「ユニクロの値段、前より上がった気がする…」そう感じている方は多いのではないでしょうか。実は、ユニクロは2022年秋冬から複数回にわたって値上げを実施しており、2026年秋冬商品でもごく一部の品番が値上がりしています。本記事では、いつ・何が・なぜ値上がりしたのかを年表付きで整理し、値上げ後もお得に買うための方法までまとめました。
直近の値上げは2026年秋冬商品(2026年8月上旬から順次販売)で、ごく一部の品番が対象です。全商品でならすと値上げ幅は4%弱で、理由は円安による原価率の上昇です。本格的な値上げは2022年秋冬に始まっています。2027年春夏以降の値上げは、2026年10月6日時点で発表を確認できていません。
ユニクロの値上げ最新情報(2026年秋冬)
2025年以降も、ユニクロの価格改定は続いています。最新は2026年秋冬商品の一部品番の値上げで、2025年6月にはウィメンズジーンズも値上がりしました。
2026年秋冬:ごく一部の品番が値上げ(カシミヤクルーネックは約1,000円アップ)
岡崎健CFOは、2026年7月9日の第3四半期決算説明会で、為替予約をしていても状況は厳しく、一部の品番は値上げせざるを得ないと説明しました。全商品でならした値上げ幅は4%弱で、対象は「ごく一部の商品」にとどまります。2026年秋冬商品は2026年8月上旬から順次販売されています。
| 商品名 | 2025年秋冬 | 2026年秋冬 | 備考 |
|---|---|---|---|
| カシミヤクルーネックセーター | 9,990円 | 10,900円 | +910円 |
| カシミヤタートルネックセーター | 12,900円 | 12,900円(据え置き) | 変更なし |
ヒートテックやフリースなど、ほかの品番が値上がりしているかは、公式から品番の一覧が公表されておらず確認できていません。気になる商品は、ユニクロ公式サイトで現在の価格をご確認ください。
2025年6月:ウィメンズジーンズが1,000円値上げ
2025年6月、ユニクロのウィメンズジーンズが静かに値上がりしました。「バギーカーブジーンズ」(2025年6月23日発売)の発売と同時に、それまで3,990円だった人気ジーンズが4,990円に変わっています。
| 商品名 | 旧価格 | 新価格 | 備考 |
|---|---|---|---|
| JWAストレートジーンズ(ウィメンズ) | 3,990円 | 4,990円 | +1,000円 |
| ワイドストレートジーンズ(ウィメンズ) | 3,990円 | 4,990円 | +1,000円 |
| スリムフレアトラウザージーンズ(ウィメンズ) | 3,990円 | 4,990円 | +1,000円 |
| ワイドストレートジーンズ(メンズ) | 3,990円 | 3,990円(据え置き) | 変更なし |
今回の値上げはウィメンズのみが対象で、メンズのジーンズは3,990円で据え置きとなっています。同じ「ワイドストレートジーンズ」でも、ウィメンズとメンズで価格が異なる状況になっています。
今後の値上げ見通し(円安・コスト要因)
ファーストリテイリングは、2025年7月にもトランプ政権の相互関税の影響を警告し、「コストを全て吸収するのは難しい」とコメントしていました。2026年4月には柳井正会長兼社長が、中東情勢が続けば値上げもあり得る旨を発言したと報じられています。
2027年春夏商品以降の値上げは、2026年10月6日時点で公式の発表を確認できていません。ただし、円安が続けば追加の値上げの可能性は否定されていません。動向が気になる方は、プライシーアプリの価格通知機能で値動きをチェックしておくとよいでしょう。
【年表】ユニクロ値上げの歴史(2022年〜)
ユニクロの値上げは突然始まったわけではありません。2022年から段階的に実施されており、年表で見るとその流れがよくわかります。
2022年秋冬:ダウン・フリース・ヒートテックで初の大規模値上げ
2022年6月、ファーストリテイリングは同年秋冬商品の一部を値上げすると発表しました。これがユニクロの本格的な値上げの始まりです。フリースは1,990円から2,990円へ約50%もの大幅値上げとなり、消費者に大きな衝撃を与えました。
| 商品名 | 旧価格(税込) | 新価格(税込) | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|
| フリースジャケット | 1,990円 | 2,990円 | +1,000円(約50%増) |
| ウルトラライトダウンジャケット(メンズ) | 5,990円 | 6,990円 | +1,000円(約17%増) |
