タイヤを交換したはいいものの「取り外したタイヤ、どこに保管すればいいんだろう?」と悩んでいませんか?マンションや狭い駐車場ではタイヤ4本を安全に保管するスペースを確保するのが難しいですよね。そこで活用したいのが、カー用品店やガソリンスタンドが提供する「タイヤ保管サービス」です。この記事では、主要業者の料金を月額換算で統一比較したうえで、選び方と用途別のおすすめをわかりやすくまとめました。
※料金はタイヤサイズ・契約期間・店舗によって異なります。最終的には必ず各店舗にお問い合わせください。
タイヤ保管サービスとは?仕組みとメリット・デメリット
タイヤ保管サービスの仕組み
タイヤ保管サービスとは、季節の変わり目にタイヤを交換した際、取り外したタイヤを業者の専用倉庫でお預かりしてもらうサービスです。夏タイヤからスタッドレスに交換したときはスタッドレス、スタッドレスから夏タイヤに戻すときは夏タイヤをそれぞれ預かってもらいます。
基本的な流れは次のとおりです。
- 予約・申し込み — 電話またはWEBで希望日と店舗を選択し、申し込み手続きを行います。
- タイヤ交換+残溝チェック — 来店してタイヤを交換します。このとき、取り外したタイヤの残溝をスタッフが確認します。残溝は「○・△・×」などで示され、△・×の場合は次回交換前の買い替えを提案されることがあります。
- お会計+専用伝票の受け取り — 保管料をお支払いし、「タイヤ預かり証(専用伝票)」を受け取ります。この伝票は次回取り出し時に必要な大切な書類です。なくさないように保管しておきましょう。
- 次のシーズンに取り出し連絡 — 交換希望日の1〜2週間前を目安に、電話またはWEBで取り出しを依頼します。当日の急な依頼はほぼ対応不可のため、早めの連絡が必須です。
- 来店してタイヤ交換 — 倉庫から戻ってきたタイヤを取付。取付工賃は別途発生する場合があります。
ポイント:ほとんどの業者は「その店舗でタイヤの脱着作業をしたもの」が保管対象です。他店で購入・交換したタイヤは対象外になる場合があります。申し込み前に確認しましょう。
利用するメリット
- 保管スペースが不要:マンションや狭い駐車場でも、タイヤ4本の置き場所を確保する必要がなくなります。
- タイヤの劣化を防げる:直射日光・熱・オゾンに弱いゴムを、温度・湿度が管理された専用倉庫で保管するため、自宅保管より劣化を抑えやすいです。
- 持ち運いが不要で楽:タイヤ1本は約10〜15kg。手ぶらで来店し、手ぶらで帰れます。腰への負担や服の汚れも気にしなくて済みます。
- 盗難・紛失リスクが下がる:外置きのタイヤは盗難に遭うケースがあります。屋内専用倉庫での保管なら安心です。
- 点検・コンディションチェックがセット:多くの業者でタイヤの残溝チェックやキズ確認が含まれます。
デメリットと注意点
- 保管料がかかる:年間6,000〜20,000円程度の費用が必要です。
- 繁忙期は予約が取りにくい:スタッドレス交換が集中する11〜12月と、夏タイヤへの戻しが集中する3〜4月は店舗が混雑します。時期を早めに予約しましょう。
- 返却には事前連絡が必須:タイヤは倉庫から移送する必要があるため、当日急に「今日交換したい」はほぼ対応不可です。7〜14日前までの連絡が必要な業者が多いです。
- 天災・自然劣化は補償対象外:地震・洪水などの天災や、保管中の自然劣化は、どの業者も基本的に補償対象外です。
【比較表】主要業者のタイヤ保管サービス料金(月額換算)
各業者の料金を「月額換算」で統一して比較しました。契約期間が4ヶ月・6ヶ月・年間とバラバラで比較しにくいのが業界の課題ですが、月割りで見ると違いが一目瞭然です。
注意:タイヤ保管サービスの料金は、同一チェーンでも店舗ごとに異なります。下記はあくまで目安・相場であり、必ず各店舗にご確認ください。
| 業者 | 月額換算(目安) | 年間料金目安 | 対象タイヤサイズ | 主な条件・注意点 | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|
| エネオス系 | 約540〜702円/月 | 6,480〜8,424円 | 車種別(軽〜SUV) | 店舗によって料金・条件が大きく異なる。要問い合わせ | 最安水準 |
| オートバックス | 約1,100〜1,650円/月 | 6,600〜9,900円(6ヵ月) | 12〜20インチ(一部店舗) | 21インチ以上・特殊塗装ホイールは預かり不可。月額制 | コスパ○ |
