「カンボジアって本当に安いの?」旅行を計画する前に、まず気になるのが現地の物価ですよね。本記事では、食費・宿泊費・交通費など項目別に最新の物価をわかりやすく解説します。旅行スタイル別の予算シミュレーションも掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。

結論
カンボジアの物価は日本の約3分の1〜2分の1が目安

ローカル食堂の食事は1食約150〜300円、バックパッカー宿は1泊1,500円〜と、日常的な出費は日本と比べて大幅に安く抑えられます。ただし、アンコールワット入場料(1日券37ドル≒5,550円)など観光費は例外的に高め。旅行スタイルによって体感は変わります。

節約旅行 ローカル食堂中心・ゲストハウス利用 → 現地滞在費約3,000〜5,000円/日
スタンダード レストランとホテル(スタンダード)をバランスよく利用 → 現地滞在費約8,000〜12,000円/日
贅沢旅行 5つ星ホテル・観光客向けレストラン利用 → 現地滞在費約20,000〜30,000円/日以上

カンボジアと日本の物価比較一覧(2026年最新)

まずはカンボジア(主にプノンペン・シェムリアップ)と日本の物価を一覧で比較してみましょう。数字で見ると、その安さが実感できますよ。

※為替レートは1ドル=約150円換算(目安)で表示しています。実際のレートは変動しますので、渡航前にご確認ください。

項目 カンボジア 日本(参考)
ローカル食堂(1食) 1〜2ドル(150〜300円) 約800〜1,000円
カジュアルレストラン(1食) 3〜7ドル(450〜1,050円) 約1,000〜2,000円
観光客向けレストラン(1食) 10〜20ドル(1,500〜3,000円) 約2,000〜5,000円
カフェのコーヒー 1〜2.5ドル(150〜375円) 約400〜600円
ミネラルウォーター(500ml) 2,000リエル(約75円) 約100〜150円
生ビール(1杯) 1.29ドル(約200円) 約500〜700円
バックパッカー宿(1泊) 10ドル〜(1,500円〜) 約4,000円〜
スタンダードホテル(1泊) 47ドル〜(7,000円〜) 約15,000円〜
トゥクトゥク(配車アプリ/3km) 2.5ドル(約375円) 約1,500円(タクシー)
市内バス(プノンペン/一律) 1,500リエル(約55円) 約220円
アンコールワット入場料(1日券) 37ドル(約5,550円)
旅行者用SIMカード(7日間) 3ドル〜(約450円〜) 約2,000円〜

食費や交通費は日本の約3分の1以下で済むケースが多い一方、観光費(アンコールワット入場料)は例外的に高額な設定です。滞在スタイルによってトータルの支出は大きく変わるので、次の各セクションで詳しく見ていきましょう。

食費の目安:ローカルから観光客向けまで

カンボジアの食費は、どのお店を選ぶかで大きく変わります。いわゆる「二重価格構造」があり、地元の人が使うローカルエリアと、観光客が集まるエリアでは価格帯が全く異なるんです。

ローカル屋台・食堂(1食1〜2ドル)

地元の人が通う屋台やローカル食堂では、1食あたり1〜2ドル(約150〜300円)で本格的なカンボジア料理が楽しめます。クイティウ(米麺スープ)は約1.5ドル(225円)、チャーハンも1.5ドル前後。シェムリアップやプノンペンの市場付近には良心的なローカル食堂が点在していますよ。

メニュー 価格(ローカル店) 日本円換算
クイティウ(米麺スープ) 1.5ドル 約225円
アモック(魚のココナッツミルク蒸し) 3〜5ドル 約450〜750円
ロックラック(牛肉のサイコロステーキ) 2ドル 約300円
屋台のチャーハン 1.5ドル 約225円
生ビール(1杯) 1.29ドル 約210円
ミネラルウォーター(500ml) 2,000リエル 約75円

カジュアルレストラン(1食3〜8ドル)

清潔感のある飲食店や外国人旅行者も多いカジュアルなレストランでは、1食3〜8ドル(約450〜1,200円)が相場です。エアコン完備のレストランも多く、旅の疲れを癒すのにもってこいです。

観光客向けレストラン(10ドル〜)

シェムリアップの「パブ・ストリート」周辺や、プノンペン中心部の高級エリアにある観光客向けのレストランは、1皿10〜20ドル(1,500〜3,000円)が相場。日本のレストランと変わらない価格帯になることもあります。

