ロレックスは2026年1月1日に最新の価格改定を実施し、ステンレスモデルで+6〜7%、ゴールドモデルで+9〜10%の値上がりとなりました。2020年以降ほぼ毎年続く値上げで、デイトナ(126500LN)は3年間で+26.6%上昇しています。本記事では最新の値上げ詳細から、なぜこれほど値上げが続くのか、そして今後の見通しまで解説します。

結論
2026年1月に実施済み。ステンレス系+6〜7%、ゴールド系+9〜10%の値上がり

ロレックスは2026年1月1日付で国内定価を改定しました。為替・貴金属価格の上昇とブランド戦略が主な理由で、2020年以降で10回目の改定となります。次回値上げの公式発表はありませんが、過去の傾向から2027年1月頃が有力と見られています。

ロレックス2026年1月の値上げ概要

2026年の値上げ幅(素材別)

2026年1月1日の価格改定では、素材によって値上げ幅に差があります。ステンレス(SS)モデルが+6〜7%程度であるのに対し、ゴールド系モデルは金価格の高騰を反映して+9〜10%程度と、より大幅な値上がりとなりました。

ステンレス(SS)モデル
+6〜7%
2026年1月改定
ゴールド系モデル
+9〜10%
2026年1月改定

ゴールド(イエロー・ホワイト・エバーローズゴールド)モデルは、金現物価格の高騰が製造コストに直接影響するため、SSモデルより値上げ幅が大きくなりやすい傾向があります。

主要モデル別・新旧定価比較表

2026年1月改定前後の主要モデルの定価を比較してみましょう。特にデイトナは1回の改定で14万9,600円もの値上がりとなっており、値上げの規模感が実感できますよね。

モデル(型番) 改定前(2025年) 改定後(2026年) 値上げ率 値上げ額
コスモグラフ デイトナ 126500LN(SS) 2,349,600円 2,499,200円 +6.4% +149,600円
サブマリーナー 124060(SS) 1,400,300円 1,494,900円 +6.6% +94,600円
デイトジャスト 36 126200(SS) 1,135,200円 1,208,900円 +6.5% +73,700円
エクスプローラー 36 124270(SS) 1,104,400円 1,177,000円 +6.6% +72,600円
サブマリーナー 126618LB(イエローゴールド) 6,564,800円 7,202,800円 +9.7% +638,000円

金無垢のサブマリーナー 126618LBは、1回の改定で63万8,000円の値上がりです。ゴールドモデルはロレックスが製造に金現物を大量に使用するため、金相場の高騰がそのまま定価に反映される形になっています。

値上げしすぎ?2020年以降の価格改定履歴

年別の価格改定一覧(2019〜2026年)

「ロレックスは値上げしすぎ」という声をよく耳にしますよね。実際、その感覚は数字で裏づけられています。一点補足しておくと、ロレックスは公式には「値上げ」という言葉を使わず「価格改定」と表現します。しかし実態は一方向の引き上げが続いており、過去の改定履歴を並べると、感じていた違和感が数値として可視化されてきます。

時期 値上げ幅 主な背景
2019年10月 +1%程度 消費税増税(8%→10%)対応
2020年1月 +5%程度 プロフェッショナルモデル中心。為替・コスト調整
2021年8月 全モデル一律 +5% コロナ禍によるサプライチェーン混乱
2022年1月 最大 +10〜12% 円安加速・貴金属価格急騰
2022年9月 +7%前後 追加値上げ(同年2回目)
2023年1月 +2〜7%前後 継続するインフレ・製造コスト増
2023年9月 +6〜17%前後 ゴールド系を中心に大幅改定
2024年1月 +10%前後 デイトナSSが初の200万円超え
2024年6月 ゴールド系 +2〜4% ゴールド系のみ追加改定
2025年1月 SS +5%前後、ゴールド +8〜10% 円安継続・金相場最高値更新
2026年1月 SS +6〜7%、ゴールド +9〜10% 米関税・スイスフラン高・金高騰が重なる

2022年には年2回(1月・9月)の改定が行われた年もありました。「年1回」と思われがちですが、ゴールド系モデルを中心に追加改定が入ることもあります。プライシーで定期的に価格をチェックしておくと安心ですよ。

累計値上げ率の計算(デイトナSSで試算)

