オメガの時計は近年、毎年のように価格改定が繰り返されています。2026年3月・2025年8月とここ1年だけで2回の値上げがあり、人気のスピードマスター ムーンウォッチは2021年の発売当初から約50%以上値上がりしました。この記事では最新の改定内容・過去の推移・値上げの理由・今後の予測まで、購入・売却の判断に役立つ情報をまとめています。
2026年3月・2025年8月の最新値上げ内容
2026年に入ってからも、オメガの価格改定はすでに1回実施されています。直近の2回の改定内容を確認しておきましょう。
2026年3月1日の価格改定 — ゴールドモデルを中心に約2〜6%
2026年3月1日から、ゴールド素材(金無垢・コンビ・ブロンズゴールド)を含むモデルを中心に価格改定が行われました。値上げ率は約2〜6%で、特にゴールド素材比率の高いモデルほど値上げ幅が大きくなっています。
| モデル名 | 旧価格 | 新価格 | 値上げ率 |
|---|---|---|---|
| ムーンウォッチプロフェッショナル MSG(310.60.42.50.99.002) | 712万8,000円 | 755万7,000円 | +6.0% |
| シーマスター ダイバー300M ブロンズゴールド(210.62.44.20.01.001) | 206万8,000円 | 220万円 | +6.4% |
| シーマスター ダイバー300M SS/SG(210.22.42.20.01.002) | 132万円 | 136万4,000円 | +3.3% |
| シーマスター アクアテラ150M SS/SG(220.22.41.21.02.001) | 156万2,000円 | 160万6,000円 | +2.8% |
| コンステレーション SS/YG(131.25.25.60.58.001) | 139万7,000円 | 144万1,000円 | +3.1% |
| コンステレーション SS/SG(131.23.41.21.03.001) | 159万5,000円 | 163万9,000円 | +2.8% |
| スピードマスター38 SS/SG(324.23.38.50.02.002) | 119万9,000円 | 123万2,000円 | +2.75% |
出典: brandrevalue.com — オメガ2026年3月価格改定情報(2026年5月時点確認)
2025年8月1日の価格改定 — 全モデル平均約3%
2025年8月1日には、スピードマスターやコンステレーションを含む幅広いモデルで平均約3%の価格改定が実施されました。スピードマスターのステンレスモデルは1回の改定で約3万3,000円の値上がりとなっています。
| モデル名 | 旧価格 | 新価格 | 値上げ額 | 値上げ率 |
|---|---|---|---|---|
| ムーンウォッチプロ SS ナイロン(310.32.42.50.01.001) | 102万3,000円 | 105万6,000円 | +3万3,000円 | +3.23% |
| ムーンウォッチプロ SS レザー(310.32.42.50.01.002) | 117万7,000円 | 122万1,000円 | +4万4,000円 | +3.74% |
| ムーンウォッチプロ 18KRG レザー(310.63.42.50.01.001) | 466万4,000円 | 480万7,000円 | +14万3,000円 | +3.07% |
出典: brandrevalue.com — オメガ2025年8月価格改定情報(2026年5月時点確認)
オメガの値上げ推移|2021年〜2026年の全履歴
オメガは2021年以降、ほぼ毎年複数回の価格改定を繰り返しています。以下に主な改定時期と値上げ率をまとめました。ここ数年の傾向を見ると「値上げが止まっていない」というのが正直なところです。
改定時期・対象・値上げ率の一覧表
| 価格改定時期 | 主な対象モデル | 平均値上げ率 |
|---|---|---|
| 2022年2月 | スピードマスター、シーマスターなど主力コレクション | 約6〜10% |
| 2022年7月 | 主要コレクション全般(同年2回目) | 約6〜8% |
| 2023年2月 | 主要コレクション全般 | 約6〜8% |
| 2023年6月 | スピードマスターを含む全コレクション | 約6〜7% |
| 2023年9月 | 一部モデルの追加改定 | 約5〜6% |
| 2024年3月 | ゴールド素材を含む一部モデル | 約2〜3% |
| 2025年8月 | スピードマスター、コンステレーションなど | 約3% |
