公文(くもん)から2026年の値上げ通知を受け取り、「いつから?いくら上がるの?」と気になっている保護者の方へ。この記事では、2026年4月から実施される公文の会費改定について、公式発表をもとに新料金・値上げ幅・理由・対策を分かりやすくまとめています。
公文教育研究会は2026年1月に会費改定を発表。2026年4月分(3月末引き落とし分)より、全区分一律で1教科あたり330円値上げされます。東京・神奈川の幼児・小学生は7,700円→8,030円、その他地域は7,150円→7,480円になります。
公文の値上げはいつから?
公文教育研究会が2026年1月に発表した会費改定によると、新会費の適用開始は2026年4月分の会費からです。
口座振替・クレジットカード払いをご利用の場合、3月末に引き落とされる4月分の会費から新料金が適用されます。2026年3月分まではこれまでの料金のままです。
公式アナウンス(2026年1月)より「2026年4月分より、下記のとおり会費を改定させていただくこととなりました。クレジットカード等または口座振替による会費納入にご協力いただいている場合、3月末に引き落としとなる4月分会費より上記金額となります。」
――公文教育研究会 会費改定のご案内(iKUMON公式)
2026年の新料金一覧|地域・学年別の月謝
公文の月謝は地域によって異なります(東京・神奈川は割高設定)。2026年4月以降の新料金を地域・学年別に確認しましょう。
東京都・神奈川県の教室
| 区分 | 旧料金(〜2026年3月分) | 新料金(2026年4月分〜) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 幼児・小学生 | 7,700円 | 8,030円 | +330円 |
| 中学生 | 8,800円 | 9,130円 | +330円 |
| 高校生以上 | 9,900円 | 10,230円 | +330円 |
※1教科あたりの月額。消費税・教材費含む。
東京都・神奈川県以外の教室
| 区分 | 旧料金(〜2026年3月分) | 新料金(2026年4月分〜) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 幼児・小学生 | 7,150円 | 7,480円 | +330円 |
| 中学生 | 8,250円 | 8,580円 | +330円 |
| 高校生以上 | 9,350円 | 9,680円 | +330円 |
※1教科あたりの月額。消費税・教材費含む。
Baby Kumonは値上げなしBaby Kumon(0〜2歳対象)の会費については、今回の改定の対象外です。改定があるのは通常の公文式学習(算数・国語・英語等)のみです。
2教科・3教科受講の場合の月謝合計
公文は1教科ごとの月謝制です。複数教科を受講する場合は教科数分がかかります。値上げ後の合計額を確認しておきましょう。
| 受講教科数 | 東京・神奈川(幼小) | その他地域(幼小) |
|---|---|---|
| 1教科 | 8,030円 | 7,480円 |
| 2教科 | 16,060円 | 14,960円 |
| 3教科 | 24,090円 | 22,440円 |
東京・神奈川で2教科を受講している場合、月16,060円・年間192,720円の出費になります。
値上げ幅は1教科あたり330円|年間でいくら増える?
1教科あたり月330円の値上げは一見小さく見えますが、受講教科数・受講子ども数・受講期間が増えるほど家計への影響は大きくなります。
子どもが2人いて、それぞれ2教科ずつ受講している場合、年間では+15,840円の負担増となります(330円×2教科×2人×12ヶ月)。
兄弟割引・複数教科割引はありません公文には兄弟割引・複数教科割引・長期受講割引などの割引制度はありません。教科数・人数分がそのままかかります。子ども2人がそれぞれ2教科ずつ受講する場合、東京・神奈川では月32,120円・年385,440円となります。
英語を受講する場合は別途E-Pencil代が必要公文で英語(EO教材)を受講する際には、専用のリスニング機器「E-Pencil(イーペンシル)」を6,600円(税込)で購入する必要があります。月謝とは別にかかる初期費用です。すでに持っている場合や買い替えの場合は不要なこともあるため、入会・受講開始時に教室に確認しましょう。
なぜ公文は値上げした?公式が説明する理由と背景
公文教育研究会は2026年1月の公式発表において、値上げの理由を以下のように説明しています。
「昨今の社会環境の変化に伴う各種費用の増加等の状況に鑑みまして、2026年4月分より、会費を改定させていただくこととなりました。何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。」
――公文教育研究会 会費改定のご案内(2026年1月)
「各種費用の増加」の具体的な内容は公式には明言されていませんが、2018年の前回値上げ時に同社広報が「人件費や教室の賃料が27年前からだいぶ上がっている」と説明しており(BuzzFeed Japan取材)、今回も同様の背景があるとみられます。
物価上昇・人件費高騰が続く中、多くのサービス業で価格改定が相次いでいます。教室型の習い事は指導者の人件費と教室賃料が主なコストであるため、値上げの影響を受けやすい業態といえます。
公文の値上げ履歴まとめ(1991年〜2026年)
今回の2026年値上げは、純粋な料金改定としては2018年以来7年ぶりとなります。過去の主な値上げ履歴を確認しておきましょう。
| 時期 | 東京・神奈川(幼小) | 主な内容 |
|---|---|---|
