「引っ越したいけど初期費用が高すぎて払えない…」そんなお悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。敷金・礼金・仲介手数料などを合計すると、家賃の4〜6ヶ月分になることも珍しくありません。この記事では、賃貸の初期費用を分割払いにする方法を、手数料・審査・デメリットまで含めて詳しく解説します。
家賃(初期費用)は分割払いできる?まず結論を確認
まず押さえておきたいのは、「毎月の家賃そのものを分割する」のではなく、引っ越し時にまとめて必要な初期費用(敷金・礼金・仲介手数料・前家賃など)を後から分割返済するという仕組みだということです。
賃貸の初期費用は家賃の4〜6ヶ月分が一般的な相場とされており、家賃7万円の物件なら30〜45万円にのぼることもあります。これを一括で用意するのは誰にとっても大変なことですよね。以下の3つの方法から、自分の状況に合ったものを選びましょう。
【一覧比較】初期費用を分割する3つの方法
| 方法 | 実質年率の目安 | 審査の難易度 | 不動産会社の対応 | こんな人向け |
|---|---|---|---|---|
| ①専用サービス(smooth等) | 18%(2026年4月〜) | やさしめ(LINE審査) | 提携不動産会社のみ | クレカなしで分割したい |
| ②クレジットカード分割 | 12〜15%(2回払い無料が多い) | カード審査による | 対応・非対応の差あり | すでにカードを持っている |
| ③カードローン・ローン | 4〜18%(商品による) | やや厳しめ | 関係なし | 一括で払ってから返済したい |
2026年4月1日以降、smooth(スムーズ)は全プランで手数料が発生するようになりました。以前は3回払いまで手数料無料でしたが、現在は改定されています。最新の条件は必ず公式サイトでご確認ください。
方法①:初期費用分割払い専用サービス(smooth等)
クレジットカードを持っていない方や、カードの利用限度額が足りない方に向いているのが、初期費用の分割払い専用サービスです。代表的なのが「smooth(スムーズ)」で、累計40万人以上が利用しています(2025年時点)。
smooth(スムーズ)の仕組みと使い方
smoothは、引っ越しの初期費用をsmooth社が立て替えて支払い、あなたが後から分割で返済するサービスです。申し込みはLINEで完結し、審査結果は通常数時間〜1日以内に届きます。
smooth提携の不動産会社でお部屋を探します。提携会社経由でないと利用できない点に注意しましょう。
LINEで身分証を送付し、簡単なアンケートに答えるだけで審査が始まります。
3・6・12・24・36・48回払いの中から選びます。返済は毎月の口座振替です。
smooth社が初期費用を立て替えるため、入居時の手出しは実質ゼロ。あとは分割で返済していくだけです。
smooth以外の専用サービス
smooth以外にも、ハウスコムのPLプランという選択肢があります。ポケットカードと連携したQR分割払いサービスで、支払い回数は3〜60回・実質年率10.5%(分割払い)で利用でき、ハウスコムが扱う全仲介物件が対象です。ハウスコムで物件を探している方はこちらも検討してみてください。
smoothの費用・審査・注意点
2026年4月1日以降の新規契約では、全ての分割回数で実質年率18%の手数料がかかります。たとえば初期費用30万円を12回払いにした場合、手数料込みの総返済額は約32〜33万円になる計算です(回数・金額によって変動します)。
以前(2026年3月31日以前の契約)は3回払いまで手数料無料でしたが、現在の新規契約では全プランに手数料が発生します。利用前に公式サイトで最新の料金を必ずご確認ください。
smoothのメリット・デメリットをまとめると以下のとおりです。
| メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|
| クレジットカード不要で分割できる | 提携不動産会社のみ利用可能 |
| LINE審査で手続きが簡単 | 2026年4月〜全プランに手数料発生(実質年率18%) |
| 最大48回払いまで対応 | 審査に落ちるケースもある |
| 入居時の手出しがゼロになる | 総返済額は手数料分だけ増える |
方法②:クレジットカードで分割払い
すでにクレジットカードを持っている方は、不動産会社がカード払いに対応していればクレカ分割払いを使う方法もあります。手続き上のハードルが低いのが魅力です。
クレカ払いが使える条件
最初に確認しなければならないのは、「その不動産会社がクレジットカード払いに対応しているかどうか」です。まだまだカード非対応の不動産会社も多いため、内見や問い合わせの段階で確認しておきましょう。
カード払いに対応していない場合でも、一旦現金で一括払いした後に、カード会社の「あとからリボ」「あとから分割」の機能を使って分割に切り替えられる場合があります。カード会社のアプリや電話で手続きできますので、まず確認してみてください。
手数料と実質コスト
クレジットカードの分割払いでは、一般的に2回払いまで手数料が無料のカードが多く、3回払い以上になると実質年率12〜15%程度の手数料が発生します。
