「最近、快活CLUBが高くなった気がする」と感じている方は多いのではないでしょうか。実際に、快活CLUBは2022年以降、席料の値上げ・無料サービスの有料化・フードメニューの値上げを段階的に実施してきました。この記事では、いつ・何が・いくら値上がりしたかを年表形式でまとめ、値上がりの理由と今もお得に使える節約術をわかりやすく解説します。
2022年に無料モーニング・タオル使い放題を順次終了。2023年2月に席料を全般的に改定し、シャワーも有料化。2025年4月には夜食ラーメン(390円)・夜食カレー(450円)が値上げされました。背景には原材料費・電気代・人件費の高騰があります。値上げ後でも学割(20%オフ)・アプリクーポン・AOKI株主優待(20%オフ)を活用すれば出費を抑えられます。
快活CLUBの値上げ・有料化の全経緯(2022〜2025年)
快活CLUBは2022年ごろから、それまで無料で提供していた各種サービスを段階的に見直してきました。まずは全体の流れを年表で確認してみましょう。
| 時期 | 変更内容 | 金額の変化 |
|---|---|---|
| 2022年2月〜 | 無料モーニング(ポテト)全店休止、その後順次終了 | 無料 → 廃止 |
| 2022年2月〜 | タオル使い放題を順次終了(100店舗以上) | 無料 → 廃止 |
| 2022年 | シャワー無料廃止・土日追加料金値上げ・学割割引率引き下げ | 無料 → 有料 |
| 2023年2月20日 | 席料の全般的な料金改定(全国複数店舗) | 各席タイプで値上げ |
| 2023年4月〜 | フードメニュー値上げ(ポテト等) | 各メニューで値上げ |
| 2023年7月 | ドリンクバー有料化を1店舗で試験→前日に中止 | 試験中止(現在も無料) |
| 2023年9月14日〜 | シャワー有料化(一部店舗) | 無料 → 330円/30分 |
| 2024年9月30日〜 | グランドメニュー改定(夜食系・その他) | 各メニューで調整 |
| 2025年4月〜 | 夜食ラーメン・夜食カレーの値上げ | 340円 → ラーメン390円・カレー450円 |
2022年:無料サービスの大規模見直し
2022年2月1日、北米からの原材料輸入が遅延したことを受け、無料モーニングのポテトが全店で提供休止となりました。これを皮切りに、8か月間で無料モーニング実施店舗は478店舗から373店舗へ、タオル使い放題実施店舗は335店舗から233店舗へと、それぞれ約100店舗以上が終了しています。
快活フロンティアの広報担当者は当時、「原材料費や物流費等の高騰が継続する中、無料モーニングの継続は困難」と説明し、終了店舗にはその旨を掲示したポスターを貼り出しました。2022年にはシャワーの無料提供終了や土日追加料金の値上げも実施されています。
2023年:席料改定とシャワー有料化
2023年2月20日には、席料の全般的な料金改定が実施されました。複数店舗で一斉に料金表が更新され、カラオケの平日5時間1,000円パックなど人気メニューの廃止も重なり、SNSでも話題になりました。続く4月にはポテトなどのフードメニューも値上がりしています。
2023年7月には神奈川県秦野市の1店舗でドリンクバーの有料化(200円)が試験的に予告されましたが、「ドリンクバーへの期待の大きさを改めて認識した」として開始前日に中止となりました。ドリンクバーとソフトクリームは現在も大半の店舗で無料です。
2023年9月14日からは一部店舗でシャワーが330円/30分(税込)で有料化されています。
2024〜2025年:フードメニューの値上げが続く
2024年9月30日にはグランドメニューの全面改定が実施され、夜食系メニューの内容と価格が見直されました。さらに2025年4月には夜食ラーメンと夜食カレーがまた値上がりしています。
夜食メニューの価格推移(2000年代頃〜2025年):
