「Kindleってカラー表示できるの?」と気になっている方に向けて、Kindle端末の仕組みから、カラーで読むための3つの方法、それぞれの価格までまとめました。2026年7月時点の情報です。

結論
Kindleでカラー表示したいなら、どうすればいい?
追加コストなしで今すぐ スマホ・タブレットのKindleアプリを使う → 端末を買い足す必要なし
専用端末でカラーページを楽しみたい Kindle Colorsoftを選ぶ → 39,980円〜
動画やアプリも使いたい Fireタブレットを選ぶ → 17,980円〜

通常のKindle端末(無印・Paperwhite)はE Ink方式のためモノクロ表示のみで、カラーの電子書籍を開いても白黒で表示されます。カラーで読みたい場合は、上の3つの選択肢から自分の使い方に合うものを選ぶことになります。

なぜKindle端末はカラー表示できないのか

Kindle無印やKindle Paperwhiteのディスプレイには「E Ink」という電子ペーパー技術が使われています。E Ink公式サイトの解説によると、電子インクは数百万個のマイクロカプセルからできていて、マイナスに帯電した白色顔料とプラスに帯電した黒色顔料の2種類の粒子が透明な液体の中に浮かんでいます。電圧をかけて粒子を上下に動かすことで、白か黒かを切り替えているだけなので、そもそも色を表現する仕組みが入っていないんです。

カラーを表示するには、赤・黄・シアン・マゼンタなど4色以上のインク粒子を使う別方式が必要になります。E Ink社では「Gallery」や「ACeP(Advanced Color ePaper)」と呼ばれる技術がこれにあたり、後述するKindle Colorsoftにはこの仕組みが採用されています。

白黒Kindleの「目に優しい」「バッテリーが長持ち」という特徴は、この2色だけのシンプルな構造から来ています。カラー化すると層が増える分、コントラストやバッテリー持続時間に影響が出やすくなります。

方法①:Kindle Colorsoft|唯一のカラー対応Kindle端末

2025年7月24日に日本発売されたKindle Colorsoftは、Kindleシリーズで初めてカラー表示に対応した専用端末です。スタンダードモデル(16GB・広告なし)は39,980円、上位の「シグニチャーエディション」(32GB)は44,980円で販売されています。

実際の見え方は「鮮やか」より「落ち着いた色」

Kindle ColorsoftはiPadのような鮮やかな液晶ではなく、白黒の電子ペーパー層の上にカラーフィルターを重ねる方式で色を表示しています。そのため色合いは紙に近い淡いトーンで、白黒モデルに比べると画面のコントラストがやや控えめになります。「カラーと聞いてタブレットのような発色を期待していると、思ったより地味に感じるかもしれない」という点は購入前に知っておきたいポイントです。

設定からは「標準」「ビビッド」の2種類の色合いを選べるほか、ハイライト(マーカー)機能ではイエロー・オレンジ・ブルー・ピンクの4色が使えます。バッテリー持続時間は最大8週間で、白黒Paperwhiteの最大12週間より短めです。なお、もともと白黒で制作されたコンテンツはグレースケール表示のままで、自動でカラーに着色される機能はありません。

Kindle Colorsoftが向いている人・向いていない人

向いている人
  • マンガのカラーページや図解本をよく読む
  • 色分けしたハイライトを活用したい
  • 本棚・ライブラリ画面の表紙をカラーで見たい
向いていない人
  • 小説・ビジネス書中心で文字のくっきり感を最優先したい
  • 写真集や雑誌を鮮やかに楽しみたい
  • iPadのような鮮やかな発色を期待している

方法②:スマホ・タブレットのKindleアプリ

手っ取り早くカラーで読みたいなら、すでに持っているスマホやタブレットにKindleアプリをインストールする方法があります。新しい端末を買う必要がなく、追加コストもかかりません。液晶・有機ELディスプレイなのでカラー表示は鮮やかで、マンガや雑誌も本来の色合いで楽しめます。

一方で、スマホは画面が小さく雑誌やマンガの見開きページには不向きです。また液晶はブルーライトを発するため、E Inkのような目への優しさや紙のような読み心地は期待できません。「サブ端末を増やしたくない」「まずは無料で試したい」という方に向いている方法です。

方法③:Fireタブレット

大きい画面でカラー表示を楽しみたいけれど、スマホのサブ端末としても使いたいという場合はAmazonの「Fireタブレット」シリーズがおすすめです。Kindleアプリはもちろん、動画視聴やゲーム、SNSなど幅広い用途に使えます。

2024年発売のFire HD 8は32GBモデルが15,980円、64GBモデルが17,980円と、Kindle Colorsoftよりも手頃な価格で購入できます。読書専用機ではないぶん、電子ペーパーのような目の疲れにくさやバッテリーの持ちの良さは見劣りしますが、「とにかくカラーで色々使いたい」という人には最もコストパフォーマンスの高い選択肢です。

