「バリ島は物価が安い」という話を聞いたことはありますか?インドネシアは食事・宿泊・交通費のどれをとっても日本より安く、旅行予算を大幅に抑えられる国です。でも、実際にいくらかかるのかがよく分からないと、旅行の計画が立てにくいですよね。この記事では、2026年5月現在の最新情報をもとに、カテゴリ別の物価と旅行予算の目安を具体的な金額でお伝えします。
食事はワルン(地元食堂)なら1食200〜500円、バジェットホテルは1泊1,000〜3,000円と、日本に比べてかなりリーズナブルです。ただし観光地のレストランや高級リゾートを選ぶと日本と変わらない費用になることも。賢く使い分けるのがインドネシア旅行の節約術です。
インドネシアの物価は日本の何分の1?カテゴリ別早見表【2026年5月最新】
まず日本との比較をざっと確認しておきましょう。インドネシアの通貨はルピア(IDR)で、2026年5月現在、1万ルピアが約93円という計算になります。
| カテゴリ | インドネシア(目安) | 日本(参考) | 比率 |
|---|---|---|---|
| ローカル食堂1食 | 200〜500円 | 800〜1,200円 | 約1/3〜1/4 |
| 中級ホテル(3〜4つ星)/泊 | 5,000〜15,000円 | 12,000〜25,000円 | 約1/2〜同等 |
| バジェットホテル/泊 | 1,000〜3,000円 | 5,000〜10,000円 | 約1/3〜1/5 |
| バス・電車(1乗車) | 30〜130円 | 200〜400円 | 約1/3〜1/10 |
| バイクタクシー(短距離) | 100〜300円 | 1,000円〜(タクシー) | 約1/5以下 |
| ミネラルウォーター(600ml) | 50円 | 120〜150円 | 約1/3 |
食費や交通費はとくに差が大きく、ローカルの食堂や公共交通を使えば日本の1/3〜1/5以下の出費で済むケースも珍しくありません。一方、中級ホテルは日本と近い価格帯になることもあるので、宿泊費は要チェックです。
インドネシアの通貨とレート|ルピアの計算方法を覚えよう
通貨「ルピア(IDR)」の基本
インドネシアの通貨はルピア(Rupiah、略称:IDR / Rp)です。現地の物価表記はゼロが多くて最初は面食らうかもしれませんが、慣れてしまえばシンプルです。硬貨は100・200・500・1,000ルピアが流通し、紙幣は1,000〜100,000ルピアまであります。
2026年5月現在のレート目安
2026年5月現在、Wiseの参考レートでは1 IDR ≈ 0.0093円、100円 ≈ 10,729ルピアという水準です。円安が続いている局面では、以前より日本からの旅行コストが少し上がっているので注意しておきましょう。
💡 現地での計算のコツ
「ルピアを1/100にして×0.93」が簡単です。たとえば50,000ルピアなら500×0.93=465円。大まかには「1万ルピア=約90〜100円」と覚えておくと、お店での瞬時計算がラクになりますよ。
旅行中の両替はどこで?
日本円からルピアへの両替は現地の両替商(Money Changer)が最も有利なレートになることが多いです。空港は便利ですが、レートが悪めな傾向があります。クレジットカードが使える場所ではカード払いが便利ですが、ローカルの食堂や小さなお店は現金のみが多いので、ある程度の現金は常に持ち歩きましょう。
インドネシアの食費相場|ローカル食堂から高級レストランまで
インドネシアの食費は、どこで食べるかによって10倍以上の差が生まれます。ローカルを攻める旅行者と、観光地メニューしか食べない旅行者では、4日間で数万円の差が出ることも。自分のスタイルに合わせて選んでみてください。
ワルン(地元食堂):1食200〜500円
ワルン(Warung)とは、インドネシアの家族経営の小さな食堂のことです。バリ島なら20,000〜50,000ルピア(約200〜500円)が1食の目安で、ナシゴレン(チャーハン)やミーゴレン(焼きそば)、バビグリン(豚の丸焼き)などインドネシアらしい料理を満喫できます。ジャカルタのワルンはさらに安く、15,000〜30,000ルピア(約140〜280円)が相場です。
ワルンは衛生面が気になる方もいますが、地元の人で混んでいるお店を選べば比較的安心です。地元の食文化を体験できる最高の場所でもありますよ。
チェーン・ショッピングモール内:1食500〜2,000円