| 時期 | 夜食ラーメン | 夜食カレー |
|---|---|---|
| 2000年代頃 | 約200円 | 約200円 |
| 2022年頃 | 約280円 | 約280円 |
| 2023〜2024年 | 340円 | 340円 |
| 2025年4月〜 | 390円(+50円) | 450円(+110円) |
ドリンクバー・ソフトクリームは現在も無料:2023年に有料化が検討されましたが、ユーザーの反響を受けて中止になりました。快活CLUBの大きな魅力であるドリンクバー(無料)・ソフトクリーム(無料)は、現在も多くの店舗で引き続き提供されています。
なぜ快活CLUBはここまで値上げしているのか
「値上げのペースが速い」と感じる方も多いと思いますが、快活CLUBの値上げには複数の要因が絡み合っています。
原材料費・電気代・人件費の高騰
快活CLUBが最初に公式に言及した理由は、「原材料費や物流費等の高騰」です。2022年以降の円安・ウクライナ情勢に関連した物流コスト増加が直撃し、食品系サービスへの影響が特に大きかったとされています。タオル使い放題については「スタッフによる洗濯コスト・電気代の高騰」が主な廃止理由として挙げられています。
ネットカフェは24時間営業・大量の電気機器(PC・モニター・空調)を抱えるため、電気代の高騰は直接的に経営を圧迫します。快活CLUBの広報担当者は、「ネットカフェ業態の客単価が約1,300〜1,500円であることを前提にすると、コスト増加の影響は相当大きい」と説明しています。
コロナ禍からの業績回復期の収益構造見直し
快活CLUBを運営する快活フロンティアは、2021年3月期に約37億円の営業赤字(フィットネス事業含む)を記録しました。コロナ前の2018年度は約15億円の黒字だったことを考えると、かなりの打撃です。
2022年度には約20億円の黒字に回復しましたが、この回復期に無料サービスの見直しが一気に進んだことも、値上げラッシュの背景にあります。利用者に定着した固定客を維持しつつ、収益構造を改善するタイミングとして選ばれた面があります。
業界1位として「過剰な無料サービス」を正常化
流通ジャーナリストの西川立一氏は、一連の値上げ・サービス廃止について「後発で業界に参入した際、認知度向上・顧客囲い込みのために手厚くしすぎた無料サービスを、業界1位の座が盤石になった今のタイミングで正常化している、経営判断としては適切」と分析しています。
現在の快活CLUBはネットカフェ市場で4割以上のシェアを占めるとされており、多少の値上げで顧客が大量離脱するリスクは低いとみられています。清潔な設備・鍵付き完全個室・豊富なサービスという競合優位性があるうちに、収益性を高める戦略といえるでしょう。
【2026年最新】快活CLUBの現在の料金水準
快活CLUBの料金は「地価とニーズに合わせて設定している」(快活フロンティア広報)とのことで、店舗によって大きく異なります。同じ「快活CLUB」でも、都市中心部と地方店舗では料金が数千円単位で違うこともありますので、注意しましょう。
席タイプ別の料金目安(平日/休日)
以下は2024年10月時点の参考価格です(店舗・時期により変動します)。
上記料金は2024年10月時点の参考価格です。快活CLUBの料金は店舗ごとに異なり、変更になる場合があります。ご利用前に必ず各店舗のページや店頭で最新料金をご確認ください。
都市・地方で大きく違う料金の仕組み
新宿・池袋・赤坂などの都内主要立地の店舗では、12時間パックが5,170円前後の店舗が多い傾向にあります。一方、千葉など都心から離れた地域では同じ12時間でも2,000円台の店舗もあり、同チェーンとは思えないほどの価格差があります。
「ホテルより高い」と話題になることもある渋谷センター街店のようなケースは、地価が極めて高い特殊立地によるもので、全体の傾向とは異なります。近隣の競合店や別の快活CLUB店舗と比較してから選ぶと、同じサービスをより安く楽しめることもありますよ。
