「エネオスで給油するたびにポイントをもっとお得に貯めたい」と思ったことはありませんか?実は、正しいカードの組み合わせを選ぶだけで、クレジットカードのポイントと共通ポイントの両方を同時に貯める「二重取り」が可能です。この記事では、エネオスでポイント二重取りできるカードの組み合わせ、できないNGパターン、そして「ENEOSカードと二重取りどちらがお得か」の判断基準まで、2026年5月時点の最新情報でまとめました。
エネオスのポイント二重取りとは?仕組みを解説
「ポイント二重取り」とは、1回の給油で2種類のポイントを同時に貯めることです。エネオスでの二重取りは、シンプルに言うと「クレジットカードのポイント」と「共通ポイント(楽天・d・Vポイント)」を同時に獲得する仕組みです。
二重取りの基本:クレカポイント+共通ポイント
エネオスでポイント二重取りをする際の構造は以下の通りです。
| ポイントの種類 | 付与の仕組み | 還元率の目安 |
|---|---|---|
| ①クレジットカードのポイント | クレカの利用額に応じて自動付与 | カードによる(例:楽天カード1.0%) |
| ②共通ポイントカードのポイント | 燃料油2Lにつき1ポイント(ENEOS公式ルール)。燃料油以外の洗車・オイル交換等は税抜200円につき1ポイント | 約0.33%相当(1L=150円・30L給油時) |
この2つを同時に獲得することが「二重取り」です。①だけでも、②だけでもお得ですが、両方を重ねることでガソリン代の節約効果が高まります。
貯められる共通ポイントはVポイント・楽天・dの3種類から1つ
エネオスで提示できる共通ポイントカードは、以下の3種類です。給油1回につき1種類のみ選べます(複数同時提示は不可)。
- Vポイント(旧Tポイント)カード:旧TカードがそのままVポイントカードとして利用可能
- 楽天ポイントカード:楽天カードに内蔵されているほか、専用アプリでも提示可能
- dポイントカード:dカードに内蔵、またはdポイントクラブアプリで提示可能
ポイントカードはプラスチックカードだけでなく、各社のスマートフォンアプリのバーコード・QRコード提示でも利用可能です。カードを別途持ち歩く必要はありません。
エネオスでポイント二重取りできるカードの組み合わせ
二重取りを実現するには、「ENEOSが発行していない一般提携クレジットカード」で決済することが前提です。以下の表で、代表的なカードの二重取り可否と合計還元率を確認しておきましょう。
| クレジットカード | 二重取り | 共通ポイントとの併用 | 合計還元率の目安 |
|---|---|---|---|
| 楽天カード | OK | 楽天ポイントカード内蔵(1枚で完結) | 約1.33% |
| dカード | OK | dポイントカード内蔵(1枚で完結) | 約1.33% |
| 三井住友カード(NL等) | OK | 楽天・dポイント・Vポイントのいずれかを別途提示 | 約0.5%+0.33%=約0.83% |
| JALカード・ANAカード | OK(発行元による) | 三菱UFJニコス発行等は提示可能 | マイル換算で約2%+ポイントカード分 |
| ENEOSカードC・P・S | NG | 共通ポイントカードとの併用不可 | ENEOSカード単体の特典のみ |
| nanaco・楽天Edy・交通系IC | NG | 電子マネーはポイントカードと併用不可 | — |
※1L=150円、30L給油時の計算。楽天カード・dカードは2023年10月以降の現行ルール。
楽天カード(楽天ポイントカード機能内蔵)
楽天カードはクレジット機能とポイントカード機能が1枚に内蔵されているため、別途ポイントカードを提示しなくても1枚で二重取りが完結します。ENEOSでの利用時、通常の楽天ポイント(100円に1ポイント)に加え、燃料油2Lにつき1ポイントの共通ポイントが付与されます。
2023年10月より制度変更:以前は楽天カードをENEOSで使うと給油時1.5%の特別還元がありましたが、2023年9月末に特別提携が終了しました。現在はクレカポイント(1%)+ポイントカード提示(0.33%)の二重取りが解禁され、合計約1.33%還元となっています。
dカード(dポイントカード機能内蔵)
