格帯皿(一部) | 280円 | 290円 | +10円 |
| 高価格帯皿(一部) | 308円 | 319円 | +11円 |
| 主力皿(100円・150円皿等) | 据え置き | ||
当時の業界動向としては、スシローやくら寿司がほぼ同時期に100円皿を廃止する方向に動いていました。一方ではま寿司とかっぱ寿司は「100円皿は維持する」という方針を堅持し、低価格路線での差別化を図っていました。
2024年12月24日:全体の約5割が10〜60円値上げ
長らく100円台を守ってきたはま寿司にとって、実質的な転換点となったのがこの改定です。約5割の商品が対象となり、値上げ幅は10〜60円。「シャリに国産米を100%使用しているため、米の価格高騰の影響を直接受けた」というのが公式な理由です。
| 対象メニュー | 旧価格 | 新価格 | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|
| 150円皿(いくら、活〆まだい等) | 150円(税抜) | 160円(税抜) | +10円 |
| 大とろサーモン等(一部100円皿) | 約100円(税込) | 120円(税込) | +20円 |
| サイドメニュー(茶わん蒸し等) | 各価格 | 10〜60円値上げ | +10〜60円 |
| 約80種類ある100円皿(多数) | 据え置き(維持) | ||
ポイント:約80種類の100円皿(税込110円)は、この時点では原則維持されました。「100円寿司」の看板はギリギリ守られていたといえます。
2025年12月:全価格帯が再び値上げ(110円→121円ほか)
2025年12月に入ると、今度は全価格帯にわたる本格的な値上げが実施されました。110円クラスが121円に、160円クラスが198円になるなど、これまで守ってきた「110円」というシンボル価格も変わりました。
| 価格クラス | 改定前(税込) | 改定後(税込) | 値上げ率 |
|---|---|---|---|
| エントリー帯 | 110円 | 121円 | 約+10% |
| スタンダード帯 | 160円 | 198円 | 約+24% |
またテイクアウトメニューも同月2日から13品が約12%値上げされています(平均+112円、平均+11.8%)。イートインとテイクアウトの両面で価格が引き上げられた形です。
| テイクアウトメニュー | 旧価格 | 新価格 |
|---|---|---|
| おうちではま寿司セット | 3,110円 | 3,480円 |
| まぐろサーモン丼 | 540円 | 600円 |
| 5種の海鮮丼 | 560円 | 620円 |
| 定番8貫 | 490円 | 550円 |
| 人気12種セット(1人前) | 840円 | 970円 |
| 特選!海鮮レアステーキ丼 | 600円 | 720円 |
2026年5月26日:まぐろ等4品を110円→132円、さばの押し寿司を132円→176円に値上げ
2025年末の改定からわずか半年で、はま寿司はまぐろを含む人気ネタの追加値上げを実施しました。公式トピックスで5月19日に発表され、5月26日(火)の営業開始時間から適用されています。理由は「まぐろをはじめとする原材料費や、人件費、エネルギーコストなどの上昇に対応するため」と説明されています。
| 対象メニュー | 改定前(税込) | 改定後(税込) | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|
| まぐろ | 110円 | 132円 | +22円 |
| 特製漬けまぐろ | 110円 | 132円 | +22円 |
| 特製漬けとろびんちょう | 110円 | 132円 | +22円 |
| 大葉漬けアカイカ | 110円 | 132円 | +22円 |
| さばの押し寿司 | 132円 | 176円 | +44円 |
注意:都市型店・都心型店では別途20〜40円程度の追加値上げがあります。また、テイクアウトは税率が異なります。上記以外の商品の改定内容は、店内またははま寿司公式メニューでご確認ください。
2025年12月の改定では既に110円クラスが121円に引き上げられていましたが、まぐろ等の人気ネタは110円のまま維持されていました。それが今回の改定で主力ネタの「まぐろ」もついに130円台へ突入した形です。日本経済新聞によれば、まぐろの仕入れコスト上昇が直接的な引き金となっています。
なぜはま寿司は値上げを続けるのか?3つの理由
「値上げが続くのはなぜ?」と疑問に思う方も多いと思います。背景には複数の要因が絡み合っています。
①国産米の仕入れ価格高騰(シャリは国産米100%)
はま寿司が最も強調するのがこの理由です。はま寿司のシャリには国産米を100%使用しており、近年の米価格上昇が仕入れコストに直撃しました。ゼンショーホールディングスは「昨今の国産米の価格高騰などに対応するため」と公式に値上げ理由を説明しています。
国産米にこだわることはお米の味・品質を守るという意味では消費者にとってもプラスですが、輸入米を混ぜることで価格を抑える選択肢を取れないため、コスト増の影響をそのまま受けやすい構造になっています。
②輸入魚・食材コストの上昇(円安・海外需要増)
サーモン・まぐろ・いくらといった人気ネタの多くは海外から調達されます。近年の円安傾向が続く中、輸入コストは以前と比べて大幅に上がっています。さらに海外でも日本食の人気が高まり、国際市場でのネタ価格自体も上昇傾向にあります。
③人件費・光熱費の増加