| 〜1990年ごろ | 約5,150円(税込) | 消費税3%開始前後 |
| 1991年 | 6,180円(税込) | 前回の純粋な値上げ(税別6,000円に改定) |
| 1997年4月〜 | 6,300円(税込) | 消費税3%→5%による変動 |
| 2014年4月〜 | 6,480円(税込) | 消費税5%→8%による変動 |
| 2018年10月〜 | 7,560円(税込) | 27年ぶりの純粋な値上げ。同時に東京・神奈川の地域別料金を導入 |
| 2019年10月〜 | 7,700円(税込) | 消費税8%→10%による変動 |
| 2026年4月〜 | 8,030円(税込) | 7年ぶりの純粋な値上げ(+330円) |
2018年以前は、1991年から実に27年間も本体料金(税抜)は据え置きされていました。そのため、2018年の値上げは当時「27年ぶりの値上げ」として大きな話題になりました。
1991年(税別6,000円)と比べると、2026年の料金は約34%上昇していることになります(東京・神奈川、税込比較)。消費税増税分も含まれますが、それでも35年間での料金上昇は大きな変化です。
値上げ後どうする?続ける・他塾に変える判断軸
値上げを機に「公文を続けるべきか」と悩む保護者も多いと思います。まず他の選択肢との料金を比較し、そのうえで判断の軸を整理します。
公文・学研・進研ゼミの月謝比較(小学生)
同じ「小学生向け学習サービス」でも、料金・内容・形式は大きく異なります。
| サービス | 小学生の月謝目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 公文(東京・神奈川) 1教科 |
8,030円 | 個別・自学自習型。先取り学習が強み。1教科ごとに課金 |
| 公文(その他地域) 1教科 |
7,480円 | 同上 |
| 学研教室 算数・国語(2教科セット) |
9,680円/週2回 | 2教科セット必修。入会金5,500円別途。学校授業に沿った指導 |
| 進研ゼミ 小学講座 (毎月払い) |
4,020〜7,150円 (学年による) |
算数・国語・英語等を全教科込みで受講。通信・タブレット型 |
※学研教室料金は2026年5月時点の公式サイト掲載値。進研ゼミは2025年3月時点の情報。
単純な料金比較をすると、公文(1教科)は他の選択肢と比べて割高に見えることがあります。ただし、公文の強みは「自分のペースで先取り学習ができる」点にあり、単純な料金比較だけで判断するのは難しい面もあります。
公文を「続ける」が向いているケース
- 計算力・読解力の土台をとにかく固めたい
- 学年を超えた先取り学習をさせたい
- 子どもが公文の学習スタイルに慣れており継続意欲がある
- 1〜2教科に絞って費用をコントロールできる
- 通える距離に信頼できる教室・先生がいる
- 3教科以上受講していて費用負担が重い
- 学校の授業範囲を中心にカバーしたい
- 中学受験に向けて早めに塾への移行を検討している
- 子どもが公文のスタイルに向いていないと感じている
- 通信教育や家庭学習でも十分なレベルにある
費用を抑えながら続ける3つの方法
① 1教科に絞る:「国語だけ」「算数だけ」でも十分な効果があります。2教科→1教科にするだけで年間約9万〜10万円の節約になります。
② 一時休会を活用する:公文では最大3ヶ月まで休会できます(休会中も会費の一部がかかる場合があるため要確認)。子どもの意欲が下がっている時期など、無理に続けずいったん休む選択肢もあります。
③ 東京・神奈川以外の教室を選ぶ:通える範囲に他府県の教室がある場合、月謝が550円安くなります(東京・神奈川8,030円 → その他地域7,480円)。
この記事のまとめ
- 公文の値上げは2026年4月分から。3月末引き落とし分より新料金が適用される
- 値上げ幅は全区分一律330円。東京・神奈川の幼小は7,700円→8,030円
- 1教科受講で年間+3,960円、2教科で年間+7,920円の負担増
- 値上げ理由は「各種費用の増加」(人件費・賃料等)。2018年以来7年ぶりの純粋な値上げ
- 値上げ後も継続・他塾検討の判断は、子どもの学習目的と費用負担のバランスで考えよう
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2026年4月分の会費から適用されます。口座振替・クレジットカード払いの場合、2026年3月末に引き落とされる4月分の会費から新料金になります。2026年3月分まではこれまでの料金のままです。
1教科あたり月330円の値上げです。区分によらず全学年・全地域で一律330円です。東京・神奈川の幼児・小学生は7,700円から8,030円になります。
公文教育研究会の公式発表では「昨今の社会環境の変化に伴う各種費用の増加等の状況」と説明されています。2018年の前回値上げ時には人件費・教室賃料の上昇が具体的な理由として挙げられており、今回も同様の背景が考えられます。
Baby Kumonについては今回の値上げの対象外です。公文教育研究会の公式発表で「Baby Kumonの会費につきましては、改定はございません」と明記されています。
はい、公文で英語を受講する際は、専用のリスニング機器「E-Pencil(イーペンシル)」を6,600円(税込)で購入する必要があります。月謝とは別にかかる費用です。ただし、すでにE-Pencilをお持ちの場合や、教室によっては貸し出しがある場合もありますので、入会前に教室に確認することをおすすめします。
公文には兄弟割引・複数教科割引・長期受講割引などの割引制度はありません。教科数・人数分がそのままかかります。ただし、入会金・年会費・更新費・途中退会の違約金もありません。
