楽天証券でつみたてNISA(つみたて投資枠)を始めるなら、銘柄選びで迷う必要はありません。

初心者から経験者まで、迷ったらまず「楽天・プラス・オールカントリー」1本から始めるのが王道です。信託報酬は年0.0561%と業界最低水準で、保有するだけで毎月楽天ポイントも貯まります。

この記事では、楽天証券で実際に買えるおすすめ銘柄の比較から、リスク別・年齢別の組み合わせ方、楽天ポイントを最大活用する設定方法まで、すべてまとめて解説します。

結論
王道は「楽天・プラス・オールカントリー」1本積み立て

信託報酬0.0561%・残高ポイント0.017%/年付与の全世界株式型インデックスファンド。1本で世界50カ国以上に分散でき、複雑な銘柄選びは不要。楽天カード積立(一般カードで0.5%還元)+楽天キャッシュ積立(0.5%還元)を組み合わせれば、月最大15万円まで積み立てながらポイントも獲得できます。

楽天証券のつみたて投資枠 おすすめ銘柄

楽天証券のつみたて投資枠では、2026年6月時点で285本の銘柄を取り扱っています。数が多くて迷いやすいため、まず「全世界株式型」「米国株式型」「バランス型」の3カテゴリに絞って選ぶのがコツです。

全世界株式型:分散投資の王道

全世界株式型ファンドは、日本を含む世界中の株式市場に1本で分散投資できます。個別の国・地域を選ぶ必要がなく、長期積み立てに最適です。

ファンド名 信託報酬(年率) 楽天ポイント特典 特徴
楽天・プラス・オールカントリー楽天証券限定 0.0561% クレカ積立0.5〜2%
+ 残高ポイント0.017%/年
楽天証券専用の低コスト全世界株式型。残高ポイントも貯まるため実質コストが下がる
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)オルカン 0.05775% クレカ積立0.5〜2% 国内最大規模(4兆円超)の人気No.1インデックスファンド。純資産規模と流動性が高い

楽天・プラスACとオルカンのどちらを選ぶ?

楽天証券で積み立てるなら、残高ポイント(0.017%/年)が付く楽天・プラス・オールカントリーがわずかにお得。純資産規模の大きさにこだわるならオルカンもよい選択肢です。

米国株式型:高リターンを狙いたい人向け

米国株式型は、S&P500指数やNASDAQ-100指数など、米国の代表的な株価指数に連動するファンドです。過去の長期実績では全世界株式より高いリターンを示すケースが多い一方、米国集中のリスクがあります。

ファンド名 信託報酬(年率) 楽天ポイント特典 特徴
楽天・プラス・S&P500楽天証券限定 0.077% クレカ積立0.5〜2%
+ 残高ポイント0.028%/年
S&P500連動の楽天プラス版。残高ポイントが0.028%/年と全世界型より高め
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.0814% クレカ積立0.5〜2% S&P500連動の定番。純資産3兆円超の業界第2位ファンド

バランス型:リスクを抑えたい人向け

バランス型ファンドは、株式・債券・REITなど複数の資産クラスに1本で分散投資します。株式100%と比べてリターンは低めですが、価格変動リスクを抑えられます。50代以降や、下落が怖い方に向いています。

ファンド名 信託報酬(年率) 特徴
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 0.143% 国内外の株・債券・REITに均等分散(各12.5%)。8資産で幅広くリスク分散

信託報酬の差が長期では大きくなる

100万円を30年運用した場合、信託報酬0.06%と0.5%の差は約13万円以上のコスト差になります(年利5%想定)。低コストファンドほど複利で有利です。

おすすめ銘柄の組み合わせ方(リスク別3パターン)

複数の銘柄を組み合わせる場合、リスク許容度に合わせた3パターンで考えると迷いにくくなります。

ただし、まず1本でシンプルに始めることを強くおすすめします。組み合わせは慣れてきてから検討しても遅くありません。

保守的
リスクを抑えたい人の組み合わせ
  • eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)— 70%
  • 楽天・プラス・オールカントリー — 30%
バランス型
リスクとリターンのバランス重視
  • 楽天・プラス・オールカントリー — 70%
  • 楽天・プラス・S&P500 — 30%
積極的
高リターンを狙いたい人の組み合わせ
  • 楽天・プラス・S&P500 — 70%
  • 楽天・プラス・NASDAQ-100 — 30%

「分散」のためだけに銘柄を増やすのは逆効果になることがある

オルカンとS&P500を5:5で組み合わせても、S&P500(米国株)の比率が高まるだけで、分散効果はほぼ変わりません。「1本で迷わない」ことも立派な戦略です。

年齢・ライフステージ別のおすすめ組み合わせ

つみたて投資枠は長期投資が前提なので、残りの投資期間や資産の使い道に合わせて選び方が変わります。

20〜30代
株式中心・長期成長狙い
投資期間が20〜40年以上あるため、短期の下落を気にせず株式100%で積み立てられます。楽天・プラス・オールカントリーまたは楽天・プラス・S&P500の1〜2本がおすすめ。
40代
バランスを意識しはじめる
退職まで15〜20年ある場合はまだ株式中心でよいですが、リスクが気になり始めたら全世界株式70%+バランス型30%の組み合わせも選択肢です。
50代以上
安定性を優先
退職・資産活用が近づいてきたら、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)を中心に据えて株式比率を下げる方針が安心。積立よりも保有資産の見直しも重要です。

