「郵便局(ゆうちょ銀行)のデビットカードってどんなカード?」「作るメリットはある?」と気になっている方へ向けて、ゆうちょデビットの特徴・メリット・デメリット・申し込み方法・使い方をまとめて解説します。

2026年2〜3月にはApple PayとGoogle Payへの対応が相次いで開始され、スマホでのタッチ決済も可能になりました。最新情報をもとに詳しく説明します。

結論
ゆうちょ銀行ユーザーにとっての「一番手軽なキャッシュレス化」

ゆうちょデビットは年会費・審査なし、0.25%キャッシュバック、Apple Pay / Google Pay対応のVisaデビットカードです。ポイント還元率はやや低めですが、ゆうちょ銀行に口座がある方なら手軽にキャッシュレス化できる一枚です。

ゆうちょユーザー ゆうちょ銀行をメインバンクにしているなら、まず作って損なし
高校生・学生 審査なし・15歳から作れるので初めてのキャッシュレスカードに最適
ポイント重視の方 還元率は0.25%と低いため、ポイントを多く貯めたいなら他のデビットカードを検討

ゆうちょデビットの基本情報

ゆうちょデビットは、ゆうちょ銀行が三井住友カードと共同で発行するVisaブランドのデビットカードです。以前の「mijica(ミヂカ)」に代わるカードとして2022年に登場し、キャッシュカードとデビットカードが一体となっています。

項目 内容
正式名称 ゆうちょデビット
発行元 ゆうちょ銀行(三井住友カードと共同)
国際ブランド Visa
年会費 無料(発行・更新手数料も無料)
キャッシュバック率 月間利用額の0.25%(翌月25日に自動入金)
申込年齢 満15歳以上(中学生を除く)
審査 なし
カードデザイン ブラック・ホワイトの2種類
スマホ決済 Apple Pay(2026年2月〜)・Google Pay(2026年3月〜)
タッチ決済 Visaのタッチ決済対応
発行日数 申込後約2週間
不正利用補償 上限なし(24時間365日モニタリング)

ゆうちょデビットとキャッシュカードの関係ゆうちょデビットはキャッシュカードと一体型のため、届いたカードをATMで使うか一定期間経過すると、従来のキャッシュカードは自動的に利用停止になります。SuicaやEdy機能付きキャッシュカードをお使いの方は、これらの機能も使えなくなる点に注意してください。

デビットカードとクレジットカードの違い

デビットカードとクレジットカードは見た目が似ていますが、支払いの仕組みが異なります。

項目 デビットカード(ゆうちょデビット) クレジットカード
申込年齢 15歳以上(中学生不可) 18歳以上(高校生不可が多い)
審査 なし あり
支払いタイミング 利用と同時に口座から即時引落 翌月以降にまとめて引落
利用可能額 口座の残高範囲内 与信枠の範囲内
分割払い・リボ 不可(1回払いのみ) 可能
使いすぎのリスク 低い(残高がないと使えない) 高め(後払いのため気づきにくい)

デビットカードは「残高がなければ使えない」仕組みのため、使いすぎを防ぎやすいのが特徴です。初めてのキャッシュレスカードとして安心して使えます。

ゆうちょデビットのメリット

年会費・発行手数料がすべて無料

年会費・発行手数料・更新手数料がいずれも無料です。維持コストなしで使い続けられるため、普段使いから留学・旅行用サブカードとしても気軽に持てます。

審査なしで作れる(満15歳・高校生以上)

デビットカードは口座残高の範囲内でしか使えないため、クレジットカードのような信用審査が不要です。中学生を除く満15歳以上であれば、アルバイト収入がなくても申し込めます。高校生の場合は保護者の同意が必要です。

利用額の0.25%が自動キャッシュバック

毎月1日〜末日の合計利用額に対して0.25%分が、翌月25日にゆうちょ口座へ自動的にキャッシュバックされます。ポイント交換の手間がなく、現金で直接還元されるのが特徴です。