直近3年間(2024年〜2026年1月)でデイトナ 126500LNの定価がどれだけ変わったか、確認してみましょう。

デイトナ 126500LN 定価推移(2024〜2026年)
プライシー調べ
265万 246万 227万 208万 190万 197万 217万 234万 249万 2024年1月前 2024年1月 2025年1月 2026年1月 3年で +26.6% ↗

2024年1月の改定でデイトナ(126500LN)は197万4,500円から217万6,900円に(+10.2%)と一気に跳ね上がりました。その後2025年・2026年と値上げが続き、3年間(2024年〜2026年1月)の累計値上げ率は+26.6%に達しています(197万4,500円→249万9,200円)。

なぜロレックスは値上げを続けるのか?その背景と要因

「なぜここまで値上げするのか」と感じる方も多いですよね。ロレックスの値上げには複合的な要因があります。特に2024〜2026年は複数の要因が重なった時期であり、値上げが加速しました。

1
為替・円安の影響(スイスフラン高)

ロレックスの本社はスイス・ジュネーブにあります。製造コストはスイスフラン建てであるため、円安が進むと日本での販売価格が引き上げられます。2024〜2026年は円安とスイスフラン高が二重のコスト増となっており、継続的な値上げの主因の一つです。

2
貴金属(金・プラチナ)価格の高騰

ゴールドモデルは文字通り金現物を使用するため、2024年に金価格が過去最高水準を更新したことが製造コストに直接影響しています。SSモデルより値上げ幅が大きい理由がここにあります。今後も金相場が高止まりするようであれば、ゴールドモデルの値上げは続く可能性があります。

3
製造・物流コストの上昇

ロレックスは部品の大半を内製しており、高い品質管理コストがかかります。世界的なインフレで人件費・エネルギーコストが上昇していることに加え、2026年に本格化した米国の関税引き上げも物流コストに影響を与えています。これらが積み重なって定価改定へとつながっています。

4
ブランド戦略(希少性の維持・プレミアム性の強化)

ロレックスは生産台数を意図的に絞り、希少性を保つ戦略をとっています。定価を上げることで「誰でも買えるブランドではない」というプレミアム感を強化し、ブランド価値を守っています。実際、定価が上がっても需要は衰えず、正規店では相変わらず入手待ちが続いています。

4つの要因のうち、特に影響が大きいのは「為替」と「貴金属価格」です。円安・スイスフラン高・金高騰の3つが同時に起きた2024〜2026年は、値上げが加速しやすい環境でした。逆に言えば、円高に振れたタイミングでは値上げが一時的に落ち着く可能性もあることは、知っておいて損はないでしょう。

次回の値上げはいつ?今後の見通し

過去の改定パターンから分かること

2020年以降のロレックスの価格改定を振り返ると、いくつかのパターンが見えてきます。

  • 年1〜2回の改定が定着:2020年以降、ほぼ毎年値上げが実施されています
  • 年初(1月)改定がメイン:2021年8月を除き、1月の改定が多いパターンです
  • ゴールド系は追加改定が入ることも:2022年9月・2024年6月のように年中に追加改定が行われることがあります
  • 値上げ幅は5〜12%の範囲:為替・貴金属の変動幅に応じて毎回異なります

これらのパターンから、次回の改定は2027年1月頃が有力と見られます。2026年5月現在、ロレックスから次回改定の公式発表はありません。

2026年に注視すべき外部要因

次回の値上げ幅を左右しそうな外部要因を整理しておきましょう。

要因 2026年5月の状況 値上げへの影響
円相場(円/スイスフラン) 円安傾向が継続 円安継続なら値上げ圧力あり
金(ゴールド)相場 高止まり〜上昇傾向 ゴールドモデルの追加値上げリスク
米国の輸入関税 2026年以降引き上げ スイス製品の物流コスト増加
スイスのインフレ・人件費 欧州インフレの影響残存 製造コスト増の継続要因

「値上がる前に買っておこう」という判断をする方も多いですが、ロレックスの正規店では在庫が少なく、希望するモデルをすぐに購入できるとは限りません。プライシーで価格動向をチェックしつつ、中古市場も含めた選択肢を検討してみてください。

ロレックスの値上げで中古・買取相場はどう変わる?