夏季・繁忙期は「夏季特別料金」に注意:快活CLUBは夏休みやお盆シーズンなど繁忙期に「夏季特別料金」を設定することがあります(2025年は7月30日より実施)。通常料金より割高になる時期があるため、お盆前後に利用を予定している方は公式サイトのインフォメーションで事前に確認しておきましょう。
値上がりしても快活CLUBをお得に使う方法
料金は上がっていますが、快活CLUBにはいくつかの割引サービスが用意されています。うまく活用すれば、値上げ前に近い出費で利用できる場合もあります。
快活CLUBは土日・祝日に「休日追加料金」が設定されており、同じ席タイプでも平日より数百円〜高くなります。また、深夜帯や混雑する夏季繁忙期にも料金が上がる場合があります。スケジュールが調整できるなら、平日の日中〜夕方が最も割引なしで使いやすい時間帯です。
快活CLUBの公式アプリでは、毎週金曜日に新しいクーポンが配信されます。会員登録だけで使えるため、まず最初に確認してみましょう。クーポンの内容はその週によって異なります。
中学生以上の学生は、学生証を提示するだけで席料が20%割引になります。1日1回まで利用可能で、他の割引券との併用はできません(飲食代は割引対象外)。学生の方には最もわかりやすいお得な方法です。
60歳以上の方は席料が10%割引になります。学割ほどの割引率ではありませんが、手軽に利用できる割引制度です。店舗によって条件が異なる場合がありますので、詳細は各店舗にご確認ください。
AOKIホールディングス(8214)の株主になると、快活CLUB・コート・ダジュールなどで使える20%割引の電子チケットが付与されます。100〜999株保有で年20枚(10枚×2回)が受け取れます。株を買わなくても、メルカリなどフリマアプリで1枚100〜200円程度で購入できる場合があります。ただし、他の割引サービスとの併用は原則として対象外ですので、公式でご確認ください。
よくある質問
はい、現在も大半の店舗でドリンクバー・ソフトクリームは無料です。2023年7月に神奈川県の1店舗で有料化が試験予告されましたが、ユーザーからの反響を受けて開始前日に中止されました。今後方針が変わる可能性はゼロではないため、公式のインフォメーションをときどき確認しておくと安心です。
主な理由は「原材料費・物流費・電気代・人件費の高騰」です。加えて、コロナ禍で落ち込んだ業績を回復させる時期と重なり、後発参入時に設定した「過剰な無料サービス」の見直しも並行して進みました。業界1位として固定客が定着したタイミングでの収益改善策とも言えます。
学生の方は学割(席料20%オフ)が最もわかりやすい方法です。一般の方は毎週金曜日に配信される公式アプリのクーポンを確認する習慣をつけましょう。頻繁に利用する方はAOKIホールディングスの株主優待(20%オフ)をフリマアプリで入手する方法も選択肢のひとつです。
公式から今後の値上げ予定は発表されていません。ただし、物価高や光熱費の高止まりが続く現状を踏まえると、フードメニューや一部サービスへの影響が今後も生じる可能性はあります。気になる方は公式サイトのインフォメーションページを定期的にチェックしておきましょう。
まとめ
快活クラブ 値上げ:ポイントまとめ
- ✓ 2022年から無料モーニング・タオル使い放題を順次終了。約100店舗以上で廃止が進んだ
- ✓ 2023年2月に席料を全般的に値上げ。シャワーも2023年9月から一部店舗で330円/30分の有料化
- ✓ 2025年4月に夜食ラーメン(390円)・夜食カレー(450円)に値上げ
- ✓ 背景は原材料・電気代・人件費の高騰と、業界1位としての収益構造見直し
- ✓ ドリンクバー・ソフトクリームは現在も大半の店舗で無料
- ✓ 学割(20%オフ)・公式アプリクーポン・AOKI株主優待(20%オフ)で節約が可能
