タイムズカーシェアは2025年12月1日から距離料金の仕組みを大きく変更しました。「6時間の壁」から「20kmの壁」へのルール変更は、利用スタイルによって請求額に大きな差をもたらします。2026年5月現在も同じ料金体系が続いていますので、まだ確認できていない方はこの記事でサクッとチェックしてみてください。

結論
2025年12月から「20kmルール」に変更。あなたはどのタイプ?
利用パターンによって損得が真逆になります。
影響なし 片道10km以内(往復20km以内)メインの方 → 距離料金ゼロのまま変わらず
値上がり 短時間×長距離(空港送迎・日帰りドライブなど)が多い方 → +800円前後の増加も
値下がり 長時間×短距離(長居・実家など)が多い方 → 距離料金ゼロになる場合あり

タイムズカーシェア値上げの内容|いつから・何が変わった?

タイムズカーを運営するタイムズモビリティ株式会社(パーク24グループ)は、2025年9月8日に料金改定を発表し、同年12月1日返却分から新しい料金体系を適用しました。ここでは、具体的に何が変わったのかを整理します。

距離料金の変更—「6時間の壁」から「20kmの壁」へ

今回の改定で最も大きく変わったのは、距離料金が発生する条件です。従来は「利用時間が6時間を超えると」距離料金が発生していましたが、改定後は「走行距離が20kmを超えると」という距離基準に切り替わりました。

改定前(〜2025年11月)
6時間超えたら距離料金
利用開始から全走行距離に対して課金(約16円/km・二次情報)
改定後(2025年12月1日〜)
20km超えたら距離料金
20kmを超えた分のみ 20円/km(公式確認)

つまり、片道10km以内(往復で20km以内)の近距離利用なら距離料金はゼロのまま変わりません。一方、長距離になるほど「超過分×20円」が加算されるため、日帰りドライブや空港送迎といった利用ではコスト増になりやすい点には注意が必要です。

改定前の距離料金単価(16円/km)は公式ページでは明示されていません。複数の二次ソースから引用していますので、正確な旧単価は公式の料金改定ニュースをご参照ください。

タイムズカープログラム(TCP)特典の変更

料金改定と同時に、ロイヤルティプログラム「タイムズカープログラム(TCP)」の特典も一部変更になっています。廃止される特典と、新たに追加された特典がありますので、整理しておきましょう。

特典内容 ステージ3 ステージ4 変更内容
上位クラス時間料金割引 ○(廃止) ○(廃止) 2025年12月1日に廃止
距離料金割引(新設) 最大300円割引 最大1,000円割引 2025年12月1日より新設
月額基本料金無料 ○(継続) ○(継続) 変更なし
30分eチケット 偶数月(継続) 毎月(継続) 変更なし

公式TCPページによると、ステージ3・4で使えた「上位クラスの車を下位クラスの料金で借りられる」時間料金割引は廃止になりました。その代わりに、新しい距離料金体系に合わせた距離料金割引が新設されています。ステージ3で最大300円、ステージ4で最大1,000円の割引が受けられます(ナイトパック利用時は対象外)。

ステージ4で「プレミアムクラスをベーシッククラス料金で使えた」方には、この廃止が特に大きく響きます。たとえばプレミアムクラスを24時間利用した場合、旧ステージ4特典(全クラスをベーシック料金で使用可能)があれば最大6,600円で使えましたが、改定後は正規のプレミアム料金12,100円が適用されます(差額+5,500円)。頻繁に上位クラスを長時間利用していたヘビーユーザーの方は、改定後の総額を改めてシミュレーションしてみることをおすすめします。

変わらなかったもの

大きな変更があった一方で、変わっていない点も整理しておきましょう。把握しておくと、改定後の使い方を考えるうえで役立ちます。

  • ナイトパック(ベーシック 2,640円):距離料金込みのパック料金で、改定の影響を受けません
  • 月額基本料金(880円):880円分の無料利用料金が付いたまま変わりません
  • ショート料金体系:15分220円〜の時間料金設定に変更はありません
  • 最大時間料金(ベーシック:6時間4,290円 / 12時間5,500円 / 24時間6,600円):変更なし

得する?損する?利用パターン別シミュレーション

「自分は値上がりになるの?値下がりになるの?」という疑問に答えるため、6つの利用シーンで改定前後の距離料金を比較してみました。ベーシッククラスでの利用を前提にしています。

改定前の距離料金は二次ソースの16円/km(公式未明示)を使用しています。時間料金は含まず、距離料金のみの比較です。

利用シーン 時間 走行距離 改定前(推定) 改定後 差額
近所のスーパー 2時間 10km 0円 0円 ±0円
郊外ショッピングモール 3時間 30km 0円 200円 +200円
空港送迎 3時間 60km 0円 800円 +800円
日帰りドライブ 8時間 80km 1,280円(推定) 1,200円 −80円
テーマパーク・映画(長居) 8時間 10km 160円(推定) 0円 −160円
長時間×短距離(実家など) 12時間 15km 240円(推定) 0円 −240円
1泊旅行 24時間 200km 3,200円(推定) 3,600円 +400円

影響ゼロ—走行距離20km以内メインの方

近所への買い物・病院・子どもの送迎など、片道10km以内の使い方が中心の方は、今回の改定で費用は全く変わりません。往復で20km以内に収まれば、改定前も改定後も距離料金はゼロです。タイムズカーをちょっとした近距離移動に使っている方は、ほとんど影響がないと考えてよいでしょう。

