古くなったルーターを処分したいけれど、「燃えないゴミに出せるの?」「個人情報は大丈夫?」「無料で捨てられる方法はある?」といった疑問をお持ちではないでしょうか。ルーターの処分は知らないと損する落とし穴が多い反面、正しく手順を踏めば無料で手軽に処分できる方法が複数あります。この記事では、状況別の処分方法と費用、処分前に必ずやるべき確認事項をわかりやすく解説します。

結論
ルーターの処分方法は状況によって最適解が違います

動作しない・古い場合は「小型家電回収ボックス」か「不燃ゴミ」で無料処分が基本。まだ使えるなら「フリマアプリ」や「リサイクルショップ」でお得になる場合も。処分前は必ず①レンタル品確認・②初期化・③バッテリー確認の3ステップを行ってください。

1不燃ゴミ(無料〜)
2小型家電回収ボックス(無料)
3家電量販店へ持ち込み(無料)
4フリマ・買取で売却(現金化も)

処分前に必ずチェック!3つの確認事項

ルーターを捨てる前に確認しておかないと、個人情報が漏洩したり、違約金が発生したりするリスクがあります。面倒に感じるかもしれませんが、たった3つのチェックで安心して処分できますよ。

📋 まず自分の状況を確認しましょう
① そのルーター、プロバイダからのレンタル品ですか?
✅ レンタル品の場合
捨てずにプロバイダへ返却。未返却は違約金の対象になる場合があります
✅ 自分で購入した場合
初期化のうえ、下記の処分方法を選択してください
② モバイルルーター(ポケットWiFi)ですか?
✅ モバイルルーターの場合
SIMカードを抜き、バッテリーを別で処分(JBRC回収ボックスへ)
✅ 据え置き型の場合
バッテリーなし。初期化して各処分方法へ

①レンタル品かどうかを確認する

光回線やポケットWiFiを契約すると、ルーターをプロバイダからレンタルしている場合があります。レンタル品を誤って処分してしまうと、違約金や機器弁償費用が発生することがあります。まず必ず確認しましょう。

⚠️ レンタル品の見分け方

以下のいずれかを確認してください:

  • 契約書やプロバイダからの案内書を確認する
  • ルーター本体のラベルに「NTT」「au」「ソフトバンク」などキャリア名があればレンタル品の可能性が高い
  • 判断できない場合はプロバイダへ電話確認が確実です

レンタル品と確認できた場合は、プロバイダへ問い合わせて返却手順を案内してもらいましょう。

②個人情報を初期化する(リセット手順)

ルーターにはWi-FiのSSID・パスワード・プロバイダの接続情報などが記録されています。初期化(工場出荷状態へのリセット)をしないまま処分すると、第三者にこれらの情報が読み取られるリスクがあります。面倒ですが、必ず実施してください。

  • 1
    ルーターの電源を入れた状態にする

    コンセントに差し込み、電源ランプが点灯していることを確認します。電源オフのままリセットしても効果がありません。

  • 2
    本体の「RESET」ボタンを長押しする

    背面または底面に小さな穴として設置されていることが多いです(つまようじや細いピン状のものが必要な場合も)。5〜10秒ほど長押しするとランプが点滅し、リセット完了のサインが出ます。

  • 3
    ランプが点滅・消灯したら完了

    再起動後、工場出荷状態に戻ります。念のため電源を入れ直して初期化されているか確認しましょう。

💡 メーカー別のRESETボタン位置
  • バッファロー(BUFFALO):背面または底面の「RESET」ボタン(5〜10秒長押し)
  • NEC Aterm:底面の「RESET」ボタン(5秒以上長押し)
  • TP-Link:背面の「Reset」ボタン(10秒長押し)
  • 管理画面(192.168.1.1 または 192.168.0.1)からリセットする方法もあります

③バッテリー・SIMカードの有無を確認する

主にモバイルルーター(ポケットWiFi)にはリチウムイオンバッテリーとSIMカードが内蔵されています。バッテリー内蔵品をそのまま燃えないゴミに出すと、発火・爆発のリスクがあるため、必ず別途処分が必要です。

