「フィルムカメラを始めてみたいけど、フィルムってどのくらいの値段がするの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。近年のフィルム価格はかなり上がっていて、2022年〜2025年の間に富士フイルムだけで複数回の値上げが行われています。この記事では、2026年4月現在のフィルムの値段相場をブランド別・種類別にまとめ、少しでも安く買うコツや現像費を含めた実コストまで丁寧に解説します。

結論
写真フィルムの値段は1本1,500〜2,500円が相場(2026年4月現在)

35mmカラーネガフィルム(36枚撮り)の場合、富士フイルムやコダックの定番品で1本あたり1,500〜2,500円程度が現在の相場です。さらに現像費(約950円)を加えると、1本あたりの実コストは2,500〜3,500円前後になります。価格は販売店・時期・正規品かどうかによって変わります。まとめ買い(10本パック)にすると1本あたりの単価を抑えられることが多いのでおすすめです。

写真フィルムの値段相場(2026年4月現在)

写真フィルムには大きく分けて「カラーネガフィルム」「白黒フィルム」「リバーサルフィルム(ポジフィルム)」の3種類があります。それぞれ価格帯が異なりますので、まずは種類ごとの相場をおさえておきましょう。

カラーネガ(定番品)
1,500〜
2,500円
36枚撮り / 1本あたり
白黒フィルム
1,500〜
3,000円
36枚撮り / 1本あたり
リバーサルフィルム
3,500〜
5,000円
36枚撮り / 1本あたり

カラーネガフィルムの値段(最も入手しやすい)

フィルムカメラで最もよく使われるのがカラーネガフィルムです。ISO感度(光に対する感度)によって値段が変わり、ISO 200〜400が主流です。一般的な定番品で1本1,500〜2,500円程度が2026年4月時点の相場で、2022年以前と比べると倍近くまで値上がりしています。安価なものでは富士フイルムのFUJICOLOR 100(約1,700〜1,900円)やコダックのColorPlus 200(約1,500〜1,700円)があり、高性能品になるとコダックのUltraMAX 400(約2,100円)前後となります。

注意:2025年4月に富士フイルムが再値上げを実施富士フイルムは2025年4月1日より写真フィルムの価格改定を行いました。カラーネガフィルム(135サイズ)は約21〜22%、リバーサルフィルムは約31〜52%の値上げとなっています。

白黒フィルムの値段

白黒フィルムの価格帯はカラーネガとほぼ同水準か、やや割高になることが多いです。特に人気が高いIlford(イルフォード)のHP5 Plus(ISO 400)は1本1,500〜2,200円程度で入手できます。コダックのTri-X 400は2,500〜3,000円前後と少し高めの相場です。白黒フィルムの魅力はモノクロームならではの味わい深い描写ですが、現像に手間がかかる(カラーとは別工程)ため、現像に対応していない店舗もあります。現像費もカラーより割高になることが多い点も覚えておきましょう。

リバーサルフィルム(ポジフィルム)の値段

リバーサルフィルム(スライドフィルムとも呼ばれる)は、カラーネガの2〜3倍ほどの価格帯です。富士フイルムのPROVIA 100Fで1本3,960円前後、Velvia 50は4,500円を超えることも珍しくありません。色の鮮やかさや階調表現に優れますが、コストが高く、扱いも難しいため中〜上級者向けです。

【富士フイルム・コダック比較】ブランド別フィルムの値段一覧

ここからは、代表的なブランドごとに主要フィルムの値段を詳しく見ていきましょう。各商品にはプライシーの価格チャートが表示されますので、Amazonでの価格推移も参考にしてみてください。

富士フイルム(FUJIFILM)の値段

国産フィルムメーカーとして安定した品質が人気の富士フイルム。発色が自然でクセが少なく、フィルムカメラを始めた方にも使いやすい銘柄が揃っています。

銘柄ISO感度枚数値段目安特徴
FUJICOLOR 100ISO 10036枚約1,700〜1,900円日中の屋外撮影向け。粒子が細かく鮮明
SUPERIA X-TRA 400ISO 40036枚約1,980〜2,200円屋内〜屋外どちらにも対応。万能型
SUPERIA PREMIUM 400ISO 40036枚約1,980〜2,200円肌の色再現が得意。人物撮影向け

コダック(Kodak)の値段

アメリカの老舗フィルムメーカーであるコダックは、温かみのある発色とレトロな質感が人気です。日本では並行輸入品も多く出回っており、正規品より安い場合もありますが、品質や保存状態に注意が必要です。

