「iPadを買おうと思ったら、気づけばずいぶん高くなっていた」——そう感じている方は多いのではないでしょうか。2021年と比べると、iPadのモデルによっては価格が80%以上上昇しています。このページでは、iPadの値上げがいつ・なぜ起きたのか、今後も続くのかを詳しく解説し、今買うべきかどうかの判断材料をお伝えします。
2022年7月〜10月に円安を受けて一斉値上げが行われ、iPad miniは約22%、iPad Proは約31〜33%値上がりしました。2026年5月時点でも1ドル約157〜159円の円安が続いており、再値上げのリスクは残っています。急ぎの買い替えが必要な方は今が動きやすいタイミングです。
iPadの値上げ、現在の価格はいくら?【2026年5月最新】
まず現在の各iPadモデルの価格を確認しましょう。以下はApple公式(税込)の定価です。
| モデル | 画面サイズ | 最小構成(Wi-Fi・128GB) | 発売 |
|---|---|---|---|
| iPad(A16) | 11インチ | 58,800円 | 2025年3月 |
| iPad mini(A17 Pro) | 8.3インチ | 78,800円 | 2024年10月 |
| iPad Air(M4)11インチ | 11インチ | 98,800円 | 2026年3月 |
| iPad Air(M4)13インチ | 13インチ | 128,800円 | 2026年3月 |
| iPad Pro(M5)11インチ | 11インチ | 168,800円(256GB〜) | 2025年10月 |
| iPad Pro(M5)13インチ | 13インチ | 218,800円(256GB〜) | 2025年10月 |
iPad無印は現世代(A16)で58,800円と、一つ前の第10世代(68,800円)より約1万円安くなっています。一方でiPad ProやiPad Airは依然として高水準が続いています。「以前より高くなった」と感じるのは、2022年の大幅値上げ以降の価格水準が定着しているためです。
Amazonや楽天では、Apple公式価格より数千円〜1万円以上安く購入できるケースがあります。セール時期や出品者の価格変動をチェックしてみましょう。
iPadが値上がりした3つの理由
iPadの値上げは一時的な現象ではなく、複数の構造的な要因が重なって起きています。主な理由を3つに分けて解説します。
①円安・為替レートの影響
最も大きな原因は急激な円安です。2022年春ごろまでは1ドル=約115円前後で推移していたドル円レートが、2022年秋には約150円台まで急落しました。これはAppleにとって、日本向けの価格を見直さざるを得ない水準です。
2022年7月1日、Appleは日本でiPadをはじめiPhone・MacBookなど主要製品の価格を一斉に値上げしました。その後2026年5月時点でも、ドル円レートは約157〜159円と高止まりが続いています。円安が続く限り、次の値上げリスクは常にあると考えておく必要があります。
②トランプ関税と製造コスト上昇
2025年4月2日、米トランプ政権が中国製品を中心に高率の相互関税を発動しました。iPadの多くは中国で製造されているため、当初は大きな影響が懸念されました。
ただし2025年4月11日にスマートフォン・PCなどが暫定的に関税免除となり、iPadへの直撃は回避されました。さらに2026年5月12日には米中間で90日間の関税停戦が合意されましたが、これはあくまで暫定措置です。Appleはリスク分散のためインドへの製造移管を進めており、その移行コストも価格に転嫁される可能性があります。
③Appleの「設定レート」の仕組み
Appleは独自の為替レートを設定し、各国の価格を決めています。実勢レートが変動しても、ある程度バッファを持たせた設定レートで価格を維持します。ただし、円安が一定水準を超えると一括で大幅値上げを行う傾向があります。2022年の値上げもこのパターンで起きました。
Appleが次の一括値上げに踏み切るとしたら、1ドル=160〜165円を超えてくる局面が目安になりそうです。2026年5月時点では157〜159円と、その水準に近づきつつあります。
iPadの値上げ推移|モデル別に発売時と今を比較
2021年(円安前)の定価と現在の定価を比較すると、値上がりの大きさがよくわかります。
| モデル | 2021年当時の定価 | 現在の定価 | 差額 | 変化率 |
|---|---|---|---|---|
| iPad(無印) | 39,800円(9代目) | 58,800円(A16) | +19,000円 | +47.7% |
| iPad mini | 59,800円(6代目) | 78,800円(7代目) | +19,000円 | +31.8% |
| iPad Air(11インチ) | 54,800円(4代目) | 98,800円(M4) | +44,000円 | +80.3% |
| iPad Pro(11インチ) | 94,800円(M1) | 168,800円(M5) | +74,000円 | +78.1% |
特にiPad AirとiPad Proの値上がり幅が大きく、5年間でほぼ2倍近い価格になっています。iPad無印は2022年に第10世代で68,800円まで上がりましたが、2025年のA16世代で58,800円に引き下げられました。廉価ラインとしての位置づけを維持するAppleの戦略が反映されています。
年別の主な値上げタイミングは次の通りです。
| 時期 | 対象 | 変更前 | 変更後 | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|---|
| 2022年7月1日 | iPad mini(6代目) | 59,800円 | 72,800円 | +13,000円(+21.7%) |
| 2022年10月19日 | iPad Pro 11インチ(M2) | 94,800円(M1) | 124,800円 | +30,000円(+31.6%) |
| 2022年10月19日 | iPad Pro 12.9インチ(M2) | 129,800円(M1) | 172,800円 | +43,000円(+33.1%) |
| 2023年10月 | iPad mini(6代目) | 72,800円 | 84,800円 | +12,000円(+16.5%) |
