「歯ぎしりや顎関節症のマウスピースって、いくらかかるの?」「市販品で代用できる?」「保険は使える?」——気になりますよね。マウスピースは種類によって数百円から100万円超まで価格が大きく異なります。この記事では、歯ぎしり用・顎関節症用・矯正用それぞれの費用と、賢い選び方をわかりやすく解説します。

結論
マウスピースの種類別 費用早見表(2026年4月現在)
種類 歯科院(保険適用) 歯科院(自費) 市販品
歯ぎしり用(ナイトガード) 約3,500〜5,000円 約10,000円弱 800〜3,000円
顎関節症用(スプリント) 約3,000〜8,000円 10,000〜20,000円程度
矯正用(インビザライン等) 原則対象外 50〜120万円程度

※費用はいずれも3割負担の目安。初診料・検査料は別途かかります。詳しい条件は各セクションで解説します。

歯ぎしり・食いしばり用マウスピースの値段(保険 vs 自費 vs 市販)

歯ぎしりや食いしばり対策のマウスピース(ナイトガード)は、歯科院で作るか、市販品を使うかで費用が大きく変わります。まずは費用の全体感をつかんでみましょう。

歯科医院で作る場合の費用(保険適用 vs 自費)

歯科医院でオーダーメイドのナイトガードを作る場合、保険適用なら3割負担で約3,500〜5,000円が目安です(別途初診料・検査料がかかります)。

ただし、保険が使えるのは「歯ぎしりで歯が削れている・欠けている」など、実際に歯への影響が出ている場合です。症状がなく予防目的だけの場合は自費になり、約10,000円弱かかることが一般的です。

タイプ保険適用(3割負担)自費(予防目的)
歯を覆うだけの簡易型 約3,500円 約10,000円弱
咬み合わせを考慮したタイプ 約5,000円

注意:保険でナイトガードを作った場合、装着後6ヶ月以内の作り直しは全額自費になります。紛失・破損には十分注意しましょう。

ハードタイプ(レジン樹脂製)とソフトタイプ(ゴム・EVA製)があり、歯科医が症状に合わせて選んでくれます。一般的には耐久性の高いハードタイプが推奨されることが多いです。

市販のナイトガードの価格帯

ドラッグストアやAmazonでは、800〜3,000円程度で市販のナイトガードが購入できます。自分でお湯につけて型を取るタイプや、型取り不要のフリーサイズタイプなどがあります。

価格の手頃さは魅力ですが、注意点もあります。市販品は個人の歯型に完全にフィットしないため、装着時に違和感が出たり、歯のかみ合わせに悪影響を与えるケースも報告されています。まずは歯科医に相談した上で検討するのがおすすめです。

歯科院 vs 市販品、どちらを選ぶべきか

「費用を抑えたいけど、どちらを選べばいいの?」という疑問にお答えします。状況に応じて判断してみてください。

歯にすでに症状がある(削れ・欠け・顎の痛みなど)

→ 歯科院でのオーダーメイドが必須。保険適用の可能性もあり、費用を抑えられます。

パートナーに歯ぎしりを指摘されたが、症状はまだない

→ まず歯科医に相談。症状がなければ自費になりますが、歯科院製が安心です。

とりあえず試してみたい・出張中など緊急の場合

→ 市販品で一時的に対応し、なるべく早く歯科医に診てもらいましょう。

プライシー編集部メモ:市販品はあくまで「応急処置」として割り切るのがおすすめです。歯ぎしりは放置すると歯が削れて修復に数十万円かかることも。長期的には歯科院でのオーダーメイドの方がコスパが良いことも多いですよ。

市販マウスピース 価格と買い時チェック

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顎関節症用マウスピース(スプリント)の値段

「口を開けると顎がカクカクする」「咬むと顎が痛い」——そんな症状がある方が対象の顎関節症用マウスピース(スプリント療法)についても費用をまとめました。

顎関節症の治療に使うスプリントは、保険適用で3割負担なら3,000〜8,000円程度が目安です。歯ぎしり用ナイトガードと同じ形のマウスピースを使うことが多く、機能的には近い製品です。

保険適用の条件と費用目安

顎関節症と診断された場合、スプリント(マウスピース)の作製費は基本的に健康保険が適用されます。

費用の種類3割負担の目安
初診・検査費用(レントゲン等) 3,000〜5,000円程度
スプリント(マウスピース)作製費 3,000〜8,000円程度
調整・再診費(1回あたり) 数百円〜1,000円程度

自費診療の場合

顎関節症と診断されなかった場合や、高機能タイプを希望する場合は自費診療になります。目安は10,000〜20,000円程度ですが、歯科医院によって大きく異なります。気になる場合は複数の歯科医院に相談してみましょう。

顎関節症の治療では、スプリント療法のほかにも、開口訓練(顎の運動療法)や消炎鎮痛薬の処方なども保険適用で受けられます。複合的なアプローチで改善を目指すことが一般的です。