節約のコツ:「観光客向けエリア」と「ローカルエリア」の価格差は3〜10倍になることも。地元の人が多く集まっている食堂を選ぶだけで、食費は大幅に節約できます。

宿泊費の目安:グレード別

カンボジアの宿泊費は、日本と比べると非常にリーズナブルです。どのグレードを選ぶかで体験は大きく変わりますが、どのクラスも日本の同価格帯より設備やサービスが充実していることが多いですよ。

バックパッカー
10ドル〜
約1,500円〜/泊
スタンダード
47ドル〜
約7,000円〜/泊
高級・5つ星
67ドル〜
約10,000円〜/泊

バックパッカー向けのゲストハウスは1泊10ドル(約1,500円)〜と非常にリーズナブルで、清潔な施設も多くあります。スタンダードクラスのホテルは1泊47ドル(約7,000円)前後から利用でき、日本の同価格帯と比べてクオリティが高いのが特徴です。さらに、普段はなかなか泊まれない5つ星クラスのリゾートホテルでも1泊1万円台から楽しめるのがカンボジアの魅力ですね。

交通費の目安:市内移動から空港アクセスまで

市内移動:配車アプリが便利で安心

シェムリアップやプノンペンでの移動はトゥクトゥク(三輪タクシー)が定番です。かつては値段交渉が必要でしたが、現在は配車アプリの「Grab」や「PassApp」を使えば、乗車前に料金が確定するので安心。3km程度の移動で約2.5ドル(約375円)が相場です。

プノンペンでは市内バスも利用でき、一律1,500リエル(約55円)とかなりお得です。エアコン付きで快適ですが、路線がやや複雑なので慣れが必要かもしれません。

都市間移動:シェムリアップ〜プノンペン

シェムリアップとプノンペンの移動には都市間バスが便利です。料金は10〜18ドル(約1,500〜2,700円)で、所要時間は約6〜8時間。国内線の飛行機(50〜100ドル程度)を使えば約45分ですが、旅程や予算に合わせて選ぶとよいでしょう。

交通手段 料金 所要時間・備考
トゥクトゥク(市内3km/配車アプリ) 2.5ドル(約375円) 料金確定型で安心
市内バス(プノンペン/一律) 1,500リエル(約55円) 路線が複雑
都市間バス(シェムリアップ〜プノンペン) 10〜18ドル(1,500〜2,700円) 約6〜8時間
空港シャトルバス(新空港〜市内) 8ドル(約1,200円)/人 1日8便、約1.5時間
空港タクシー(新空港〜市内) 35ドル〜(約5,250円〜)/台 複数人での利用がお得

📍 シェムリアップ空港は2023年に移転済みです旧シェムリアップ国際空港は閉鎖され、新しいシェムリアップ・アンコール国際空港に移転しました。市内中心まで約45km・所要約1.5時間と遠くなり、市内のトゥクトゥクは空港への乗り入れ不可です。空港〜市内間は空港シャトルバス(8ドル/人・1日8便)か空港タクシー(35ドル〜/台)を利用しましょう。往復の空港交通費を予算に組み込んでおくと安心です。

観光費・SIMカード・その他の費用

アンコールワット入場料(アンコールパス)

カンボジア旅行最大の目玉、アンコール遺跡群への入場には「アンコールパス」の購入が必須です。料金は1日券37ドル(約5,550円)、3日券62ドル(約9,300円)、7日券72ドル(約10,800円)。観光費の中では例外的に高額な出費となりますが、世界遺産を間近に体験できる価値は十分あります。

アンコールパスは購入時にその場で顔写真を撮影します。事前にオンラインでも購入可能で、翌朝5時のサンライズ観光にも対応しています。購入後の払い戻し・譲渡・再発行は不可なのでご注意ください。

SIMカード・通信費

旅行者向けのSIMカードはプノンペン・シェムリアップ両空港で購入でき、主要キャリア(Smart・Metfone・Cellcard)が窓口を設けています。7日間・30GBのプランが3ドル〜(約450円〜)と、日本の海外ローミングと比べてはるかにリーズナブルです。eSIMのサービス(Airalo等)も普及しており、渡航前に設定を済ませておくと便利ですよ。

旅行スタイル別・総予算シミュレーション(3泊5日)

ここからが本記事の差別化ポイントです。旅行スタイル別(節約・スタンダード・贅沢)に3泊5日の予算を比較してみましょう。現地での滞在費に加え、航空券・ビザも含めた総額で確認できます。