  • SIMカード:必ず抜き取り、ハサミで切断またはキャリアへ返却する
  • リチウムイオンバッテリー:家電量販店や自治体のJBRC協力店の回収ボックスへ(後述)
  • 固定型Wi-Fiルーター(コンセント接続型)はバッテリーなしがほとんどなので、この手順は不要です

ルーターの処分方法と費用比較

3つの確認事項が完了したら、自分の状況に合った処分方法を選びましょう。費用・手軽さ・向いているケースをまとめました。

処分方法 費用目安 手軽さ 向いているケース
不燃ゴミ 無料〜数十円
(ゴミ袋代のみ)
⭐⭐⭐⭐⭐ 急いで処分したい・近くに回収場所がない
小型家電回収ボックス 完全無料 ⭐⭐⭐⭐ とにかく無料・環境に配慮したい
家電量販店持ち込み 完全無料 ⭐⭐⭐ 家電量販店へ行く機会がある
不用品回収業者 数百〜数千円 ⭐⭐⭐ 他の不用品もまとめて処分したい
フリマアプリ 無料〜
(売却益あり)
⭐⭐ まだ動作する・Wi-Fi 5/6対応機種
リサイクルショップ 無料〜
(買取あり)
⭐⭐⭐ 比較的新しいモデルを手軽に売りたい
メーカー・販売店下取り 無料
(新品購入と同時)
⭐⭐ 新しいルーターへ買い替えるタイミング

不燃ゴミ(自治体ゴミ)として出す

最も手軽な方法が、自治体の燃えないゴミとして出す方法です。ルーターは多くの自治体でプラスチック・金属を含む小型電子機器として「不燃ゴミ」または「小型家電」に分類されます。ただし、自治体によって分別ルールが異なりますので、お住まいの自治体のWebサイトや問い合わせ窓口で必ず確認してみてください。

⚠️ 注意:バッテリー内蔵品は燃えないゴミに出せません

モバイルルーター(ポケットWiFi)はリチウムイオンバッテリーを内蔵しているため、通常のゴミとして出すと発火リスクがあります。バッテリーを取り外してから処分するか、後述のJBRC回収ボックスを使ってください。

小型家電回収ボックスを利用する

ルーターは小型家電リサイクル法(2013年施行)の対象品目に含まれます。市役所・区役所、駅、家電量販店などに設置された回収ボックスに投函するだけで、完全無料で処分できます。

💡 小型家電回収ボックスを探す方法
  • お住まいの自治体Webサイトで「小型家電 回収ボックス」と検索
  • 環境省の「小型家電リサイクル促進サイト」でも設置場所を確認できます
  • 多くの場合、市役所・区役所の1階ロビーや家電量販店の入口付近に設置されています
  • 投函口のサイズに制限がある場合が多いです(一辺30cm程度が目安)

家電量販店に持ち込む

ヤマダ電機・ヨドバシカメラ・ビックカメラ・エディオン・ケーズデンキなどの主要家電量販店の多くが、小型家電の無料回収ボックスを設置しています。買い物のついでに持ち込めるのが嬉しいポイントですよね。新しいルーターを購入する際に、古いものを一緒に持ち込むのが一番スムーズです。

💡 回収可否は店舗によって異なります

設置状況は店舗ごとに異なります。来店前に各量販店の公式サイトや店舗へお電話で確認されることをおすすめします。

不用品回収業者に依頼する

引越しや断捨離でルーター以外にも多くの不用品がある場合は、不用品回収業者への依頼が効率的です。自宅まで来てくれるので手間がかからない一方、費用がかかります。ルーター1台のためだけに依頼するのはコストパフォーマンスが低いため、他の不用品と一緒にまとめて依頼するのがおすすめです。

⚠️ 無許可業者に注意

「無料で引き取ります」とチラシを配る業者の中には、後から高額請求をしてくる違法業者が存在します。一般廃棄物収集運搬業の許可証を持つ業者か確認し、事前に見積もりを取ってから依頼しましょう。