月間利用額 キャッシュバック額
3万円 75円
5万円 125円
10万円 250円
30万円(月上限) 750円

Visaのタッチ決済に対応

タッチ決済マークのある店舗では、端末にカードをかざすだけで決済完了。暗証番号もサインも不要で、コンビニやスーパーでもスピーディーに支払えます。

Apple Pay・Google Pay に対応(2026年に相次いで対応)

2026年2月25日にApple Pay2026年3月25日にGoogle Payへの対応が開始されました。ウォレットアプリにゆうちょデビットを登録しておけば、スマートフォンをかざすだけでタッチ決済マークのあるお店で支払えます。カードを取り出す手間が省け、より手軽にキャッシュレス決済できます。

Apple Pay設定の流れiPhoneのWalletアプリを開き「+」ボタンからデビットカードを選択。カードのカメラ読み取りまたは手動入力で番号を登録し、SMS認証(またはゆうちょダイレクト経由の本人認証)を完了させれば設定完了です。

キャッシュカードと一体型で1枚2役

ゆうちょデビットはキャッシュカード機能も内蔵しています。ATMでの預け入れ・引き出しも同じカード1枚でOK。財布がスッキリします。

海外でも使える(Visa加盟店・海外ATM)

Visaブランドのため、世界中のVisa加盟店で使えます。海外ATMから現地通貨を引き出すことも可能です(「Visa」または「Plus」マーク付きATM)。

区分 1回 1日 1ヶ月
国内ショッピング 最大50万円 最大50万円 最大100万円
海外ATM現地通貨引出 最大10万円 最大10万円 最大30万円

海外ATM利用時の手数料は海外サービス手数料4.0%(税込)+ATM利用手数料110円(別途ATM手数料が発生する場合あり)。海外では現金引出よりもVisa加盟店でのカード払いを優先すると節約できます。

ゆうちょデビットの賢い使い方ATM手数料の節約:カード払いを増やすことでATMを使う機会が減り、時間外手数料の節約になります。
コード決済との組み合わせ:PayPayなどクレジットカード紐付けに対応したコード決済にゆうちょデビットを登録すれば、口座から都度チャージする手間なく使えます。
口座管理がシンプル:使った分だけ即時引落されるため、ゆうちょ銀行の通帳やアプリで支出を一元管理できます。

ゆうちょデビットのデメリット・注意点

デメリットまとめ

  • キャッシュバック率が0.25%と低め(他カードは1〜2%も)
  • ETCカード・家族カードは発行不可
  • ガソリンスタンド・公共料金・高速道路に使えない
  • 即日発行・即時利用は不可(発行まで約2週間)
  • 暗証番号変更には再発行手数料が必要

キャッシュバック率が0.25%と低め

キャッシュバック率は0.25%で、他の主要デビットカードと比べると低水準です。楽天銀行デビットカード(1.0%)や住信SBIネット銀行デビットカード(1.25%)を使うほうが、年間での還元額は大きくなります。「とにかくお得にポイントを貯めたい」という方は、他のカードも検討しましょう。

ETCカード・家族カードは発行できない

ゆうちょデビットはETCカードの発行に対応していません。高速道路を頻繁に使う方は、別途クレジットカードのETCカードが必要です。また家族カードも発行できず、1口座につき1枚のみの発行となります。

ガソリンスタンドや公共料金に使えない

以下の支払いにはゆうちょデビットが使えないため注意が必要です。

カテゴリ 使えない主な場所・サービス
交通 高速道路料金(ETC)
給油 ガソリンスタンド全般
電気 東京電力・関西電力等、全国の電力会社
ガス 東京ガス・大阪ガス等のガス会社
電話・通信 NTTドコモ、NTT東西等
放送 NHK受信料

