「気づいたらリボ払いになっていた」「毎月返しているのに残高が減らない気がする」——そんな疑問を持っている方のために、イオンカードのリボ払いの仕組み・手数料・一括返済の方法をまとめました。特に2025年10月に手数料率が改定されているため、古い情報に惑わされないよう最新情報をお届けします。
イオンカードのリボ払いとは?仕組みと返済コース
イオンカードのリボ払いとは、クレジットカードの利用残高に関わらず、あらかじめ決めた月額を毎月返済していく支払い方法です。まとめ買いや高額な買い物をしたときでも月々の負担を一定に抑えられるのが特徴ですが、その分手数料(利息)が発生します。
元金定額残高スライド方式とは
イオンカードが採用している「元金定額残高スライド方式」では、毎月の支払いが「元金(コース設定額)+手数料(利息)」の構成になります。「残高スライド」とは、利用残高が増えると最低返済額が自動的に引き上がる仕組みです。
締め日と引き落とし日締め日:毎月10日、引き落とし日:翌月2日(金融機関休業日の場合は翌営業日)。手数料は「締切日の利用残高 × 実質年率18.0%」で計算されます。
弁済金の計算例として、5万円をSコースで利用した場合の初回手数料は「50,000円 × 18.0% ÷ 365 × 23日 = 567円」です。この567円分が手数料として元金2,000円と合わせて請求されます。
4つのコース(S・A・B・Cコース)比較表
月々の支払い額に応じて4つのコースがあります。コース変更は毎月20日23:59までに申請すれば翌月2日から反映されます。
| コース | 月々の元金 | 3万円利用時(総支払い/手数料/回数) | 10万円利用時(総支払い/手数料/回数) |
|---|---|---|---|
| Sコース | 2,000円 | 33,600円 / 3,600円 / 15回 | 137,884円 / 37,884円 / 50回 |
| Aコース | 5,000円 | 31,575円 / 1,575円 / 6回 | 115,384円 / 15,384円 / 20回 |
| Bコース | 7,500円 | 31,124円 / 1,124円 / 4回 | 110,393円 / 10,393円 / 14回 |
| Cコース | 10,000円 | 30,900円 / 900円 / 3回 | 107,884円 / 7,884円 / 10回 |
※ イオンカード公式 各コースごとのお支払い例(実質年率18.0%)より
Sコースで10万円を使うと、最終的な支払い総額は約138,000円(手数料だけで約38,000円)になります。「月2,000円で安心」という感覚の裏に、大きな手数料負担が潜んでいることを忘れないようにしましょう。
イオンカードのリボ払いの手数料はいくら?
リボ払いを使う上で最も気になるのが手数料の金額ですよね。2025年10月に改定があったため、「15%」という古い情報のままになっているサイトも多くあります。正確な数字を確認しておきましょう。
実質年率18.0%の計算方法
【重要】2025年10月に手数料率が改定されましたショッピングリボ払いの手数料率が、2025年10月11日以降の利用分から実質年率15.0%→18.0%に改定されました(2025年12月請求分から反映)。現在利用中の方は新しい利率が適用されています。
手数料は以下の計算式で算出されます。
手数料の計算式(実質年率18.0%)
【初回】利用残高 × 18.0% ÷ 365日 × 利用日から支払期日までの日数
【2回目以降】締切日残高 × 18.0% ÷ 12ヶ月
利用金額別手数料シミュレーション
コース別に手数料の差がどれほど大きいか、公式シミュレーションの数値で確認してみましょう。
| 利用金額 | Sコース(月2,000円)の手数料 | Cコース(月10,000円)の手数料 | 手数料の差 |
|---|---|---|---|
| 3万円 | 3,600円(15回) | 900円(3回) | 2,700円 |
| 10万円 | 37,884円(50回) | 7,884円(10回) | 30,000円 |
10万円の利用でSコースとCコースでは手数料が約3万円違います。月々の負担が増えても、早く返すほどトータルコストを大幅に抑えられます。
イオンカードのリボ払いの種類と設定方法
