「釣った魚をお金に変えたい」「鮮度のいい魚を直接買いたい」—そんなニーズに応えるのが、釣魚専門のオークションサービスフィッシュセール(Fish Sale)です。2019年にサービスを開始し、一時は大きな炎上も経験しましたが、現在も稼働を続け、事業規模を拡大しています。この記事では、フィッシュセールの使い方・評判・安全性について、2026年6月時点の最新情報をもとに詳しく解説します。
フィッシュセール(fishsale.jp)は、釣り人が1匹から魚を出品して個人や飲食店に販売できる釣魚専用オークションです。出品手数料は落札価格の10%・会員登録無料。メルカリなど他のフリマアプリでは禁止されている鮮魚取引に特化したサービスで、2020年のフジテレビ「とくダネ!」紹介以降、着実にユーザーを増やしています。2026年現在も稼働中です。
フィッシュセール(Fish Sale)とは?
フィッシュセールは、Fresh Speed株式会社(大阪)が運営する釣魚専門のオークションサービスです。釣り人が釣った魚を1匹からオークション形式で出品し、全国の個人や飲食店が入札・落札できる「魚専用フリマ」と考えるとわかりやすいでしょう。
サービス誕生の背景
サービスを立ち上げた代表・長辻梧史氏自身が釣り好きで、「釣りすぎた魚を友人や近所の人に配っているが、もっと欲しい人に届けられないか」という実体験がきっかけです。釣り人が処理しきれずに廃棄する魚(いわゆる「釣魚フードロス」)を有効活用したい、という想いから2019年4月にサービスをスタートしました。
2026年現在のサービス状況
フィッシュセールは2019年の発表当初に大きな炎上を経験しましたが、その後も継続。2020年4月に正式版をリリースし、同年6月にはフジテレビ「とくダネ!」でコロナ禍でも売れる鮮魚として紹介され認知が広がりました。
2024年には野菜オークション「Vegetable Sale」と精肉オークション「Meat Sale」を新たにローンチするなど事業を拡大。さらに元東京高等検察庁検事長・黒川弘務氏が顧問に就任し、法務・コンプライアンス体制を強化しています。2026年6月時点でもfishsale.jpは稼働中です。
Fish Saleは釣魚(Fish)に特化したサービスですが、同社は「Fruit Sale(フルーツ)」「Vegetable Sale(野菜)」「Meat Sale(精肉)」とオークションサービスのラインナップを拡大しています。生産者から消費者へ直接つなぐ新しい食材流通モデルとして、今後の展開も注目されます。
フィッシュセールの使い方(登録〜出品〜発送)
フィッシュセールの使い方は、メルカリやヤフオクと基本的に同じです。ただし扱うのが生鮮食品のため、鮮度管理や発送方法に特有の注意点があります。
会員登録の方法
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1公式サイトにアクセス
fishsale.jp にアクセスし、「新規会員登録」から登録を開始します。
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2必要事項を入力
メールアドレス・パスワード・氏名・住所などの基本情報を入力します。登録は無料で完了します。
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3認証メールを確認
登録したメールアドレスに届く認証メールのリンクをクリックすれば登録完了です。すぐに出品・入札ができるようになります。
出品方法と開始価格の目安
出品ステップはとてもシンプルです。釣った魚を写真に撮り、魚の種類・サイズ・状態・保存方法などを入力するだけで出品できます。オークション時間は24時間で設定されます。
開始価格の目安:実際の出品例では、ケンサキイカ5杯(720g)を1,500円スタートで出品したところ1,910円で落札されました。スーパーの相場を参考に、少し低めの価格でスタートすると入札が入りやすいでしょう。
購入・入札の方法
買い手(購入者)としての流れも、ヤフオクやメルカリとほぼ同じ感覚で使えます。
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1魚を検索・絞り込む
魚種・産地・価格帯・出品者の評価などで絞り込めます。青物系(ブリ・カンパチ)や甲殻類(イカ・タコ)など、スーパーには並びにくい魚が出品されることも多いです。
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2入札する
希望金額を入力して入札します。24時間のオークション終了時に最高値の入札者が落札者となります。他の入札者がいれば価格が競り上がることもあります。
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3落札後にメッセージで発送手続き
落札が確定したら、サービス内のメッセージ機能で出品者と発送日・発送方法を確認します。代金を支払い、クール便で商品が届いたら受け取り確認をして取引完了です。
発送方法・梱包のコツ(クール便対応)
フィッシュセールで扱うのは生鮮食品のため、発送は必ずクール便(冷凍または冷蔵)を使う必要があります。初めて出品する方には、鮮度トラブルを防ぐために冷凍してから出品する方法をおすすめします。
- 釣った魚をジップロックに入れて冷凍保存
- ダンボール箱(冷気が通りやすい)または発泡スチロール箱に梱包
- クール宅急便など冷凍対応の宅配サービスで発送
注意:魚を干物・沖漬けなどに加工してから出品することは食品衛生法に抵触します。釣った魚をそのまま(血抜き等の処理は可)の状態で出品してください。
フィッシュセールのメリット・デメリット
- 釣りすぎた魚をお金にできる
- 釣行費を一部回収できる
- 市場休業日でも新鮮な魚を入手できる
- 飲食店が直接仕入れに使える
- 珍しい魚・希少部位が手に入ることも
- 鮮度は出品者の技術に依存する
- 食中毒リスクは買い手が負う
- 魚種の誤同定(毒魚混入)の可能性
- 出品者の責任範囲が重い
- 漁師側から見ると「遊漁」の営利化問題
出品者(釣り人)のメリット
釣りは交通費・餌代・船代など出費がかさむ趣味です。フィッシュセールを使えば、食べきれない分の魚を売って釣行費を一部回収できます。釣り仲間に配るよりも、本当に欲しがっている人に届けられるメリットもあります。
購入者のメリット
スーパーに並んでいない珍しい魚や、活け締め・神経締めで丁寧に処理された鮮度の高い魚が手に入る点が魅力です。市場が休業する週末・祝日でも取引ができるため、飲食店のオーナーにも重宝されています。
デメリット・注意点(炎上の背景)
フィッシュセールは2019年のサービス発表直後、SNS上でほぼ全ての反応が否定的という大きな炎上を経験しました。主な懸念は次の3点でした。
①遊漁 vs. 漁業問題:日本の釣りは「遊漁」(非営利の遊び)として漁業と棲み分けられています。釣り人が魚を販売することでこの境界が曖昧になり、乱獲・密漁・漁師の生計圧迫につながる可能性が指摘されました。
②食品安全リスク:魚の締め方・鮮度管理を誤れば食中毒リスクがあります。毒魚の誤同定(フグなど)も懸念されます。運営は「食中毒が起きた場合の責任は出品者にある」と明言しており、買い手も自己責任が求められます。
③運営の責任範囲:取引当事者間のトラブルは原則として買い手・売り手が解決する設計で、運営会社は責任を負わないとされています。
フィッシュセールは合法?安全?
