「自分のスマホのCPUは最新機種と比べてどのくらい?」「次に買うスマホはどのSoCを選べばいい?」そんな疑問を解消するために、2026年5月時点のスマホCPU(SoC)性能を比較表とスコアで徹底まとめました。ハイエンドから普段使いのミドルレンジまで、用途別の選び方もわかりやすく解説しています。
スマホCPU(SoC)性能比較表【2026年5月最新版】
まずは現時点の主要SoC性能を一覧で確認しましょう。スコアはAnTuTuベンチマークを参考値として掲載しています(バージョンによる違いはのちほど解説します)。
ハイエンドSoC性能ランキング(2025〜2026年)
⚠️ スコアの比較バージョンについて2025〜2026年の最新AndroidチップはAnTuTu v11、それ以前のAndroid・iPhoneは主に v10 で計測されています。v10とv11はスコアの算出方法が異なるため、AndroidとiPhoneを同一の数値で単純比較することはできません。本記事では各グループ内での比較に利用しています。
| グレード | SoC名 | メーカー | AnTuTu目安 | 代表搭載機 | 世代 |
|---|---|---|---|---|---|
| S+ | Snapdragon 8 Elite Gen 5 | Qualcomm | 約400万点↑(v11) | Galaxy S26 Ultra | 2026 |
| S+ | Dimensity 9500 | MediaTek | 約370〜410万点(v11) | Vivo X300 Pro | 2025 |
| S | Snapdragon 8 Elite(第1世代) | Qualcomm | 約280〜300万点(v11) | Galaxy S25 / Xiaomi 15 | 2024 |
| S | Apple A19 Pro | Apple | 約231万点(v10) | iPhone 17 Pro / Pro Max | 2025 |
| S | Apple A19 | Apple | 約205万点(v10) | iPhone 17 | 2025 |
| S | Dimensity 9300+ | MediaTek | 約210万点(v10) | Redmi K70 Ultra | 2024 |
| S | Snapdragon 8 Gen 3 | Qualcomm | 約200万点(v10) | Galaxy S24 / Zenfone 11 Ultra | 2024 |
| S | Apple A18 Pro | Apple | 約195万点(v10) | iPhone 16 Pro / Pro Max | 2024 |
📌 「S+」と「S」の差は大きい?Snapdragon 8 Elite Gen 5のv11スコア(400万点↑)とiPhone A19 Pro のv10スコア(231万点)を直接比較するのは難しいですが、Geekbench 6のマルチコアスコア比較では、両者の差はおよそ10〜20%程度です。体感上の差は、用途によってほぼわからないレベルになっています。
ミドルレンジSoC性能ランキング(2024〜2025年)
普段使いやSNS中心のかたには、以下のミドルレンジSoCで十分快適に使えます。価格も抑えやすく、コスパに優れた選択肢が揃っています。
| グレード | SoC名 | メーカー | AnTuTu目安(v10) | 代表搭載機 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| A+ | Snapdragon 7+ Gen 3 | Qualcomm | 約140万点 | Pixel 9 / AQUOS sense8 | 普段使い・ライトゲーム |
| A+ | Dimensity 8300 | MediaTek | 約136万点 | Redmi Note 13 Pro+ | コスパ重視・ミドルゲーム |
| A | Snapdragon 7 Gen 3 | Qualcomm | 約100万点 | Xperia 10 VI | 普段使い・動画視聴 |
| A | Dimensity 7300 | MediaTek | 約80〜90万点 | OPPO Reno11 A | SNS・通話・動画 |
| B | Snapdragon 6 Gen 3 | Qualcomm | 約60〜75万点 | Galaxy A35 5G | 基本的な日常用途 |
