パソコンが壊れたとき、修理にどれくらいかかるのか不安になりますよね。
「高すぎて修理できないのでは?」「どこに頼めばいいか分からない」という声はとても多いです。
この記事では、症状別の修理費用相場・依頼先の選び方・修理を安くするコツ・修理か買い替えかの判断基準まで、2026年4月時点の情報をまとめています。

結論
パソコン修理の費用相場は症状によって大きく異なります

専門修理業者に依頼した場合の目安は以下の通りです。 ・液晶・画面破損:1〜3万円前後
電源が入らない:1〜3万円前後
HDD・SSD交換:2〜3.5万円前後(部品代込み)
OS再インストール:4,400〜3万円
キーボード・バッテリー交換:1.5〜3万円前後
ウイルス対応:8,800〜3万円前後 メーカー修理に依頼すると、同じ症状でも専門業者の2〜5倍以上の費用になるケースが多いため、まず複数の専門業者に見積もりを取ることをおすすめします。

パソコン修理の費用相場(症状別早見表)

修理費用は「診断料+作業料+部品代(+送料)」の合計です。同じ症状でも依頼先によって大きく差が出るため、まずは相場感を把握しておきましょう。

症状 専門業者の相場 メーカー修理の目安 難易度
液晶・画面の破損・不具合 1〜3万円 5〜8万円以上 ★★★
電源が入らない・起動しない 1〜3万円 3.5〜5万円以上 ★★★
HDD・SSD交換(部品代込み) 2〜3.5万円 6万円以上 ★★
OS再インストール 4,400〜3万円
キーボード交換(部品代込み) 1.5〜3万円 3万円以上 ★★
バッテリー交換(部品代込み) 2〜3万円 2〜4万円 ★★
ウイルス感染・マルウェア対応 9,000〜3万円 対応外が多い ★★
水没・液体こぼし 診断5,500円〜+修理2〜7万円 基板損傷で修理不能も ★★★★

上記はあくまで目安です。機種・メーカー・分解の難易度・部品の入手性によって変動します。修理を依頼する前に必ず見積もりを確認しましょう。

液晶・画面の破損・不具合(目安:1〜3万円)

専門業者:1〜3万円 / メーカー修理:5〜8万円以上

画面が割れた、黒い縞が入る、バックライトが消えたなど、液晶系のトラブルは修理依頼の中でも特に多い症状です。専門修理業者では液晶パネル交換で1〜3万円前後が多く、比較的リーズナブルに直せるケースがあります。一方、富士通(FMV)公式の修理料金表では液晶モニタ(ノート10型以上)が76,780円〜と、メーカー修理は大幅に高い傾向があります。バックライトのみの不具合なら1.5〜2万円で収まる場合もあります。

電源が入らない・起動しない(目安:1〜3万円)

専門業者:1〜3万円 / メーカー修理:3.5〜5万円以上

「電源ボタンを押しても何も起動しない」「起動途中でフリーズする」という場合、原因は電源ユニット、マザーボード、HDD/SSD、メモリなど複数考えられます。まず専門業者に持ち込んで診断してもらうのが最善です。OS側の問題であれば5,000〜1.5万円で対応できる場合もありますが、マザーボード故障の場合はHDD・SSD交換より費用がかかることもあります。

HDD・SSDの故障・交換(目安:2〜3.5万円)

専門業者:2〜3.5万円 / メーカー修理:6万円以上

「パソコンの動作が著しく遅くなった」「異音がする」「起動に時間がかかる」といった症状は、HDD・SSDの劣化・故障のサインかもしれません。HDD交換は2〜3万円、SSD換装は2〜3.5万円が相場です(工賃+部品代込み)。なお、古いHDDからSSDへ換装すると動作が大幅に速くなるため、HDD故障の際はSSDへの換装も視野に入れることをおすすめします。

OS・ソフトウェアのトラブル(目安:5,000〜3万円)

