IWCの値上げはいつから?いくら上がった?今後はどうなる?——購入を検討している方やオーナーの方が気になるこれらの疑問に、2022年から2026年までの価格改定履歴と具体的な価格推移を使って丁寧に解説します。
2026年10月12日時点で、IWCの最新の価格改定は2026年9月1日(ゴールド平均約8%、その他平均約5%)で、以降の予告は見つかっていません。次回は2027年1月前後と予想されます(公式の裏付けはない見立てです)。告知は施行の1〜2か月前に正規販売店のブログに出ます。
IWCの最新値上げ情報(2026年)
2026年に入ってもIWCの価格改定は続いています。購入検討中の方はまず最新情報を確認しておきましょう。
2026年1月19日の価格改定(平均約4%)
IWCは2026年1月19日(月)より全コレクションを対象に価格改定を実施しました。値上げ幅は平均約4%で、アクセサリー・パーツは対象外です。
この改定により、ポルトギーゼ・クロノグラフ IW371605は1,287,000円(2025年8月)→ 1,338,700円と約5万円の値上がりとなりました。2022年1月の907,500円と比較すると、4年間で約43万円(約47%)もの上昇です。気になっていたモデルがあれば、今のうちに現在の定価を確認しておくことをおすすめします。
2026年3月16日のゴールドモデル価格改定
2026年3月16日には、金無垢・ゴールドモデルを対象とした価格改定も実施されました。金相場の高騰が直接影響しており、ポルトギーゼ・クロノグラフ ゴールドモデル(IW371625)は3,351,700円(2026年1月)→ 3,602,500円と約25万円の値上がりです。ゴールドモデルを検討している方にとっては特に要注意です。
ゴールドモデルの価格上昇は、通常モデル以上に急激です。IW371625の価格推移を見ると、その値上がりのペースがよくわかります。なお、下の表は2026年3月時点で、このあとの2026年7月・9月の全品改定も対象になるため、現在の定価は表より高くなっています。
| 時期 | 定価(税込) | 前回比 |
|---|---|---|
| 2024年6月(登場) | 2,805,000円 | — |
| 2025年3月 | 2,953,500円 | +148,500円 |
| 2025年8月 | 3,223,000円 | +269,500円 |
| 2026年1月 | 3,351,700円 | +128,700円 |
| 2026年3月 | 3,602,500円 | +250,800円 |
登場からわずか約2年で2,805,000円 → 3,602,500円と約80万円(+28%)の値上がりです。金相場は2022年頃の1g=約7,000円から2025年には1g=18,000円超に高騰しており、ゴールドモデルの値上がりはこの金相場上昇と強く連動しています。
2026年7月1日の価格改定(全品平均約5%)
IWCは2026年7月1日に全品で平均約5%の価格改定を実施しました。告知は6月上旬です。
ポルトギーゼ・クロノグラフ(IW371605)は1,338,700円から1,405,800円へ、インヂュニア・オートマティック40(IW328907)は1,921,700円から2,017,400円へ上がりました。
パイロット・ウォッチ・クロノグラフ41 プティ・プランス(IW388120)も1,138,500円から1,195,700円です(いずれも税込)。
2026年9月1日の価格改定(ゴールド平均約8%・その他平均約5%)
直近の改定は2026年9月1日(火)です。全品番が対象で、ゴールドモデルは平均約8%、その他は平均約5%の値上げとなりました。告知は2026年7月30日で、施行の約1か月前でした。主なモデルは次のとおりです(税込)。
| モデル | 2026年7月1日〜 | 2026年9月1日〜 |
|---|---|---|
| ポルトギーゼ・クロノグラフ(IW371605) | 1,405,800円 | 1,457,500円 |
| インヂュニア・オートマティック40(IW328907) | 2,017,400円 | 2,117,500円 |
| パイロット・ウォッチ・クロノグラフ41 プティ・プランス(IW388120) | 1,195,700円 | 1,237,500円 |
2026年に入ってからの改定は、1月19日・3月16日・7月1日・9月1日の年4回です。IWC公式サイトには改定の告知が見つからず、正規販売店のブログが告知の実質的な一次情報になっています。
IWC 値上げの歴史と価格推移(2022〜2026年)
「そんなに値上がりしているの?」と思われるかもしれません。実際に過去の改定を並べてみると、その頻度と累積額の大きさがよくわかります。
年別・価格改定回数一覧
| 時期 | 値上げ幅(目安) | 対象 |
|---|---|---|
| 2022年1月 | 約3〜5% | 全ライン |
| 2022年4月 | 約5〜10% | 一部商品 |
| 2022年7月1日 | 約5〜8% | ほぼ全商品 |