銘柄ISO感度枚数値段目安特徴
ColorPlus 200ISO 20036枚約1,500〜1,700円コダックで比較的安価。温かい発色
GOLD 200ISO 20036枚約1,600〜1,850円ビビッドな発色。現在の定番品
UltraMAX 400ISO 40036枚約2,000〜2,300円ISO 400で汎用性が高い。人気No.1

その他のブランド(Ilford・Lomography・MARIX等)

富士フイルム・コダック以外にも、独自の世界観を持つブランドが存在します。特に白黒フィルムでは英国のIlfordが高い評価を受けています。

ブランド銘柄値段目安特徴
Ilford(イルフォード)HP5 Plus 400(白黒)約1,500〜2,200円白黒フィルムの定番。ラチチュードが広い
Lomography(ロモグラフィー)Color Negative 400約1,800〜2,500円/本独特の発色とビネット効果が特徴
MARIX FILMMARIX 400D約1,850〜2,250円国産フィルム。比較的落ち着いた発色

なぜフィルムの値段はこんなに高い?価格高騰の理由を解説

「昔はもっと安かったのに……」と感じているフィルムカメラユーザーは多いはずです。実際、10年ほど前は1本200〜600円程度で買えたフィルムが、今では1,500円を超えるのが当たり前になっています。なぜここまで値上がりしたのでしょうか。

主な値上がりの理由

1. 原材料費・輸送コストの高騰フィルムの製造には銀をはじめとする貴重な素材が必要です。原材料価格の高騰と為替変動の影響を受け、製造コストが大幅に上昇しました。2. 需要減少による「少量高単価」化デジタルカメラ・スマートフォンの普及でフィルムの需要は激減しました。生産量が減れば1本あたりの製造コストは上がり、値段も高くなるという悪循環が続いています。3. メーカーの相次ぐ値上げ富士フイルムは2022年4月に20〜60%の値上げを実施し、その後も2025年4月にカラーネガ21〜22%、リバーサルフィルム31〜52%の追加値上げを行いました。

価格の推移を見ると、2016年ごろに1本800〜1,000円だったものが、2022年の値上げを機に一気に1,300〜1,700円台へ。さらに2025年の値上げを経て現在の1,500〜2,500円台に定着している状況です。2025年以降は価格の上昇が一服し、横ばい傾向にあるという報告もありますが、依然として高水準であることに変わりはありません。

フィルムを安く買う方法

値段が高くなったとはいえ、少し工夫するだけで費用を抑えることができます。実際に使えるコスト削減法をご紹介します。

まとめ買い(10本パック)で節約

最も手軽で効果的なのがまとめ買いです。10本パックで購入すると、1本あたりの単価が1本売りより15〜25%ほど安くなることが多いです。たとえばコダックのUltraMAX 400を10本パックで購入した場合、1本あたりに換算すると1,600〜1,800円程度に抑えられることがあります。

おすすめのまとめ買い方法同じブランド・銘柄を使い続けるなら、10本パックをAmazonのタイムセールやプライムデーで購入するのがコスパ最強です。プライシーの価格チャートで安値のタイミングを狙いましょう。

どこで買うのが安いか(Amazon・楽天 vs 実店舗)

一般的にAmazon・楽天などのオンラインショップの方が実店舗より安い傾向があります。ただし並行輸入品が多く出回っているため、保存状態や使用期限には注意が必要です。

購入場所特徴メリット注意点
Amazon・楽天多数の出品者が競合価格が安い・比較しやすい並行輸入品・期限切れに注意
カメラのキタムラ実店舗 + ネット正規品・サポートあり定価に近い価格のことも
ヨドバシカメラ実店舗 + ネットポイント還元でお得店舗によって在庫に差
カメラ専門店・個人店知識豊富なスタッフ希少フィルムも扱う価格は高め〜安め(店舗次第)

フィルム価格は販売店・時期によってかなり差があります。プライシーのアプリを使えば、Amazonの価格推移を確認できるので、安値タイミングを見極めるのに役立ちますよ。

並行輸入品は安いが注意が必要

Amazonや楽天では、海外から個人輸入されたフィルム(並行輸入品)が国内正規品より安く出品されていることがあります。コダックのUltraMAX 400などは、並行輸入品だと1本あたりの価格が正規品と比べて数百円安くなることも珍しくありません。