| 2026年3月(最新) | ゴールドモデル(金無垢・コンビ・ブロンズゴールド) | 約2〜6% |
出典: brandrevalue.com — オメガ価格改定履歴(2026年5月時点確認)
コレクション別・累計値上げ幅の目安(2025年8月時点)
スピードマスター ムーンウォッチプロフェッショナルは60万円以上、シーマスターはモデルにより5〜7万円前後、コンステレーションは7万円前後、デビル(デ・ヴィル)は8万円前後の値上がりとなっています。出典: g-rare.com
スピードマスター ムーンウォッチ(310.30.42.50.01.001)の価格推移
代表モデルである「スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル」のステンレス版(310.30.42.50.01.001)の参考定価推移を見ると、2021年5月の発売価格73万7,000円から2025年8月には111万1,000円へ、約37万円(+50%超)の値上がりとなっています。
このデータはスピードマスター ムーンウォッチプロフェッショナルのステンレス版(310.30.42.50.01.001)の参考定価推移です(2025年8月時点)。出典: brandrevalue.com。プライシーでは並行輸入品の実際の市場価格推移も確認できます。
並行輸入品についてのご注意: 下記の商品カードはAmazonに出品されている並行輸入品の市場価格を反映しています。正規店の参考定価とは異なる場合があります。価格推移の目安としてご参照ください。
なぜオメガは値上げし続けるのか
なぜオメガはこれほど頻繁に値上げを繰り返すのでしょうか。主な理由は以下の3つです。
金価格・原材料の高騰
オメガの時計には、ゴールドケースや金パーツが多く使われています。その金価格が2016年頃の約4,700円/gから2026年3月には約2万6,000〜2万8,000円/gと約5〜6倍に高騰しました(brandrevalue.com調べ)。特に今回(2026年3月)の値上げ対象がゴールドモデルに集中していることからも、金価格高騰の影響が色濃く出ていますね。
スイス製造コスト・人件費の上昇
オメガはスイスに本社を構え、熟練職人による手作業での製造が主体です。スイスでの人件費は毎年上昇しており、品質維持のためのコストアップが販売価格に転嫁されています。また、マスタークロノメーター認定(スイス連邦計量・認定局による8種類の精度テストをクリアした時計のみに付与)を維持するための検査・認証コストも増加の一因です。
円安・輸入コストの増加
オメガ製品は日本へ輸入されるため、スイスフランと円の為替レートが販売価格に直結します。スイスフランは2016年頃の100円台から2026年3月時点で約201円前後へ約2倍の円安が進行しており、この影響が日本市場での価格に反映されています。加えて、ウクライナ情勢などの影響による国際輸送費の高騰も続いており、スイスから日本への輸送コスト増加も販売価格を押し上げる一因となっています。円高方向に戻らない限り、輸入コスト増加は続きそうです。
ブランド戦略(高価格帯への移行)
OMEGAを展開するスウォッチ グループ全体として、ブランドの高級化・プレミアム路線を強化する戦略があります。価格を高く維持・引き上げることで、ブランドのポジショニングを強化する狙いもあるとされており、こうした戦略的側面も値上げの背景として無視できません。
次回の値上げはいつ?今後の予測
2026年5月現在、オメガから次回値上げの公式発表はありません。ただし、過去のパターンを見ると一定の傾向が見えてきます。
過去パターンから読む次回の改定時期
2022年・2023年は年2〜3回の改定がありましたが、2024年は1回(3月)、2025年も1回(8月)と頻度が落ち着いてきています。過去のデータからは年1〜2回の改定が続いており、2026年3月の改定は上半期に実施済みであることから、次回があるとすれば2026年後半が一つの目安になりそうです。ただし、これはあくまでも過去傾向からの予想であり、公式の発表ではありません。
編集部の見方: 2026年後半に再度値上げが実施される「可能性はある」と考えますが、金価格や為替が落ち着けば実施されない可能性もあります。プライシーで価格動向を継続的にチェックしておくことをおすすめします。
今すぐ買うべきか・待つべきか
欲しいモデルが決まっているなら、「今が最安値ではない」という前提で判断するのが現実的でしょう。以下の軸を参考にしてみてください。
- 欲しいモデルが具体的に決まっている
- 限定モデルや廃番リスクのあるモデルを狙っている