【プライシー独自データ】3つの方法を価格・画面で比較

「結局どれが自分に合うのか」を判断しやすいように、カラー表示に関わる4つの端末を価格・ディスプレイ・バッテリーの軸で並べてみました。価格はプライシーで確認した参考価格です(セール時はこれより安くなることがあります)。

端末参考価格ディスプレイカラー表示バッテリー目安防水
Kindle無印(2024年発売)19,980円6インチ モノクロE Ink不可最大6週間非対応
Kindle Paperwhite27,980円7インチ モノクロE Ink不可最大12週間IPX8等級
Kindle Colorsoft39,980円7インチ カラーE Ink可(淡い発色)最大8週間IPX8等級
Fire HD 8(2024年発売)17,980円〜8インチ カラー液晶可(鮮やか)タブレット用途につき使用状況で変動非対応

こうして並べると、Kindle ColorsoftはPaperwhiteより12,000円ほど高い一方、モノクロのKindle無印より2万円高いという位置づけがよく分かります。「カラーが欲しいだけ」ならFireタブレットの方が価格的には手頃で、「読書の快適さも妥協したくない」ならKindle Colorsoftに分があるという整理になりそうです。防水についても、Paperwhite以上のモデルはIPX8等級の防水機能を備えている一方、Kindle無印とFireタブレットには防水機能がありません。お風呂で読書したい方は、この点も選ぶ基準にしてみてください。

どれを選ぶべき?用途別の結論

Kindle ColorsoftまたはFireタブレットが向いている人
  • マンガのカラーページや図解本をよく読む
  • 色分けしたハイライトを使いたい
  • 動画視聴やアプリも1台でこなしたい(→ Fireタブレット)
白黒KindleまたはKindleアプリが向いている人
  • 小説やビジネス書などの文字中心の本がメイン
  • 目の疲れにくさ・バッテリーの持ちを最優先したい
  • まずは無料で試したい(→ 手持ちのスマホにKindleアプリ)

色よりも読みやすさを取るなら白黒のKindle Paperwhite、色も読みやすさもある程度両立させたいならKindle Colorsoft、とにかく色を優先するならFireタブレットかスマホのKindleアプリ、という順番で考えると選びやすくなります。

Kindle Colorsoftを安く買うには

Kindle Colorsoftは発売から日が浅い分、白黒モデルほど大幅な値下げは期待しにくいのが実情です。それでもAmazonのセール時期に合わせれば、参考価格の39,980円より安く購入できるチャンスがあります。狙い目のタイミングは白黒のKindle端末と同じ傾向があるため、事前にセール時期を把握しておくと動きやすくなります。

「今買うべきか、セールまで待つべきか」で迷ったときは、プライシーの価格チャートで実際の値動きを確認してから判断するのがおすすめです。

よくある質問

Kindle Colorsoftは白黒のKindleより高いですか?

はい。スタンダードモデル同士で比べると、Kindle無印(19,980円)より約2万円、Kindle Paperwhite(27,980円)より約12,000円高くなります。カラー表示という付加価値の分、価格も上がる形です。

白黒用に作られたKindle本をKindle Colorsoftで読むとカラーになりますか?

いいえ、なりません。もともと白黒で制作された電子書籍コンテンツは、Kindle Colorsoftでもグレースケール表示のままです。自動でカラーに着色する機能はないため、カラーで読みたい場合は「カラー版」として販売されているコンテンツを選ぶ必要があります。

スマホのKindleアプリでカラー表示にするには特別な設定が必要ですか?

特別な設定は不要です。スマホやタブレットのKindleアプリは最初からカラー表示に対応しているため、カラー版の電子書籍を開けばそのままフルカラーで表示されます。

Fireタブレットは電子書籍以外にも使えますか?

使えます。Fireタブレットは通常のタブレットと同じようにアプリのインストールや動画視聴、ゲームなどが可能です。Kindle本を読むためだけでなく、スマホのサブ端末としても活用できます。

まとめ

  • Kindle無印・PaperwhiteはE Ink(モノクロ)方式のためカラー表示不可
  • カラーで読みたいなら「Kindle Colorsoft(39,980円〜)」「スマホ・タブレットのKindleアプリ」「Fireタブレット(17,980円〜)」の3択
  • 読みやすさ重視なら白黒Kindle、カラーと読みやすさの両立ならKindle Colorsoft、コスパと汎用性重視ならFireタブレット
  • 価格は変動するため、購入前にプライシーの価格チャートで最新の値動きをチェックするのがおすすめ

気になる端末の価格推移をチェック

Kindle ColorsoftやFireタブレットの価格は、セール時期によって変動します。プライシーアプリなら値下げのタイミングをプッシュ通知でお知らせします。

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記事の内容は執筆時点の情報を基にしています。掲載している価格・日程・仕様等は変更になる場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。