矯正用マウスピースの値段

「歯並びを治したい」という方が検討するマウスピース型の矯正装置(インビザラインなど)は、歯ぎしり用や顎関節症用とはまったく別の製品です。費用感も大きく異なります。

部分矯正(前歯のみ)の費用相場

前歯数本だけを対象にする部分矯正の場合、費用相場は50〜70万円程度です。矯正治療は原則として全額自費となります(先天性疾患・顎変形症等の一部例外を除く)。

全体矯正(インビザライン等)の費用相場

上下全ての歯並びを治す全体矯正では、インビザラインなど主要ブランドで70〜120万円が相場で、平均は80万円前後と言われています。追加のリファインメント(修正)が必要になると別途費用がかかることもあります。

矯正の種類費用相場保険
部分矯正(前歯のみ) 50〜70万円程度 原則自費
全体矯正(インビザライン等) 70〜120万円程度
(平均80万円前後)
原則自費

注意:矯正用マウスピースは「歯並びを整えるための装置」であり、歯ぎしり防止のナイトガードとは目的・素材・費用がまったく異なります。「安い矯正マウスピース」を探して歯ぎしり用を買っても矯正効果は得られません。ご注意ください。

歯科マウスピースに保険が適用される条件と診療の流れ

「保険で安く作りたい」という方のために、保険適用の条件と診療の流れを整理します。

顎関節症・歯ぎしりの診断が必要

マウスピースに保険が適用されるのは、主に次の2つのケースです。

保険が適用されるケース具体的な症状の例
顎関節症の診断がある 口が開かない・咬むと顎が痛い・開閉時にカクカク音がする
歯ぎしりによる実害がある 歯が削れている・欠けている・割れているなど

逆に、「自覚症状はないが念のため予防したい」という場合は保険が使えず、全額自費(約10,000円弱)になります。気になる症状がある方はまず歯科医に相談してみてください。

保険適用の診療フロー

歯科医院での一般的な流れはこちらです。型取りから完成まで、一般的には1〜2週間程度かかります(技工所に発注するため)。

1
初診・問診

歯や顎の状態を診察。歯ぎしりや顎関節症の症状について確認します。

2
検査・診断

レントゲン撮影や顎の触診を実施。保険が使えるかどうかここで判定されます。

3
型取り

歯型を採取して技工所に発注。完成まで約1〜2週間かかることが多いです。

4
装着・調整

完成したマウスピースを装着し、かみ合わせを微調整します。

よくある質問

市販のマウスピースは歯ぎしりに効果がありますか?

一時的に歯を保護する効果は期待できます。ただし、市販品は個人の歯型に完全にフィットしないため、装着中に違和感が生じたり、かみ合わせに悪影響を与えるケースもあります。症状が続く場合は歯科医院でのオーダーメイド品をおすすめします。

歯科でマウスピースを作るとどのくらいで完成しますか?

型取り後、技工所で製作するため一般的に1〜2週間程度かかることが多いです。歯科医院によって異なりますので、予約時に確認しておくとよいでしょう。

マウスピースの寿命はどのくらいですか?

素材によって異なります。ハードタイプは2〜3年、ソフトタイプは1〜2年程度が目安です。穴が開いたり変形したりしたら交換のサインです。なお、保険で作った場合は6ヶ月以内の作り直しは全額自費になる点にご注意ください。

歯ぎしり用マウスピースと矯正用マウスピースの違いは何ですか?

まったく異なる製品です。歯ぎしり用(ナイトガード)は就寝中に歯を守るための保護装置で、費用は3,500〜10,000円程度。矯正用(インビザラインなど)は歯並びを矯正するための装置で、費用は50〜120万円程度と大きく異なります。矯正用を「安い」と思って探すと混乱しやすいので注意してください。

マウスピースのお手入れ方法を教えてください

使用後は流水で優しく洗い、清潔な状態で保管するのが基本です。熱湯での洗浄は変形の原因になるので避けましょう。歯磨き粉は細かい傷をつける可能性があるため、専用の洗浄剤(義歯洗浄剤や市販のマウスピース洗浄剤)を使うとより長持ちします。歯科院で定期的にチェックしてもらうことも寿命を延ばすコツです。

まとめ

マウスピースの費用、ポイントまとめ

  • 歯ぎしり用(保険適用):3割負担で約3,500〜5,000円。歯に実害がある場合に保険適用
  • 歯ぎしり用(自費・予防目的):約10,000円弱。症状がない予防目的は保険が使えない
  • 顎関節症用(スプリント・保険):3割負担で3,000〜8,000円程度
  • 矯正用(インビザライン等):50〜120万円程度。原則全額自費
  • 市販品:800〜3,000円と安価だが、フィット感の問題から歯科院製品を推奨
  • 保険を使うには:顎関節症の診断、または歯ぎしりによる歯への実害が必要

気になる症状がある方は、まずかかりつけの歯科医に相談してみてください。市販品を試すにしても、まず現状を把握してからの方が安心です。

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