無料でルーターを処分する方法

できれば費用をかけずに処分したいですよね。安心してください、ルーターは無料で処分できる方法が複数あります。優先度順に紹介します。

小型家電回収ボックスを使う(最優先)

前述の小型家電回収ボックスが最も手軽な無料処分方法です。初期化済みのルーターを持っていくだけで、費用一切不要。環境にも優しいリサイクルができます。

主要家電量販店の無料回収サービス

家電量販店は新品購入の有無にかかわらず、小型家電を回収してくれる場合があります。近くに回収ボックスの設置場所がない場合は、家電量販店への持ち込みが次の選択肢になります。

自治体の不燃ゴミ収集日を利用する(ほぼ無料)

多くの自治体では不燃ゴミ収集日にルーターを出せます。ゴミ袋代(数十円程度)のみの負担で処分できます。モバイルルーターのバッテリーを取り外した据え置き型なら、最も手軽な選択肢の一つです。

まだ使えるなら売却・譲渡がお得

処分を急がないのであれば、まだ動作するルーターは売却や譲渡を検討してみてください。状態が良ければ現金化できる場合もあります。

フリマアプリ(メルカリ・ラクマ)で売る

Wi-Fi 5(11ac)以降の規格に対応した比較的新しいモデルであれば、メルカリなどのフリマアプリで売れる可能性があります。

💡 中古ルーターの買取・売却相場(参考)
  • Wi-Fi 6(11ax)対応の比較的新しいモデル:1,000〜5,000円前後(メーカー・状態による)
  • Wi-Fi 5(11ac)の旧モデル:数百〜1,000円前後
  • それ以前の旧規格モデル:買取困難なケースが多い
  • 定価の10〜30%程度が売却価格の目安です

出品時の注意点として、必ず個人情報を初期化してから出品してください。また、動作状況・付属品の有無・外観の傷などを正直に記載することがトラブル防止につながります。

リサイクルショップに持ち込む

ハードオフやセカンドストリートなどのリサイクルショップでも、比較的新しいルーターなら買取してもらえる場合があります。フリマアプリのように梱包・発送の手間がなく、その場で即現金化できるのが魅力です。ただし、古い機種や壊れている機器は買取を断られることがほとんどです。

メーカー・販売店の下取りを使う

新しいルーターへの買い替えを検討しているなら、メーカーや家電量販店の下取りサービスを活用するのも手です。旧モデルを持ち込むことで新品購入時の割引や下取り額がつくケースがあります。各メーカーの公式サイトや購入予定の店舗でサービス内容を確認してみてください。

処分時の注意点

リチウムイオンバッテリーは必ず別で処分する

モバイルルーター(ポケットWiFi)に内蔵されているリチウムイオンバッテリーは、通常のゴミとして捨てると発火・爆発のリスクがある危険物です。ゴミ収集車での火災原因になった事例も報告されています。必ず適切な方法で処分しましょう。

✅ バッテリーの正しい処分方法
  • JBRCの回収ボックスを利用する:家電量販店・ホームセンターなどに設置されている。JBRC公式サイトで協力店を検索できます
  • バッテリーが取り外せない場合は、製品ごとメーカーに相談するか、JBRCの回収ボックスへ持ち込んでください
  • バッテリーは絶対に水に濡らさない・強い衝撃を与えないよう注意して持ち運ぶ

違法回収業者に注意する

「無料で何でも引き取ります」と声をかけてくる業者や、チラシを投函してくる業者の中には悪質な違法業者が含まれている場合があります。依頼後に高額な費用を請求されたり、不法投棄に加担させられたりするトラブルが実際に起きています。

  • 事前に一般廃棄物収集運搬業の許可証の有無を確認する
  • 見積もりを書面でもらい、追加料金の有無を確認する
  • 口コミや評判を調べてから依頼する

事業用・大量処分の場合

オフィスの移転やIT機器の入れ替えで大量のルーターを処分する場合は、産業廃棄物収集運搬業許可を持つ業者への依頼が適切です。家庭用の不用品回収とは規制が異なる場合があるので、企業の担当者の方は産廃業者に相談されることをおすすめします。また、まだ使える機器であれば、法人向けのIT機器買取業者へ一括売却する方法もあります。

よくある質問

ルーターは燃えないゴミに出せますか?