「2回払い」を選べば手数料がかからないカードが多いです。初期費用を2回(契約時と翌月)に分散できるだけでも、一時的な資金負担はかなり軽くなりますよ。
たとえば初期費用30万円を12回払いにした場合(実質年率15%で計算)、手数料は約22,000〜25,000円程度になります。一括払いと比べて総支払額は増えますが、毎月の支払いは約2.7万円ずつと負担が分散されます。
クレジットカードで支払えば、0.5〜1%程度のポイントが貯まります。30万円の初期費用なら1,500〜3,000円相当。小さな金額ですが、1回払いや2回払いを活用しながらポイントも回収するのがお得です。
方法③:カードローン・フリーローン
「クレジットカードを持っていない」「smoothの提携不動産会社ではない」という場合は、カードローンや銀行のフリーローンを使って資金を調達し、初期費用を一括で支払う方法もあります。
向いているケースと注意点
カードローンは消費者金融・銀行どちらでも申し込めますが、実質年率は消費者金融系で10〜18%程度、銀行のフリーローンで4〜14%程度になることが多いです。銀行フリーローンは金利が低い一方で審査に時間がかかり、即日融資はほぼ期待できません。引っ越しまで時間的な余裕がある場合に向いています。
ローンは返済計画を立ててから利用しましょう。毎月の家賃に加えてローン返済が重なると、生活費が厳しくなるリスクがあります。返済シミュレーションを必ず事前に行ってください。
家賃を滞納してしまったら?分割返済の交渉方法
これは上記の「初期費用の分割」とは別のケースですが、「今の家賃が払えなくなってしまった」「滞納分の一括請求が来た」という状況にある方向けに、分割返済の交渉方法を解説します。
大家・管理会社への連絡手順
家賃を滞納してしまった場合、放置は絶対に禁物です。連絡が遅れれば遅れるほど交渉の余地が狭まり、強制退去のリスクが高まります。できるだけ早く、次の手順で動いてください。
「○月○日までに支払えます」と具体的な日付を伝えながら状況を説明しましょう。誠実な態度で話すことが交渉成功の鍵です。
大家さんや管理会社が分割払いに同意してくれたら、口約束ではなく必ず書面(合意書・覚書)で内容を記録します。
滞納総額、毎月の返済額、返済期日、支払い方法を明記します。双方が署名・押印した書面を1通ずつ保管しましょう。
保証会社への対応
多くの賃貸では保証会社が介在しているため、大家さんと合意できても保証会社への対応が別途必要な場合があります。保証会社に対しても支払い計画を誠実に説明し、書面で合意を取ることが重要です。
家賃が払えない状況が続いている場合は、住まいのセーフティネットや各自治体の生活相談窓口に相談する方法もあります。無料で専門家のアドバイスが受けられる場合があります。
よくある質問
主に「①初期費用分割払い専用サービス(smoothなど)」「②クレジットカード分割払い」「③カードローン・フリーローン」の3つの方法があります。カードなしで分割したい場合はsmooth、カードを持っている場合はクレカ2回払い(手数料無料)から試してみるのがおすすめです。
2026年4月1日以降の新規契約では、3・6・12・24・36・48回払いのいずれも実質年率18%の手数料がかかります。以前は3回払いまで手数料無料でしたが、2026年4月から料金体系が変更されました。最新情報は公式サイトで必ずご確認ください。
交渉は可能ですが、できるだけ早く大家さんや管理会社に連絡することが大切です。合意が取れた場合は、支払い金額・期日・回数を記載した合意書(覚書)を書面で交わすことが必須です。放置すると強制退去のリスクが高まりますので、早めの行動を心がけてください。
クレジットカード払いに対応している不動産会社であれば可能です。ただし、3回以上の分割払いから手数料(実質年率12〜15%程度)が発生するカードが多いです。また、不動産会社によってはカード払いに対応していない場合もあるため、内見前に確認しておくとスムーズです。
専用サービス(smooth等)を利用する場合、敷金・礼金・仲介手数料・火災保険料・鍵交換費用など、初期費用の多くを対象として分割できます。ただし、対象となる費用の範囲はサービス・物件によって異なりますので事前確認が必要です。
まとめ
賃貸の初期費用を分割払いにする3つの方法
- 初期費用分割払い専用サービス(smooth等):クレカ不要・LINE審査で手続き簡単。2026年4月〜全プランで実質年率18%の手数料が発生。提携不動産会社限定。
- クレジットカード分割払い:カード対応の不動産会社なら利用可能。2回払いまで手数料無料のカードが多い。実質年率は12〜15%程度。
- カードローン・フリーローン:資金を借りて初期費用を一括払い。銀行フリーローンは金利が低め(4〜14%)だが審査に時間がかかる。
- 家賃を滞納した場合:早急に大家・管理会社へ連絡し、分割返済の合意書を書面で作成することが必須。放置は絶対NG。
初期費用の分割払いは、引っ越し時の大きな負担を和らげるために有効な手段です。ただし、どの方法もトータルの支払額は一括払いより増えることを忘れないでください。手数料を比較したうえで、無理のない返済計画を立てることが大切です。
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