バリ島やジャカルタのショッピングモール内のフードコートや、ケンタッキー・マクドナルドなどのファストフードチェーンは、1食50,000〜200,000ルピア(約500〜2,000円)が目安です。清潔な環境で安心して食事ができるので、慣れない食事に疲れたときの選択肢として活用できます。
観光地レストラン・高級レストラン:1食1,000〜5,000円以上
バリ島のスミニャックやクタなど観光エリアのレストランは、100,000ルピア〜(約1,000円〜)が目安で、高級レストランになると300,000〜600,000ルピア(約3,000〜5,600円)にもなります。ジャカルタのホテル内レストランやコースディナーは同様の価格帯です。日本食レストランはさらに高く、東京と変わらないか、それ以上の価格になるケースもあります。
💡 食費節約のポイント
「朝・昼はワルン、夜は観光地レストランで少し奮発」というバランスが多くの旅行者に人気です。1日の食費を1,500〜3,000円に抑えつつ、現地グルメも楽しめますよ。
インドネシアの宿泊費相場|スタイル別の目安
バリ島の宿泊費はピンキリで、1泊1,000円のゲストハウスから数十万円のラグジュアリーリゾートまで揃っています。旅行スタイルで大きく変わる費用なので、どのスタイルで行くかを先に決めておくと予算が立てやすいです。
バジェット・ゲストハウス(1,000〜3,000円/泊)
バリ島のゲストハウスは100,000〜300,000ルピア(約1,000〜3,000円)/泊が相場です。ドミトリー(相部屋)は1,000円前後からあり、個室でも2,000〜3,000円ほど。プールなしの素朴な宿が多いですが、観光スポットの近くに宿泊できるのが魅力です。
中級ホテル3〜4つ星(5,000〜15,000円/泊)
プールつきの3〜4つ星ホテルは500,000〜1,500,000ルピア(約5,000〜15,000円)/泊が目安です。バリ島の旅行代理店が「スタンダードクラス」として扱うホテルはこの価格帯が多く、設備も充実していて快適に過ごせます。
高級リゾートホテル(15,000円〜/泊)
世界有数のリゾート地として名高いバリ島は、2,000,000ルピア〜(約20,000円〜)/泊の高級リゾートが多数あります。ウブドやヌサドゥアの5つ星リゾートは、プライベートプール付きヴィラで1泊5〜10万円以上になることも珍しくありません。それでも同等クラスのハワイやモルジブと比較すると割安感があります。
インドネシアの交通費相場|移動手段別まとめ
インドネシアの交通事情は地域によってかなり異なります。バリ島はMRTがなく、配車アプリか車チャーターが主流。ジャカルタは近年MRTが整備され、公共交通が使いやすくなりました。
バイクタクシー(GojekとGrab):短距離100〜300円
Gojek(ゴジェック)とGrab(グラブ)はインドネシアで普及している配車アプリで、バイクタクシー(オジェック)をアプリ経由で手配できます。短距離なら10,000〜30,000ルピア(約100〜300円)と格安で、渋滞の多いバリ島では最も効率的な移動手段のひとつです。アプリで行き先と料金が事前に確定するので、ぼったくりの心配がないのも安心ですね。
タクシー・配車アプリ(車):目安200〜1,000円
Gojek/GrabでGoCar/GrabCarを選ぶと、バイクではなく普通車が来ます。バリ島のタクシーは初乗り7,000ルピア(約65円)程度で、短距離移動なら200〜500円が目安です。観光地間の移動では渋滞状況によって料金が変わるため、長距離は車チャーターがお得な場合も。
バス・電車(ジャカルタ):30〜130円
ジャカルタには日本のODAで建設されたMRT(都市高速鉄道)が走っており、運賃は3,000〜14,000ルピア(約28〜130円)と非常にリーズナブルです。また、バス路線「TransJakarta(トランスジャカルタ)」は3,500ルピア(約33円)均一で、市内全域に路線が伸びています。ジャカルタ観光ではこれらを活用すると交通費を大幅に抑えられます。
バリ島での車チャーター:5,000〜8,000円/8時間
バリ島は公共交通が発達していないため、複数の観光スポットを効率よく回るには車とドライバーのチャーターが便利です。相場は500,000〜800,000ルピア(約5,000〜8,000円)/8時間程度。複数人で割り勘すればさらにお得です。バイクレンタルは50,000〜100,000ルピア(約500〜1,000円)/日と格安ですが、交通事情に慣れていない方は注意が必要です。
バリ島とジャカルタの物価はどちらが安い?