| ヒートテック極暖 | 1,500円 | 1,990円 | +490円(約33%増) |
| ヒートテック超極暖 | 1,990円 | 2,990円 | +1,000円(約50%増) |
| カシミヤクルーネックセーター(メンズ) | 9,900円 | 12,990円 | +3,090円(約31%増) |
| カシミヤクルーネックセーター(ウィメンズ) | 8,990円 | 9,990円 | +1,000円(約11%増) |
| ヒートテック(通常モデル) | 990円 | 990円 | 据え置き |
なお、ヒートテックの通常モデルは990円で据え置きとなりました。「値上げしてもお客様に納得してもらえるよう、付加価値を上げた商品に絞った」というのがユニクロの方針で、フリースは再生ポリエステル素材の割合を30%から100%に引き上げるなど品質改善も行っています。
2023年春夏:感動ジャケットなど春夏商品も値上げ
2022年12月、ユニクロは2023年春夏商品の一部も値上げすると発表しました。2023年1月中旬から販売が開始されています。秋冬に続いて春夏商品にも値上げが広がったことで、「値上げは一時的なものでは終わらない」と感じた方も多かったのではないでしょうか。
| 商品名 | 旧価格(税込) | 新価格(税込) | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|
| 感動ジャケット(メンズ・ウィメンズ) | 5,990円 | 6,990円 | +1,000円 |
| エアリズムUVカットメッシュパーカ(ウィメンズ) | 2,990円 | 3,990円 | +1,000円 |
| ウルトラストレッチカラージーンズ(メンズ) | 2,990円 | 3,990円 | +1,000円 |
| チノショーツ(メンズ) | 1,990円 | 2,990円 | +1,000円 |
各商品とも1,000円の値上げですが、単なる値上げにとどまらず品質の改良も同時に行われています。たとえば感動ジャケット(ウィメンズ)はUV機能を追加、エアリズムUVカットメッシュパーカは消臭機能を追加するなど、付加価値を高めての価格改定という位置付けです。
2024〜2025年:継続的な価格調整
2024年以降も、ユニクロは個別商品ごとに価格を調整し続けています。「サイレント値上げ」とも呼ばれるような静かな価格変更が随所で発生しており、気づかないうちに価格が上がっていたという声もよく聞かれます。2025年6月のウィメンズジーンズの値上げも、このような継続的な価格調整の一環と言えるでしょう。
注意:上記の価格はすべて税込です。各商品の現在の価格はユニクロ公式サイトでご確認ください。セール時や時期によっては、記載価格より安く購入できる場合があります。
ユニクロが値上げする3つの理由
「なぜユニクロはこんなに値上がりしているのか」と感じている方も多いでしょう。その背景には、複数の要因が絡み合っています。
① 原材料費・物流コストの上昇
ユニクロの主力商品に使われる原材料の価格が大きく上昇しました。ポリエステル糸の価格はアジアでの取引価格が25〜30%上昇し、綿花に至ってはコロナ前比で約2.4倍にまで高騰しています。加えて、コロナ禍以降の物流費の高騰も製造コストを押し上げる大きな要因となっています。
② 円安・ドル高の影響
ユニクロ製品の約80%は中国などアジアで生産されています。円安が進むと製造コストが円換算で高くなり、日本での販売価格にも影響します。2026年秋冬の値上げも、円安による原価率の上昇が理由とされています。2022年時点で1元=15円(2020年)から1元=20円へと約33%も円安が進行しており。
③ 米国関税など貿易環境の変化
2025年には、トランプ政権による相互関税の影響が新たな要因として加わっています。ファーストリテイリングの発表によると、ベトナムやスリランカなどへの20〜40%の関税が、米国で販売する商品の約70%に影響するとされています。これは日本市場への直接的な影響ではありませんが、グローバルなコスト増加が日本市場にも影響する可能性があります。
まとめると:原材料高→物流費高→円安→関税と、複数の値上げ圧力が重なってきました。ユニクロ側も「全てのコストを吸収するのは難しい」と認めており、2026年秋冬は円安を理由に一部品番が値上げされています。
値上げ後もユニクロをお得に買う方法
値上げがあっても、タイミングを工夫することでユニクロをお得に買うことは十分可能です。知っておくべき3つの方法をご紹介します。
① 毎週金曜日の「期間限定価格」を見逃さない