| 2022年9月1日 | 平均3〜5% | 全ライン |
| 2023年1月23日 | 非公表 | 全ライン |
| 2023年3月27日 | 非公表 | ゴールドモデル |
| 2023年7月1日 | 非公表 | 全ライン |
| 2023年11月15日 | 約3〜6% | 全ライン |
| 2024年6月1日 | 非公表 | 全ライン |
| 2025年3月1日 | 約5% | ゴールドモデル中心 |
| 2025年8月18日 | 金無垢 約9% / その他 約4% | 全ライン |
| 2026年1月19日 | 平均約4% | 全ライン(パーツ除く) |
| 2026年3月16日 | 非公表 | ゴールドモデル |
| 2026年7月1日 | 平均約5% | 全品 |
| 2026年9月1日 | ゴールド平均約8% / その他 平均約5% | 全品番 |
2022年だけで4回の価格改定が実施されました。2023年も4回、2024年・2025年も複数回、2026年も9月までに4回と、年間を通じて継続的な値上げが行われているのがIWCの特徴です。
具体モデルの価格推移(ポルトギーゼ・クロノグラフ IW371605)
最もわかりやすい例として、IWCの看板モデルのひとつ、ポルトギーゼ・クロノグラフ(IW371605)の価格推移を見てみましょう。
| 時期 | 定価(税込) | 前回比 |
|---|---|---|
| 2022年1月 | 907,500円 | — |
| 2022年7月 | 990,000円 | +82,500円 |
| 2022年9月 | 1,017,500円 | +27,500円 |
| 2023年1月 | 1,072,500円 | +55,000円 |
| 2023年7月 | 1,116,500円 | +44,000円 |
| 2023年11月 | 1,177,000円 | +60,500円 |
| 2024年6月 | 1,237,500円 | +60,500円 |
| 2025年8月 | 1,287,000円 | +49,500円 |
| 2026年1月 | 1,338,700円 | +51,700円 |
| 2026年7月 | 1,405,800円 | +67,100円 |
| 2026年9月 | 1,457,500円 | +51,700円 |
2022年1月から2026年9月までの約4年8か月で、907,500円 → 1,457,500円と55万円(約61%)の値上がりです。毎年少しずつ、でも確実に上がり続けているのがよくわかりますよね。
2025年2月時点で100万円以下で買えたモデル例
参考として、2025年3月の値上げ直前(2025年2月時点)に100万円以下で購入できたモデルを紹介します。現在はこれらのほとんどが値上がりしており、価格は変わっている可能性があります。
| モデル | 2025年2月時点の定価 |
|---|---|
| パイロット・ウォッチ・オートマティック 36(革) | 753,500円 |
| ポートフィノ・オートマティック(革) | 742,500円 |
| パイロット・ウォッチ・マーク XX | 830,500円 |
| ポートフィノ・ポインター・デイト | 808,500円 |
| アクアタイマー・オートマティック(ラバー) | 924,000円 |
上記の価格は2025年2月時点のものです。2025年8月以降の価格改定(直近は2026年9月)を経て、現在の定価は異なります。最新の定価はIWC正規店または公式サイトでご確認ください。
IWCが毎年値上がりする理由は?
これだけ頻繁に値上げが続く背景には、複数の要因が絡み合っています。
円安・スイスフラン高が主因
IWCはスイスのシャフハウゼンに本社を置くブランドです。製品の製造コストはスイスフランで発生するため、スイスフラン高・円安が進むと日本の販売価格を引き上げる必要が生じます。
価格.comの掲示板でのユーザーのコメントによれば、「2021年は1スイスフラン=125円だったが、2025年は193円になっている」とのこと。わずか4年でスイスフランに対して1.5倍以上の円安が進行しており、これがダイレクトに値上げへとつながっています。
内外価格差の是正・材料費高騰
IWCを含むリシュモングループの各ブランドが値上げ時に共通して挙げる理由が「内外価格差の是正」です。円安が進むと、海外に比べて日本の価格が相対的に割安になります。そのままにしておくと「日本で買って転売する」というグレーな購買行動が増えることもあり、ブランド側が価格を是正するというわけです。
さらに、金相場の高騰も見逃せません。金相場は2022年頃の1g=約7,000円から、2025年には1g=18,000円超にまで上昇しており、ゴールドモデルはとりわけ大きな値上がりを見せています。
今後もIWCは値上げされる?見通し
「もう十分上がったのでは?」と思いたいところですが、残念ながら今後もしばらくは値上げが続く可能性が高いです。
次の値上げはいつ?2027年1月前後の見込み