税金の支払いは可能住民税・固定資産税などの税金や、一部の公共料金についてはゆうちょデビットで支払えるケースがあります。詳細は各自治体・サービスのサイトでご確認ください。

発行まで約2週間かかる

申し込み後、カードが自宅に届くまで約2週間かかります。急いでデビットカードが必要な場合は余裕をもって申し込みましょう。なお、即時発行・即時利用には対応していません。

ゆうちょデビットの申し込み方法・作り方

申し込み条件

申し込みに必要なもの・条件

  • ゆうちょ銀行の総合口座(キャッシュカードあり)
  • 満15歳以上(中学生は申込不可)
  • 口座に登録された住所・電話番号が最新であること
  • 未成年の場合は保護者の同意

JP BANK カード(一体型)をお持ちの方は注意JP BANK カード(キャッシュカード一体型)とゆうちょデビットは併用できません。ゆうちょデビットを申し込む前に、JP BANK カード(一体型)を解約し、キャッシュカードが届いてからあらためてゆうちょデビットを申し込む必要があります。

WEBでの申し込みステップ

申し込みは郵便局の窓口に行く必要なく、WEB上でのみ受け付けており24時間対応です。本人確認書類の提出も不要です。

1
ゆうちょ銀行の公式サイトにアクセス

ゆうちょデビットのページから「今すぐ申し込む」をクリック。注意事項を確認して次へ進みます。

2
カードのデザインを選択

ブラックまたはホワイトから好みのデザインを選びます。ブラックは届くまでやや時間がかかることがあります。

3
メールアドレスを登録し、ワンタイムパスワードを入力

登録したメールアドレスにワンタイムパスワードが届きます。申し込みフォームに入力して進みます。

4
即時振替サービスのフォームに口座情報を入力

ゆうちょ銀行の口座情報・電話番号を入力し、SMS認証または自動音声認証でワンタイムパスワードを受け取り入力。キャッシュカードの暗証番号も必要です。

5
氏名のローマ字・暗証番号等を入力して申し込み完了

氏名(ローマ字)・性別・電話番号・ゆうちょデビット用の暗証番号を入力。入力内容を確認して「申し込み完了」ボタンを押せば完了です。

6
約2週間でカードが自宅に届く

簡易書留・転送不要で郵送されます。口座に登録されている住所が最新かどうか、事前に確認しておきましょう。

カードが届いたらカード裏面への署名後、「ゆうちょデビット会員WEB」に登録するとオンラインで利用履歴の確認や利用限度額の変更ができます。初期の利用限度額(1回・1日10万円、1ヶ月30万円)を変更したい場合は会員WEBから設定してください。

ゆうちょデビットの使い方

実店舗での使い方

Visaマークのあるお店(コンビニ・スーパー・飲食店・百貨店など)で利用できます。会計時に「Visaカードで」と伝え、カードを読み取り機に差し込むか、タッチ決済の場合は端末にかざします。暗証番号の入力またはサインが求められます。

ネットショッピングでの使い方

支払い方法の選択画面で「クレジットカード」を選び、ゆうちょデビットのカード番号・有効期限・セキュリティコードを入力します(支払い方法に「デビットカード」の選択肢がある場合はそちらでもOK)。3Dセキュア(Visa Secure)にも対応しているため、ネット通販も安心して使えます。

Apple Pay / Google Pay の登録と使い方

スマートフォンのWalletアプリ(Apple Pay)またはGoogle ウォレットアプリ(Google Pay)にゆうちょデビットを登録することで、スマートフォンをタッチ決済端末にかざすだけで支払えます。