| タイヤ館 | 約1,000〜1,200円/月 | 11,500〜14,000円以上 | 12〜19インチ以上 | タイヤ館での脱着が基本条件(持込は応相談)。2025年10月より値上げ実施済み | 安心感○ |
| イエローハット | 約1,875〜2,125円/月 | 15,000〜17,000円(8ヵ月) | 店舗により異なる | イエローハットでの脱着タイヤのみ対象。途中解約の返金なし。返却は2週間前連絡要 | やや高め |
| ディーラー(トヨタ等) | 約1,980〜2,500円/月 | 11,880〜15,000円(6ヵ月) | 14〜20インチ以上 | 店舗ごとに条件が異なる。購入先ディーラーでの脱着が条件の場合が多い | 高め |
※タイヤ交換工賃は別途発生する場合があります。※2026年5月時点の各種調査による目安。
オートバックスのタイヤ保管料金
オートバックスはタイヤ保管サービスを展開する最大手チェーンの一つ。公式サイトでは「温度管理された倉庫での保管」「システムによるタイヤ状態管理」を特徴として掲げています。料金は月額制を採用する店舗が多く、サイズ別に設定されています。
| サイズ区分 | 月額目安(税込) | 6ヵ月換算 |
|---|---|---|
| S(12インチ以下) | 約1,100円 | 約6,600円 |
| M(13〜18インチ) | 約1,430円 | 約8,580円 |
| L(19インチ以上) | 約1,650円 | 約9,900円 |
オートバックスの注意点として、21インチ以上のタイヤやホイール、特殊塗装を施したホイールは預かり対象外です。また、釘刺さり・パンク・タイヤの自然劣化・天災による損害は補償対象外となっています。一年契約で1ヶ月無料になる店舗もあります。
イエローハットのタイヤ保管料金
イエローハットは4ヵ月・8ヵ月・12ヵ月のコース制が多く、保管期間が長いほど月単価は下がります。15インチを8ヵ月間預ける場合、15,000〜17,000円程度が目安です(店舗により異なります)。
イエローハットの特徴的な条件として、「お引取希望日の2週間前までに店舗へ連絡」が必要です。また、公式サイトによると途中解約での返金はなく、イエローハットで脱着したタイヤのみが対象です。
タイヤ館のタイヤ保管料金(タイヤクローク)
タイヤ館(ブリヂストン系)では「タイヤクローク」という名称でサービスを提供しています。全国で年間約10万台以上のタイヤ保管実績があり、倉庫業登録倉庫に取り次いで保管するのが特徴です。
価格改定情報:タイヤ館は2025年10月以降、複数の店舗でタイヤクロークの料金値上げを実施しています。最新料金は必ず各店舗にご確認ください。
エネオスのタイヤ保管料金
エネオス系のガソリンスタンドは、比較記事の調査でも料金の安さが際立つ業者として取り上げられることが多いです。軽自動車・普通車(2,000cc未満)で年間6,480円前後という報告がいくつかの店舗から確認されており、月額換算で約540円という水準は他社の半分以下になることもあります。
注意:エネオスは全国チェーンですが、各スタンドは独立経営が多く、料金・サービス内容は店舗によって大きく異なります。「エネオスだから安い」とは限らないため、近くのスタンドに個別に確認することをおすすめします。
ディーラー(トヨタ・日産など)のタイヤ保管料金
ディーラーのタイヤ保管サービスは、他の業者と比べると料金は高めになる傾向があります。トヨタモビリティ等の調査では14〜16インチで6ヵ月あたり11,000〜12,000円程度という情報がありますが、ディーラーごとに大きく異なります。その分、タイヤ交換の予約から保管まで一元管理できる安心感はあります。
タイヤ保管サービスの選び方|申し込み前に確認すべきポイント
料金だけで選ばない!含まれるサービスを確認
「料金が安い」だけで選ぶのは危険です。保管料以外に以下の費用が別途かかる場合があります。
- タイヤ交換(脱着)工賃
- バランス調整費用
- バルブ交換費用
- 廃タイヤ処理費用
一見安く見えても、これらをすべて合計するとコストが逆転するケースもあります。見積もり時には「すべてコミコミでいくらか」を確認するのがポイントです。
チェックリスト:申し込み前に以下を確認しておきましょう。
- タイヤ交換工賃は保管料に含まれているか?
- 返却時のタイヤ交換工賃は含まれているか?
- 途中解約の場合の返金はあるか?
- 自分のタイヤサイズ(インチ数)は預かり対象か?
- 返却希望日の何日前までに連絡が必要か?