イオンカードのリボ払いには3種類あります。自分がどのリボ払いを使っているかによって、解除・変更の方法も変わってきます。
あとからリボ(明細指定リボ)
「あとからリボ」は、1回払い・ボーナス一括払いの利用明細を1件ずつリボ払いに変更できるサービスです。支払いが厳しくなってきた明細だけを選んで後からリボに切り替えられる点が便利です。手続きはAEON Payアプリまたは暮らしのマネーサイトから行えます。
注意:お店でリボ払いを指定して購入した分は、あとからリボに変更できません(すでにリボ払いとして処理されているため)。
期間指定リボ・全リボ(まとめてリボ)
「まとめてリボ」には2種類があり、いずれも登録するとすべての利用分が自動でリボ払いに変換されます。「覚えがないのにリボ払いになっている」という方は、この設定が入っていないか確認してみてください。
| 種類 | 内容 | 解除申請の締め切り |
|---|---|---|
| 期間指定リボ | 指定した期間中の利用分をすべてリボ払いに変換 | 毎月20日23:59まで |
| 全リボ | すべての利用分を自動的にリボ払いに変換 | 毎月20日23:59まで |
「勝手にリボになっている」の主な原因
①全リボを登録済み(最も多い原因:1回払いにしてもリボに変換される)
②海外キャッシングの利用(すべてリボ払い扱い)
③海外加盟店・海外経由のネットショッピング(申込時にリボ指定した場合)
イオンカードのリボ払いを一括返済・繰り上げ返済する方法
「リボ残高を早く減らしたい」という方のために、3つの返済ルートを比較します。反映タイミングとコストが異なるので、状況に合わせて選んでください。
| 方法 | 手続き場所 | 返済単位 | 反映タイミング | 手数料 |
|---|---|---|---|---|
| ①増額返済(アプリ/Web) | AEON Payアプリ・マネーサイト | 1,000円単位または全額 | 翌月2日引き落とし | 無料 |
| ②提携ATM返済 | イオン銀行など7行 | 1,000円単位 | 即時〜当日 | ショッピングリボ無料(キャッシングリボは一部有料) |
| ③銀行振込 | コールセンターへ電話後に振込 | 全額 | 1〜3営業日 | 振込手数料(利用者負担) |
方法①:アプリ・Webで増額返済設定(推奨)
最も手軽でコストがかからないのが、AEON Payアプリからの「リボ払いお支払い額増額サービス」を使う方法です。
下部メニューの「カード」から該当カードを選択します。
「リボ払いお支払い額増額サービス」を選択します。
1,000円単位で増額するか、全額返済を設定します。設定金額が残高を超えた場合は自動的に全額払いとなります。
申請の締め切りに注意してください毎月19日23:59までに設定すると翌月2日の引き落としに反映されます。毎月20日0:00〜25日23:59はサービス受付が休止されます。また、本会員のみ利用可能で、家族会員は利用できません。家族会員の方は、方法②の提携ATM返済か、方法③の銀行振込をご利用ください。
方法②:提携ATMで返済
すぐに残高を減らしたい場合は、提携ATMからの返済が使えます。元金のみが即時返済され、利息は翌月の引き落とし日に口座から差し引かれます。
利用可能な提携ATM(7行):イオン銀行、イーネット、ローソン、ゆうちょ銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行
イオン銀行ATM・ゆうちょ銀行ATMであればキャッシングリボの返済も手数料無料です。
ATMの種類によって「ローン返済」や「その他」メニューに入っている場合もあります。
ショッピングリボとキャッシングリボが表示されます。ショッピングのリボ残高を返済する場合は「ショッピングリボ」を選んでください。
全額返済する場合はリボ残高と同額を入力します。元金のみが即時反映され、利息は翌引き落とし日に口座から自動的に差し引かれます。
方法③:銀行振込で一括返済
全額をまとめて振り込みたい場合は、イオンカードコールセンターに電話して振込先と振込金額を確認してから手続きします。振込手数料は利用者の負担になるため、少額の場合は方法①か②のほうがお得です。
イオンカードのリボ払いを解除する方法