| B | Helio G99 | MediaTek | 約50〜60万点 | Redmi 12など | SNS・通話中心 |
ミドルレンジのなかでも「A+」グレードのSoC(Snapdragon 7+ Gen 3 / Dimensity 8300)は、3〜4年前のハイエンドと同等以上の性能を持っています。日常使いであれば不満を感じることはほぼないでしょう。
スマホのCPU(SoC)とは?3分でわかる基礎知識
スマホを選ぶとき「Snapdragon 8」「Dimensity 9500」「A19 Pro」といった言葉を目にしますよね。これらはすべて「SoC(System on a Chip)」と呼ばれる部品の名前です。
SoCとは何か(CPU+GPU+その他を1枚のチップに)
パソコンのCPU・GPU・メモリコントローラなどが別々のパーツになっているのに対して、スマホではこれらを1枚のチップに統合したものがSoC(別名チップセット)です。スマホの文脈では「CPU」と「SoC」はほぼ同じ意味で使われることが多いですが、正確には「SoCの中にCPUが入っている」という関係です。
SoCはスマホのあらゆる動作に関わります。アプリの起動速度、ゲームの描画なめらかさ、カメラの処理速度、AI機能の精度、そしてバッテリー持ちまで、スマホの体感性能の大部分はSoCが決めているといっても過言ではありません。
主要SoCメーカーの特徴と強み
💡 どのメーカーが一番いいの?「性能の高さ」だけで選ぶならSnapdragon 8 Elite Gen 5やDimensity 9500がトップです。ただし、iPhoneユーザーはAppleのエコシステムや電力効率の恩恵が大きく、「ベンチマークスコアだけでは語れない」というのが正直なところです。用途と予算に合わせて選ぶのがベストです。
ベンチマークスコアの正しい読み方
SoC性能を語るときに必ず出てくる「AnTuTuスコア」。数字が大きいほど高性能なのは確かですが、正しく理解するためにはいくつかポイントがあります。
AnTuTuスコアの目安と性能ランク
AnTuTuはCPU演算・GPU描画・メモリ帯域・ユーザー体験(UX)の4項目を総合評価します。下記はAnTuTu v10基準の目安です(v11はこれより高い数値になります)。
iPhoneとAndroidを同じスコアで比較できない理由
「iPhoneのAnTuTuスコアはAndroid最新機に比べて低い」と見えることがあります。でも実際に使うとiPhoneが遅いと感じることはほとんどありません。その理由は大きく2つあります。
- OSの最適化の違い:iOSはApple製チップ専用に高度に最適化されており、スコア以上の体感性能を発揮します
- ベンチマークのバージョン問題:AnTuTu v11(2025〜2026年Android向け)のスコアはv10の約1.5〜2倍になるため、v11のAndroidとv10のiPhoneを単純比較すると誤解が生まれます
📊 クロスプラットフォームで比較するなら「Geekbench 6」が便利iOSとAndroidを同一条件で比較したい場合は、バージョン依存が小さいGeekbench 6が参考になります。iPhone 17 Pro(A19 Pro)のGeekbench 6はシングルコア3,807点・マルチコア9,804点(2025年9月計測)で、最新Android旗艦機と十分に渡り合えるスペックです。
用途別・自分に合ったSoCの選び方
スペック表を見てもどれを選べばいいかわからない、という方のために、用途別にSoC選びのポイントをまとめました。気になるグレードを確認してみてください。
ゲーム・動画編集をしたい人 → ハイエンド(S / S+)
本格的なゲームや動画編集をするなら、AnTuTu 150万点以上(v10換算)のハイエンドSoCを選ぶのが正解です。理由はGPU性能とメモリ帯域にあります。Sグレード以上のSoCはGPUが強化されており、高フレームレートのゲームや4K動画のエンコードをサポートします。
また、熱処理の設計も重要です。Snapdragon 8 Elite Gen 5はベンチマーク最強クラスですが、高負荷時の発熱を指摘するレビューもあります。一方でApple A19 ProはAnTuTuスコアが絶対値で低く見えても、電力効率と発熱管理に優れており、長時間ゲームでも安定しているという評価が多いです。
普段使い・SNS中心の人 → ミドルハイ(A+)で十分