航空券は日本の長期休暇を避けた時期の乗り継ぎ便、シェムリアップ発着を想定した参考値です。実際の旅行代金は時期・航空会社・個人の行動によって大きく異なります。

費用項目 節約旅行 スタンダード 贅沢旅行
往復航空券 5〜7万円(LCC) 7〜10万円 10〜17万円
ビザ(観光/アライバル) 30ドル(約4,500円) 30ドル(約4,500円) 30ドル(約4,500円)
宿泊(3泊) 30〜60ドル(約4,500〜9,000円) 120〜210ドル(約18,000〜31,500円) 300〜600ドル(約45,000〜90,000円)
食費(3.5日分) 15〜25ドル(約2,250〜3,750円) 60〜100ドル(約9,000〜15,000円) 150〜250ドル(約22,500〜37,500円)
交通費(現地) 20〜30ドル(約3,000〜4,500円) 40〜60ドル(約6,000〜9,000円) 80〜150ドル(約12,000〜22,500円)
アンコールパス(1日券) 37ドル(約5,550円) 37ドル(約5,550円) 62ドル(約9,300円/3日券)
SIMカード 3〜5ドル(約450〜750円) 3〜5ドル(約450〜750円) 3〜5ドル(約450〜750円)
お土産・雑費 2,000〜5,000円 5,000〜10,000円 15,000〜30,000円
海外旅行保険 約1,500〜2,000円 約1,500〜2,500円 約2,000〜5,000円
合計目安 約7〜10万円 約12〜17万円 約20〜35万円

スタンダードプランでも約12〜17万円と、他の東南アジアの人気渡航先と遜色ない予算で、アンコールワットをじっくり楽しめます。航空券が全体費用のウェイトを最も左右するので、価格比較サービスで早めに検索しておきましょう。

カンボジア旅行費を節約する方法

もともと物価が安いカンボジアですが、ちょっとした工夫でさらにお得に旅ができます。現地をよく知る人たちが実践している節約のコツをご紹介します。

①ローカル食堂・屋台を活用する

食費の節約で最も効果的なのが、地元の人が集まるローカル食堂や屋台の活用です。観光地エリアのレストランと比べて5〜10倍安く食べられることも。清潔感があって活気のある人気店を選べば、衛生面の心配も少ないですよ。

②配車アプリ(Grab / PassApp)を使う

移動の際は、GrabやPassAppなどの配車アプリを積極的に活用しましょう。乗車前に料金が確定するため、交渉不要で安心です。アプリで場所を指定するだけなので、言葉の壁も心配ありません。

③オフシーズン(雨季)を狙う

乾季(11月〜4月)はベストシーズンで観光客が集中し、航空券やホテルが高騰します。一方、雨季(5月〜10月)はオフシーズンとなり、旅行費用を大幅に抑えられます。雨季でも一日中雨が降り続けることはまれで、緑豊かなアンコールワットを静かに楽しめるという魅力もあります。

④通貨を賢く使い分ける

カンボジアでは公式通貨のリエル(KHR)と米ドルが並行して流通しています。ホテルや観光費は米ドル払いが主流で、1ドル未満のお釣りはリエルで返ってきます。小額の1ドル札を多めに持っておくと便利ですよ。

破れたドル札や傷んだ紙幣は受け取りを断られることがあります。日本を出発する前に、きれいな状態の小額紙幣(1ドル・5ドル)を多めに準備しておくと安心です。

⑤お土産はスーパー・市場で購入する

空港のお土産売り場は市内より割高な傾向があります。定番のお土産は市内のスーパーや「オールドマーケット(プサー・チャー)」で購入するとぐっとお得です。カンボジアのおすすめお土産と相場をまとめました。

お土産 相場 ひとこと
アンコールクッキー(3枚入BOX) 3ドル(約450円) カシューナッツ・バナナ等のフレーバー。バラマキに最適
カンポット産黒胡椒(55g) 7〜8ドル(約1,050〜1,200円) 世界三大ペッパーのひとつ。料理好きへのギフトに
アンコールビール(1缶) 0.5〜1ドル(約75〜150円) スーパーで購入するとさらに安い
シルク製品(スカーフ等) 5〜20ドル(約750〜3,000円) 市場での値引き交渉も楽しみのひとつ