2026年10月12日時点で、9月1日より後の改定予告は見つかっていません(「ない」と言い切れるわけではありません)。
2026年1月19日の改定が2025年11月22日に告知されていたことなどから、次回は2027年1月前後と予想されます。公式の発表ではなく、あくまで予想です。
告知は施行の1〜2か月前に正規販売店のブログに出てきました。次の改定を避けたい場合は、年末にかけて正規店の告知を確認しておくと動きやすくなります。
リシュモングループ全体の傾向
IWCが属するリシュモングループ(カルティエ、ジャガー・ルクルト、パネライ、ヴァン・クリーフ&アーペル等を擁する)は、グループ全体で年に1〜複数回の価格改定を実施しています。2026年1月にはカルティエ・IWC・ショパール・ブライトリング等が一斉に値上げを実施しており、グループ内での足並みが揃っています。
円安が続く限り値上げ継続の可能性
2025年時点でも円相場は140〜150円台で推移しており、「値下げが実施されそうな因子がほとんど見当たらない」というのが業界の見方です(参照: 時計買取業者の市場分析)。2016年頃のような大幅な円高に転じない限り、値下げは期待できないでしょう。
購入タイミングを見極めるには、現在の中古・並行市場での価格と正規定価を比較することが重要です。プライシーなら複数ECの価格を横断比較できます。
IWCを賢く買うための選択肢
値上がりが続く中でも、賢く購入するための選択肢はあります。自分の状況に合ったアプローチを選んでみてください。
今買うべき人・待つべき人
- お目当てのモデルが在庫ありの場合
- 次の価格改定前に入手したい
- 新品正規店での購入にこだわりがある
- 円安がさらに進む前に動きたい
- 中古・並行品も視野に入れている
- 予算が定価より少し足りない
- 新作発表のタイミングを待ちたい
- 複数モデルで迷っている
中古・並行品の価格動向
中古・並行市場では、IWCの定価が上昇しても買取相場は大きく変わっていないケースが多く、換金率(定価に対する買取価格)はおおむね37〜64%程度です(買取専門店アンティグランデ調べ、2025年3月時点)。つまり、定価が上がっても中古市場での相場がそれに比例して上がるわけではないという点は念頭に置いておきましょう。
一方で、流通量が少ない人気モデル(パイロットウォッチ・トップガンや一部のヴィンテージモデル)は中古相場が高止まりしている傾向があります。狙っているモデルの中古価格をプライシーで確認してから判断するのがおすすめです。
よくある質問
2026年9月1日(火)に全品番を対象とした価格改定が実施され、ゴールドモデルは平均約8%、その他は平均約5%の値上げとなりました。その前は2026年7月1日に全品平均約5%、2026年3月16日にゴールドモデル、2026年1月19日に全コレクション平均約4%の改定が行われています。
2026年10月12日時点で、次の価格改定は発表されていません。2026年は年4回改定されており、2026年1月19日の改定が前年11月に告知された流れから、2027年1月前後と予想されます(公式の裏付けはありません)。告知は施行の1〜2か月前に正規販売店のブログに出ています。
主な理由は3つです。①円安・スイスフラン高による内外価格差の拡大、②原材料費(特に金相場)・人件費・輸送費の高騰、③ブランド側による価格の適正化(内外価格差の是正)です。スイスフランは2021年の1フラン=125円前後から2025年には193円前後に上昇しており、この為替変動が最大の要因といえます。
当面は値上げが続く可能性が高いです。円安基調が続く限り、スイスフランベースの製造コストと日本の販売価格の乖離が続くためです。大幅な円高(1ドル=100円台前半等)に転じない限り、急激な値下げは見込みにくい状況です。
買取専門店の調査(2025年3月時点)によると、IWCの換金率(定価に対する買取価格)はおおむね37〜64%程度です。定価が上昇しても中古相場がそれに比例するわけではないため、換金率は下がる傾向があります。ただし、流通量の少ない人気モデル(トップガン等)は比較的高い換金率を維持しています。
2025年2月時点では16モデルが100万円以下で購入できましたが、その後2025年8月から2026年9月までの値上げを経て、現在は該当モデル数が減少していると見られます。最新情報はIWC公式サイトまたは正規販売店でご確認ください。ポートフィノ・オートマティック(革ベルト)は2025年2月時点で742,500円でしたが、値上げ後は変わっています。
まとめ
IWC 値上げ まとめ
- ✓直近の価格改定は2026年9月1日(ゴールド平均約8%、その他平均約5%)。次回は未発表で、2027年1月前後の見込み(予想)。
- ✓2022年以降、年に複数回のペースで値上げが継続。ポルトギーゼ・クロノグラフは2022年1月比で55万円(約61%)上昇。
- ✓主な原因は円安・スイスフラン高と内外価格差の是正。スイスフランは4年で1.5倍超の円安。
- ✓値下げの見通しは立ちにくく、購入検討中なら早めの判断が賢明。中古市場での価格比較も有効。
