「またジョンロブが値上がりした……」そんなニュースを耳にするたびに、購入を躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。ジョンロブ(John Lobb)は1976年よりエルメスグループ傘下に属するイギリス発の高級靴ブランドで、「既製靴の最高峰」として革靴愛好家に広く知られています。この記事では、そのジョンロブの値上げ履歴を2009年から現在まで時系列で整理し、値上がりの理由・主要モデルの価格推移・今後の見通しと買い時の判断基準を一まとめにご紹介します。
ジョンロブの値上げ年表(2009〜2026)
ジョンロブはここ数年で急速に値上げが進んだイメージがありますが、実は2009年以前から段階的に価格改定を繰り返してきたブランドです。以下の表で、確認できる範囲の値上げ履歴を時系列でまとめました。
| 時期 | 値上げ内容 | 主な理由 | ソース |
|---|---|---|---|
| 2009年頃 | 価格改定実施(詳細不明) | — | — |
| 2013年12月1日 | 全モデル平均10%値上げ(約4年ぶり) プレステージラインで約2万円アップ |
最高級レザーの調達コスト高騰 | OPENERS |
| 2019年1月16日 | プレステージラインで約3万円の一斉値上げ | 素材コスト上昇・円安 | オーベルジュへの道 |
| 2022年2月 | フィリップII: ¥264,000 → ¥277,200(+5%) | 素材コスト上昇 | Ameblo(aatjapan) |
| 2023年2月1日 | シティIIで+7,000円プレステージラインで+1万円以上 | 素材コスト・円安継続 | モノ好き男のブログ |
| 2024年2月1日 | イヤーモデルHENRY: ¥438,900 → ¥464,200プレステージライン30万円超えが主流に | 素材コスト・円安継続 | モノ好き男のブログ |
| 2025年2月1日 | 大幅値上げ ケンジントン(バイリクエスト): 税込¥419,100に |
素材コスト・円安・エルメス戦略 | モノ好き男のブログ |
一覧でご覧いただくと、2022年以降は毎年2月に価格改定が行われていることがよくわかります。2013年の値上げ時は「4年ぶり」と大きなニュースになりましたが、今は年1回が当たり前のペースになってきているのが現状です。
⚠️ ご注意:2025年2月以降の正確な現在価格は、公式サイトの仕様上オンラインでは確認が難しい状況です。最新価格は各ジョンロブ取扱店または公式ブティックにてご確認ください。
ジョンロブが毎年値上げを繰り返す理由
「なぜここまで値上がりが続くのか」という疑問をお持ちの方も多いでしょう。値上がりの背景には、主に3つの構造的な要因があります。
理由1. 最高級素材(レザー)の調達コスト上昇
ジョンロブの靴に使われるのは、ヨーロッパ産の最高級カーフレザーをはじめとした希少素材です。2013年12月の価格改定時、ジョンロブは公式に「材料費の高騰」を理由として明示しています。牛革・コードバン・エキゾチックレザーなど、ハンドメイド靴に求められる素材は品質の確保自体が難しく、市場価格が上がれば製品価格に直接影響します。手作業で製造されるため、人件費の上昇も価格に反映されやすい構造です。
理由2. 円安による日本市場価格の上昇
ジョンロブはイギリスに本社を置き、製品はヨーロッパで生産されています。日本での販売価格はユーロや英ポンドで設定された原価をもとに決まるため、円安が進むほど日本円での価格は押し上げられます。2022年以降の急激な円安局面は、ちょうど毎年の価格改定と重なっており、輸入高級ブランド全般の値上げ加速の大きな原因となっています。
理由3. エルメスグループの価格戦略
ジョンロブは1976年以来、エルメスグループの傘下にあります。エルメスは「価格を上げることでブランド価値を守る」という戦略を一貫して採用しており、グループ内の各ブランドもこの方針に連動する傾向があります。希少性・高級感を維持するために価格帯を引き上げることは、ラグジュアリーブランドの成長戦略の一部でもあるのです。
💡 編集部メモ:3つの要因が重なっているため、「円安が落ち着けば値上がりが止まる」とは言い切れません。素材コストとブランド戦略という構造的な要因が残る限り、値上がりトレンドは続きやすいと見ています。
主要モデルの現在価格と推移(2025〜2026年時点)
ジョンロブの代表的な3モデル(シティII・フィリップII・ロペス)について、価格推移と現在の水準をご紹介します。プライシーでは並行輸入品の価格チャートも確認できます。
シティII(City II)
ジョンロブの中でも最も人気の高い内羽根ストレートチップ。THE OLD RIVER BLOGの2023年11月調査によると、2013年頃に¥152,250だった価格が2023年時点で¥203,500にまで上昇。10年間で約33%の値上がりです。2024年・2025年の改定を経て、現在はさらに高い価格帯になっています。
フィリップII(Philip II)