定価と中古相場の連動メカニズム

ロレックスの定価が上がると、中古相場にも影響が出やすいことをご存知でしょうか。この仕組みを理解しておくと、購入・売却のタイミング判断に役立ちます。

仕組みはシンプルです。定価が上がると「定価以下で買える中古品」の相対的価値が高まります。すると中古市場での需要が高まり、価格が上昇する傾向があります。2025年のロレックス中古価格は前期比で上昇傾向にあるというデータもあり、定価改定の影響が中古市場にも波及しているといえます。

中古相場の値上がりは定価改定のタイミングで特に顕著になりやすいです。ただし、すべてのモデルが連動するわけではなく、デイトナ・サブマリーナーなど人気モデルの方が連動性は高い傾向があります。

値上げ前後の市場動向(駆け込み需要と売却タイミング)

値上げ情報が出ると、「値上がり前に購入しよう」という駆け込み需要が発生します。ロレックスの場合、毎年12月末〜1月初頭にかけてSNSでの話題量が増え、中古相場が一時的に上昇するパターンが見られます。

保有している方にとっては、値上げ前後は売却価格も高くなりやすいタイミングです。定価が上がることで「同じモデルを新品で買うより中古の方がお得」という購入需要が増し、買取相場も底上げされる傾向があります。売却を検討している方は、次回値上げのタイミングを一つの目安にするのも賢明でしょう。

売却を検討している方へ:値上げが発表・確定したタイミングは買取相場も高くなりやすい時期です。定価の改定前後1〜2か月は、特に人気モデル(デイトナ・サブマリーナー)を高く売りやすいウィンドウとして意識しておくとよいでしょう。

よくある質問

ロレックスの次の値上げはいつですか?

2026年5月現在、次回の価格改定についてロレックスから公式発表はありません。過去の傾向では年1回(1月)の改定が多く、次回は2027年1月頃が有力と見られていますが、確定情報ではありません。金相場の動向によっては、ゴールド系モデルに追加改定が入る可能性もあります。

2026年の値上げ幅は何%ですか?

2026年1月1日の改定では、ステンレス(SS)モデルが+6〜7%程度、ゴールド系モデルが+9〜10%程度値上がりしました。主要モデルでは、サブマリーナー 124060が+6.6%(+94,600円)、デイトナ 126500LNが+6.4%(+149,600円)です。

なぜロレックスはこんなに値上げするのですか?

主な理由は4つあります。①円安・スイスフラン高による製造コスト増、②金・プラチナなど貴金属価格の高騰、③世界的インフレによる製造・物流コスト増、④ブランド戦略(希少性・プレミアム性の維持)です。特に2024〜2026年はこれらの要因が重なったため、値上げ幅が大きくなりました。

値上げ前に買うべきですか?

「値上がり前に買う」という考え方は合理的ですが、ロレックスの正規店では在庫が慢性的に少なく、希望するモデルをすぐに購入できるとは限りません。中古市場では値上げ情報が出ると駆け込み需要で相場が一時上昇する傾向があるため、値上げ直後の相場高騰期を避けるのも一つの方法です。プライシーで価格動向を定期チェックしながら判断されることをおすすめします。

値上げで中古価格も上がりますか?

定価と中古相場は連動しやすく、定価が上がると中古品の相対的価値が高まり需要が増す傾向があります。特にデイトナ・サブマリーナーなど人気モデルでこの傾向は顕著です。ただし、すべてのモデルが一律に上がるわけではなく、コンディションや時期によっても変わります。

デイトナは2026年にいくらになりましたか?

ロレックス コスモグラフ デイトナ 126500LN(ステンレス・ブラックダイアル)の2026年1月1日改定後の国内定価は2,499,200円(税込)となっています。改定前の2025年定価は2,349,600円でしたので、+149,600円(+6.4%)の値上がりです。

まとめ

ロレックス値上げのポイント

  • 2026年1月に最新改定を実施:SSモデル+6〜7%、ゴールド系+9〜10%。デイトナ 126500LNは249万9,200円(+14万9,600円)に
  • 2020年以降で10回目の改定:ほぼ毎年続く値上げで、デイトナは3年間(2024〜2026年)の累計で+26.6%上昇
  • 値上げの主因は4つ:①円安・スイスフラン高、②貴金属価格高騰、③製造・物流コスト増、④ブランド戦略(希少性維持)
  • 次回値上げは2027年1月頃が有力:公式発表なし。金相場・円相場の動向で幅が変わる可能性あり
  • 定価上昇で中古相場も連動:値上げ前後は駆け込み需要で中古価格も一時上昇しやすい。プライシーで相場を継続チェックするのがおすすめ

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