旅行前にガイドブックで最新の現地情報を仕入れておくと、節約スポットの探し方や現地の相場感もつかみやすくなります。

長期滞在・生活費の目安(移住検討者向け)

カンボジア(プノンペン)への移住や長期滞在を検討している方向けに、月額の生活費目安もまとめました。旅行とは異なり、長期で住む場合の物価感覚は少し変わりますよ。

費用項目 単身者(月額) 2人暮らし(月額)
家賃(外国人向け) 470〜800ドル(約7〜12万円) 600〜1,200ドル(約9〜18万円)
食費 200〜400ドル(約3〜6万円) 300〜500ドル(約4.5〜7.5万円)
光熱費・通信費 50〜100ドル(約1〜1.5万円) 100〜150ドル(約1.5〜2.3万円)
交通費・雑費 50〜100ドル(約1〜1.5万円) 100〜150ドル(約1.5〜2.3万円)
合計目安 770〜1,400ドル(約11〜21万円) 1,100〜2,000ドル(約16〜30万円)

特に家賃が全体の支出を大きく左右します。ローカル物件ならさらに安く抑えられますが、外国人向けのセキュリティ付きコンドミニアムは都市部で上昇傾向。旅行とは違い、実際に生活する場合は日本の50〜80%程度のコストが目安と思っておくとよいでしょう。

よくある質問

カンボジアの通貨は?ドルは使えますか?

カンボジアの公式通貨はリエル(KHR)ですが、実際の日常生活では米ドル(USD)が広く流通しています。ホテルや観光スポット、レストランではドル払いが一般的です。1ドル未満のお釣りはリエルで返ってくることが多いので、少額リエルも自然と手元にたまります。日本円はほとんどの場所では使えないため、渡航前にドルへの両替をお済ませください。

カンボジア旅行にビザは必要ですか?費用はいくら?

日本人がカンボジアに観光目的で入国する場合、ビザの取得が必要です。空港での「アライバルビザ」は30ドル(約4,500円)、渡航前に申請できる「e-Visa」は30ドル+手数料6ドル=計36ドル(約5,400円)です。いずれも30日間の滞在が可能。また、ビザとは別に「Cambodia e-Arrival(電子入国カード)」の登録も必要です(無料)。

カンボジアにはいくら持っていけばよいですか?

旅行スタイルや滞在日数によって異なりますが、3泊5日のスタンダードプランでは現地での現金(食費・交通費・観光費など)として300〜500ドル(約45,000〜75,000円)あれば余裕を持って楽しめます。節約旅行なら150〜250ドル程度でも可能です。クレジットカード(VisaやMastercard)はホテルやある程度の規模のレストランでは使えますが、屋台やローカル市場では現金が必要なので、現金はしっかり用意しておきましょう。

カンボジアはプノンペンとシェムリアップで物価は違いますか?

首都プノンペンは外国人向けのカフェやコンドミニアムが多く、中心部では家賃や外食費がやや高め。シェムリアップはアンコールワットの観光地として発展していますが、中心の「パブ・ストリート」付近の観光客価格とローカルエリアの価格差が大きいのが特徴です。どちらの都市も「ローカルエリアvs観光客エリア」の二重価格構造が存在するため、少し歩いてローカルなお店を探すことが節約の近道です。

まとめ

カンボジアの物価まとめ

  • 物価水準は日本の約1/3〜1/2。ローカル食堂は1食150〜300円、バックパッカー宿は1泊1,500円〜と安価
  • アンコールワット入場料(1日券37ドル≒5,550円)は例外的に高額なため、旅行費用の試算に含めておこう
  • 配車アプリ(Grab/PassApp)を活用すれば、交通費もリーズナブルかつ安心
  • 3泊5日の旅行総費用は、節約プランで約7〜10万円、スタンダードで12〜17万円が目安
  • 雨季(5〜10月)のオフシーズンを狙うと、航空券・ホテルを安く抑えやすい
  • 長期滞在・移住の場合は月額11〜21万円(単身/外国人向け物件)が現実的なライン

カンボジアは、コストを抑えながらも世界遺産アンコールワットをはじめとする本格的な観光体験ができる旅先です。旅行スタイルに合わせた予算計画で、ぜひ充実した旅を楽しんでください。プライシーでは海外・国内を問わずお得な買い物情報を配信しています。

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記事の内容は執筆時点の情報を基にしています。掲載している価格・日程・仕様等は変更になる場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。