専門業者:5,000〜3万円

Windowsが起動しない、ブルースクリーンが出るなど、ソフトウェア系のトラブルはハードウェアの交換が不要な分、比較的安く直せる可能性があります。OS初期化(リカバリ)のみなら4,400円程度から対応している業者もありますが、データ移行が必要な場合や起動不能状態からのOS修復は1.5〜3万円が目安です。自分でリカバリメディアを使える方はコストを抑えられますが、大切なデータがある場合は専門業者に任せた方が安全です。

キーボード・バッテリーの交換(目安:1.5〜3万円)

専門業者:1.5〜3万円

キーボードの特定キーが反応しない、バッテリーがすぐ切れる・膨らんでいるといった場合は交換修理が必要です。キーボードはキートップのみの修理なら2,000〜3,000円ですが、基板ごとの交換になると1.5〜3万円かかります。バッテリー交換は部品代込みで2〜3万円が相場です。ノートパソコンのバッテリー寿命について詳しく知りたい方はこちらも参考にしてください。

ウイルス感染・マルウェア対応(目安:9,000〜3万円)

専門業者:9,000〜3万円

「身に覚えのないポップアップが出る」「パソコンが異常に重い」「変な広告が表示される」といった症状はウイルス感染の可能性があります。ウイルス駆除・セキュリティ対策は9,000〜3万円が目安です。OSの初期化を伴うケースもあります。なお、メーカー修理では対応外の場合も多いため、専門修理業者への依頼が現実的です。

水没・液体こぼし(目安:診断5,500円〜、修理2〜7万円)

専門業者:診断5,500円〜 + 修理代

水やコーヒーをこぼした場合は、まず電源を切って通電させないことが最優先です。水分が内部に残った状態で電源を入れると、基板がショートして取り返しのつかない故障につながることがあります。水濡れ修理は診断だけで5,500円程度かかり、さらに修理費用が2〜7万円に及ぶことも珍しくありません。マザーボードまで損傷した場合は修理不能となるケースもあります。液体をこぼしてしまったらすぐに電源オフ・バッテリー取り外しを行い、早めに専門業者へ持ち込むのが被害を最小限にするコツです。

パソコン修理費用の内訳(なぜ思ったより高い?)

修理費用が「思ったより高い」と感じる方が多いのは、パーツ代だけでなく複数の費用が積み重なるからです。仕組みを把握しておくと、見積もりの妥当性が判断しやすくなります。

診断料・見積もり料はいくら?

持ち込み修理では多くの業者が診断・見積もりを無料で行っています。ただし、水濡れ診断(5,500円〜)や分解を伴う詳細診断(3,000〜5,500円)は有料になることがあります。また、「修理キャンセル時に診断料を請求する」業者も存在します。依頼前に「見積もり後にキャンセルしたらどうなるか」を必ず確認しましょう。

作業料・部品代・送料の目安

費用項目 目安 備考
作業料(工賃) 5,000〜2万円 分解の難易度によって変動
部品代(パーツ) 症状による(下記参照) 液晶:1〜5万円、SSD:5,000〜2万円等
送料(宅配修理の場合) 1,000〜3,000円前後 往復で請求されるケースも
出張料金 5,500〜1万円 距離・時間帯によって変動

「無料見積もり」の注意点

「無料見積もり」は診断だけ無料で、部品を取り寄せた後にキャンセルすると費用が発生する場合があります。特に宅配修理では荷物を送ってしまうとキャンセルしにくい状況になりがちです。依頼前に利用規約や「キャンセル条件」をしっかり確認しましょう。

修理をどこに頼む?依頼先別の費用と特徴

どこに修理を依頼するかによって、費用と納期が大きく変わります。3つの主な選択肢を比較しましょう。

🏢
メーカー(公式)修理
費用:高め(1.5〜8万円以上)
メリット純正パーツを使用。保証が充実。
デメリット費用が高い。納期が長い(2〜4週間)。保証期間外は特に割高。
🏪
家電量販店・購入店
費用:中程度(1〜5万円)
メリット持ち込み・窓口対応あり。信頼性が高い。
デメリット実際の作業はメーカー・提携業者に委託するケースが多い。仲介コストがかかる場合あり。
🔧
専門修理業者
費用:比較的安い(5,000〜3万円)
メリット費用が抑えられる。最短即日対応も。部分修理に対応。
デメリット業者によって品質にばらつきがある。