多くの自治体では燃えないゴミ(不燃ゴミ)として出せます。ただし、分別ルールは自治体によって異なるため、お住まいの自治体のWebサイトまたは窓口でご確認ください。なお、バッテリー内蔵のモバイルルーターは通常ゴミに出せない場合があります。

ルーターを無料で処分するには?

以下の方法であれば無料で処分できます。①小型家電回収ボックスへ持ち込む(市役所・家電量販店に設置)、②自治体の不燃ゴミに出す(ゴミ袋代のみ)、③家電量販店の回収サービスを利用する。特に小型家電回収ボックスは完全無料でリサイクルもできるのでおすすめです。

レンタルのルーターを処分してしまったらどうすればいいですか?

速やかにプロバイダへ連絡してください。未返却の場合は機器の弁償費用や違約金が発生する可能性があります。プロバイダによって対応が異なるため、まず電話で状況を説明し、指示を仰ぐことが大切です。

ルーターを処分する前に初期化は必須ですか?

法律上の義務はありませんが、個人情報保護の観点から強くおすすめします。ルーターにはSSID・パスワード・プロバイダ接続情報などが保存されており、初期化せずに捨てると第三者に悪用されるリスクがあります。本体の「RESET」ボタンを5〜10秒長押しするだけで完了しますので、ぜひ実施してください。

古いルーターはメルカリで売れますか?

Wi-Fi 5(11ac)以降の対応機種で動作品であれば売れる可能性があります。Wi-Fi 6(11ax)対応の比較的新しいモデルなら1,000〜5,000円前後で取引されることもあります。ただし、10年以上前の旧規格品は需要が低いため買い手がつきにくいです。出品前に必ず初期化してください。

電源アダプターやLANケーブルも一緒に捨てていいですか?

電源アダプターは小型家電として回収ボックスへ持ち込めることが多いです。LANケーブルは金属とプラスチックを含むため、自治体によって「不燃ゴミ」「資源ゴミ」など分別が異なります。不明な場合はお住まいの自治体に確認してください。比較的新しいケーブルはメルカリやリサイクルショップで売れることもありますよ。

インターネット回線を解約したら、ルーターはどうすればいいですか?

プロバイダや回線業者からレンタルしているルーターは、解約時に返却が必要なケースがほとんどです。解約手続きの際に返却方法(着払い返送など)の案内があるので確認しましょう。自分で購入したルーターであれば、回線解約後は本記事で紹介した方法(小型家電回収ボックスや不燃ゴミなど)で処分してください。判断できない場合はプロバイダへ問い合わせるのが確実です。

まとめ

ルーターを処分する前に覚えておきたいこと

  • まずレンタル品かを確認:レンタル品はプロバイダへ返却が必要。誤って捨てると違約金が発生することがあります
  • 個人情報の初期化は必須:RESETボタンを5〜10秒長押しして工場出荷状態に戻してから処分しましょう
  • 無料で処分するなら小型家電回収ボックスが最優先:市役所や家電量販店に設置されており、環境にも優しいリサイクルができます
  • モバイルルーターのバッテリーは別処分:リチウムイオンバッテリーは家電量販店などのJBRC協力店の回収ボックスへ
  • まだ動くなら売却も検討を:Wi-Fi 5以降のモデルなら数百〜数千円で売れる可能性があります

ルーターの処分は正しい手順を踏めば難しくありません。いきなり捨てるのではなく、今回紹介した3つの確認事項を必ず実施してから、自分の状況に合った方法を選んでみてください。新しいルーターへの買い替えをお考えの方は、プライシーアプリで価格推移をチェックして、お得なタイミングを見極めてみましょう。

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