同じインドネシアでも、観光リゾートのバリ島と首都ジャカルタでは物価の性格が異なります。旅行者目線で比較すると、実はシンプルな構図があります。
| ワルン1食 | 200〜500円 |
| バジェットホテル/泊 | 1,000〜3,000円 |
| 観光地レストラン | 1,000円〜 |
| バイクタクシー短距離 | 100〜300円 |
| マッサージ1時間 | 約1,000円 |
| ワルン1食 | 140〜280円 |
| 中級ホテル/泊 | 5,000〜15,000円(相場高め) |
| MRT1乗車 | 28〜130円 |
| バス(TransJakarta) | 約33円 |
| 高級レストラン | 3,000〜5,500円 |
ポイントは宿泊費です。バリ島は安い宿から高級リゾートまで幅広い選択肢があるのに対し、ジャカルタはビジネス都市としての性格が強く、旅行者向けのバジェット宿が少なめです。一方で、食費や公共交通はジャカルタの方がやや安い傾向があります。
旅行者にとっては「バリ島のほうが選択の幅が広い」というのが正直なところで、特に初めてのインドネシア旅行であればバリ島から始めるのが定番です。ジャカルタは「乗り換えついでに1泊する」というスタイルで組み合わせるのも人気ですよ。
観光地と地元エリアで価格差がある理由
バリ島の観光エリア(クタ・スミニャック・ウブド)では「観光客向け価格」が設定されており、同じ料理でも地元エリアの数倍の価格になることがあります。これはインドネシアだけでなく観光地全般に見られる現象ですが、バリ島では特に顕著です。少しエリアから離れると一気にローカル価格になるので、興味のある方はぜひ地元市場(パサール)も覗いてみてください。
インドネシア旅行3泊4日の費用シミュレーション
旅行スタイル別に3泊4日の総費用をシミュレーションしてみましょう。以下は東京出発・バリ島(デンパサール空港)着を想定した目安です。
なお、日本人は現在ビザ免除が停止されているため、VOA(到着ビザ)の費用500,000ルピア(約4,700円)が必要です。また、バリ島への入島時はバリ島観光税150,000ルピア(約1,400円)が別途かかります。
- 航空券:LCC経由便 5〜7万円
- 宿泊(3泊):3,000〜9,000円
- 食費(4日):4,000〜8,000円
- 交通・観光:5,000円
- VOA+観光税:6,100円
- 航空券:経由便 8〜10万円
- 宿泊(3泊):1.5〜4.5万円
- 食費(4日):1.2〜2.4万円
- 交通・観光:1.5万円
- VOA+観光税:6,100円
- 航空券:直行便 12万円〜
- 宿泊(3泊):6〜30万円
- 食費(4日):3万円〜
- 交通・観光:3万円
- VOA+観光税:6,100円
⚠️ 注意:航空券代が大部分を占めます
上記のように、航空券が総費用の大半を占めるのがインドネシア旅行の特徴です。現地滞在費だけ見ると節約スタイルなら1日5,000円以下も可能ですが、航空券次第で総費用が大きく変わります。LCCの早期予約や、旅行シーズン(2〜5月・9〜11月がオフシーズンでお得)を狙うのが節約の鍵です。
知っておきたい!インドネシアの観光スポット入場料は「外国人料金」に注意
インドネシアの観光スポットは多くの場所で、外国人(ツーリスト)と現地インドネシア人で入場料が大きく異なります。これは東南アジア全般に見られる「二重価格制度」で、知らずに行くと驚くことも。
⚠️ 外国人料金に注意が必要な主な観光スポット
バリ島の棚田や寺院は外国人料金でも50,000〜150,000ルピア(500〜1,400円)程度ですが、ジャワ島の世界遺産ボロブドゥール遺跡は外国人料金が約25米ドル(約3,500〜3,700円)と高額です。バリ島に比べてジャワ島の世界遺産観光は予算多めに見ておきましょう。
| 観光スポット | 外国人入場料(目安) | 日本円換算 |
|---|---|---|
| バリ島の寺院・棚田 | 50,000〜150,000 IDR | 500〜1,400円 |
| ボロブドゥール遺跡(ジャワ島) | 約25 USD | 約3,700円 |
| プランバナン遺跡(ジャワ島) | 約25 USD | 約3,700円 |
| コモドドラゴン国立公園 | 要別途確認 | 〜数千円 |
バリ島の観光ならコストを抑えやすいですが、ジャワ島の世界遺産を組み合わせた旅行では観光費が予想より高くなることがあります。旅程を組む前に各スポットの外国人料金を確認しておくと安心です。
💡 コンビニも活用しよう(インドマレット・アルファマート)