タイヤサイズ別の料金差を把握する
タイヤ保管料金はタイヤのインチ数(サイズ)によって変わります。軽自動車(13〜14インチ)と大型SUV(20インチ以上)では、業者によっては年間で5,000〜10,000円以上の差が生まれることも。自分の車のタイヤサイズを確認してから見積もりを取るようにしましょう。タイヤサイズは運転席のドア枠に貼られたシールか、タイヤの側面に記載されています。
繁忙期(11〜12月・3〜4月)の予約に注意
スタッドレスタイヤへの交換が集中する11〜12月と、夏タイヤへの戻しが集中する3〜4月は、どの業者も予約が込み合います。希望日に交換できない可能性があるため、シーズン開始の1ヶ月前には予約することをおすすめします。
大手チェーン以外も要チェック!この記事で紹介した5業者以外にも、地域によっては「ミスタータイヤマン」や「車検のコバック」「地元の整備工場」など、より安く預かってくれる業者が存在します。地元の整備工場では大手チェーンより安い料金で対応しているケースも報告されています。近くの業者に電話で一度問い合わせてみるのもおすすめです。
【用途別】おすすめタイヤ保管サービスはどこ?
「どこが最高か」は状況によって変わります。自分の優先順位に合わせて選んでみてください。
編集部からひとこと:複数の業者に見積もりを取り、トータルコスト(保管料+交換工賃)で比較するのが最も確実です。「近所に使いやすい業者があること」も重要な選択基準になります。
タイヤ保管サービス vs 自宅保管 vs トランクルーム
保管サービスだけが選択肢ではありません。それぞれのメリット・デメリットを整理しました。
- 保管スペース不要
- 持ち運び不要
- 劣化・盗難防止
- 交換とセットで楽
- 費用がかかる
- 繁忙期は予約が難しい
- 保管料がゼロ
- 好きな時に交換できる
- スペースが必要
- 重くて運搬が大変
- 劣化・盗難リスクあり
- 他の荷物も保管可能
- 24時間アクセス可能
- 自分で運搬が必要
- 温度・湿度管理なし
- 場所によっては割高
結論として、スペースがなく車を自分でいじらない方には保管サービスが最も手間が少なくておすすめです。一方、自宅のガレージや倉庫にスペースがある方、自分でタイヤ交換できる方は、適切なグッズで自宅保管するのがコスト面で有利です。
自宅保管する場合に必要なグッズ
自宅保管を選ぶ場合は、タイヤの劣化を防ぐためのグッズを揃えることをおすすめします。直射日光・オゾン・高温は天然ゴムの大敵です。
よくある質問
はい、預けられます。タイヤ保管サービスはスタッドレスタイヤと夏タイヤの両方に対応しています。夏に夏タイヤに交換したとき→スタッドレスを預ける、冬にスタッドレスに交換したとき→夏タイヤを預ける、というサイクルで利用するのが一般的です。
多くの業者がホイール付きのタイヤセットを預かり対象としています。ただし、特殊塗装を施したホイールや一部の特殊ホイールは対象外となる場合があります(例:オートバックスは特殊塗装ホイールが対象外)。事前に店舗に確認しましょう。
業者によって補償内容が異なりますが、タイヤ館のように賠償保険を付けているケースもあります。ただし、天災・自然劣化・預け入れ前からのキズは基本的にどの業者も補償対象外です。高価なホイールを預ける場合は、事前に補償内容を必ず確認してください。
解約自体は可能な業者がほとんどですが、料金の返金に関しては業者によって異なります。イエローハットは公式サイトで「途中解約での返金は行っておりません」と明記しています。契約前に解約条件を必ずご確認ください。
業者・タイヤサイズ・地域によって異なりますが、目安として年間6,000〜20,000円程度が相場です。月額換算では500〜2,000円程度になります。軽自動車・コンパクトカー向けの小サイズは安く、SUV・ミニバン向けの大サイズは高くなる傾向があります。
まとめ
タイヤ保管サービス 比較ポイントのまとめ
- ✓料金を月額換算で統一比較すると「エネオス系(月540円〜)>オートバックス(月1,100円〜)>タイヤ館(月1,000円〜)>イエローハット(月1,875円〜)>ディーラー(月1,980円〜)」の順になりやすい
- ✓料金だけでなく、交換工賃込みのトータルコストで比較することが重要
- ✓繁忙期(11〜12月・3〜4月)は早めに予約すること
- ✓返却には7〜14日前の事前連絡が必要な業者がほとんど
- ✓自宅にスペースがある場合は、タイヤカバー+タイヤラックで自宅保管するのもコスト面で有利
タイヤ保管サービスを選ぶ際は、まず近隣にどの業者があるかを確認し、複数の店舗に見積もりを取るのがおすすめです。お気に入りの業者が決まったら、シーズン前の早い段階で申し込んでおくとスムーズです。
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