dカードも楽天カードと同様に、dポイントカード機能が内蔵されています。ENEOSでdカードを使って決済すると、自動的にクレカポイント(1%)+dポイント(2Lに1pt)の二重取りが適用されます。dポイントをメインに使っている方にとって使いやすい選択肢です。
その他の一般提携クレカ+別途ポイントカード
楽天カード・dカード以外でも、ENEOSが指定する一般提携クレジットカード発行会社(三井住友カード・JCB・アメックス・クレディセゾン等)のカードで決済しながら、ポイントカードを別途提示することで二重取りできます。
- 決済:三井住友カード(NL)など一般提携クレカ
- 提示:楽天ポイントカードアプリ、dポイントカードアプリ、またはVポイントカード
ポイントカードはアプリのバーコードでOKなので、プラスチックカードがなくても問題ありません。
エネオスで二重取りできないNG組み合わせ【要注意】
「ポイントを二重取りしたい」と思っても、使う決済方法によってはポイントカードが併用できないケースがあります。知らずにやってしまうと損をするので、しっかり確認しておきましょう。
NG組み合わせの基本ルール:ENEOSが発行するクレジットカードおよび一部の電子マネーでは、共通ポイントカードとの併用が認められていません。給油前に「二重取りできる決済かどうか」を確認することが大切です。
ENEOSカード(C・P・S)はポイントカードと併用不可
ENEOSカード(C・P・S)、ENEOSカードNICOS、ENEOSカードCBなど、ENEOS(トヨタファイナンス等)が発行するクレジットカードは、共通ポイントカードとの併用が一切できません。
ENEOSカード自体に給油割引やポイント還元の特典があるため、二重取りは設計上不可となっています。これは公式ルールであり、例外はありません。
nanaco・楽天Edy・交通系ICもNG
電子マネーで給油代を支払う場合も、共通ポイントカードとの併用はできません。具体的には以下が対象です。
- nanaco
- 楽天Edy
- Suica・PASMO・ICOCA・manacaなど交通系ICカード
「nanacoでセブンイレブンのポイントを二重取りしているから、ENEOSでも同じようにできるだろう」と思ってしまいがちですが、ENEOSでは電子マネー払いではポイントカードが使えない点に注意が必要です。
EneKey(エネキー)を使った二重取りの手順
EneKey(エネキー)は、ENEOSが提供するキーホルダー型のクイック決済ツールです。事前にクレジットカードとポイントカードを紐づけておくことで、給油機にかざすだけで二重取りの決済を完了できます。
EneKeyにポイントカードを紐づける方法
お近くのENEOS店舗(EneKey発行対応店)のスタッフに依頼します。発行は無料です。事前にENEOS公式サイトからオンライン仮登録しておくと、店舗での手続きがスムーズになります。
EneKeyには、ENEOSカード以外の「一般提携クレジットカード」(楽天カード・三井住友カード等)を紐づけます。ENEOSカードを登録した場合は、ポイントカードとの紐づけが不可となるため注意が必要です。なお、dカードはEneKeyにクレジットカードとして登録できません(NTTドコモは一般提携カード発行元の対象外)。dカードユーザーが二重取りをする場合は、EneKeyは使わず、給油時にdカードで直接決済する方法を選んでください。
楽天ポイントカード・dポイントカード・Vポイントカードのいずれか1つをEneKeyに登録します。登録後は、EneKeyを給油機にかざすだけで決済とポイント加算が自動的に行われます。
ENEOS公式アプリ(モバイルEneKey)での二重取り
EneKeyの物理デバイスがなくても、ENEOS公式アプリ(モバイルEneKey)を使えばスマートフォンのQRコードで同様の機能を利用できます。スマートフォン1台でクレカ決済とポイントカードの二重取りが完結するので、物理的なEneKeyより手軽です。
モバイルEneKeyの利用にも、最初はENEOS店舗での手続きが必要です。QRコード決済の設定が完了すれば、以降はアプリ画面を給油機にかざすだけで二重取りが自動適用されます。
ENEOSカードと二重取り、どちらがお得?