1
WalletアプリまたはGoogle ウォレットを開く

「+」ボタン → 「デビットカード」または「クレジットカード」を選択。

2
カード情報を登録

カメラでゆうちょデビットを読み取るか、カード番号・有効期限・セキュリティコードを手動で入力。

3
本人認証を完了

SMSで届くワンタイムパスワードや、ゆうちょダイレクトを経由した認証で登録が完了します。

登録完了後は、タッチ決済マークのあるお店でスマートフォンをかざすだけで決済できます。

ゆうちょデビットと他のデビットカードを比較

ゆうちょデビット以外の主要デビットカードと比較しました。ポイント還元率を重視するなら他のカードが上回るため、用途に合わせて選びましょう。

カード 年会費 還元率 スマホ決済 特徴
ゆうちょデビット 無料 0.25%CB Apple Pay
Google Pay
ゆうちょ口座必須、税金払い可
楽天銀行デビット 無料 1.0%楽天PT 非対応 楽天ポイント還元率高め
住信SBIデビット
Point+
無料 1.25%PT Apple Pay
Google Pay
高還元、海外手数料2.5%
Sony Bank WALLET 無料 最大2.0%CB Apple Pay
Google Pay
外貨保有で還元率アップ
ゆうちょデビットが向いている人
  • ゆうちょ銀行をメインバンクにしている
  • 初めてのデビットカードを作りたい高校生・学生
  • ポイントより手軽さを重視する
  • 税金の支払いもカードで一本化したい
他のデビットカードを検討すべき人
  • ポイント・キャッシュバック率を最大化したい
  • ガソリンスタンドでカードを使いたい
  • ETCカードもセットで持ちたい
  • 楽天ポイントなど特定のポイントを集中して貯めたい

よくある質問

ゆうちょデビットの暗証番号はキャッシュカードと同じにできますか?

申し込み時に自分で設定するため、キャッシュカードと同じ番号を入力することも、別の番号を設定することも可能です。なお、暗証番号を後から変更する場合はカードの再発行手数料が発生します。

ゆうちょデビットが届いたら、以前のキャッシュカードはどうすればよいですか?

ゆうちょデビットはキャッシュカード一体型のため、新しいカードをATMで使用するか一定期間が経過すると、以前のキャッシュカードは自動的に利用停止になります。古いキャッシュカードはカード番号がわからない状態に処理してから廃棄してください。

キャッシュバックはいつ、どこに反映されますか?

毎月1日〜末日の利用額の合計に対して0.25%分が計算され、翌月25日(非営業日の場合は翌営業日)にゆうちょ口座へ自動的に振り込まれます。キャッシュバック予定額は「ゆうちょデビット会員WEB」で確認できます。

ゆうちょデビットの利用限度額は変更できますか?

はい、「ゆうちょデビット会員WEB」からいつでも変更できます。国内ショッピングの場合、1万円単位で1回・1日最大50万円、1ヶ月最大100万円まで設定可能です。初期値は1回・1日10万円、1ヶ月30万円に設定されています。

ゆうちょ銀行の口座がない場合は申し込めませんか?

ゆうちょデビットの申し込みにはゆうちょ銀行の総合口座(キャッシュカードあり)が必要です。口座をお持ちでない場合は、先に口座開設を済ませてからゆうちょデビットを申し込んでください。

郵便局の窓口でも申し込めますか?

ゆうちょデビットの申し込みはWEB(ゆうちょ銀行公式サイト)のみの受け付けです。郵便局の窓口では申し込めません。申し込み手続きはWEB上で完結するため、本人確認書類の提出も不要です。

J-Debitとゆうちょデビットは何が違いますか?

J-Debitはゆうちょ銀行のキャッシュカードに付帯するデビット機能で、実店舗(全国約56万カ所)のみ対応しています。ゆうちょデビットはVisaブランドのデビットカードで、国内外のVisa加盟店・ネットショッピング・スマホ決済(Apple Pay / Google Pay)にも対応しています。現在新たに発行できるのはゆうちょデビットの方です。

ゆうちょデビットの申し込みはこちら

年会費・審査なし。WEB上で手続き完結、本人確認書類も不要です。

公式サイトで申し込む

記事の内容は執筆時点の情報を基にしています。掲載している価格・日程・仕様等は変更になる場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。