インドネシアにはインドマレット(Indomaret)とアルファマート(Alfamart)という二大コンビニチェーンがいたるところにあります。ミネラルウォーター・お菓子・カップ麺などが現地価格で購入でき、観光地での割高な買い食いを減らせます。ATMも設置されていることが多く、旅行者の強い味方です。
インドネシア旅行の費用を抑えるポイント
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配車アプリ(GojekまたはGrab)を使うぼったくりタクシーを避けつつ格安で移動できます。日本でアプリをダウンロードして現地番号登録を事前に済ませておくと、到着後すぐに使えて便利です。
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ワルンをメインに使う1食200〜500円の地元食堂を積極的に活用しましょう。「地元の人がいる店=おいしくて安い」が鉄則です。観光地から少し離れたエリアで探してみてください。
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コンビニ(インドマレット・アルファマート)を使う現地コンビニはいたるところにあり、ミネラルウォーターや軽食が現地価格で買えます。観光地価格を避けるための最強の節約スポットです。
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現地SIMカードを購入する空港やコンビニで10GB程度のSIMカードが約100,000ルピア(約1,000円)で購入できます。ローミングより大幅に安く、配車アプリや地図のために通信は必須です。
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e-VOAを事前に申請する到着ビザ(VOA)は現地カウンターで申請もできますが、e-VOAを渡航前にオンラインで申請すると行列の待ち時間を節約できます。費用は同じ500,000ルピア(約4,700円)です。
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オフシーズンを狙うバリ島のオフシーズンは2〜5月と9〜11月ごろで、航空券もホテルも安くなります。反対に7〜8月・12月は繁忙期で料金が跳ね上がるため、予算に余裕がなければ避けるのが賢明です。
まとめ:インドネシアの物価
- ✓為替レートは1万ルピア≈93円。計算のコツは「0をふたつ取って×0.93」
- ✓食費はワルンなら1食200〜500円。観光地レストランは1食1,000〜5,000円以上と差が大きい
- ✓宿泊費はバジェットで1,000〜3,000円/泊〜。高級リゾートは青天井
- ✓交通費は格安。配車アプリやMRTを使えば日本の1/10以下も
- ✓3泊4日の総費用はスタイル次第。節約なら7〜10万円、スタンダードで13〜18万円が目安
- ✓水道水は飲めない。ミネラルウォーターは約50円/600mlと安価なので積極的に買って
商品の価格推移・安い時期をチェックするなら
プライシーでは、家電・日用品などの価格変動をグラフで確認できます。旅行の準備に必要なものを賢く購入するために、ぜひ活用してみてください。
プライシーで価格をチェックよくある質問(FAQ)
ローカルの食堂(ワルン)や公共交通を活用すれば、日本の1/3〜1/5程度の出費で旅行できます。特に食費と交通費の差が大きく、1食200〜500円、バスや電車は1乗車30〜130円程度です。ただし観光地レストランや高級リゾートを利用すると日本と変わらない費用になる場合もあります。
ローカル食堂(ワルン)中心なら1日500〜1,500円程度に抑えられます。観光地のレストランを1〜2食挟む「ミックス」スタイルなら1日2,000〜4,000円が目安です。日本食や高級ダイニングのみで揃えると1日5,000円以上になることもあります。
インドネシアの水道水は飲めません。インドネシア保健省の調査でも、国内の水源の約70%が汚染されているとのデータがあります。旅行中はミネラルウォーターを購入してください。600mlのボトルが約5,000ルピア(約50円)と安価なので、惜しまず補給しましょう。
ホテル・大型ショッピングモール・観光地のレストランではクレジットカードが使えます。ただし、屋台・ローカル食堂・個人商店・バイクタクシーなどでは現金のみが多いです。旅行中は1〜2万円相当のルピア現金を常備しておくと安心です。