メーカー(公式)修理

保証期間内であれば無料または割安で修理してもらえますが、保証が切れた後のメーカー修理は費用が高い傾向があります。たとえば富士通の公式料金表を見ると、液晶交換が76,780円〜と高額です。メーカー修理を選ぶ理由が「保証」「安心感」でない場合、専門業者との見積もり比較を強くおすすめします。

家電量販店・購入店

ヤマダ電機やビックカメラなど量販店での修理受付は、実際にはメーカーや提携業者に依頼するケースが多いです。延長保証(ベスト保証等)に加入している場合は活用できますが、保証が切れた後は割高になりがちです。持ち込み窓口で対応してもらえる安心感がある点は大きなメリットです。

専門修理業者

PCホスピタル・パソコンドック24・スマホドック24・デジタルドックなど、全国に展開する専門修理業者は比較的費用が安く、持ち込み・宅配・出張と幅広い対応をしています。費用を抑えたい場合は、複数の専門業者に見積もりを依頼して比較するのが最善です。

業者選びのポイント:「パソコン整備士」の資格保有スタッフがいるか、修理後の保証期間はあるか(1〜3ヶ月が目安)、見積もり後のキャンセル条件はどうかを事前に確認しましょう。

パソコン修理を安くする方法

同じ症状でも、依頼の仕方次第でかなりコストを抑えられます。以下を実践してみてください。

保証期間内かどうかを確認する

まず最初に確認すべきは保証期間です。多くのパソコンは購入から1年はメーカー保証が付いており、保証期間内なら無料または格安で修理してもらえます。また量販店の延長保証(3〜5年)に加入している場合も適用できる可能性があります。購入時のレシートや保証書、メーカーのサポートページで保証期間を確認しましょう。

複数業者で見積もりを比較する

同じ症状でも、業者によって数万円の差が出ることは珍しくありません。少なくとも2〜3社に見積もりを取ることをおすすめします。多くの専門業者は診断・見積もりが無料なので、気軽に相談できます。見積もりの際は「作業料」「部品代」「その他費用」を個別に確認し、総額を比較しましょう。

持ち込み修理を選ぶ

宅配修理は自宅から出さずに依頼できる反面、往復の送料が発生します。店舗への持ち込み修理を選ぶと送料が不要で、最短即日対応が可能な業者もあります。また持ち込むことで、その場で状態を確認しながら説明してもらえる点もメリットです。

  • 保証書・購入レシートを先に確認する
  • 無料見積もりができる業者を複数選ぶ
  • 見積もり書で項目ごとの内訳を確認する
  • 持ち込み修理で送料を節約する
  • キャンセル条件を事前に確認する

修理か買い替えか、判断フロー

「修理費用が出た。修理すべき?それとも買い替えた方がいい?」という判断は、多くの方が悩むポイントです。費用と年数を基準にした判断の目安をご紹介します。

費用・年数による判断基準

あなたのケースはどちら? 判断フロー

保証期間内(購入1年以内)
→ 修理
修理費用が同等スペック新品PCの50%未満かつ使用3年未満
→ 修理
修理費用が同等スペック新品PCの50〜70%に相当する
→ ケースによる
修理費用が同等スペック新品PCの70%超
→ 買い替え
使用年数がノートPCで5年以上、デスクトップで7年以上
→ 買い替え
過去に修理歴がある、または複数箇所が故障している
→ 買い替え
データが必要で、修理費用が1万円以下(OS系の軽微な不具合)
→ 修理

修理を選ぶべきケース

購入から3年以内で保証がある場合、修理費用が総入れ替え費用の半額以下に収まる場合、データの引き継ぎが最優先の場合などは修理が合理的です。特に液晶やキーボードといった部品単体の故障であれば、修理費用が3万円以下に収まることも多く、まず専門業者に相談してみましょう。