銘柄を選ぶときの3つのポイント

信託報酬が低いインデックスファンドを選ぶ

信託報酬は、ファンドを保有している間、毎日自動的に差し引かれるコストです。年0.1%の差が、30年・100万円投資では約13万円以上の差になることがあります(年利5%想定)。

楽天証券のつみたて投資枠では、信託報酬年0.15%以下のファンドが豊富に揃っています。特に楽天・プラスシリーズとeMAXIS Slimシリーズは業界最低水準を争うほど低コストです。

信託報酬(年率) 100万円保有時の年間コスト 目安
0.06%未満 600円未満 最低水準(楽天プラス・eMAXIS Slim)
0.1〜0.2% 1,000〜2,000円 低コスト(選んでOK)
0.5%以上 5,000円以上 避けたほうが無難

純資産総額が大きいファンドを選ぶ

純資産総額が大きいほど、運用が安定しやすく、突然の繰上償還(ファンドの強制終了)リスクが低くなります。一般的に100億円以上を目安にするとよいでしょう。楽天・プラス・オールカントリーは約8,249億円(2026年5月時点)、eMAXIS Slim オールカントリーは4兆円超の規模を誇ります。

投資対象の分散度を確認する

全世界株式型は約50カ国・2,800銘柄以上に分散できるのに対し、米国株式型はS&P500の500社のみです。分散度が高いほど、特定の国・地域のリスクを抑えられますが、リターンの上振れも抑制されます。自分のリスク許容度に合わせて選びましょう。

楽天証券でつみたてNISAを始める5つのメリット

楽天カード積立でポイント還元

楽天証券では、楽天カードで投信積立の代金を支払うと楽天ポイントが貯まります。カードの種類と積立するファンドの代行手数料によって還元率が変わります。

カード種類 eMAXIS Slim・楽天プラスへの還元率 月10万円積立時の年間獲得ポイント
楽天ブラックカード 2.0% 約24,000P
楽天プレミアムカード 1.0% 約12,000P
楽天ゴールドカード 0.75% 約9,000P
楽天カード(一般) 0.5% 約6,000P

※eMAXIS Slim・楽天プラスシリーズは代行手数料が年率0.4%未満のため上記の還元率が適用されます(楽天証券公式、2026年5月20日時点)。

楽天ポイントで投資信託が買える

貯まった楽天ポイントを投資信託の購入に充てることができます。ポイントを使えば実質的な投資コストを下げられるため、楽天経済圏を活用している方に特に有利です。

マネーブリッジで普通預金金利が最大0.38%にアップ

楽天証券と楽天銀行を連携する「マネーブリッジ」を設定すると、楽天銀行の普通預金金利が年0.38%(1,000万円以下の残高、税引前)に優遇されます(2026年2月1日から適用、楽天銀行プレスリリース)。普通の銀行の金利と比べると大幅に高く、投資の待機資金の置き場としても活用できます。

楽天・プラスシリーズで残高ポイントが毎月貯まる

楽天・プラスシリーズを保有しているだけで、月間平均保有金額に応じて毎月楽天ポイントが付与されます(翌々月初に進呈)。

ファンド名 残高ポイント進呈率(年率) 100万円保有時の年間獲得ポイント(目安)
楽天・プラス・日経225 0.053% 約530P
楽天・プラス・NASDAQ-100 0.05% 約500P
楽天・プラス・SOX 0.05% 約500P
楽天・プラス・先進国株式(除く日本) 0.033% 約330P
楽天・プラス・S&P500 0.028% 約280P
楽天・プラス・オールカントリー 0.017% 約170P

残高ポイントはeMAXIS Slimシリーズには付与されないため、楽天証券でNISAを運用するなら楽天・プラスシリーズを優先する理由のひとつになります。(楽天証券 投信残高ポイントプログラム公式ページ

取扱銘柄数285本と豊富

楽天証券のつみたて投資枠の取扱銘柄数は285本(2026年6月3日時点)です。金融庁の基準を満たしたインデックスファンドが充実しており、低コストな銘柄を探しやすい環境が整っています。