並行輸入品を購入する際の注意点保存状態が不明 — 高温・多湿環境での保管があると画質が低下することがあります。②使用期限が短い — 期限切れ間近のものが販売されているケースも。③返品・保証なし — トラブル時のサポートが受けられないことがほとんどです。コスト重視なら並行輸入品も選択肢ですが、大切なシーンの撮影には正規品をおすすめします。

フィルム1本の実コストはいくら?現像費込みで計算

フィルムの値段だけでなく、現像費・データ化費も含めたトータルコストを把握しておくことがフィルムカメラライフを続けるうえでとても大切です。

現像費・データ化費の相場

フィルムを撮り終えた後は、現像に出す必要があります。カメラのキタムラや大手量販店での現像費用は2025年〜2026年現在でおよそ以下の水準です。

サービス料金目安(1本)備考
カラーネガ現像のみ約950円(税込)最短1時間仕上げ可(キタムラ)
現像 + スマホ転送約1,830円(税込)現像950円 + 転送880円(キタムラ)
現像 + CD/USB約2,050円前後店舗・プランにより異なる
Lサイズプリント(1枚)約63円36枚プリントで約2,268円

1枚あたりのコスト換算(フィルム代+現像費)

実際にフィルム1本を撮り切ってスマホに転送するまでにかかる費用を計算してみましょう。

フィルム代(FUJICOLOR 100・36枚撮り目安) 約1,800円
現像費 約950円
スマホ転送費 約880円
合計(36枚撮り1本) 約3,630円

36枚撮りで合計約3,600〜3,700円かかる計算になります。1枚あたりに換算すると約100円という目安が一般的に言われており、これはデジタル撮影と比較するとかなりのコストになります。費用を抑えたい場合は、スマホ転送ではなくCD保存を選ぶ・まとめ買いでフィルム代を下げる・現像頻度を少なくまとめて現像する、などの工夫がおすすめです。

プライシーでフィルムの安値タイミングを確認しようプライシーのアプリでは、Amazon上のフィルム価格の推移チャートを確認できます。10本パックの価格が下がったタイミングでまとめ買いすれば、年間の撮影コストを大幅に節約できます。

まとめ

フィルムの値段まとめ

  • カラーネガフィルム(35mm 36枚)の現在の相場は1本1,500〜2,500円(2026年4月時点)
  • 富士フイルム・コダックが2大ブランド。初心者にはコダックGOLD 200や富士フイルムSUPERIA X-TRA 400がおすすめ
  • 価格高騰の主な理由は原材料費上昇と需要減少による少量生産化。2022年・2025年に富士フイルムが大幅値上げを実施
  • 安く買うなら10本パックのまとめ買いが効果的。Amazon・楽天が実店舗より安い傾向
  • 現像費(約950円)やスマホ転送(約880円)を含めると、1本あたりの実コストは約3,500〜4,000円
  • 1枚あたりに換算すると約100円が目安。まとめ買いと現像方法を工夫してコストを抑えよう

よくある質問

写真フィルムの値段はどのくらいですか?

2026年4月現在、35mmカラーネガフィルム(36枚撮り)の相場は1本1,500〜2,500円程度です。富士フイルムやコダックの定番品が目安となります。白黒フィルムも同程度、リバーサルフィルムは3,500〜5,000円前後と高めです。

フィルムはなぜこんなに高くなったのですか?

主な理由は3つあります。①原材料費・輸送コストの高騰、②デジタル化による需要減少(少量生産で単価が上昇)、③メーカーの値上げ(富士フイルムは2022年に20〜60%、2025年にカラーネガ21〜22%を値上げ)です。2016年ごろと比べると価格は3〜5倍程度になっています。

フィルムカメラにかかる月の費用はどのくらいですか?

月に1〜2本撮影した場合の目安として、フィルム代(1,800円×2本=3,600円)+現像費(950円×2本=1,900円)+スマホ転送(880円×2本=1,760円)で月額7,260円前後かかることがあります。まとめ買いや現像のコンビニ利用などで節約することが可能です。

フィルムを一番安く買える場所はどこですか?

一般的にAmazon・楽天などのオンラインショップが実店舗より安価です。特に10本パックで購入すると1本あたりの単価を下げられます。ただし並行輸入品の品質・保存状態には注意が必要です。プライシーのアプリでAmazonの価格推移を確認し、安値タイミングで購入するのがおすすめです。

フィルムの最安値をプライシーで確認しよう

プライシーはAmazon・楽天・Yahooなど複数ECの価格を一括比較できるアプリです。フィルムの値下がりタイミングを逃さないように、プッシュ通知でお知らせします。

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