外羽根プレーントゥのプレステージライン。2013年頃は¥215,250だったものが、2022年に¥264,000→¥277,200と改定され、2023年・2024年にさらに値上がりしました。2023年時点で¥294,800と、10年間で37%以上の上昇となっています。
ロペス(Lopez)
モンクストラップの人気モデル。2013年頃¥162,750から2023年には¥239,800へ、10年間で約47%の大幅上昇となりました。3モデルの中では最も値上がり率が高く、注目度も高まっています。2024〜2025年の改定も加わり、現在はさらに上昇した水準にあります。
💡 プライシーの価格チャートの活用:上記の並行輸入品は市場の需給で価格が変動します。プライシーアプリを使えば、価格の変動タイミングをリアルタイムで把握できます。正規品購入前の参考価格確認にも役立ちます。
今後の価格動向と買い時の判断
「今買うべきか、もう少し待つべきか」——ジョンロブに限らず、高額品の購入で最も悩むポイントですよね。2022〜2025年のデータから見える傾向と、判断基準をお伝えします。
過去4年間で確認されたパターンとして、ジョンロブの価格改定は毎年2月頃に実施される傾向があります。2022年・2023年・2024年・2025年といずれも2月前後での改定が確認されており、2026年以降もこのサイクルが続く可能性があります。また、コメント欄での購入者の声によれば「このまま上がり続けると50万超えも近い」という声も出ており、値上がり警戒感は高まっています。
- ずっと欲しいと思いながら迷い続けている
- 来年の2月改定前(12〜1月)に購入できる
- 並行輸入でコストを抑えて購入を検討中
- サイズが廃番になる前に確保したい
- 具体的に欲しいモデルがまだ決まっていない
- 今の予算では少し厳しく、もう少し貯蓄が必要
- 海外旅行の予定があり、現地購入も検討中
ただし、「待てば安くなる」という状況ではないことは明らかです。ジョンロブのセール・値下がりはほぼ期待できず、先送りにするほど購入価格が上がるリスクの方が高いと見ています。プライシーの価格チャートで並行輸入品の動きを観察しながら、タイミングを探してみてください。
安く購入する方法(並行輸入・BUYMAの活用)
正規価格での購入が難しい場合、並行輸入品を検討する方も多いでしょう。主な選択肢とそれぞれの特徴を整理します。
| 購入方法 | 価格目安 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 国内正規ブティック | 定価(最も高い) | 保証・アフターケアが充実 | 価格改定の影響を直接受ける |
| BUYMA | 正規比10〜20%程度安い場合も | 海外バイヤー経由で入手可能 | 出品者の信頼性確認が必要 |
| Amazon(並行輸入) | 変動制(プライシーで確認) | 価格推移をチャートで追える | 在庫・コンディションにばらつき |
| 海外現地購入 | 為替次第で有利な場合も | 最新モデルが入手しやすい | 持ち帰り・関税の手続きが必要 |
並行輸入品を選ぶ際は、サイズの適切さ・出品者の評価・返品ポリシーを必ず確認してください。また、正規保証の範囲外になる可能性があるため、修理などのアフターサービスを重視する方は正規ブティックの利用を検討されることをおすすめします。
この記事のまとめ
- ジョンロブは2013年以降、断続的に値上げを繰り返しており、2022〜2025年は4年連続で2月に価格改定を実施
- 2013〜2023年の10年間で主要3モデルの価格は平均39%上昇(シティII: 33%・フィリップII: 37%・ロペス: 47%)
- 値上がりの主な理由は「素材コスト高騰」「円安」「エルメスグループの価格戦略」の3つ
- 値下がり・セールはほぼなく、先送りにするほど購入価格が上がるリスクが高い
- 購入を検討中なら「2月の改定前(12〜1月)」が最も合理的なタイミング
並行輸入品の価格変動をリアルタイムで確認
プライシーなら、ジョンロブをはじめとした高級革靴の価格チャートを無料で確認できます。値下がり・最安値のタイミングを見逃さないために、ぜひご活用ください。
プライシーで価格チャートを確認するよくある質問
主な理由は3つです。①最高級カーフレザーなど素材の調達コスト上昇、②円安による輸入コストの増加、③エルメスグループ傘下としてのブランド価値維持戦略です。2022年以降は毎年2月頃に価格改定が行われており、年を追うごとに値上げ幅も大きくなっています。
モデルや時期によって異なりますが、BUYMAやAmazonの並行輸入品では国内正規価格より10〜20%程度安く購入できるケースがあります。ただし、並行輸入品は正規保証の対象外となる場合があるため、購入前にコンディションや出品者の評価を必ず確認してください。
2022〜2025年のデータを見ると、毎年2月頃に価格改定が実施されています。そのため「2月の値上げ前(12〜1月)」が最も狙い目の時期と言えます。また、値上がり傾向は今後も続く可能性が高いため、購入を迷っているなら先送りよりも早めの決断が賢明でしょう。プライシーの価格チャートで並行輸入品の値動きを確認することも有効です。