「ENEOSカードに申し込むべきか、今のカードで二重取りすれば十分か」は、多くの方が気になるポイントではないでしょうか。答えは「ENEOSでの月間利用額」によって変わります。
月間利用額別シミュレーション
| 月間ENEOS利用額 | 楽天/dカード二重取り(年間還元) | ENEOSカードS(年間還元・実質無料) | ENEOSカードP(年間還元・年会費1,375円差引後) |
|---|---|---|---|
| 3,000円(月) | 約480円 | 約480円(2円/L引き相当) | 約マイナス1,085円(年会費負け) |
| 5,000円(月) | 約800円 | 約800円 | 約600円(年会費差引後) |
| 7,000円(月) | 約1,120円 | 約1,120円 | 約1,145円(年会費差引後) |
| 10,000円(月) | 約1,600円 | 約1,600円 | 約2,225円 |
※二重取り還元率1.33%、ENEOSカードP還元率3.0%で計算。ENEOSカードS年会費は実質無料として試算。
結論:用途別のおすすめ
- ENEOSでの月間給油が7,000円未満(月2〜3回程度)の方
- 年会費のかかるカードを増やしたくない方
- 楽天・dポイントをメインで活用している方
- カードを増やさず1枚で完結させたい方
- 月間7,000円以上ENEOSを利用するヘビーユーザー
- ENEOSカードPで月3%の高還元を活かしたい方
- ロードサービスなどENEOSカード特典も利用したい方
- ENEOS専用カードとして割り切って使える方
ENEOSカードPは年会費1,375円がかかります。ENEOSでの年間利用が約8万3,000円(月約7,000円)を超えると、二重取りよりもENEOSカードPの3%還元の方が実質的にお得になります。それ未満の利用なら、楽天カードやdカードで二重取りする方がシンプルでお得です。
よくある質問
いいえ、楽天カードにはポイントカード機能が内蔵されているため、楽天カード1枚でクレジット決済とポイントカード提示を同時に行えます。別途ポイントカードを持参する必要はありません。セルフ式スタンドの場合は画面の指示に従って操作するだけでOKです。
はい、dポイントカード(アプリまたはプラスチックカード)を持参し、一般提携クレジットカードで決済すれば二重取りできます。dカード以外でも、三井住友カードや楽天カードなどの一般提携カードで決済しつつdポイントカードを提示することで二重取りが可能です。
はい、楽天ポイントカード・dポイントカード・Vポイントカードはいずれもスマートフォンアプリのバーコード・QRコード提示で利用可能です。プラスチックカードがなくてもアプリを提示するだけで二重取りできます。事前にアプリをインストールしてバーコードを表示できる状態にしておきましょう。
Vポイントは、旧Tポイントが2024年4月にCCC(カルチャーコンビニエンスクラブ)と三井住友カードの提携によって統合・名称変更されたポイントです。ENEOSでは旧TカードがそのままVポイントカードとして引き続き利用できます。旧TカードのまあでもVポイントが貯まる仕様になっているので、手続き不要でそのまま使えます。
まとめ
エネオスのポイント二重取り まとめ
- 二重取りの条件:「ENEOSカード以外の一般提携クレカ」で決済 + 共通ポイントカード(楽天・d・Vポイントから1種類)を提示
- 最も手軽な二重取り:楽天カードまたはdカードは1枚でポイントカード機能も内蔵。1枚で二重取りが完結し、合計約1.33%還元
- 二重取りNG:ENEOSカード(C・P・S)で決済した場合、nanaco・楽天Edy・交通系ICで決済した場合はポイントカードとの併用不可
- ENEOSカードPがお得になる分岐点:月間ENEOS利用が約7,000円以上であればENEOSカードP(3%還元・年会費1,375円)の方が二重取りより実質的にお得
- EneKeyでの二重取り:一般提携クレカ + ポイントカードをEneKeyに紐づければ、かざすだけで自動的に二重取りが完了。公式アプリのモバイルEneKeyも同様に使える
ガソリン代は毎月必ず発生する固定費です。正しい組み合わせを一度設定してしまえば、毎回の給油で自動的にポイントが二重で貯まっていきます。まずは普段使いのカード(楽天カード・dカード)で二重取りを始めてみて、利用額が増えてきたらENEOSカードへの切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。
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