電子マネー「iD」はNTTドコモが提供するスマホ決済サービスです。d払いアプリ・Apple Pay・Google Payに登録して、コンビニ・スーパー・飲食店・ガソリンスタンドなど幅広い業種でタッチ払いができます。チャージ不要・後払いが特徴で、レジで「iDで」と一言添えてスマホをかざすだけで完了します。
「アプリのiDってどこで使えるの?」「コンビニやスーパーは対応している?」と気になっている方も多いでしょう。この記事ではiDが使える店舗を業種別に一覧で整理するとともに、アプリ別の設定手順・使えない場面の注意点までまとめます。
iD(電子マネー)とは?アプリでかざすだけの後払い決済
iDはNTTドコモが2005年に始めた電子マネー決済サービスです。スマートフォンやカードをレジの端末にかざすだけで支払いができる「非接触IC決済」で、FeliCa(フェリカ)技術を使用しています。
iDの3つのタイプ
| タイプ | 特徴 | 主な対象 |
|---|---|---|
| ポストペイ(後払い) | チャージ不要。使った分がカード請求に合算される | dカード・各社iD対応クレジットカード |
| プリペイド(前払い) | 事前にチャージして使う。チャージ上限あり | メルペイ・d払い残高など |
| デビット(即時払い) | 銀行口座から即時引き落とし | 各銀行のiD対応デビットカード |
3タイプともレジでの使い方は同じ——「iDで」と伝えてスマホ(またはカード)をかざすだけです。審査はiD自体にはなく、登録するカードやアプリの審査のみです。
iDが使えるアプリ(d払い・Apple Pay・Google Pay)
「アプリでiDを使う」方法は主に3種類あります。
| アプリ・サービス | 対応OS | 必要なもの |
|---|---|---|
| d払いアプリ(iD決済) | iOS / Android | dアカウント・おサイフケータイ対応機種(Android) |
| Apple Pay(Wallet) | iOS(iPhone 7以降) | dカード等のiD対応クレジットカードをWalletに登録 |
| Google Pay(Googleウォレット) | Android 9.0以上 | おサイフケータイアプリ 9.0.0以上 |
iDのポイントはiD自体ではなく、紐付けたクレジットカードやアプリのポイントが貯まります。たとえばdカードをApple Payに登録してiD払いをすれば、dポイントが100円ごとに1ポイント貯まります。
コンビニ・スーパー・ドラッグストアでiDは使える?
コンビニ
主要コンビニチェーンはほぼ全てiDに対応しています。セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートの大手3社はいずれも利用可能です。
コンビニでiDを使っても、公共料金の収納代行・印紙・切手・ギフトカード・マルチコピー機サービスなどには使用できません。詳しくは後半の「使えない場面」をご覧ください。
スーパー・食料品店
大手スーパーでもiDの普及が進んでいます。特にイオン系列・オーケーなどはトクバイのデータでも対応店舗が多数確認されています。
スーパーのiD対応は店舗によって異なる場合があります。来店前にiD公式の店舗検索で近隣店舗を確認するのがおすすめです。
ドラッグストア
ドラッグストアはキャッシュレス化が進んでおり、主要チェーンでiDが使えます。
飲食店・カフェでiDは使える?ファストフード・ファミレス対応店
ファストフード・カフェ・ファミレスなど外食チェーンでもiDが利用できます。スマホひとつで手軽にお会計できるため、ランチや夕食の支払いがスムーズになります。
ファストフード・牛丼チェーン
カフェ・喫茶店
ファミレス・居酒屋
| 業態 | 使える主なチェーン |
|---|---|
| ファミリーレストラン | ガスト、ジョナサン、バーミヤン、ステーキのどん |
| 居酒屋チェーン | 魚民、白木屋、庄や、はなの舞、千年の宴、笑笑 |
家電量販店・ファッション店でiDは使える?二重取りのコツも
家電量販店
家電量販店はポイントカードとの二重取りが狙いやすいカテゴリです。iDで支払いながら、別途ポイントカードを提示することで各社のポイントも同時に貯められます。
ファッション・百貨店・その他小売
iDが使える店一覧|ホテル・スポーツ施設
ビジネス出張や旅行の際に便利なホテル、日頃通うスポーツ施設でもiDが使えるケースが増えています。
ホテル
チェーン系ホテルを中心にiD決済対応が広がっています。フロント精算時に「iDで」と伝えて端末にかざすだけで完了します。
ホテルはネット予約時のオンライン決済ではなく、フロントでのチェックアウト精算にiDが使えるケースが多いです。事前予約・キャンセル料等の処理はクレジットカード払いを求められる場合があります。
スポーツジム・レジャー施設
ガソリンスタンド・タクシー・娯楽施設でiDは使える?