ポイント還元率を最大化する設定方法

楽天証券でのつみたてNISAは、3つの設定を組み合わせることでポイント獲得を最大化できます。

楽天カード(クレカ積立)の設定

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    楽天証券でNISA口座を開設

    楽天証券公式サイトから総合口座とNISA口座を開設します。楽天銀行と同時に申し込むと「マネーブリッジ」設定がスムーズになります。

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    クレカ積立の設定画面へ

    楽天証券ログイン後、「投資信託」→「積立設定」→「楽天カードクレジット決済」を選択します。

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    積立銘柄・金額・クレカを設定

    積立したいファンド(例:楽天・プラス・オールカントリー)を選び、月額と引き落としする楽天カードを設定します。月最大10万円まで設定可能です。

楽天キャッシュ決済の活用

楽天カード積立(月10万円)に加えて、楽天キャッシュでも積立を設定できます。楽天キャッシュ積立は月5万円まで設定可能で、楽天カードから楽天キャッシュへのチャージ時に0.5%のポイントが付与されます。

クレカ積立(月10万)+楽天キャッシュ積立(月5万)を合わせると、月最大15万円をキャッシュレスで積み立てながらポイントを獲得できます。

積立方法 月上限 ポイント還元率
楽天カード積立(一般カード) 月10万円 0.5%(低コストファンドの場合)
楽天キャッシュ積立 月5万円 0.5%(チャージ時)
合計 月15万円

楽天ポイントコースへの変更

楽天証券の口座開設直後は「楽天証券ポイントコース」が初期設定になっています。楽天ポイントをより使いやすくするため、「楽天ポイントコース」に変更しておきましょう。楽天グループ全体のポイントアッププログラム(SPU)の対象になるのは楽天ポイントコースのみです。

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    楽天証券にログインし「マイメニュー」を開く

    PCサイトまたはスマホアプリから「マイメニュー」→「お客様情報の設定・変更」→「ポイント設定・SPU」へ進みます。

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    「楽天ポイントコースに変更する」をクリック

    楽天会員ログイン後、取引暗証番号を入力して変更完了です。登録は無料で、楽天市場や楽天カードで貯めたポイントをそのまま投資に使えるようになります。

マネーブリッジの設定

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    楽天銀行と楽天証券を連携申し込み

    楽天証券の「銀行連携サービス(マネーブリッジ)」ページから設定します。楽天銀行の口座がない場合は先に開設が必要です。

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    普通預金金利が自動で優遇に切り替わる

    設定完了後、楽天銀行の普通預金金利が年0.38%(1,000万円以下の残高、税引前)に自動で優遇されます(2026年2月1日から)。さらに楽天銀行の「ハッピープログラム」にエントリーすると、ATM利用手数料の無料回数が増えるなど追加特典も受けられます。

ポイント最大化まとめ

  • 楽天カード積立(月10万・一般カードで0.5%還元)→ 年最大6,000P
  • 楽天キャッシュ積立(月5万・0.5%還元)→ 年最大3,000P
  • 楽天・プラスシリーズの残高ポイント → 保有額に応じて毎月自動付与
  • マネーブリッジ → 楽天銀行普通預金が年0.38%に優遇(待機資金の活用)

よくある質問(FAQ)

Q 楽天証券のNISAは1銘柄だけでも大丈夫ですか?

1銘柄だけで問題ありません。「楽天・プラス・オールカントリー」や「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」のような全世界株式型ファンドは、1本で世界50カ国以上の約2,800銘柄に分散投資できるため、無理に複数の銘柄を組み合わせる必要はありません。まずは1本でシンプルに続けることが長期投資の成功の鍵です。

Q JRE CARDは楽天証券のクレカ積立に使えますか?年会費はいくらですか?

JRE CARD(JR東日本のクレジットカード)は楽天証券のクレカ積立には対応していません。楽天証券のクレカ積立で使えるのは、楽天カード・楽天ゴールドカード・楽天プレミアムカード・楽天ブラックカードのみです。

なお、JRE CARDの年会費は524円(初年度無料)で、ジェクサー・フィットネスクラブ等の月会費をJRE CARDで支払うと年会費が無料になる条件もあります。JRE CARDはSuicaへのチャージやJR東日本での利用でポイントが貯まるカードですが、楽天証券との連携は対象外です。

Q つみたて投資枠で途中で銘柄を変更できますか?

はい、途中で積立銘柄を変更できます。ただし、すでに購入した分は売却するまで保有したまま残ります。また、NISAの年間非課税枠(120万円)は一度使うと、同じ年に売却しても回復しません(翌年から復活)。銘柄変更は翌月の積立から適用されます。

Q 毎月いくらから始められますか?

楽天証券のつみたて投資枠は毎月100円から積み立てを始められます。楽天カードのクレカ積立も、楽天キャッシュ積立も最低100円から設定可能です。年間の非課税投資枠は最大120万円(月10万円相当)で、無理のない金額から始めることが重要です。

Q 楽天ポイントだけで積立できますか?

楽天ポイントを投資信託の購入に使うことはできますが、積立設定でポイントのみで支払う形式には対応していません。積立設定の金額は楽天カードや楽天キャッシュで決済し、そのポイント充当分は別途スポット購入時に利用する形になります。ただし、ポイントで投資信託をスポット購入することは可能です。

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