- 次の値上げ前に手に入れたい
- 円高・金価格下落を長期間待てる余裕がない
- 購入モデルをまだ決めかねている
- 中古でも構わないと思っている
- 1〜2年単位で柔軟に待てる
- 価格推移をウォッチしながら判断したい
オメガ値上げが中古相場に与える影響
正規価格の値上げは、中古市場にも連動して影響します。売り買い両方の観点で確認しておきましょう。
定価上昇に連動して中古相場も上昇傾向
一般的に、新品定価が上がると中古市場の相場も引き上げられる傾向があります。新品が手に届かなくなった購入希望者が中古に流れるため、中古への需要が高まり相場が押し上げられる構図です。特に限定モデルや生産終了品は希少価値が高まりやすく、市場在庫の減少とともに相場が上がりやすい傾向があります。中古でも「安く買える」とは一概に言えなくなってきているのが現状です。
売却するなら今が有利なタイミング
すでにオメガの時計を持っていて売却を検討している方にとっては、定価値上げ直後のタイミングは買取需要が高まりやすく有利です。値上げ後は「中古で定価以下の個体を探したい」という需要が一時的に高まるためです。買い替えを検討している場合は、手持ちのモデルを売却してから新モデルを購入するという順番も有効です。
中古相場チェックのポイント: 中古相場は人気モデルや希少モデルで新品定価を上回るケースもあります。購入の際は複数の店舗やプラットフォームで相場を比較することをおすすめします。
オメガをなるべく安く手に入れる方法
値上がりが続くオメガですが、工夫次第でなるべくお得に入手できる方法があります。
値上げ前に正規店・公式オンラインショップで購入する
値上げの公式発表後、改定日(例: 3月1日)前に正規店・公式オンラインショップで購入するのが最もシンプルな方法です。ただし、人気モデルは値上げ前に在庫がなくなることもあるため、欲しいモデルが決まったらすぐに動くのがポイントです。次回値上げのアナウンスが出たタイミングで動けるよう、普段から情報収集しておくといいですね。
信頼できる中古専門店を利用する
中古市場では、定価よりも安い価格で状態の良い個体が見つかることがあります。公認中古や正規認定リユース品を扱う専門店や、信頼性の高い買取・販売店を選ぶことで、品質リスクを抑えながらコストを節約できます。ただし、人気モデルは中古でも高値がついているケースが多いため、相場の確認は必須です。
プライシーで価格動向をチェックして「買い時」を見極める
並行輸入品を含めた市場価格の動向を把握したいときは、プライシーが役立ちます。プライシーはAmazon・楽天・Yahooなど複数ECの価格を横断比較でき、値下がり・クーポン発見時にはプッシュ通知でお知らせする機能があります(iOS/Androidアプリ)。価格チャートで「これまでどのくらいの価格帯だったか」を確認してから購入判断するのがおすすめです。
この記事のまとめ
- 直近の値上げは2026年3月1日(ゴールドモデル中心、約2〜6%)と2025年8月1日(全モデル平均約3%)の2回
- スピードマスター ムーンウォッチは2021年の発売当初から約50%以上値上がり(73.7万円→111.1万円)
- 値上げの主な理由は金価格高騰・スイス製造コスト増・円安の3つ
- 次回値上げの公式発表はなし。過去のパターンから2026年後半も警戒が必要
- 中古相場も新品定価の上昇に連動。売却するなら値上げ後の今がチャンス
よくある質問(FAQ)
直近の値上げは2026年3月1日(ゴールドモデル中心、約2〜6%)と2025年8月1日(全モデル平均約3%)の2回です。それ以前も2022年〜2024年の間に複数回の価格改定が行われており、スピードマスター ムーンウォッチプロフェッショナルは2021年5月の発売当初比で約50%以上値上がりしています。
2026年5月現在、オメガから次回値上げの公式発表はありません。過去の傾向では年1〜2回の改定が続いているため、2026年後半にも価格改定が実施される可能性はありますが、確定情報ではありません。最新情報はオメガ公式サイトや正規取扱店でご確認ください。
主な理由は3つあります。①金価格の高騰(2016年比で約5〜6倍)、②スイスでの製造コスト・人件費の上昇、③円安の進行(スイスフランが2016年比で約2倍)です。これらのコスト増加が日本市場での販売価格に転嫁されています。
中古相場も正規定価の上昇に連動して上がる傾向がありますが、新品よりも安い価格で状態の良いモデルが見つかることはあります。信頼できる中古専門店や、プライシーのような価格比較ツールで相場をチェックしながら検討することをおすすめします。