買い替えを選ぶべきケース

使用年数が長く(ノートPCで5年超)、パフォーマンスにも不満がある場合は、修理してもすぐ別の部品が壊れるリスクがあります。また修理費用が新品・型落ち品の価格に近づくなら、最初から買い替えた方が割安です。最近はコスパの良い安いパソコンも充実しているので、下記の記事も参考にしてください。

Windows 10サポート終了(2025年10月)に注意Windows 10は2025年10月にマイクロソフトのサポートが終了しました。Windows 10搭載の古いパソコンを修理する場合、修理後もWindows 11が動かない(非対応CPU・TPM要件不足)ケースがあります。修理前にWindows 11へのアップグレード可否を確認し、非対応機種なら買い替えも視野に入れましょう。

交換用パーツの価格(SSD・HDD)

修理費用のうち「部品代」がどれくらいかかるのか、実際の価格チャートで確認しましょう。HDD故障からSSD換装を検討している方や、費用感を知りたい方の参考になります(価格はAmazon・2026年4月時点の参考値です)。

パーツ代は市場価格によって変動します。以下のプライシーの価格チャートで最新の値動きを確認してみてください。

よくある質問

修理期間はどれくらいかかりますか?

専門修理業者への持ち込みの場合、軽度の故障(OS再インストール等)なら即日〜数日で完了することが多いです。液晶交換など部品取り寄せが必要な場合は数日〜1週間程度。宅配修理の場合は往復の時間が加わり、1〜2週間が目安です。メーカー修理はさらに長くなる傾向があります。

修理中にデータは消えますか?

修理内容によります。HDD・SSD交換やOS再インストールを伴う修理では、データが消える可能性があります。修理を依頼する前に、必ず外付けHDDやクラウドストレージにバックアップを取ってください。業者によっては有料でデータバックアップサービスも行っています。

MacBook(Mac)の修理費用はどれくらいですか?

Apple正規サービスプロバイダまたはApple Storeでの修理は、液晶交換で4〜8万円程度、バッテリー交換で2〜3万円が目安です。AppleCare+(保証プラン)に加入している場合は適用条件を確認してください。非正規業者に依頼する場合は費用を抑えられますが、修理後の保証やパーツの品質確認が重要です。

修理見積もりは無料でできますか?

多くの専門修理業者では診断・見積もりを無料で行っています。ただし、水濡れ診断や分解が必要な詳細診断では数千円の診断料が発生する業者もあります。また修理をキャンセルした際に診断料を請求する業者もあるため、依頼前にキャンセル条件を確認しておきましょう。

まとめ:パソコン修理の費用相場と判断ポイント

この記事のポイント

  • 専門業者への修理費用は症状によって5,000円〜3.5万円程度が目安。メーカー修理はその2〜5倍かかることも多い
  • 費用は「診断料+作業料+部品代(+送料)」の合計。事前に内訳を確認することが大切
  • 安くするには「保証期間の確認」「複数業者への見積もり比較」「持ち込み修理の活用」が有効
  • 修理費用が同等スペックPCの70%超、または使用5年以上なら買い替えも検討を
  • パーツ代(SSD・HDD等)の最新価格はプライシーの価格チャートでリアルタイムに確認できます

修理するか買い替えるかの判断でお悩みの場合は、まず複数の専門業者に無料見積もりを依頼してみることをおすすめします。費用感を把握してから決断するのが最善です。プライシーでは、パソコンや修理パーツの価格推移をスマートフォンで簡単に確認できます。買い替えを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

パソコンやパーツの値動きをチェック

プライシーはスマートフォン専用のアプリです。SSD・ノートPC・デスクトップPCなどの価格推移グラフと値下げ通知を無料でご利用いただけます。

プライシーで価格をチェック

掲載情報は2026年4月14日時点のものです。修理費用・サービス内容は業者によって異なります。最新情報は各業者の公式サイトをご確認ください。