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドでのiD利用は一部ブランドのみ対応しています。
| ブランド | iD対応 | 備考 |
|---|---|---|
| ENEOS(エネオス) | 対応 | セルフ・フルサービスとも(一部除く) |
| エッソ・モービル・ゼネラル | セルフのみ | セルフスタンドで対応 |
| 出光・コスモ石油 | 非対応 | iD公式の加盟店情報に記載なし |
プリペイドタイプのiDは、ガソリンスタンドでは利用できない場合があります。ポストペイ(後払い)タイプを使用してください。
タクシー
主要タクシー会社でiDが使えます。乗車前に「iDで払えますか?」と確認しておくと安心です。
娯楽・レジャー
| 業態 | 使える主な施設 |
|---|---|
| カラオケ・ネットカフェ | 快活CLUB、自遊空間、ビッグエコー、シダックス |
| 映画館 | 109シネマズ |
| レジャー施設 | 富士急ハイランド(一部窓口) |
| レンタカー | ORIXレンタカー、マツダレンタカー |
iDはオンラインショッピングでも使える?
iDは基本的に実店舗での非接触決済(FeliCa)に特化したサービスです。ネットショッピングにiDをそのまま使う方法は限られますが、以下の方法で実質的に活用できます。
| 方法 | 仕組み | 主な用途 |
|---|---|---|
| dカードをそのまま登録 | クレジットカードとしてAmazon等に登録して使う | Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング |
| iDでギフト券を購入→EC利用 | コンビニでAmazonギフト券等をiDで購入してECで使う | Amazon.co.jp |
| メルペイ(iDプリペイド) | メルペイ残高をiDとして使い、メルカリ内でも利用可 | メルカリ・iD加盟店 |
AmazonでiD決済を「直接」使うことはできませんが、iDと紐付いているdカードをAmazonに登録すれば実質的に同じ引き落としになります。ポイントも変わらず貯まります。
アプリでのiD設定・使い方(d払い・Apple Pay・Google Pay)
Apple Payでiを使う方法(iPhone)
iPhoneのホーム画面から「Wallet」アプリを起動し、右上の「+」をタップします。
iD対応カード(dカード・三井住友カードなど)をカメラで読み取り、必要情報を入力して登録します。
「iDで」と伝え、サイドボタンをダブルクリック(Face ID機種)または指を載せたまま(Touch ID機種)端末にかざします。
Google Pay(おサイフケータイ)でiDを使う方法(Android)
Android 9.0以上・おサイフケータイアプリ 9.0.0以上の端末が必要です。
GoogleウォレットでiD対応クレジットカードを追加します。カード発行会社によって対応状況が異なります。
画面ロックを解除し、スマホ背面を決済端末にかざします。振動・音で決済完了が確認できます。
d払いアプリでiDを使う方法
d払いアプリでのiD決済はAndroidのおサイフケータイ機能を使います。iPhoneでd払いアプリを使う場合は「d払い(バーコード)」が中心になり、iDとは別のサービスになります。実店舗のiD端末で払いたい場合はApple Payを利用してください。
iDが使えない店・使えない場面はどこ?
iDは幅広い場所で使えますが、以下の場面では利用できないので注意が必要です。
| 使えない場面 | 対象例 |
|---|---|
| 公共料金の収納代行 | 電気・ガス・水道・電話料金のコンビニ払い |
| 金券・有価証券類 | 切手・印紙・商品券・ギフトカード・回数券 |
| コンビニのマルチコピー機 | コピー・FAX・チケット発券などのマルチコピーサービス |
| 2万円(税込)超の1回払い | 1回の支払い上限は20,000円(税込)まで |
| プリペイドiDでのガソリンスタンド | プリペイドタイプは一部ガソリンスタンドで非対応 |
| 他電子マネーとの併用 | nanaco・交通系IC・楽天Edy・QUICPayとの同時使用不可 |
「iDのマーク」が端末に表示されていれば利用可能のサインです。レジ前に端末を確認する習慣をつけておくと、会計時のトラブルを防げます。
iD(電子マネー)が使える店まとめ
- ✓コンビニはセブン・ローソン・ファミマなど主要チェーン全て対応
- ✓スーパー・ドラッグストアは大手チェーンで広く利用可能
- ✓飲食店はファストフード・カフェ・ファミレスに対応チェーンが多い
- ✓家電量販店(ヨドバシ・ビックカメラ等)でポイント二重取りが可能
- ✓アプリはApple Pay・Google Pay・d払いの3種類から選べる
- ✓公共料金・金券・マルチコピーは利用不可。1回2万円上限あり
iDで買う前に価格を確認しよう
プライシーアプリを使えば、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングの価格を一括比較できます。値下がりや最安値をプッシュ通知でお知らせするので、iDでのお買い物がさらにお得になります。
プライシーを使ってみる →よくある質問(FAQ)
iPhoneはiPhone 7以降(iOS 10.1以上)でApple Pay経由で利用できます。AndroidはFeliCa(おサイフケータイ)対応機種・Android 9.0以上が必要です。おサイフケータイ非対応機種ではiDの実店舗決済は利用できません。
どちらも非接触IC型の電子マネーですが、運営会社と対応カードが異なります。iDはNTTドコモ主導でdカード・三井住友カードなどが対応。QUICPayはJCB主導でJCBカードやiD非対応カードが対応していることが多いです。使える端末が「iD」マーク対応か「QUICPay」マーク対応かによって使い分けが必要です。
iD公式サイトの店舗検索ページで現在地周辺・地域・業種から検索できます。また「くふうトクバイ」アプリでもiD対応スーパーを地域別に確認可能です。
はい、使えます。iDはドコモの提供サービスですが、Apple PayやGoogle Payに三井住友カードなどのiD対応クレジットカードを登録することで、ドコモユーザーでなくても利用できます。
iDの1回あたりの利用上限は20,000円(税込)です。2万円を超える購入では、一部を現金や別の支払い方法と組み合わせる必要があります。