ユニクロでは毎週金曜日から翌木曜日の1週間、対象商品が「期間限定価格」で値下がりします。オンラインストアは金曜日の深夜2時頃に更新されるため、欲しいアイテムがある方は木曜深夜か金曜早朝にチェックするのがおすすめです。この期間を過ぎると元の価格に戻ってしまうので注意しましょう。
また、毎週火曜日には「通常値下げ」も行われます。こちらは一度下がると基本的に元の価格には戻らないため、定番品が値下がりするタイミングをチェックしておくとよいでしょう。
② 年間の大型セールを狙う
ユニクロには年間を通じていくつかの大型セールがあります。これらのタイミングを狙うと、まとめ買いが特にお得です。
ゴールデンウィーク前後に開催される大型セール。春夏商品を中心に広く値下がりします。2026年は4月24日〜5月7日に開催されました。
ユニクロの主要セールのひとつ。年2回(春と秋)に開催されることが多く、エアリズムやヒートテックなど定番商品が安くなりやすいです。
12月下旬の「年末祭」と1月の「新年祭(初売り)」。ヒートテックインナー・フリースジャケット・ダウンなどが期間限定価格で登場することが多く、冬物のまとめ買いに最適です。
③ プライシーで値下がり通知を受け取る
ユニクロの価格は毎週変動します。「欲しい商品を登録しておいて、値下がりしたら通知を受け取る」という使い方ができるのが、価格比較アプリの「プライシー」です。プライシーはスマートフォン(iOS・Android)向けのアプリで、ユニクロ以外の複数ECサイトの価格も横断的にチェックできます。
欲しい商品が値下がりするまで待って購入するというシンプルな戦略が、値上げへの最も有効な対抗手段になります。値上がりがあった今こそ、プライシーを活用してみてはいかがでしょうか。
まとめ:ユニクロ値上げのポイントと対策
この記事のまとめ
- ✓ ユニクロの本格的な値上げは2022年秋冬から始まり、フリース・ダウン・ヒートテックなどが1,000円前後値上がりした
- ✓ 直近は2026年秋冬商品(2026年8月上旬から順次販売)の一部品番が値上げ。全商品でならすと4%弱で、理由は円安による原価率の上昇
- ✓ 2025年6月にはウィメンズジーンズが3,990円→4,990円に値上げ(メンズは据え置き)
- ✓ 値上げの主な理由は原材料費・物流費の高騰・円安・関税の複合要因(2026年秋冬は円安)
- ✓ お得に買うには毎週金曜の期間限定価格・年間セール・プライシーの値下がり通知が有効
- ✓ 2027年春夏以降の値上げは2026年10月6日時点で発表を確認できていないが、円安が続けば値上げの可能性は残るため、価格動向を継続的にチェックしたい
ユニクロの値下がりを見逃さないために
プライシーアプリに欲しい商品を登録しておくと、値下がり時に通知が届きます。値上がりがあった今こそ、賢い価格チェックを始めましょう。
プライシーアプリで通知を設定する →よくある質問
直近の値上げは2026年秋冬商品(2026年8月上旬から順次販売)で、ごく一部の品番が対象です。本格的な値上げは2022年秋冬(2022年8月〜)に始まり、フリースやダウンなどが1,000円前後値上がりしました。その後も2023年春夏、2025年6月、2026年秋冬と断続的です。
主な理由は3つです。①原材料費(ポリエステル・綿花)の高騰、②円安による海外生産コストの上昇、③トランプ政権による関税影響です。特に2022年は綿花がコロナ前比で約2.4倍に高騰するなど、原材料コストが急上昇しました。2026年秋冬の値上げについては、ファーストリテイリングのCFOが円安による原価率の上昇を理由に挙げています。
2027年春夏商品以降の値上げは、2026年10月6日時点で発表を確認できていません。2026年4月には柳井会長兼社長が、中東情勢が続けば値上げもあり得ると発言したと報じられています。ただし2026年秋冬も全体で4%弱で、商品ごとに判断されています。
はい、いくつかの方法があります。①毎週金曜日の期間限定価格(金曜〜翌木曜の1週間限定)を活用する、②GWセール・感謝祭・年末年始セールなどの大型セールを狙う、③プライシーアプリで欲しい商品を登録し、値下がり通知を受け取る、といった方法が有効です。値上がりがあった今こそ、価格動向をチェックして「値下がったタイミングで買う」習慣をつけることが節約につながります。
ヒートテックの通常モデルは990円で据え置きとなっています。一方、「ヒートテック極暖」は1,500円から1,990円に、「ヒートテック超極暖」は1,990円から2,990円にそれぞれ値上がりしています(2022年秋冬より)。定番のヒートテック(通常版)だけは引き続き990円で購入できますので、ご安心ください。