「スマホが遅くてストレスを感じたくない、でもハイエンドには手が届かない」という方に最適なのがA+グレードです。Snapdragon 7+ Gen 3はAnTuTu約140万点で、2〜3年前のフラッグシップと同等以上の処理能力を持ちます。日常使いで不満を感じることはほぼないでしょう。
特にPixel 9(Tensor G4搭載)は、ベンチマーク数値よりも「写真の仕上がり」「リアルタイム翻訳」「AIアシスト機能」での体験が優秀なので、Googleのエコシステムを活用したい方には魅力的な選択肢です。
コスパ重視・長く使いたい人 → ミドル(A)で◎
SNS・通話・動画視聴・ウェブ閲覧が主な用途であれば、Aグレード(Snapdragon 7 Gen3 / Dimensity 7300)でも十分快適に使えます。最新のAIフィルターやカメラ処理は多少見劣りすることがあるかもしれませんが、2〜3万円台の予算帯でコストを抑えながら長く使うという観点では理にかなった選択です。
💡 プライシーでSoC別スマホの価格推移をチェックしよう同じSoC搭載機種でも、発売から数か月で価格が大幅に下がることがよくあります。プライシー(スマホアプリ)を使うと、各機種のAmazon・楽天・Yahooの価格推移グラフをいつでも確認できます。「買い時を見逃さない」ために活用してみてください。
よくある質問(FAQ)
Androidの場合は「設定」→「デバイス情報」→「プロセッサ」または「チップセット」から確認できます。iPhoneは設定から直接表示されないため、Apple公式サイトのスペックページか、「Geekbench」アプリを使って確認するのが確実です。また「CPU-Z」「AIDA64」などの無料アプリでも詳細なSoC情報を調べられます。
ある程度の相関はありますが、必ずしもスコアが高い=体感が速いとは限りません。ストレージの読み書き速度、RAM容量、OSの最適化、冷却設計なども体感に大きく影響します。特にAnTuTu 100万点(v10換算)を超えると、日常使用での差は体感しにくくなります。ゲームや動画編集など高負荷な用途で初めて差が出やすいです。
最新世代であれば性能面での差はほぼなく、搭載している機種や価格帯、通信サポート(ミリ波5G対応など)で選ぶのがベストです。日本の通信キャリアへの対応状況(Band対応)はSnapdragonのほうが多いケースがありますが、最近のDimensityも改善が進んでいます。SIMフリー端末を購入する際は、使用するキャリアのBand対応を必ず確認してください。
AnTuTuスコアではバージョンの違いや最適化の差があるため、直接比較は難しいです。より公平な比較をしたい場合はGeekbench 6のシングルコア・マルチコアスコアを参考にしてみてください。ただし最終的には「OSの体験」「アプリのエコシステム」「カメラの仕上がり」など、SoC単体のスペック以外の要素も大きく影響します。
変えられません。SoCはスマホのマザーボードに直接実装されており、パソコンのCPUのように交換はできません。購入時に適切なSoCを選ぶことが重要です。数年後に性能が物足りなくなる可能性も考慮して、少しだけ上のグレードを選んでおくと長く快適に使えます。
まとめ
この記事のポイント
- ゲーム・動画編集ならS+ / Sグレード(Snapdragon 8 Elite Gen5、Apple A19 Pro など)
- 普段使い・SNSならA+グレード(Snapdragon 7+ Gen3 / Dimensity 8300)で十分快適
- AnTuTu v10とv11は直接比較不可。iPhoneとAndroidのスコア比較にはGeekbench 6が有効
- SoCは交換できないので購入時の選択が重要。少し上のグレードを選ぶと長く使える
- 気になる機種の価格推移はプライシーアプリでチェックしてお得なタイミングを逃さずに
スマホのSoC(CPU)は、選ぶ機種の体験品質を左右する最重要スペックの一つです。ただし、スコアだけにこだわりすぎず、用途・予算・OSの好みをバランスよく考えながら選ぶのが大切です。
候補の機種が決まったら、価格が安くなるタイミングを狙うのもスマートな選び方です。同じSoC搭載機でも発売から数か月で数万円下がることがよくあります。プライシーなら複数のECモールの価格を一画面で比較できて、値下がりアラートも受け取れます。ぜひ活用してみてください。
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