値上がりする方—短時間×長距離の利用者

影響が大きいのは、空港送迎・日帰りドライブ・郊外モールへの買い出しなど、利用時間が短いのに走行距離が長い使い方をしている方です。改定前は6時間未満なら距離料金ゼロでしたが、今は20kmを超えた時点で課金が始まります。「6時間以内に収めれば距離は関係ない」という旧ルールの感覚が染みついている方は、特に意識して変えていきましょう。

値下がりする方—長時間×短距離の利用者

逆にお得になるのが、長時間借りて近くをちょっと走るだけ、という使い方です。テーマパーク・映画・イベント会場などに車で行って、現地でほとんど走らないケースがその典型です。8時間利用で走行距離10kmなら、改定前は約160円の距離料金が発生していましたが、改定後はゼロになります。同様に、実家に12時間滞在して走行距離が15kmだった場合も、改定後は距離料金がかかりません。「6時間の壁」を意識して使っていた方には、むしろ朗報ですよね。

値上げへの対策|改定後の節約術

改定後のタイムズカーで賢く節約するための具体的な方法を4つご紹介します。ちょっとした工夫で、費用の増加をぐっと抑えられますよ。

1

出発前にGoogleマップで走行距離を確認する

Googleマップで目的地までのルートを調べると、片道距離が分かります。片道10km以内なら往復でも20km以内に収まるため、距離料金はかかりません。少し回り道するルートを選ぶ際も、意識的に距離を確認する習慣をつけておくと安心です。

2

長距離ドライブはナイトパックを活用する

18:00〜翌9:00まで利用できるナイトパック(ベーシック 2,640円)は距離料金込みのため、走行距離がどれだけ増えても追加料金なしです。長距離ドライブの出発・帰着をナイトパックの時間内に収めるプランにすると、改定後でも費用を効果的に抑えられます。

3

TCPステージ3以上を維持して距離料金を割引する

TCPステージ3では距離料金から最大300円、ステージ4では最大1,000円の割引が受けられます(ナイトパック利用時は対象外)。ステージの条件はポイントと無事故走行距離の両方で判定されます。月に数回利用しているなら、ステージ3以上を維持するよう意識してみてください。

4

長距離はレンタカーや他社カーシェアと使い分ける

走行距離が50kmを超えてくると、距離料金なしのプランを持つ他のサービスを使ったほうが安くなるケースがあります。下の関連記事で料金の比較と使い分け方を詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。

なぜ値上げしたのか?改定の背景と理由

公式の改定アナウンスでは、今回の変更について「短距離利用者と長距離利用者の間の公平性を確保するため」「料金体系を分かりやすくするため」「サービス維持の健全化のため」という3つの理由が挙げられています。ITmedia Mobileの取材でも、パーク24は「料金を分かりやすくすることが目的」とコメントしています。

旧制度では、6時間以上借りれば走行距離に関わらず距離料金がかからないという、いわば「長距離フリーライド」とも言える状況が生まれていました。タイヤの摩耗・ガソリン代・メンテナンスコストは走行距離に比例するため、長距離を走るユーザーのコストを近距離ユーザーが間接的に負担している構図は、事業の持続性という観点でも課題があったと考えられます。

Xでは改定発表直後に「改悪」「レンタカーの方が安いかも」といった声が多数上がり、一時的に話題になりました。コスト構造の合理化を目指した改定ではありますが、利用スタイルによって影響が大きく異なります。自分の使い方を改めて確認してみるよいきっかけにしてみてください。

よくある質問(FAQ)

走行距離20km以内なら本当に距離料金はかからない?

はい、公式の料金ページでも「走行距離20kmを超えた分に対して1km20円」と明記されており、20km以内は距離料金ゼロです。往復での距離が合計20km以内であれば問題ありません。なお、走行距離は車載の走行距離計により自動計測されます。利用開始時と返却時の走行距離の差で算出されるため、ユーザー側で計測や申告をする必要はありません。

ナイトパックの距離料金も変わった?

ナイトパックは今回の改定の対象外です。公式料金ページによると、ナイトパックは従来通り「利用開始時からの走行距離に対して課金される仕組みで、パック料金に含まれる」形となっており、距離料金込みのパック料金は変わっていません。ベーシッククラスなら2,640円のままです。

TCPのステージはリセットされた?

ステージのリセットはありません。料金改定に伴い特典内容が変更になりましたが(上位クラス時間料金割引の廃止・距離料金割引の新設)、積み上げてきたステージ自体は引き継がれています。TCP公式ページで最新の特典内容を確認してみてください。

他社カーシェアに乗り換えたほうがいい?

一概には言えませんが、長距離利用が多い方には検討の余地があります。たとえば三井のカーシェアーズは6時間以内であれば距離料金なしのプランを持っているため、50km以上の利用シーンではコスト面で有利になることがあります。ただし、タイムズカーはステーション数が圧倒的に多く、近くにステーションがある場合は利便性でまだ優位です。具体的な比較は関連記事をご参考にどうぞ。

この記事のまとめ

  • 2025年12月1日から、距離料金の条件が「利用時間6時間超」から「走行距離20km超」に変更
  • 20kmを超えた分のみ 1km20円 が加算される(改定前は約16円/km・二次情報)
  • 片道10km以内の近距離利用なら、距離料金はゼロのまま変わらず
  • 空港送迎・日帰りドライブは値上がり傾向。長時間×短距離は値下がりになるケースも
  • TCP特典:上位クラス時間料金割引が廃止、距離料金割引(ステージ3: 最大300円)が新設
  • 対策は「20km確認の習慣化」「ナイトパック活用」「TCPステージ3以上の維持」の3つが有効

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