価格推移の詳細はプライシーの価格チャートでも確認できます。過去の最安値や最高値も把握できるので、購入タイミングの参考にしてみてください。
今後のiPad値上げはある?2026年の見通し
円安・関税の現在地(2026年5月時点)
2026年5月時点のドル円レートは約157〜159円で推移しています。日本銀行が金利正常化を進めているものの、日米金利差は依然として大きく、円安がすぐに解消する見通しは立っていません。
関税については、2026年5月12日の米中合意で相互関税が一時的に引き下げられ、直近の脅威はやや後退しました。ただしこれは90日間の暫定措置であり、2026年夏以降に関税問題が再燃するリスクはゼロではありません。
Appleはリスク分散のためインドでのiPad製造比率を高めています。インド製品はトランプ関税の影響を受けにくいため、今後の値上げ幅を抑える効果が期待されます。ただし製造移管には時間とコストがかかるため、短期的な効果は限定的です。
次期iPadモデルの発売予測と価格動向
2026年内に発売が予想される次期モデルとしては、iPad無印の第12世代(A17シリーズ搭載)やiPad mini第8世代が候補として挙げられています。新モデル発売時には旧モデルが値下がりするケースもありますが、円安が続く場合は新モデルが現行より高い価格で登場する可能性もあります。
まとめると、2026年後半〜2027年にかけての値上げリスクは「中」程度と言えます。今すぐ必要であれば価格が落ち着いている現在が買いどきですし、半年〜1年待てる方はモデル更新後の旧世代値下がりを狙うのもひとつの選択肢です。
iPadは今買うべき?値上がり前に賢く購入する方法
今すぐ買うべき人・待っていい人のチェックリスト
「今買うべきか、待つべきか」はご自身の状況によって変わります。以下の判断基準を参考にしてみてください。
- 仕事・学習で今すぐiPadが必要
- 現在の端末が故障・動作不良
- 円安のさらなる進行が心配
- 現行モデルのスペックで十分満足できる
- Amazon・楽天のセールで値下がりを確認済み
- 急ぎでなく、半年以上余裕がある
- iPad mini 8th・iPad 12代目など次世代モデルを待っている
- 旧モデルの値下がりを狙いたい
- 年末商戦・ブラックフライデーを待てる
ひとつの目安として、2022年の値上げ前と比較すると今の価格は高止まりしています。しかし2023〜2025年にかけての最高値からは若干落ち着いているモデルもあります。特にiPad Air M4は2026年3月に発売後、価格が公式定価より下がっているケースもECサイトで見られます。
プライシーで値下がり通知を受け取る方法
お目当てのiPadが値下がりするタイミングを逃したくないなら、プライシーアプリの「値下がり通知」機能が便利です。Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングなど複数のECサイトの価格を横断的にチェックし、値下がった瞬間にプッシュ通知が届きます。
App StoreまたはGoogle PlayからPriceyアプリをダウンロードしてください。
モデル名で検索し、気になる商品をお気に入り登録します。
「この価格になったら通知」という目標価格を設定しておくと、条件を満たした瞬間に通知が届きます。
プライシーはスマートフォン専用アプリ(iOS / Android)です。PCからは利用できませんのでご注意ください。
この記事のまとめ
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✓iPadは2022年以降の円安を受けて大幅値上げ。モデルによっては2021年比で80%超の値上がり
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✓値上がりの主因は①円安(1ドル150〜160円台)②トランプ関税リスク③Appleの設定レート一括改定の3つ
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✓2026年5月時点では価格が一時より落ち着いているモデルもあるが、円安継続により再値上げリスクが残る
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✓今すぐ必要な方は今が動きどき。待てる方はモデル更新後の旧世代値下がりや年末セールを狙うのも◎
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✓プライシーアプリの値下がり通知を使えば、最安値のタイミングを逃さず買える
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プライシーアプリを無料で使うよくある質問
大きな値上げは2022年に2回ありました。1回目は2022年7月1日で、iPad miniなどが値上がりしました。2回目は2022年10月19日で、iPad ProなどAppleのほぼ全製品が値上がりしました。2023年10月にもiPad miniがさらに値上がりしています。いずれも急激な円安が主な要因です。
主な理由は3つです。①2022年以降の急激な円安(1ドル115円→150円超)、②トランプ政権による関税政策のリスク、③半導体・製造コストの上昇です。Appleは独自の設定レートで各国の価格を決めており、為替が一定水準を超えると一括で値上げを行う傾向があります。
2026年5月時点では1ドル約157〜159円の円安が続いており、再値上げのリスクがあります。ただし関税については米中間の90日停戦が合意されており、直近の急騰は回避されました。Appleのインドへの製造移管も価格抑制に寄与する可能性があります。断言はできませんが、現在の価格水準が大きく下がる可能性も低いため、今が相対的に安定した購入タイミングと言えます。
公式定価より安く買う方法としては、①Amazon・楽天・Yahoo!などECサイトの値下がりタイミングを狙う、②ブラックフライデーや楽天スーパーセール等の大型セールを活用する、③型落ちモデルを選ぶ、④認定整備済製品(Appleリファービッシュ)を利用するなどがあります。プライシーアプリを使えば複数ECの価格を一括管理できるので便利です。