今後のリボ払いを止めたい場合の解除手順を、リボの種類別に解説します。注意点として、解除しても既存のリボ残高はなくなりません。残高の返済は別途必要です。
あとからリボ(明細指定リボ)の解除手順
または暮らしのマネーサイトにログインします。
「リボ変更・分割変更・ネットキャッシング」から進みます。
Webサイトの場合は「明細指定リボ」→「登録解除」を選びます。
全リボ・まとめてリボの解除手順
または暮らしのマネーサイト「リボ払い」→「まとめてリボ」→「設定変更」から操作します。電話の場合はリボ専用ダイヤルで「3#」を押します。
Webの場合はチェックを入れて申請します。
締め切りを過ぎた申請は翌々月2日引き落とし分から適用されます。
解除できない場合の対処法
「解除できない」と感じたら確認してください
以下のケースでは解除できないか、解除しても変わらない場合があります。
- お店でリボ払いを指定して購入した明細(1回払いへの変更不可)
- 海外キャッシングの利用分(すべてリボ払い・解除不可)
- 毎月20日の締め切りを過ぎた申請(翌月以降から適用)
イオンカードのリボ払いの注意点とデメリット
リボ払いの便利さの裏には、知っておくべきデメリットがあります。手数料の重さと信用情報への影響は、使い始める前にしっかり把握しておきましょう。
手数料が膨らむ具体例
実質年率18.0%は、消費者金融の上限金利(貸金業法:年18%)と同等の水準です。日常的なクレジット払いの感覚で使い続けると、気づかないうちに大きな負担になってしまいます。
Sコース(月2,000円)で10万円を利用した場合返済期間:50回(約4年2ヶ月)、手数料合計:約37,884円10万円の商品を買ったのに、実質約13.8万円を支払うことになります。
また、毎月定額払いのため「残高がどれだけ減っているかわかりにくい」という落とし穴もあります。特にSコースでは手数料割合が高く、元金の減りが遅くなりがちです。残高はこまめにAEON Payアプリで確認する習慣をつけることをおすすめします。
リボ払いが信用情報に与える影響
通常どおり返済している限り、リボ払いを使っていること自体は信用情報に悪影響を与えません。問題になるのは延滞が発生した場合です。
滞納のリスクリボ払いを61日以上(または3ヶ月以上)滞納すると、CICなどの信用情報機関に事故情報として登録されます。いわゆる「ブラックリスト」状態になると、新たなクレジットカードやローンの審査が通りにくくなります。
まとめ:イオンカードのリボ払いで押さえておくべきポイント
この記事のポイント
- ✓実質年率は2025年10月11日以降の利用分から18.0%(改定前は15.0%)
- ✓Sコースで10万円を借りると返済総額は約137,884円(手数料だけで約37,884円)
- ✓一括返済はアプリの「リボ払いお支払い額増額サービス」が最も手軽(毎月19日23:59まで)
- ✓全リボ解除はアプリ・Web・専用ダイヤルから(毎月20日23:59まで)
- ✓勝手にリボになる主な原因は「全リボ登録」と「海外キャッシング」
- ✓61日以上の滞納は信用情報に事故記録として残るため注意が必要
よくある質問
2025年10月11日以降の利用分から実質年率18.0%です(2025年12月請求分から反映)。改定前は15.0%でした。キャッシングリボの金利はご利用のカードにより異なります。
一括返済するとリボ残高がゼロになり、それ以降の手数料(利息)は発生しません。アプリの増額返済サービスで「全額返済」を設定すると、翌月2日の引き落としで一括完済できます。ショッピング枠の利用可能額も早期に回復します。
主な原因は3つです。①お店でリボ払いを指定した明細(1回払いへの変更不可)、②海外キャッシング利用分(すべてリボ払いのため解除不可)、③毎月20日の締め切りを過ぎた申請(翌月以降に適用)です。
ショッピングリボの返済はATM手数料無料です。キャッシングリボの返済は一部のATMで手数料がかかりますが、イオン銀行ATMとゆうちょ銀行ATMは無料で利用できます。
全リボやまとめてリボを解除しても、それまでに積み上がったリボ残高はそのまま残ります。解除後は新規の利用分がリボ払いに変換されなくなりますが、既存の残高は引き続きコース設定に従って毎月返済が続きます。残高を早く返したい場合は、増額返済やATM返済を活用してください。