最低賃金の引き上げや電気・ガス代の上昇は、飲食業界全体が直面しているコスト増です。全国600店超を展開するはま寿司では、こうしたコスト増が積み重なると値上げという形で価格に反映せざるを得ません。
注意:値上げの詳細な理由(比率・金額)はゼンショーHDが公開していないため、この記事では公式発表内容と業界全般の傾向として紹介しています。
「値上げがひどい」と感じる背景:回転寿司業界の現状
「はま寿司の値上げがひどい」と感じている方の声をよく目にしますよね。その感覚、実はとても自然なことなんです。
回転寿司4社の価格改定の流れ
スシロー・くら寿司は2022年頃に早々と価格改定を行い、「100円皿」という概念自体を廃止しました。それに対してはま寿司とかっぱ寿司は「100円皿を守る」姿勢を長らく維持していたため、「はま寿司は安い」というイメージが定着していました。
| チェーン | 100円皿の動向 | 価格改定時期 |
|---|---|---|
| スシロー | 廃止(2022年10月) | 2022年〜複数回 |
| くら寿司 | 廃止方向(2022年〜) | 2022年〜複数回 |
| かっぱ寿司 | 維持→徐々に改定 | 段階的に |
| はま寿司 | 2025年12月に事実上廃止 | 2022年・2024年12月・2025年12月・2026年5月 |
「100円寿司」の時代はもう終わったのか
正直に言えば、「2貫110円」の時代は2025年末で事実上終わりを迎えました。値上げが「ひどい」と感じるのは、はま寿司への長年のイメージと現実のギャップが大きかったからではないでしょうか。
ただ、スシローやくら寿司も同様に価格改定を繰り返しており、回転寿司業界全体がコスト上昇の波にさらされています。「はま寿司だけが特別に値上げを繰り返している」わけではなく、業界全体の構造的な変化といえます。
- 国産米100%へのこだわりを維持している
- 他社チェーンも同様に値上げしている
- それでもファストフード感覚で気軽に食べられる
- 長年の「安さ」イメージとのギャップが大きい
- 2024年12月→2025年12月→2026年5月と、短期間に立て続けに値上げが続いた
- 110円→121円は約10%、160円→198円は約24%、まぐろ110円→132円は+20%と幅がある
また、はま寿司関連の「鳥貴族」のような同じゼンショーグループの居酒屋チェーンも値上げを実施しており、外食産業全体でコスト転嫁が進んでいます。
値上げ後もはま寿司をお得に使う方法
値上げが続いていても、うまく活用すれば以前と変わらずお得にはま寿司を楽しむことができます。知っておきたい節約術をご紹介します。
公式アプリのクーポン活用
はま寿司の公式アプリでは、定期的に割引クーポンが配信されています。「1皿無料」や「〇〇円OFF」クーポンが来ることもあるので、アプリを入れておくだけで節約効果が期待できます。クーポンの詳細は以下の記事でまとめています。
キャンペーン・お得情報をチェック
はま寿司では、季節のフェアやキャンペーンが随時開催されています。特別価格での提供や、特定メニューの増量・割引が行われることがありますので、公式情報をこまめにチェックすることをおすすめします。
プライシーアプリで価格動向をチェック
プライシーは年間1億件以上の価格データを元に、商品の値段変動をチェックできるアプリです(スマートフォン専用)。食材・日用品の価格トレンドを把握しておくと、外食と自炊のコスト比較に役立てることができます。
まとめ
はま寿司の値上げポイントまとめ
- ✓2022年5月:高価格帯のみ初値上げ。110円皿は据え置き
- ✓2024年12月24日:約5割の商品が10〜60円値上げ。150円皿→160円(税抜)
- ✓2025年12月:全価格帯を値上げ。110円→121円、160円→198円。テイクアウト13品も約12%アップ
- ✓2026年5月26日:まぐろ等4品が110円→132円(+22円)、さばの押し寿司132円→176円(+44円)
- ✓値上げの理由:まぐろの仕入れコスト上昇、国産米100%使用コスト上昇、輸入魚高騰(円安)、人件費・光熱費増
- ✓節約術:公式アプリのクーポン活用、キャンペーン情報の活用
「値上げがひどい」と感じるのは当然の感覚ですが、業界全体の動きを見ると回転寿司チェーンはどこも同様のコスト増に直面しています。クーポンやキャンペーンを上手に活用して、お得にはま寿司を楽しみましょう。
家族4人で10皿ずつ食べた場合の試算:2024年12月の値上げ前と2025年12月改定後を比較すると、1皿10〜38円の値上げが積み重なります。40皿食べると単純計算で400〜1,520円程度の差になることも。日常的に利用する家庭ほど「じわじわ効いてくる」値上げといえます。
よくある質問
直近では2026年5月26日にまぐろ等4品が110円→132円、さばの押し寿司が132円→176円に値上げされました。それ以前にも2024年12月24日(全体の約5割・10〜60円)と2025年12月(110円クラスが121円、160円クラスが198円)に大きな改定が行われています。
最大の理由はシャリに使用している国産米の仕入れ価格高騰です。加えて、円安による輸入魚コストの上昇、人件費・光熱費の増加も影響しています。
公式アプリのクーポンを活用するのが効果的です。「1皿無料」や「○○円OFF」クーポンが定期的に配信されます。またキャンペーン期間中は特別価格になるメニューもあります。
スシローやくら寿司は2022年以降に100円皿を廃止しています。はま寿司は長らく100円皿を守ってきましたが、2025年末の改定で価格差は縮まりました。現在は各社横並びに近い状況です。