法律上の位置づけ
「釣った魚を売ることは違法ではないか?」という疑問は多くの方が持つものです。結論からいうと、現行法では個人が釣った魚を個人間で取引することを直接禁止する法律は存在しません。
フィッシュセールの運営は保健所に確認を行い、「法的な問題はない」との回答を得て正式サービスを開始しています。また食品衛生法においても、農業・水産業の「採取業」は対象外とされており、個人の釣りには直接適用されません。
グレーゾーンに注意:法的には問題がないとされていますが、「遊漁」を「営利目的の漁業」に近い形で行うと、漁業権との関係で問題になる可能性があります。フィッシュセールの利用は「釣りすぎた魚のおすそ分け」の延長線上にとどめることが重要です。
安全に使うための注意点
- 魚の種類を正確に確認する:毒魚(フグ・ソウシハギなど)を誤って出品しないよう、同定に自信がない魚は出品しない
- 血抜き・神経締めをしっかり行う:適切な処理をしてから冷凍・冷蔵保存する
- 初出品は冷凍がおすすめ:鮮魚での発送は難易度が高いため、最初は冷凍状態で出品するのが安全
- 規約をよく読む:取引に関する責任の所在を事前に理解してから利用する
フィッシュセールの評判・口コミ
フィッシュセールへの評価は、発表当初と現在で大きく変化しています。
| 時期 | 評判の傾向 |
|---|---|
| 2019年(発表直後) | SNSで99.9%が否定的。遊漁・漁業問題・食中毒リスクへの批判が集中 |
| 2020年(コロナ禍) | コロナ禍で外食需要が減少、自宅で高品質な魚を食べたいニーズが高まり、高級魚の売上が急拡大 |
| 2021年以降 | 実際に使った釣り人から「簡単に出品できた」「落札されて嬉しい」という体験談が増加 |
| 2026年現在 | 「友人の漁師が副業感覚で使っている」という口コミも。賛否両論は続くが実利用者は存在 |
実際に出品を経験したユーザーからは、「メルカリやヤフオクと同じ感覚で使えて簡単」「入札が思ったより早く入った」という声がある一方、「鮮度管理の責任が重い」「送料を考えると利益が少ない」という意見もあります。
プライシーの価格データを活用すれば、「今どの魚が高値で取引されているか」のトレンドを把握して出品戦略に活かすことができます。旬の魚や希少魚は落札価格が上がりやすい傾向があります。
フィッシュセールに関するよくある質問
出品者に課される販売手数料は落札価格の10%です。会員登録は無料でできます。なお、2019年のオープニングキャンペーンでは事前登録者限定で半年間5%の特別手数料が適用されました。
無料の会員登録を済ませれば、釣り人であれば誰でも1匹から出品できます。購入者も登録無料で利用できます。
食中毒が発生した場合は出品者の責任になります。保健所が調査を行い、出品者の管理・輸送方法に問題があれば出品者が責任を負います。運営会社(Fresh Speed株式会社)は取引当事者間のトラブルに責任を負わないと規約で定めています。
メルカリは「賞味期限が到着後1週間以内の食品」の出品を禁止しているため、鮮魚の出品はできません。フィッシュセールはこの問題を解決するために開発された鮮魚専用のオークションサービスです。発送はクール便が前提という点も大きな違いです。
はい、2026年6月現在もfishsale.jpは稼働しています。運営会社のFresh Speed株式会社は2024年にVegetable Sale・Meat Saleをローンチするなど事業を拡大しており、Fish Saleも継続中です。
まとめ:フィッシュセールを使う前に知っておくこと
- ✓フィッシュセールは釣魚専用のオークションサービス。1匹から出品可能で、手数料は落札価格の10%
- ✓メルカリなど他フリマは鮮魚出品NG。フィッシュセールは鮮魚取引に特化した国内唯一のサービス
- ✓法的には個人間取引は問題なし。ただし食中毒等の責任は出品者が負う
- ✓初出品は冷凍状態で行い、クール便で発送するのが安全
- ✓2026年現在も稼働中。2024年に事業拡大(野菜・精肉)し、コンプライアンス体制も強化済み
